ものづくりのまち、赤平市生まれの逸品がずらり!ふるさと納税返礼品についてインタビュー PR

ものづくりのまち、赤平市生まれの逸品がずらり!ふるさと納税返礼品についてインタビュー

かつて栄えた炭鉱で培った技術力を活かし「ものづくりのまち」として、製造業が盛んな北海道赤平市。確かな品質の「メイドイン赤平」の製品は、返礼品としても人気です。

今回は、赤平市の人気のふるさと納税返礼品や寄附金の使い道などについて、赤平市役所企画課の伊藤明和さんにお話を伺いました。

かつては炭鉱で栄え、「ものづくりのまち」として知られる赤平市

「炭鉱遺産ガイダンス施設」のイメージ画像

―本日はよろしくお願いします。まずは、赤平市について教えていただけますか?

赤平市は、北海道のほぼ真ん中に位置しています。空知エリアで豪雪地帯なので、雪はとても多いです。中央を一級河川の空知川が流れており、自然溢れるまちです。2024年で市制施行70周年を迎えました。

旭川まで車で約50分、札幌まで約1時間20分で行くことができ、アクセスもいい地域です。

赤平市は、ものづくりのまちとして知られています。昭和30年代は石炭産業の最盛期で、かつては炭鉱のまちとして栄えました。その後、エネルギー政策の転換で炭鉱はすべて閉山してしまいました。鉱業で培った企業力を活かして、現在も製造業の会社が多く残っている状況です。

閉山後は、エリエールさん、エースラゲージさんなど、ものづくりや産業関係の会社を多く誘致し、今に至ります。

―北海道は農産物、海産物のイメージが強い中で「ものづくり」というのはとても特徴的ですね。

そうなんですよね。北海道のふるさと納税というと海産物や酪農などのイメージが強いですが、赤平市は「ものづくりのまち」としての強みを活かして、主に日用品や手づくりの製品を返礼品として扱っています。

―赤平市の観光スポットやイベントについて教えていただけますか?

炭鉱の歴史を知ることができる「炭鉱遺産ガイダンス施設」があります。エネルギー革命が起きるまでの赤平市が盛り上がっていた時代に使われていた機材や機械などを展示しています。こちらは日本遺産になっています。

自然を楽しむスポットでは、「エルム高原リゾート」がおすすめです。温泉やキャンプ場があり、市外からもお客様がいらっしゃいます。

「エルム高原リゾート」のイメージ画像

季節ごとのイベントも人気です。毎年7月中旬に開催される「あかびら火まつり」は、北海道の花火大会の中でも規模が大きく、たくさんの方が訪れます。花火だけではなく、「赤ふんたいまつリレー」という、火まつりの会場に火を運ぶセレモニーも見どころです。赤いふんどしをしめた人たちが松明を持って町中を走る姿は迫力があります。

「あかびら火まつり」のイメージ画像

また、赤平市は、胡蝶蘭の里としても有名です。本来暖かい地域で栽培している花ですが、設備を整えて育てています。赤平市は、日本で一番北にある生産地です。毎年4月中旬に、胡蝶蘭を展示するイベントを行っています。2024年は「あかびら春らんまんフェスタ」を開催しました。市外からもたくさんの観光客が訪れました。ちなみに、胡蝶蘭はふるさと納税の返礼品にもなっています。

胡蝶蘭のイメージ画像

トイレットペーパーやボックスティッシュなどの日用品は定番人気の返礼品!

エリエール製品のイメージ画像

―赤平市のふるさと納税について伺います。どのような返礼品が人気ですか?

一番人気があるのは、エリエール製品です。赤平市のふるさと納税の寄附額の大きな割合を占めています。

道内に流通するエリエール製品は、赤平市の工場で製造されています。

おすすめは、「なまらたっぷりシリーズ」という商品です。トイレットペーパーは、2倍、2.2倍と巻き数が多く、ティッシュは大容量のタイプです。「なまら」とは北海道の方言で「すごく」という意味です。このシリーズは北海道限定で道外では買えない商品ですが、ふるさと納税の返礼品としてですと、全国にお届けできます。

こちらは、消耗品なので年に数回、定期的に寄附をしてくださる方や使い終わる頃に再度寄附してくださる方も多く、リピーターが多い返礼品です。

手づくりで質の高いスーツケースや革製品も赤平市ならでは

―赤平でつくられている製品で、他にはどのような返礼品を取り扱っていますか?

