良質な海の幸が自慢!「住むのにちょうどいいまち」兵庫県赤穂市のご担当者様にインタビュー
兵庫県赤穂市は、住みたい田舎ベストランキングで、住みよさランキング上位にランクインしたまちです。川の栄養素が含まれた水が流れ込む海があるため、ふるさと納税返礼品はまろやかな味とぷりぷりの食感が魅力の「坂越かき」がおすすめです。
今回は赤穂市役所のふるさと納税ご担当者である建部さんにお話を伺いました。
住むのにちょうどいいまち、兵庫県赤穂市
ー本日はよろしくお願いします。まずは兵庫県赤穂市の特徴やおすすめの観光スポットを教えてください。
赤穂市は、人口が4万4000人程の小さな都市ですが、子育て世代やシニア世代といった幅広い方々に住みやすいまちを目指して「住むのにちょうどいいまち」というキャッチフレーズを掲げています。
実際に、住みたい田舎ベストランキングでは、2018年には子育て世代が住みたいランキングで近畿エリア1位を獲得、2018年と2019年には高齢者層が住みたいまちランキングの中で近畿エリア4位、2020年版の総合順位で9位という評価をいただきました。
観光スポットとして、そこまで知名度は高くないですが、赤穂浪士をはじめとする赤穂市の歴史は魅力の一つのため、城跡などの歴史にまつわる土地を周って楽しむ観光客の方は多くいらっしゃいます。
また、若い世代に人気のスポットは「きらきら坂」です。写真を撮ってSNSに載せていただく方が多くいらっしゃるので、赤穂市に来ていただいた際には撮影してみてください。
ー「住むのにちょうどいいまち」とのことですが、住みたい田舎ベストランキングの上位選出において、具体的にどういった点が評価に繋がったのでしょうか?
赤穂市は、生活に必要となる施設が、まちの中心部に集まっています。スーパーや駅、病院だけでなく、洋服屋さんや映画館に至るまで市内で完結できるため、何をするにしても気軽にできる環境が整っている点を評価いただいていると思います。
また、高齢者の方や子育て世帯に向けた施策の展開に注力して取り組んでいるため、そういったところも評価いただけたのではないでしょうか。
生き生きと育った牡蠣が大人気
ー赤穂市のふるさと納税返礼品を教えてください。
赤穂市のふるさと納税返礼品では、圧倒的に坂越かきが人気です。この牡蠣が獲れる坂越の海は波が少なく、日本名水百選に認定されている千種川から栄養素を含んだ水が海に流れ込んでくるため、牡蠣が生き生きと育つのに適した海で育っています。
そのため、通常は牡蠣が育つのに2~3年かかると言われていますが、赤穂市の坂越かきは1年ほどで出荷することができます。
海にいる期間が短くなることによって、牡蠣の苦味・えぐみがかなり抑えられるので、まろやかな味とプリプリの食感が特徴です。返礼品のサイトでもレビューがかなり高く、「平均の星数4」をいただけている人気の返礼品となっています。
人気2位の入浴剤「エプソムソルト」
ーふるさと納税のご担当者である建部さんの、おすすめの返礼品を教えてください。
私が担当者になるまでは意外だと思っていましたが、2番目に人気のふるさと納税返礼品は入浴剤のエプソムソルトという製品です。
製品名に「ソルト=塩」と入っていますが、エプソムソルトは塩ではなく硫酸マグネシウムで、温泉にも含まれている成分のため肌にハリを与えてくれます。細粒のため浴槽を痛める心配もなく、保湿の効果があったり、体のポカポカが持続したりといった点が商品の魅力だと思います。
主要なミネラルであるマグネシウムが不足すると頭痛が起こったり、疲労が溜まりやすくなったりするため、毎日お風呂でマグネシウムが摂れるサプリメントとして使っていただくのもおすすめです。
住みやすいまちづくりに活用
ーふるさと納税寄附金の使い道を教えてください。
ふるさと納税を通じて、ありがたいことに毎年全国から多額の寄附金をいただいておりますが、そのお金は「住みやすいまちを作ること」に使わせていただいております。
例えば、子育て世帯のために放課後みんなで宿題をしたり、昔ながらの遊びをして過ごすアフタースクールの事業や、幼稚園の時間外で預かる保育事業にも活用させていただきました。
観光の面では、赤穂市の「塩」と「北前船」が日本遺産の認定を受けているので、引き続き整備に力を入れて後世に引き渡していくこと、そしてPRをしてみなさんに知っていただくことに寄附金を活用させていただいています。
住むのにちょうどいいまちを体験してほしい
ー今後の計画や注力される取り組みを教えてください。
最近の流れを見ていると旅行券が赤穂市でも注文数が伸びています。
通常のふるさと納税返礼品はWEBから寄附されていたと思いますが、そういった傾向から、今後は現地決済型のふるさと納税の導入に向けて動き出していく予定です。現地決済型であれば赤穂市に来て、観光と合わせてより気軽にふるさと納税を活用していただけるのではないかと考えています。
ホテルの予約やご飯を食べる時にも現地決済型のふるさと納税返礼品を活用できるようになるため、今後のひとつのトレンドになるのではないかと思うので、注力していきたいですね。
ー読者の方に向けてメッセージをお願いします。
赤穂市のキャッチフレーズは「住むのにちょうどいいまち」です。住むのにちょうどいいまちということは、観光に来ていただいた方もリラックスして過ごせると思うので、そういったまちのあたたかさを感じに赤穂市に来ていただけるとうれしいです。
坂越かきをはじめとしたおいしい食材もたくさんあるので、市内のご飯屋さんなどを巡っていただけたら楽しめるのではないかと思います。興味を持っていただいた方には赤穂市に足を運んでいただき、心地良い時間を過ごしていただければと思います。
ー本日はお話しいただき、ありがとうございました。
赤穂市 産業振興部 商工課
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。