注目の子ども向け金融教育プログラム「キッズスマイルアカデミー」とは?株式会社FPパートナーに聞いてみた PR

注目の子ども向け金融教育プログラム「キッズスマイルアカデミー」とは?株式会社FPパートナーに聞いてみた

2022年4月から高等学校の家庭科で金融教育が導入されるなど、新たな取り組みがスタートし、子どもへの金融教育に注目が集まっています。

小さい頃から「お金のこと」を学ばせたいと考える家庭が増えている一方で、子どもへの金融教育は年齢に合わせた伝え方をしなければならず、どのように伝えるか課題を感じる方もいるでしょう。

暮らしのお金について総合的に相談できるサービス「マネードクター」を運営する株式会社FPパートナーでは、子ども向けの金融教育プログラムも提供しています。

今回は同社執行役員、マーケット推進部長 兼務 金融リテラシー推進室長の浅田さんに、子ども向け金融教育プログラム「キッズスマイルアカデミー」の取り組みや新コンテンツ「社会体験版おみせやさんごっこ」についてお話を伺いました。

お金のことを何でも相談できる存在に

浅田さんの画像

―本日はよろしくお願いいたします。まず、御社の沿革やおもな事業内容を教えてください。

弊社は2009年の設立以来、保険代理業を中心に事業を行ってまいりました。その後、順調に人員も拠点数も増加し、規模拡大を重ね、2018年には北海道から沖縄まですべての都道府県に拠点を開設いたしました。現在は全国に2,000名を超える営業社員が在籍しています。

お客さまの利便性向上のため、保険にとどまらず、その他金融サービスを提供するため、住宅ローンや証券の取り扱いもスタートしております。今まで以上にお客さまのライフプランに寄り添った総合的なご提案ができる体制が整い、2022年9月には東京証券取引所グロース市場に株式上場いたしました。

全国のあらゆる地域へ私たちのサービスをお届けすることで、ファイナンシャルプランニングによるお客さまの包括的なサポートを目指しております。

―「マネードクター」は、名前が広く認知されているサービスですね。

ありがとうございます。「マネードクター」はその名の通り「お金のかかりつけ医」として、お金のことを気軽に相談できる、身近な存在を目指して展開しているサービスです。

また、最近では金融リテラシーの向上にも積極的に取り組んでおり、子ども向けの金融教育プログラム「キッズスマイルアカデミー」も展開しています。

子ども向け金融教育プログラム「キッズスマイルアカデミー」

キッズスマイルアカデミーのイメージ画像

―子ども向けの金融教育プログラム「キッズスマイルアカデミー」は、どのようにして始められたのでしょうか?

様々なご家庭のお金に関するご相談を受けるなかで、子育て中の保護者の多くが「子どもへのお金の教育」にしっかり取り組みたいと考えていることがわかりました。

金融教育は、これからの時代を担う子どもたちが「生きる力」を養ううえで、重要な学びの一つと考えていらっしゃるご家庭が多いのだと思います。

しかし、クレジットカードやQRコードなどのキャッシュレス決済が急速に発展するなかで、お金自体を手に取る機会が以前より少なくなり、お金の使い方や大切さなど「何から教えれば良いのかわからない」という悩みを多くいただきました。

そこには保護者の世代が子どもの頃に金融を学ぶ場が少なかったという現状があったのです。私たちには、金融商品を扱う以上、日本における金融リテラシー向上の一助になりたいという想いがありました。そこで2019年に4歳児から小学生までを対象にした親子参加型のコンテンツを開催したのが「キッズスマイルアカデミー」の始まりです。

―「キッズスマイルアカデミー」のコンテンツ内容を教えてください。

「キッズスマイルアカデミー」では、子どもの年齢に合わせたコンテンツを用意しています。

幼児から小学校の低学年向けには、お金との身近な関わりである、「お買い物」を学びのテーマにしています。小学校の中学年・高学年向けには、「為替」や「株」など少し難易度の高いテーマを扱いますが、ゲームや身近で親しみのある商品を扱い、理解しやすい内容にしています。

学んだことを自分ごとにとらえて、子どもたちが日常生活に活かせる内容であることをコンセプトに、全国各地で親子参加型イベントを開催しています。

―子ども向けの金融教育プログラムを提供するなかで、保育園運営法人との共創もされたそうですね。

活動するなかで、保育園やこども園を運営する社会福祉法人から「普段の園での生活のなかで実施できる、幼児教育の視点を重視したプログラムを一緒に作りませんか」とお話をいただいたのがきっかけです。

