NISAの最適利用を可能にする「SUSTEN」とは?サービスの強みをインタビュー PR

NISAの最適利用を可能にする「SUSTEN」とは?サービスの強みをインタビュー

東京都港区に本社を構える株式会社sustenキャピタル・マネジメントは、「投資は科学である」という考えのもと、最新の投資理論に基づいて顧客の資産運用を担う、投信運用会社です。

同社が2021年から提供してきた「おまかせ投資運用サービス SUSTEN(サステン)」は、2024年1月からの新NISA制度に対応するべく、「インベストメント・オートメーション(資産運用の自動化サービス)」へとアップグレードされました。

今回は株式会社sustenキャピタル・マネジメントの代表取締役 最高経営責任者(CEO)、岡野 大さんに「SUSTEN」についてお話を伺いました。

お客さまの投資効率を高め、自社の利益から社会に貢献する会社に

株式会社sustenキャピタル・マネジメントの企業ロゴ

―本日はよろしくお願いします。まず御社の沿革、主な事業内容についてお聞かせください。

私たちは個人向けの投資サービスを提供しており、投信運用会社や投資信託委託会社と呼ばれる会社です。

2019年に創業し、2021年から「おまかせ資産運用サービスSUSTEN」というサービスを開始しました。現在は2024年1月から開始の新NISA制度に対応した「インベストメント・オートメーション(資産運用の自動化サービス)」を提供しています。

―御社名の由来について教えてください。

社名には、投資運用会社としての社会貢献に対する思いを込めています。「日本の持続性を向上させる」という意味で「sustain」、「預かり資産の10ベーシスポイント分(年率0.1%)を環境・福祉の世界に投資していく」という目標の意味での「Ten」を合わせて「susten」です。ロゴは「S」とも「10」とも読めるようなデザインにしました。

昨今はESG投資が注目されていますが、私たちはそのコンセプトに共感しつつも、金融市場の健全性は、各投資家が特定のテーマにとらわれることなくリターンを追求することで保たれると考えています。

社会還元的な活動と投資を混ぜるのではなく、投資自体はお客さまの投資効率を高めることを前提にしています。そのうえで、自社が主体となって私たちの利益から社会に還元する運用会社でありたいと考えます。

販売・運用の両方ができる立場を活かし、おまかせ資産運用をアップグレード

「susten」のスマートフォン利用画面

―ありがとうございます。2024年から新しいNISAに向けてサービス内容を変更されたそうですが、その経緯をお聞かせください。

もともと2021年から提供していたのは、スマホ1つで最新の投資理論に基づき自動でグローバル分散投資ができる「おまかせ資産運用サービス SUSTEN(サステン)」というサービスで、いわゆるロボアド(ロボットアドバイザー)です。

面倒な銘柄選定や売買は全ておまかせいただき、入金から出金まですべての手続きがスマホ1つで完結すること、従来の資産運用サービスと異なり成果のない運用に報酬はいただかず、完全成果報酬型であることなどが特徴でした。

また、当社は日本初の「販売者でありながら運用者でもある」という立場でこのサービスを開始しました。金融商品取引業においては、一般的に証券会社や銀行などの「販売者」と、投資信託の運用を行う「運用者」の二者がありますが、当社はその両方を担っているということです。

自動車で例えると分かりやすいと思います。お客さんはディーラーから自動車を購入しますが、その自動車を造っているのは自動車メーカーです。当社は、金融商品取引業におけるディーラーでありメーカーでもあります。金融商品を自分たちで作ることができるということです。

この強みも活かし、2024年からの「SUSTEN」は新しいNISAにも完全対応できる「インベストメント・オートメーション」サービスに進化しています。

―新しいNISAに対応するとはどういうことでしょうか?

これまで私たちが提供していた「SUSTEN」が最も注目されたのは、「完全成果報酬型」である点でした。ただ残念なことに、NISA制度と成果報酬型のおまかせ投資とは相性が良いとは言えません。NISAには費用の水準が制度によって定められている部分があり、そのルールの中で成果報酬を設定することが困難なためです。無理やりNISA制度の中で成果報酬を設定しようとすると、どこかにひずみが生じてしまいます。

また報酬体系以前の問題として、ロボアドやファンドラップのようなおまかせ投資サービスは、NISAとは相性が良くありません。

ロボアドに対するお客さまのニーズは相場環境の変化に対して臨機応変に売買をすることですが、従来のNISAでは売却した瞬間に非課税のメリットを失います。

新しいNISA制度では、売却しても翌年に非課税枠が復活するといった仕組みもあるので、NISAとロボアドが全く合わないとまでは言えません。ただ、NISA口座内で機動的に売買をすることは理にかなっていないのです。

NISAの非課税枠が生涯で1,800万円まで拡大するとなると、ほとんどの個人投資家の方はNISA以外に投資する意味がなくなるでしょう。たとえ投資のプロであっても、課税・非課税のメリットを覆すほどの投資判断はなかなかできません。

