北海道釧路市がクラウドファンディングを開始！ふるさと納税で動物園を応援しよう
近年、クラウドファンディング型のふるさと納税「ガバメントクラウドファンディング」が注目を集めています。ガバメントクラウドファンディングとは、自治体が立ち上げたプロジェクトを「ふるさと納税」として支援できる制度のことです。
ふるさと納税制度を活用しているため、控除上限額内で寄附をおこなうと、寄附金額から2,000円を引いた金額分の控除を受けることができます。一般的なふるさと納税と比べて寄附金の使い道が明確なので、「目に見える形で自治体を応援したい」という方におすすめです。
そんなふるさと納税を活用したクラウドファンディングに、北海道を代表する都市のひとつ、釧路市が挑戦することになりました。この記事では、釧路市が立ち上げたプロジェクトの内容や、魅力溢れる返礼品の数々についてご紹介します。
東北海道の拠点都市！釧路市の概要をご紹介
釧路市は、北海道の東部、太平洋岸に位置する街です。
雄大な自然に恵まれているのが特徴で、特別天然記念物の「タンチョウ」や「阿寒湖のマリモ」といった貴重な生き物が生息していることでも知られています。
また、釧路市は「釧路湿原」や「阿寒摩周」をはじめとした国立公園を有しているなど、北海道ならではの大自然を満喫できるスポットが数多くあり、毎年多くの観光客で賑わっています。
夏の平均気温は約21度と低く、過ごしやすい気候も魅力。避暑地としても注目されています。
キリンの「コハクくん」のためにクラウドファンディングを始動
釧路市には、国立公園をはじめとしたさまざまな人気観光名所があります。なかでも、釧路市ならではの自然の湿地や豊かな森といった自然を感じられる釧路市動物園は、地元の方からも愛されているレジャー施設のひとつです。
そんな釧路市動物園で人気を集めているのが、キリンの「コハクくん」。釧路市動物園で飼育されているキリン「スカイ」と「コハネ」の間に2019年7月に産まれてから、すくすくと成長しています。
しかし、釧路市動物園には大人のキリンを3頭飼育できるスペースがありません。そこで始動したのが、コハクくんの新しい住まいを作る資金を調達するためのクラウドファンディングです。
具体的には、現在空いているゾウ舎を改築し、コハクくんの新しい住まいにするとのこと。ゾウ舎は使われなくなってから10年以上経っており、整備しなければ使えない状況です。
ちなみに、新しい住まいは距離感の近さが特徴で、手を伸ばせば触れられそうなほどコハクくんを身近に観察できるように設計されるとのこと。今のゾウ舎からどう変わっていくのか楽しみですね。
プロジェクトへの寄附でもらえるオリジナル返礼品
釧路市では、プロジェクトへ寄附をしてくれた方へ送るオリジナル返礼品「アミメキリン『コハク』応援セット」を用意しています。
コハクくんをモチーフにしたグッズをセットにしたこちらの返礼品は、AとBと2通りのセットから選ぶことができます。10,000円の寄附でもらえる「アミメキリン『コハク』応援セットA」は、6枚入りのクッキーとトートバッグ、コハクくんが写っている2L写真2枚がセットになっています。
一方、「アミメキリン『コハク』応援セットB」は、追加でコハクくんのイラストが描かれたマスク2枚がセットになっている返礼品です。こちらは、20,000円の寄附で受け取ることができます。
コハクくんのかわいいイラストが描かれたトートバッグは、普段使いもできる利便性の高いアイテムです。プロジェクトに寄附をする際は、記念に返礼品を希望してみてはいかがでしょうか。
寄附と併せて検討したい！釧路市の人気返礼品をご紹介
釧路市のプロジェクトを支援する際は、コハクくんをモチーフにしたオリジナル返礼品だけでなく、元から用意されている返礼品を受け取ることもできます。
釧路市では、主に北海道ならではの海鮮物をはじめとした返礼品を設けており、どれも魅力的な品ばかりです。
そんな釧路市の返礼品ラインナップから、とくに人気を集めているものをご紹介します。プロジェクトの支援で返礼品を受け取る際の参考にぜひご活用ください。
「邪神ちゃん」とのコラボ返礼品！こだわりのいくら醤油漬け
釧路市の返礼品のなかでもとくに注目度が高いのが、0222年放送予定のTVアニメ「邪神ちゃんドロップキックX」とのコラボ返礼品の「いくら醤油漬け」です。
釧路市では、「邪神ちゃんドロップキックX」とのコラボアニメを制作するため、令和2年にコラボ返礼品を設けて寄附を募っていたのですが、遂に目標金額の3,000万円を達成し、「邪神ちゃんドロップキックX『釧路編』」の制作が決定しました。
