「忍者のまち」に隠された魅力に迫る!ふるさと納税担当者が語る伊賀市の名産品とは PR

「忍者のまち」に隠された魅力に迫る!ふるさと納税担当者が語る伊賀市の名産品とは

三重県の北西部に位置する伊賀市は、日本の二大忍者のひとつ、伊賀流忍者の里として有名です。そんな伊賀市には、豊かな自然に育まれたおいしいお肉やお米、わびさびと機能性を兼ね備えた焼き物「伊賀焼」など、さまざま特産品があることをご存じでしょうか。

今回は、伊賀市の観光名所や特産品について、伊賀市総合政策課の大山(おおやま)さんにお話を伺いました。近年注目されている「ふるさと納税」の人気返礼品についてもお聞きしていますので、ふるさと納税の寄附先を探している方もぜひ参考にしてみてください。

古くから物流拠点として栄えた歴史あるまち

伊賀上野城の画像

―大山さん、本日はお時間をいただきありがとうございます。さっそくですが、伊賀市の概要についてお話いただけますでしょうか。

大山さん(以下、大山):本日はよろしくお願いいたします。伊賀市は京都・奈良・伊勢の中間地点にあるという立地の良さや、大和街道や伊賀街道、初瀬街道といったさまざまな街道が交わる場所だったこともあり、江戸時代には交通の要衝として発展を遂げたまちです。

近年も名阪国道や新名神高速道路が隣接していることから、物流拠点として工業製品や電化製品の製造が盛んです。

―知識不足で申し訳ないのですが、伊賀市といえば忍者のイメージばかりでしたので、そういった特徴は新鮮に感じます。

大山:「忍者のまち」として認識していただけているのは嬉しいことです(笑)。伊賀市としても、全国の皆さんが「伊賀」と聞いて「忍者」と連想してくれるのかは気になっているところなんです。

伊賀市は忍者のまちとして観光プロモーションに励んでおり、平成29年の2月22日に伊賀市長が「忍者市宣言」をおこなったほか、毎年春には伊賀上野NINJAフェスタを開催するなど、各地からいらっしゃったお客さんに向け、伊賀の忍者にまつわるイベントを開催しています。

その起こりは鎌倉時代から室町時代である、という資料もあるほど深い歴史を持つ伊賀忍者の里である伊賀市は、文化的な史跡を楽しめるまちでもあります。松尾芭蕉の生まれ故郷であることから、市内には記念館やゆかりの地が点在しています。

また、秋に催される上野天神祭のダンジリ行事は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている大きなお祭りのひとつです。

―大山さんおすすめの観光スポットはありますか?

大山:私のおすすめは、市の中心部に建つ伊賀上野城です。日本100名城のひとつであり、全国のお城のなかでも1、2を争うほどの高い石垣が特徴ですね。現在の伊賀上野城は昭和10年に復興されたものなのですが、鉄筋コンクリートではなく木造建築であり、趣深い内観となっています。

古琵琶湖の豊かな土壌が生み出す伊賀市の名産品

伊賀市の水田の画像

―歴史あるまち、伊賀市の特産品についてお伺いしたいと思います。

大山:伊賀市は今の琵琶湖のもとになった「古琵琶湖」があった上野盆地にあり、豊かな土壌と澄んだ水を活かした特産品が豊富にあります。なかでも中心となるのが、伊賀肉・伊賀米・伊賀酒、および伝統工芸品である伊賀焼・伊賀くみひもです。

それ以外にも、ものづくりのまちとしてはLED照明ドライブレコーダーといった工業製品の製造も盛んです。特産品や工業製品は、もちろんふるさと納税の返礼品としてお取り寄せいただけます。

伊賀市の田植え風景の画像

―伊賀米にはどのような特長があるのでしょうか?

大山:伊賀米は冷めても味が変わらないほど品質が高いお米であり、そこが一番のポイントです。お米の味に関する最高評価「特A」ランクを何度も受賞しているほか、県内の方々からも高い評価をいただいているお米です。

伊賀市の酒蔵の画像

その伊賀米と上質な水を使って作られた伊賀酒は、2016年に開催された伊勢志摩サミットの乾杯酒としても振る舞われました。流通数が少ないため、なかなか見かけることが少ない伊賀酒ですが、ふるさと納税をきっかけに是非その味を知っていただきたいですね。

―大山さんお気に入りの特産品はありますか?

大山:伊賀くみひもを袖の飾りひもに用いた伊賀市ならではのスカジャンですね。袖の浮世絵でよく登場する擬人化された猫から着想を得た「忍者猫」があしらわれたデザインになっています。デザインと素材の両面で、古き良き伝統工芸と、ニューウェーブのデザイナーがコラボしている面白い一品です。

人気返礼品である伊賀肉・伊賀焼の魅力とは?

伊賀市の牧場の画像

―特産品についてお話いただきましたが、ふるさと納税の返礼品のなかで人気の品はありますか?