こうした点から、新NISA制度を踏まえ、私たちの「おまかせ資産運用サービスSUSTEN」も長く使っていただけるように根本的な考え方を変えていく必要がありました。

「新NISAの使い方」を最適化するサービスへ

―新NISAと相性が良いのはどのような金融商品でしょうか。

投資運用の付加価値は全て投資信託に吸収されていくでしょう。ロボアドや個別銘柄の投資では、銘柄を入れ替えるたびに非課税枠を消費してしまいます。

でも投資信託であれば、投資信託内でリバランス(資産の再配分)をしても銘柄を入れ替えても非課税枠を消費せずに済みます。そのため今、様々な資産運用サービス会社が投資信託自体に付加価値を持たせる必要があると気づいて動いています。

当社が他の会社と違う点として、先ほどお話ししたように「(販売者でありながら)自分たちで投資信託を作れる」というユニークな立場があります。そこで一歩踏み込んで考えたのが、「おまかせ型のサービスがお客さまにご提供できるものとは、結局何だろう」ということです。

従来のロボアドやファンドラップは、年齢や年収、現在の資産等をもとに「お客さまに合ったポートフォリオ」を作るものでしたが、その付加価値は新NISAのはじまりとともに投資信託の中に内包されていくことになるでしょう。

それでもなお、お客さまの資金を私たちが運用する意味を考えたところ、「新NISA制度そのものの使い方を最適化することに付加価値がある」という答えが出ました。それが「インベストメント・オートメーション」です。

―新NISAを使うには工夫が必要ということでしょうか。

仮に手元に1,000万円あるとしても「NISAをやるべきというけれど、具体的にどうすれば良いか分からない」という方は多数いらっしゃいます。例えば、NISAのつみたて投資枠は年間だと成長投資枠の半分しか投資できないですが、生涯だと成長投資枠よりも多く投資できるようになっています。

こうした分かりにくさや、投資枠によって購入できる商品が異なるといった新NISA制度のルールを整理し、投資枠の使い方を最適化することが当社の新サービスの特徴です。

まず口座を開設していただいて「SUSTEN」からの質問に答えていけば、NISAのセットアップからNISAの中でどのようなポートフォリオを組むか、投資をした後にどのように最適化していくかまで、全部自動で行います。

ちなみにNISAの最適化は、私たちのような運用業界の人間でも自分で管理するのは骨が折れる部分なので、それを自動化できる点は投資の経験が十分にある方にもメリットと感じていただけるのではないでしょうか。

将来の非課税枠を大きくするSUSTENの「節枠機能」とは

インタビュー中の岡野さん

―新しい「SUSTEN」を特におすすめしたいのはどのような方ですか?

投資経験や年齢に関わらず広く使っていただきたいですが、大きな投資金額を持っている方は特に、新しいNISAを最大限活用する「SUSTEN」の「節枠機能」によって将来の非課税枠を大きくする効果が得られると思います。

―節枠機能について詳しく教えてください。

前提として、若い方が少額からコツコツ積み立てていくオーソドックスなポートフォリオを作りたければ、世間でも言われるようにインデックス投資をするのがおすすめです。

SUSTENでも、低コストなインデックス投資を実現可能です。ただし、ただ漫然とインデックス投資を続けるだけではもったいない。NISA制度をうまく利用して将来の非課税メリットを最大化させ、通常のインデックス投資よりも高い効果を得ようというのが、この節枠機能です。

NISAでは、その利用額が簿価で管理される「簿価残高方式」と呼ばれるルールが採用されています。これは投資対象の時価が上昇しようと下落しようと、NISAの利用残高としては投資したときの金額=簿価で管理しましょうという仕組みです。

これに加えて新NISAでは、証券を売却するとその簿価の分だけ非課税枠が翌年復活するという仕組みもあります。この2つの仕組みを組み合わせて考えると、投資した証券の時価が下落した際に、一度売却して買い直せば簿価を下げることができ、非課税枠の利用残高を圧縮することが可能になります。

たとえばインデックス投信を100万円購入して評価額が70万円になったとき、ただ漫然と投資を継続しているだけではずっとNISAの利用残高は100万円のままです。ところが一度そのインデックス投信を売却して新たに買いなおせば、簿価を70万円に落とすことができてNISAの利用残高も翌年から70万円という扱いになります。実質的に一部解約も追加投資もすることなくNISAの利用残高を圧縮することができるのです。

NISAの非課税投資枠は、生涯1,800万円までと決まっているので、少しでも多くの非課税投資を実現しようとすると、この「節枠機能」の有無が将来大きな差になって効いてくる可能性があります。

例えば最初に80万円で投資をして毎月3万円ずつインデックス投資をする場合、当社のシミュレーション結果によると30年間で140万円ほど節枠できる計算になります。言い換えれば、漫然とインデックス投資を継続する場合と比べて、140万円分多くの非課税投資枠を使えるということです。将来、退職金や相続で大きなお金が入った際に、追加で使える投資枠が多いかどうかは重要なポイントです。

投資金額が大きければ大きいほど、あるいはリスクを取れば取れるほど節枠効果も大きくなることがシミュレーションで分かりました。そのため、投資初心者の方だけでなく長い投資経験をお持ちの方で投資金額が大きい場合でも、自動化サービス「SUSTEN」に任せることで将来の非課税枠を大きくする効果が見込めます。

より高いリスクを取りたい人向けのポートフォリオも提供予定

―リスクが取れるかどうかというお話もありましたが、リスク許容度によって「SUSTEN」のインベストメント・オートメーションも変わるのでしょうか?

