阪神間モダニズムが息づく美食の街!兵庫県芦屋市のふるさと納税返礼品をご紹介
大阪と神戸の中間に位置する兵庫県芦屋市は、歴史や文化を感じる見どころのあるまち。
地域の魅力を発信する取り組みも実施され、長く住みたいと思う住民も多い場所です。ふるさと納税で集まった寄附金は、住民の満足度を高める取り組みにも活用されています。
今回は芦屋市の魅力と、ふるさと納税で受け取れる返礼品をご紹介。ふるさと納税で寄附する自治体を検討中の方はぜひ、参考にしてください。
芦屋市ふるさと納税の返礼品には人気グルメや食事券が多数
芦屋市へのふるさと納税は、各種ふるさと納税サイトや納付書を送付して申込みましょう。返礼品には、芦屋市の魅力が感じられる多数の品が並んでいます。電子チケットで受け取れるお食事券もあり、まち歩きや特別な日の食事にも利用できます。
また、2023年・2024年は、返礼品の一部を紹介した『ふるさと寄附返礼品・観光パンフレット』を芦屋市が制作。返礼品選びはもちろん、芦屋のまち歩きを楽しむときにも使えます。
ここでは、マネ会編集部が選ぶ、芦屋市へのふるさと納税で受け取れる返礼品の一部を紹介します。
人気スイーツ店の洋菓子
「アンリ・シャルパンティエ」や「Licorne 芦屋本店」「cherry.c」「ma biche」など、芦屋市には人気スイーツを作るお店が多数存在します。手土産やギフトに喜ばれるスイーツも多く、返礼品でも人気です。
焼き菓子やチョコレート、プリンなど、芦屋市のスイーツ店が手がける商品は、甘い物好きにはたまらない返礼品です(画像提供 / cherry.c)。
こだわりのコーヒーや紅茶
市内の事業者が取り扱う、コーヒーや紅茶の返礼品は、寄付額1万円台から選べます。気軽に寄附できる金額で上質な飲みものを楽しめ、日常をおしゃれに演出できそうです(画像提供 / Uf-fu)。
市内レストランのお食事券
スイーツなど商品を受け取る返礼品だけでなく、芦屋市内のレストランで利用できるお食事券もあります。
紙のチケットだけでなく、電子チケットもあり、全国で初めて「ぐるなびふるさと納税の電子チケット」に対応しました。電子チケットは紙のチケットとは異なり、返礼品を申し込んだ即日に受け取れます。お食事券対応の飲食店に来店してから手元の端末で寄附し、その場で電子チケットを使うこともできて便利です。
返礼品で受け取れるお食事券が使える場所は、ちょっと贅沢な気分になれるお店から、特別なシーンで使いたい高級店までさまざま。芦屋散策のプランに組み込み、食事を楽しむのもおすすめです。
芦屋市では寄附金の使いみちを用途別に細かく設定
現在、芦屋市ではふるさと納税で集まった寄附金の使いみちを、細かく分けて設定しています。
使いみち | 内容 |
---|---|
自然を満喫する身近なハイキング道 | ハイキング道等の整備 |
公共施設等整備事業 | 公共施設などの整備 |
社会福祉「友愛」基金 | 社会福祉の充実 |
市民文化振興基金 | 文化の振興、市民活動などの活性化 |
スポーツ振興基金 | スポーツの振興 |
緑化基金 | 植樹や樹木の維持管理 |
長寿社会福祉基金 | 高齢者や障害のある方などへの福祉施策 |
環境保全基金 | 環境保全の推進 |
1.17あしやフェニックス基金 | 防災活動の支援 |
ボランティア基金 | ボランティア活動の育成、支援 |
大学等入学支援基金 | 大学進学への経済的支援 |
子ども・子育て支援基金 | 子どもの健やかな育ちを支援 |
教育振興基金 | 学校教育や社会教育に関する事業の充実 |
減債基金・財政基金 | 市債の償還や財政の健全化 |
私立芦屋病院の医療機能向上事業基金 | 市立芦屋病院の医療機能を向上 |
指定なし | 市の施策全般へ活用 |
また、これらの事業や基金のほかに電子図書館を整備する「電子図書館でおうち読書」や、障がいがあっても共に暮らせるまちにするためのバリアフリー化、安全と美観の観点から無電柱化を進める取り組みへの使いみちも選択できます。
「電子図書館おうち読書」へ集まった寄附金が、2023年度は前年より大変多くなっていますが、何か要因があるのでしょうか?