大山:伊賀肉、伊賀焼などは不動の人気を誇りますね。伊賀の牛は長い歴史を持っていまして、江戸時代に伊賀忍者が保存食として牛の干し肉を用いていたことがルーツとされています。

伊賀肉は赤身と油のバランスに優れており、伊賀市内では、すき焼きとして食べるのがオーソドックスですね。肉の味を楽しむために、割り下を入れる前に肉だけを焼くという関西風の食べ方で楽しまれています。ご自宅へお取り寄せいただいた際には肉本来の味を楽しめるステーキで味わっていただくのもおすすめです。

実は、伊賀肉の生産者は少しずつ減少しています。市としては全国の皆様に美味しさを宣伝していきたいものの、プロモーションによる需要の高まりと生産者の増加による供給量、どちらを先に高めるべきなのかは難しい問題です。ふるさと納税はご家庭の皆様でも気軽に「幻の牛」と言われる伊賀肉を食べられる機会なので、その美味しさを確かめていただけると嬉しいです。

―もうひとつの人気返礼品である伊賀焼についてお伺いしたいと思います。

大山:伊賀焼は桃山時代にその原型がある、歴史ある焼き物です。土の色合いを活かした焼き物で、ノーベル文学賞を受賞された川端康成さんが、受賞記念講演で日本の美「わびさび」について伊賀焼の色合いに象徴されると話されています。

伊賀焼の特性としては、蓄熱性や耐熱性に優れているという点があります。お米をふんわり炊きあげられたり、鍋料理ではお肉や野菜にしっかりを火を通せたりすることから、有名料亭や飲食店でもご愛用いただいております。

ふるさと納税を通して伊賀市の魅力を内外に広めていきたい

伊賀市企画振興部総合政策課 主任 大山さん

―担当者として、伊賀市へのふるさと納税に対する思いをお聞かせください。

大山:ふるさと納税の担当者として、私には2つの役割が課せられていると考えています。ひとつは、ふるさと納税を通して「全国の皆様に伊賀市のことを知ってもらう」という役割です。忍者のまちという部分だけでなく、歴史ある特産品や世界に誇るものづくりのまちであるという一面をふるさと納税で知ってもらい、伊賀市が持つさまざまな魅力を感じていただければ嬉しいですね。

そしてもうひとつの役割が「ふるさと納税を通したシビックプライドの向上」です。実は、伊賀市は若年層の人口流出が多いという問題を抱えており、特に高校を卒業するタイミングである18歳・大学などを卒業し就職するタイミングである22歳の人口流出が多くなっています。

市内の若者にアンケートをとった結果、伊賀市には魅力がないと感じている方が多い傾向にあることが分かりました。そうした結果をふまえ、市内在住の学生と東京に住む伊賀出身の方々とのワークショップを開催して「関係人口」の増加に努めたり、若者に向けたライティング講座を開催し、その一環として地元の特産品を取材してもらったり、といった活動をおこなってきました。

ふるさと納税は、そうした活動と同じように、若者が自身の住むまちの良さに気付くきっかけにもなると思っています。全国からの寄附が集まるということは、日本全国で伊賀市への関心が集まっている、伊賀市が魅力的なまちであるということの証明にもなりますからね。

また、ふるさと納税を通して市と地元の事業者とのつながりが深まっている点も、伊賀市の賑わいを高める要素になっています。ふるさと納税での寄附を通して、伊賀市全体に良い効果が生まれているのは担当者として非常に嬉しいです。

―最後に、伊賀市への観光を検討している方へメッセージをお願いいたします。

大山:伊賀市は皆さんがご存じの通り「忍者のまち」ではあるのですが、「忍者だけじゃないまち」ということをぜひ現地で感じていただきたいですね。春や秋などには大きなイベントも開催されますので、それをきっかけに足を運んでいただきつつ、伊賀肉や城下町散策、伝統工芸品の体験や和スイーツなどを堪能していただきたいですね。

ふるさと納税の返礼品では、歴史文化の深さを楽しむための宿泊券や工芸体験チケットなども用意しておりますので、ぜひご活用ください。歴史と文化のまち、伊賀市を楽しんでいただければと思います。また、伊賀市には本当にたくさんの返礼品がありますので、ぜひ一度伊賀市のふるさと納税サイトをご覧いただきたいです。本日はありがとうございました。

―こちらこそ、お時間をいただきありがとうございました!

伊賀市企画振興部総合政策課 主任

2006年伊賀市に入庁。固定資産税を担当したのち、2012年より2年間、宮城県石巻市に震災復興支援員として派遣。帰庁後は建設部を経て2018年より現職でふるさと納税を担当。積極的な返礼品開発により、担当2年目で同市のふるさと納税寄附額を担当前の2倍に、3年目の本年度は5倍以上(見込)に伸ばす。
また、ふるさと納税業務の他、地方創生の取組みとして地域の若者がまちづくりに関わるための組織「伊賀市若者会議」の立ち上げに関わり、現在、ふるさと納税業務と合わせて主担当として従事。来年開催予定の、全国のまちづくりに関わる若者組織の集まり「全国まちづくり若者サミット」の企画に中心メンバーの一人として携わっている。

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2019年に株式会社サイバーエージェントに入社。 クレジットカード、キャッシュレス、カードローンの記事作成を担当。 愛用クレジットカードは楽天ゴールドカードでネットショッピングでは楽天市場を利用するようにしている。楽天ペイ、楽天Edyも使っており、楽天のダイヤモンド会員を維持している。最近はスマホを楽天モバイルに変えるか悩んでいる。 ヤフーカードやPayPay、Kyashなども利用しており、お得にポイントを貯めることが趣味。

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