「SUSTEN」では、お客さまの資産・収入状況やリスクに対する心理的な許容度をもとに複数のリスクレベルを設定していて、それぞれのレベルに目標投資比率を定め、適切なポートフォリオを構築しています。

例えば若い、収入が高い、あるいは心理的なリスク許容度が高い方はリスクレベルが高く、「老後の資金を運用したい」「近い将来に使途が決まった資金が必要」といった方であればリスクレベルを低くして、いわば「弱火」で運用する仕組みです。

「SUSTEN」アプリ上でいくつかの質問に答えていくだけでおすすめのリスクレベルが決まります。現状リスクレベルは1-5の5段階で提供しており、リスクレベル5が、いわゆる一般的な全世界株式へのインデックス投資です。

2024年春からは、リスクレベル6、7といった、一般的なインデックス投資よりも高いリスクを持ったポートフォリオも提供開始予定で、若い方にとってリスクが不足する課題に対応します。

―リスクが不足するとはどういうことでしょうか?

インデックス投資における数少ない欠点の一つが、一般的に若い世代にとってはリスクが足りないということです。20代や30代の方は、すぐに必要なお金のために資産運用をしているわけではなく、主に老後をイメージして投資をしていると思います。その場合、投資を始めてから実際にお金が必要になるまでに、好景気・不景気のサイクルが3回ほど回る計算になります。

このように時間的な余裕があれば、一般的なインデックス投資よりも高いリスクを取れるはずなのですが、新NISAでインデックス投資よりも高いリスクを取ろうとすると、個別銘柄投資に手を出す必要があります。

しかし個別銘柄投資では、場合によってはいきなりインデックス投資の2倍3倍のリスクにまで跳ね上がる可能性があり、また制度上不都合も多いのも難点です。従来は、少し前に話題になったレバレッジファンドを一部利用することもできましたが、新NISAではレバレッジファンドを買うことができません。

そのため、私たちはこれらの課題を解決すべく専用の投資信託を組成し、2024年春からリスクを取って将来の期待リターンを高くしたい方に向けて、インデックス投資を少しストレッチするようなリスクレベル6や7に相当するポートフォリオを提供しようとしています。

このリスクレベル6・7には米国株式の集中投資が入り、簡単に言うと「利益が出るときはより大きく出て、損をする時はより大きく損をする」、ハイリスク・ハイリターンのポートフォリオです。当社はクオンツ運用(※)によって、このソリューションを実現します。

―投資商品のディーラーでもメーカーでもある立場を活かして、新NISAへの対応を進めているのですね。

そうですね。投資理論に沿って自分たちが良いと思うものをお客さまに提供できることが私たちの強みだと思います。

たとえば先ほど述べたレバレッジファンドにせよ、一般的に、販売者であるディーラーは「レバレッジ比率が高いほうが差別化できる」という視点を持っていますが、実はレバレッジは一定水準を超えると、逆に長期のリターンが下がっていくことが知られています。運用者の立場から、どの水準までであればリスクを高めても良いか、長期投資に適するかという視点を商品に反映できるのが当社の特徴です。

私たちは、自分たちの哲学に基づいてポートフォリオを組み、お客さまにその哲学通りの商品を提供できるように日々研究開発を続けています。

注:高度な数学的手法による機械学習で金融市場を分析し、投資運用を行うこと。株式会社sustenキャピタル・マネジメントは「投資は科学である」という考えのもと、データと理論に立脚する資産運用をしている。経験や勘に頼った投資は行わず、一貫性と再現性を特に重視するのが特徴。

「ポケットNISA」サイトで知識・戦略も手軽に学べる

ポケットNISAのトップページ画像

―今後の展望をお聞かせください。

新NISAの開始に伴い、「ポケットNISA」というサイトも公開しました。新NISAのルールや使い方を解説するサイトです。新NISAに対応した「インベストメント・オートメーション」サービスの「SUSTEN」は、この「ポケットNISA」で公開する戦略を全て自動化するパッケージ商品となります。

「ポケットNISA」を見てコンセプトが良いと感じたら「SUSTEN」を使っていただいてもいいですし、あるいはご自身で実践されたり、他社サービスで投資運用をされたりする場合でも、知識として参考にしていただけたらと思います。

通勤中などのすきま時間にスマホでぱっと見られるサイトですので、お役立ていただけたら嬉しいです。「SUSTEN」についても、ぜひ気軽にサービスサイトをご覧ください。

―本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

株式会社sustenキャピタル・マネジメント 代表取締役 最高経営責任者(CEO)

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