このときに生まれたコラボ返礼品が、北海道を代表する釧路市の水産会社「株式会社マルサ笹谷商店」が造る「銘品いくら醤油漬け」です。アニメ制作は無事決定しましたが、引き続き返礼品として受け取ることができます。
口のなかで広がる旨みと弾力のある食感は、「邪神ちゃんドロップキックX」に出演する声優の方々にも大好評。新鮮で質の高い北海道産いくらを、独自の技法で創った秘伝のタレで漬け込んだ贅沢な一品です。
ふるさと納税スペシャル（鈴木愛奈＆大森日雅＆花井美春）
ちなみに、付属品のスプーンには「邪神ちゃんドロップキックX」に登場するキャラクターが描かれております。
邪神ちゃんファンの方にとっても、北海道の海鮮物を満喫したい方にとっても、魅力的な一品だといえるでしょう。
鮮度抜群のエゾバフンウニやこだわりの技法で仕上げられた加工品
海鮮物が好きな方には、鮮度抜群のエゾバフンウニもおすすめです。
口のなかでとろけるような味わいが特徴のエゾバフンウニは、高級寿司店や高級料亭でも重宝される一品。そんな贅沢な最上級品のエゾバフンウニを、自宅で楽しむことができます。
容量は250g、うに丼にすると3〜5人前の量になるので、家族みんなで食べるのにも最適です。リピート率が高く、根強い人気を得ています。
ほかには、素材本来の味を最大限引き出す独自の技で創り上げた「極み特選たらこ＆辛子明太子」や、釧路産の「いわし」や「さば」などをやわらかく炊き上げた「北の煮魚セット」といった海鮮物の加工品も人気です。
釧路市ならではのご当地グルメ「さんまんま」
「さんまんま」とは、タレに漬け込んださんまと風味豊かな大葉を炊き込みご飯の上に乗せて、炭火で焼いた釧路市のご当地グルメです。
醤油ベースのタレで漬け込まれたさんまとお米の相性は抜群。大葉がもたらすさっぱりとした後味のおかげで味が濃すぎるということもなく、誰にでも食べやすい一品になっています。
返礼品のさんまんまは5匹セットになっているので、食べ応えも抜群です。すべての骨が取り除かれているため、「骨が邪魔で食べにくい」といったこともありません。
電子レンジで加熱するだけで気軽に食べられるのも嬉しいポイント。加熱したあとは、フライパンなどで少し焦げ目をつけるとより美味しく食べられます。
北海道の自然の恵みを受けて育ったブランド豚「阿寒ポーク」
釧路市の豊かな自然のなかでストレスなく育った阿寒ポークは、柔らかい肉質と鮮やかな赤みが自慢のブランド豚です。
そんな阿寒ポークを3種類の部位に分けた「しゃぶしゃぶ食べ比べセット」は、釧路市の返礼品のなかでも人気の一品。素材の味を楽しみながら、それぞれの部位の味を食べ比べできる贅沢な一品になっています。
後味がさっぱりとしているため、豚肉特有のクセや油のしつこさが苦手な方にもおすすめです。
釧路発祥の伝統の味を自宅で楽しめる！釧路名物の漬け込みザンギ
釧路市の返礼品としては、漬け込みザンギも人気の返礼品のひとつです。「ザンギ」の発祥の地である釧路の伝統の味を、自宅で気軽に味わうことができます。
醤油ベースにニンニクが効いた特製のタレに漬け込んだザンギは、夕食のメニューにはぴったりです。
電子レンジで加熱するだけで食べられるので、お弁当のおかずにも最適。おかず作りに迷ったときに重宝すること間違いなしの一品です。
まとめ
元々、釧路市動物園は、2009年以降はキリンがいない動物園でした。
その状況に寂しさを感じた地域住民が募金活動をおこない、2013年にオスのキリン「スカイ」を動物園にプレゼント。その後、お嫁さん候補としてやってきたメスのキリン「コハネ」との間に産まれたのが「コハクくん」です。
こういった背景もあり、コハクくんは飼育員はもちろん、地域住民からも愛されています。
「そんなコハクくんに快適な住まいを用意してあげたい」という想いから今回のガバメントクラウドファンディングがスタートしました。
ふるさと納税制度を利用しているため、寄附のお礼として釧路市ならではの魅力的な返礼品をもらえるこちらのプロジェクト。ふるさと納税の返礼品選びに迷っている方は、ぜひこの機会に釧路市への支援を検討してみてくださいね。
作曲・編曲などの仕事を経て、専業ライターに。音楽系の記事が得意と思われがちですが、金融・ビジネスに関するテーマが一番得意です。自身が経済的に苦労した経験を活かし、誰よりも分かりやすくお金の知識をお届けします。他にもプログラミング、webデザイン、VODなど様々なジャンルの記事を執筆しています。趣味はプログラミング・アニメ・旅行・ギターの演奏・ミルクティーの飲み比べ。投資にも興味があり、お金の上手な使い方を勉強中です。