今年度は昨年度に比べ、大口の寄附が増えたことが、寄附額が多くなった要因です。
国際性と文化性あふれるまちづくりを進める兵庫県芦屋市
ここからは、兵庫県芦屋市の特色や歴史を紹介します。
芦屋市は、大阪と神戸の中間に位置する南北に長いまちです。
長く住みたいと思う住民が多く、住民の満足度を高めるためさまざまな施策を展開。ふるさと納税で集まった寄附金も、さまざまな形でまちづくりに活用しています。
自然豊かで、大阪・神戸へアクセスしやすいまち
自然にも恵まれた環境だったことから、芦屋市には2万年以上前から人が住んでいた痕跡が残っています。また、歌の名所でもあり、在原業平ゆかりの地としても知られる場所です。
北は六甲山、南は大阪湾に面した南北に土地であり、住宅街ながら豊かな自然を楽しめる点も芦屋市の特徴です。かつてはのどかな農村でしたが、明治末期以降、鉄道開通をきっかけに、大阪・神戸の近郊住宅地として発展しました。
現在は阪急電鉄・JR神戸線・阪神電鉄と、3つの路線で大阪や神戸にアクセスでき、利便性の高いまちになっています。1995年の阪神・淡路大震災では、大きな被害を受けましたが復興し、2020年に芦屋市制施行80周年を迎えています。
歴史や文化を感じる芦屋市の見どころ
芦屋市は明治末期から昭和初期にかけて、独自の地域文化「阪神間モダニズム」が花開いた場所でもあります。西洋風のライフスタイルや建築などが取り入れられ、さまざまな芸術家や文化人が芦屋市(当時は精道村)に移り住むこととなりました。
現在も、芦屋市には阪神間モダニズムを感じる歴史的・文化的スポットが残されています。地域の活性化や都市のブランド力向上を図るため、阪神間モダニズムを受け継ぐスポットについて魅力を伝える取り組みも行われています。
特におすすめの観光スポットはありますか?
下記、ヨドコウ迎賓館を含めた阪神間モダニズムに関わる建築物などです。
芦屋市・西宮市・阪神電鉄・阪神南県民センターが加わっている阪神間連携ブランド発信協議会にて、阪神間モダニズムの発信を行っています。
協議会で10月に発行した阪神間お散歩マップのテーマは建築物です。マップを片手にエリアを巡ってみてはいかがでしょうか。
国指定重要文化財 ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)
ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)は、鉄筋コンクリート造の住宅建築ではじめて重要文化財の指定を受けた建物です。建物内外にはさまざまな意匠が凝らされており、バルコニーからは芦屋の市街地を見渡せます。
もともとは山邑酒造株式会社(現在の櫻正宗株式会社)の8代目当主・山邑太左衛門が建てた別邸で、1924年に竣工しました。
原設計はアメリカの建築家 フランク・ロイド・ライト、実施設計はその弟子であった遠藤 新と南 信が担当。遠藤 新と山邑太左衛門の娘婿が友人だったため、設計を依頼することができました。
その後、邸宅は1935年に売却され、終戦直後には進駐軍の社交場にも使用された歴史があります。1947年からは株式会社淀川製鋼所が所有し、社長邸や独身寮などとして使われてきました。
歴史ある建築物でしたが、老朽化のため1971年に取り壊しの話が出ました。しかし、保存運動が発生した結果撤回されることとなり、1985~1988年には保存修理工事が実施されました。
1989年からはヨドコウ迎賓館として一般公開されており、阪神間モダニズムが息づく貴重な建物として館内を見学できます。2024年に竣工100周年を迎え、芦屋市と連携した記念イベントも企画されています。
まとめ
兵庫県芦屋市は大阪と神戸の中間にあり、文化的なスポットや美しい自然、阪神間モダニズムを感じる建物や文化が残るまちです。
芦屋市・西宮市・阪神電鉄・阪神南県民センターによる阪神間連携ブランド発信協議会では、阪神間モダニズムの発信を実施。2024年10月に発行された阪神間お散歩マップでは、建築物をテーマに取り上げているので、エリアの散策に活用できます。
ふるさと納税の返礼品には、芦屋市のお店が提供するスイーツやコーヒー・紅茶などがあり、電子チケットのお食事券も選べます。ふるさと納税を検討中の人は、芦屋市も寄附する自治体の候補に加えてみましょう。
暮らしに関わるお金の知識を強化するため、FP技能検定に挑戦し、2021年に独学で2級FP技能検定に合格。学んだ知識を活かし、暮らしやお金に関する記事を執筆しています。