先ほどもお話しましたが、エースラゲージの工場が赤平市にあり、そこで生産されているプロテカのスーツケースは人気が高いです。2023年度は、コロナの行動制限がなくなり旅行が再開したことも影響して、スーツケースは過去一番の寄附額でした。

また、国内の出張が増えたことで、機内持ち込みサイズのスーツケース、通勤などに使用できるリュックやトートバッグもお申し込みが多いです。

スーツケースのイメージ画像

あとは、鞄いたがきの革製品も好評です。財布やバッグなど製品自体はもちろんですが、全国のいたがき直営店で使用できる商品券も取り扱っています。

革製品のイメージ画像

赤平市の豊かな自然を感じられる宿泊券やディフューザーも注目

―ご担当者様のおすすめの返礼品はありますか?

エルム高原リゾートのコテージの宿泊券がおすすめです。これを使えば、赤平に泊まって遊んでいただけます。温泉入浴券も付いています。

また、2023年から受付を開始した、「植物の香りと木のディフューザーセット」は、木のいい匂いが楽しめます。道産木材を使用した受け皿と自然由来のオイルを使用し、TUKI・SORA・MORIの3種類の香りがあります。今、スプレーなどの新しい商品も続々と開発していますので、楽しみにしていてください。

「植物の香りと木のディフューザーセット」のイメージ画像

寄附者の声を商品開発やリピーターを増やす取り組みへ

―継続して寄附していただくリピーターの方々を増やすことにも力を入れられているそうですが、具体的にどういった取り組みをされているのですか?

返礼品とあわせてお便りをお送りし、赤平市の活動や季節の情報などをお伝えしています。また、前年に寄附していただいた方にパンフレットをお送りしたり、毎月メルマガを配信したりしています。

その他に、毎年口コミキャンペーンやリピーターキャンペーンを行っています。口コミをお寄せいただいた方の中から抽選で特産品をお送りするといった取り組みです。こうして集まった寄附者の声をお便りに反映させたり、商品開発の参考にさせていただいたりしています。

―寄附をされた方からの声でうれしかった言葉や印象的な感想はありますか?

たとえば、「普段エリエール商品を使っているけれど、買い物が大変。買いに行かなくてもたくさん家に届くのでとても助かっている。」「何度もリピートしています。」といった声があります。

「エースラゲージのスーツケースがまさかふるさと納税にあるとは思わなかった。その工場が赤平にあるなんて。それで赤平というまちを知りました。」

「もともと鞄いたがきのファンで本店にはなかなか行くことができないけれど、ふるさと納税で購入できてうれしい。」「全国の直営店でお直しもでき、長く使うことができるのでファンになりました。」といった声もありました。

それまで赤平を知らなかったという人もたくさんいるため、ふるさと納税は、まちを知ってもらうとてもよい手段になっています。

給食費の無償化やまちづくりに寄附金を活用

―寄附金の使い道を教えてください。

多方面にわたって活用させていただいています。

教育面では、小中学校の給食費無償化や小中学校のICT教育のタブレットを揃えるのに使わせていただきました。また、公園の遊具などの設備改修も行いました。

医療面では、病院の訪問医療の車両購入や医師確保対策に使わせていただきました。

観光面では、エルム高原リゾートとまちを結ぶ送迎バスの購入に活用させていただきました。

ふるさと納税をきっかけとして、赤平市の魅力を知ってほしい

―今後の目標や計画などがありましたらお聞かせください。

赤平市では、ふるさと納税の寄附は貴重な財源になっていますので、みなさんからいただいた寄附金を大切に使わせていただき、これからのまちづくりに活かしていきたいです。そういった事業をもっともっと増やして、地方でもこれだけ頑張っているんだよ、ということをPRしていきたいなと思います。

―最後に、マネ会読者へメッセージをお願いします。

ふるさと納税の制度が、赤平がどういうまちなのかを知るきっかけになり、赤平の特産品を実際に手に取り、そのよさを実感していただき、1人でも多くの方にファンになっていただきたいです。また、赤平が遊びに行く候補のひとつになればいいなと思います。

―本日は、貴重なお話をありがとうございました!

北海道赤平市役所 企画課 ふるさと納税担当 主査

…続きを読む

気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。

…続きを読む