『就学前の子どもに「お金のこと」をしっかり伝えていくためには、幼児期の発達の特徴を理解し、適切なコミュニケーションを取らないと、単なる知識の埋め込みとして終わってしまい、金融教育を行う意義が損なわれてしまう可能性がある』とアドバイスをいただきました。

そこで「幼児期の発達過程に沿った内容で、その後の学びとして定着するコンテンツ」を作ってみようと、新しいプログラムの開発に至りました。お話をいただいた社会福祉法人の担当者が、幼児教育の博士号を持った子どもの教育のプロだったことも大きなポイントです。

それまで実施していた教育プログラムは、協業先とライセンスを結んで運用していたので、FPパートナーのオリジナルコンテンツを作る初めての機会になりました。そして1年ほどかけてできたのが、社会体験版「おみせやさんごっこ」です。

社会体験版「おみせやさんごっこ」とは

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―共創された新しいプログラム 社会体験版「おみせやさんごっこ」の詳細を教えてください。

社会体験版「おみせやさんごっこ」は、子どもの成長に合わせた内容・時間配分で、園での通常行事の一環として開催できる金融教育プログラムです。幼児期の子どもたちは集中できる時間が限られるため、1日だけの体験ではなく、数回に分けて学ぶ形式を取っています。

プログラムの1ステップ目は、【感じて学ぶ お金ってなんだろう?】をテーマに、「昔のお金」「世界のお金」「商品が手に届くまでの仕組み」「おうちでできるお手伝い」について30分から45分程度のワークショップを行います。

2ステップ目は、10日間~2週間程の時間をかけて、オリジナルの紙幣を作り、お金の管理や、園生活のなかで「お手伝い」や何かに「チャレンジ」をした経験を通してポイント(お金)を稼ぐ取り組みに挑戦します。

3ステップ目は、「お手伝い」や「チャレンジ」を通して得たお金を元に、「おみせやさんごっこ」を体験します。現実のお買い物に近い体験ができるよう、販売・購入する商品は弊社で協賛させていただいております。

「おみせやさんごっこ」というと、「おみせやさん」の役割がメインになってしまいがちですが、本プログラムでは「お買い物」をする子の学びも重要なポイントです。子どもたちにとって、「お手伝い」や「チャレンジ」を通して、時間をかけて貯めてきた大切なお金。欲しいものが目の前にたくさん並んでいる状態でも、「本当に欲しいものは何なのか?」を真剣に考えて、慎重に選ぶ姿がとても逞しく成長を感じられる場面でもあります。

最後のステップは、これまでのまとめと振り返りです。プログラムを通して学んだことを振り返り、得た経験を子どもたちに感じてもらいます。少し難易度が高い「寄付のこと」についてもお伝えしています。

プログラム全体を通して「お金は感謝の気持ちの交換であること」に気づき、「保護者へのありがとうの気持ち」が自然と芽生える子どもたちが多いです。

―プログラムのこだわりや特長を教えてください。

やはり、幼児期の子どもたちの成長過程に適した指導内容であることです。

約1ヶ月のプログラム工程のなかで、自ら考え、試す時間的余裕を作ることによって、深い学びにつながります。

さらに何度も繰り返し行うことで、結びついた状態を保てますし、実物に触れてみるという体験も大切に考えています。現物のお金や世界のお金に触れる体験を通し、頭も心も身体も動かして全身で感じ、「お金」や「しごと」に興味や関心を持つきっかけになると考えています。

講師を担当する「お金博士」から子どもたちへの「問いかけのデザイン」にもこだわりました。

自由に発想し、思いをめぐらせ感じたことを自分で声に出して表現し、友達同士で表現する過程を楽しめるような質問を投げかけています。

また、プログラムを実施するにあたり、保育者の負担が極力少なくなるような設計に気を配りました。普段の保育のなかで展開できれば、園の通常行事にも組み込みやすく、夏祭りでの物販や、園内でのおみせやさんごっこイベント、お買い物体験学習をするときにも関連付けられます。

体験プログラムやセミナー参加者からは多数の好評価

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―プログラムを実施して、参加した子どもの保護者からはどんな反響がありましたか?

社会体験版「おみせやさんごっこ」は、保護者の直接参加がないので、全プログラム終了後に保護者の方向けの報告会を開催しています。

子どもたちにどんなことを体験して貰ったのか、様子を撮影した動画や写真などで振り返りをしながらご家庭での取り組みにつながるようなポイントをお伝えします。また、小学校入学前の子どもを持つ保護者の関心が大きい「お小遣いのあげ方」についてもお話ししています。

最近は電子マネーやクレジットカードが決済手段の主流となった背景もあり、保護者の方からは、「実物のお金を見たり触ったりする機会が減ってしまったので、基礎や概念を教えてもらえることはとてもありがたい」「小学校に向けてお金の管理について考えなければと思っていたので、お小遣いのあげ方などの話は大変参考になった」といった感想もいただいています。

小学校へ上がる前の時期に金融教育を始めたいと考える家庭は多いようですが、今は自分たちが子どもの頃にはなかった多様な形のお金が存在しています。

クレジットカード決済だけでなく、電子マネーや携帯電話のキャリア決済も登場し、子どもへの教え方に戸惑う保護者の方も多いようです。

―プログラムを体験したお子さまにはどんな変化がありましたか?

「欲しいものがあるときに、(本当に必要なのか)少し考えるようになりました」「家庭でも積極的にお手伝いをするようになりました」「買い物をしたときに『ありがとう』と言えるようになりました」など、保護者の方から伺っています。

―プログラムを実施した園からはどんな反響がありましたか?

共働きの子育て世帯も増え、忙しい保護者の方が多くいらっしゃるなかで、保育園や幼稚園も主体性をもって「時代の変化に合わせた子どもへの教育」に取り組みたいと考えているようです。

しかし、「お金の教育」は事前準備が大変で、なかなか手が付けられない領域だったので、本プログラムのサポートはありがたいというお話をよくいただいています。

先生方からも「実際の商品でおみせやさんごっこができて、とても盛り上がりました。子どもたちが楽しみながら取り組めるプログラムでした」「長期のプログラムを通して学ぶことで、普段の生活では見られない子どもの姿を見ることができました」「毎年の恒例行事にしたいと思います」と好評をいただいており、保護者だけでなく幼児教育の現場に携わる方々からも評価いただけたことは心強く感じています。

子どもたちに金融教育を広め、ゆくゆくはすべての世代へ

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―今後の計画や展望がありましたらお聞かせください。

我々の金融業界と子どもの教育機関は、これまで関わる機会があまり多くありませんでした。つながりの薄かった異業種が同じ目標に向かって教育プログラムを作り上げたことは、社会的にも意味のあることだと考えています。

今後も全国の幼稚園、保育園、こども園でプログラムを展開していきたいと思います。子どもへの金融教育は、SDGsの目標の一つである「4.質の高い教育をみんなに」にもつながる活動ではないでしょうか。

また、社会体験版「おみせやさんごっこ」は大阪・関西万博博覧会に向けた取り組み「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジに登録しております。対外的な広報活動も実施していき、より多くの子どもたちにプログラムを届けていきたいですね。

今回は子ども向けの教育プログラムを中心にお話ししましたが、ゆくゆくは全世代に対象者を拡大したいと考えています。政府も金融政策や金融教育を推進し、貯蓄だけでなく投資にも目を向けてもらえるよう取り組んでいます。

その流れに賛同し、国民全体の金融リテラシーを底上げすべく、世代ごとの興味・関心や環境の違いに合わせたコンテンツを作り、提供していきます。

―今回のインタビュー記事の読者へ向けて、メッセージをお願いします。

弊社が提供するプログラムは、全国どこの保育園、幼稚園、こども園でも開催可能です。保護者の方に限らず、近所の方からのご要望や園につながりのある関連会社、自治体からのお声がけもお待ちしています。

まだ接点を持てていない企業や施設と新たにつながる機会になると考えていますので、どのような立場の方でもお声がけいただけると幸いです。

キッズスマイルアカデミーや社会体験版「おみせやさんごっこ」のプログラムにご興味をお持ちいただきましたら、ぜひホームページからお問い合わせください。

―貴重なお話をありがとうございました。

株式会社FPパートナー
執行役員、マーケット推進部長 兼務 金融リテラシー推進室長

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気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。

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