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社会人から看護師に転職して後悔する理由とは？後悔した時の対処法も合わせて解説
一度民間企業で働き、社会人経験を経たのちに看護師に転職することも可能です。
しかし、ほかの職種から看護師に転職したとき、ギャップの大きさから後悔をしてしまうかもしれません。体力的にも精神的にも大変な仕事だからです。
具体的には、どのような点で後悔を感じてしまう方が多いのでしょうか。後悔しないためにはどうすべきか、後悔をした後の対処法などを当記事で解説します。
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社会人から看護師に転職する方法
- 看護学校に通う
- 社会人入試制度を利用する
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社会人から看護師になるために必要な費用
- 奨学金などの支援制度を活用する
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社会人から看護師に転職して後悔する理由
- 夜勤が多い
- 常に忙しい
- 罵声や八つ当たりを受ける
- 職場の人間関係
- 常に勉強が必要
- 社会人経験者という期待が大きすぎる
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社会人から看護師を目指して後悔しないためのポイント
- 本当に看護師になりたいか再確認
- 必要な費用と時間に後悔しないか
- 年下の先輩看護師に敬意を払えるか
- 看護助手を検討する
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社会人から看護師に転職して後悔した時の対処法
- 資格を活かして看護師以外の仕事をする
- 異動を申請する
- 信頼を得るための行動をする
- 偏った意見を持たない
- 看護師として転職して職場を変える
- 民間企業へ転職する
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社会人から看護師に転職して後悔した時におすすめの転職先
- クリニック
- 訪問看護ステーション
- 老人ホーム、デイサービス
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社会人から看護師に転職して職場を変えるための転職サイト
- 看護roo!
- レバウェル看護(旧：看護のお仕事)
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社会人から看護師に転職して民間企業に戻るための転職サイト
- リクルートエージェント
- doda
- まとめ
社会人から看護師に転職する方法
求人を探してみると看護師に関する情報が出てきますが、誰でも看護師として働けるわけではありません。
人の命にもかかわる重大な仕事ですので、看護師として働くことができる者については、法令で規制がかけられています。
社会人から看護師に転職するには、まず看護師国家試験に合格し、免許を得ることが求められています。
そしてその国家試験を受けるにも、看護系の学校で教育を受けたという、受験資格を満たさないといけません。
つまり、これまで一切看護師にかかわりを持ってこなかった方は、学校に通うところから始めないといけないのです。
看護学校に通う
看護師になるための学校としては、専門学校や短大、大学が挙げられます。当然、いずれも看護系の専攻でないといけません。
少なくとも2年は学校で教育を受ける必要があります。
大学の場合には4年間看護に関する勉強をおこないます。大学では長い期間学ぶことになりますが、学士号を取得することができ、その後大学院に進んで研究をおこなうという道も開かれます。
一方、専門学校の場合には大学より短期で看護師になることができ、学生時代から実務に近い形で技術を身につけることができます。
それぞれに良し悪しがあり、看護師として働くまでの期間や費用のバランスを考慮して、進路を決めるようにしましょう。
社会人入試制度を利用する
学校に通うための受験を高校生と同じように受けることもできますが、学校によっては社会人向けに入試制度が用意されています。
社会人に特化した入試制度が設けられている場合、その内容から、社会人の受け入れに積極的であるかどうかも読み取ることができるでしょう。多くの社会人がいる学校であれば比較的馴染みやすく、年齢差なども気にせず勉強に集中することができます。
また、一般入試と試験内容が異なっている可能性も高いです。学校によりますが、社会人入試だと、学力テストを実施せず小論文と面接だけで判断するケースがあります。
その学校が合うかどうかに加え、試験内容をチェックし、受かることができそうかどうかという視点で学校を選ぶことも大切です。
社会人から看護師になるために必要な費用
看護師として働くまでの期間がかかることも問題ですが、特に費用面で不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
働けない上に毎年学費を負担しないといけません。
学費は学校により様々ですが、国公立の大学であればほとんど差はありません。年間50万円ほどの学費に、30万円程度の入学金です。
そのため、4年間通い続ける場合、概算で230万円ほどの学費であるといえます。
これに対して私立大学は大幅に学費が増します。平均的して国公立大学の倍以上はするといえ、500万円から700万円ほどの学費が必要になると考えておく必要があるでしょう。
専門学校についても、年間で比べると国公立の大学より大きな学費が求められます。ただ、学校に通う期間が異なりますので、全体としては200万円～300万円ほどになると思われます。
詳しくは候補となる学校のホームページを見てチェックしておきましょう。
奨学金などの支援制度を活用する
転職をするために数百万円もの費用をかけるのは、なかなか気が引けるかもしれません。
しかし、看護師の仕事は社会的にも大きな役割を担う職種であり、ニーズがあるのも確かです。
そこで、各都道府県や自治体、日本学生支援機構などが学費についての支援をおこなっているケースもあります。
ご自身が住んでいるエリア、あるいは学校のあるエリアで運用されている支援事業がないか、一度確認してみましょう。
また、学校や病院が独自に奨学金などの支援をおこなっていることもあります。それぞれに借りることのできるお金、補助の金額などは様々ですし、利用条件も異なります。
例えば、世帯収入を利用条件に設けていることもありますし、自宅通学・自宅外通学の違いで金額に差が出ることもあります。
「社会人向けの支援が充実しているかどうか」に着目して学校探しをしてみても良いでしょう。
社会人から看護師に転職して後悔する理由
社会人から看護師に転職した結果、望んでいた仕事ができることに喜びを感じる方もいることでしょう。数年かけて学校で学び、その努力がようやく活きる機会がやってきますので、やる気に満ちているのではないでしょうか。
しかし、実際に働き始めると「思っていたより大変」などと体感し、後悔する例もあります。転職後に後悔する具体的な理由としては、次の事柄が挙げられます。
- 夜勤が多い
- 常に忙しい
- 罵声や八つ当たりを受ける
- 職場の人間関係
- 常に勉強が必要
- 社会人経験者という期待が大きすぎる
看護師への転職を失敗させないためにも、こうした理由で後悔する方がいるということを認識し、覚悟を持っておくことが大事です。
夜勤が多い
病院では、患者の健康状態の変化に常に対応できる体制を整えておく必要があります。そのため複数の看護師が院内にいるとはいえ、夜勤に対応しないといけない場面も出てきます。
これまで日中の仕事しか対応してこなかった社会人の方からすると、この夜勤は大きな負担に感じることでしょう。夜勤を続けることで生活リズムが乱れ、睡眠不足になることがあります。
家族との時間が減ることもあります。夜勤明けにも疲れがたまり、休日を寝て過ごすこともあるかもしれません。
また、生活リズムが乱れることで、体調不良を起こしやすくなります。
実際に夜勤をしてみないと、自分の体がその働き方に合っているのかどうかわからないこともあるでしょう。夜勤をしても問題なく働ける方もいれば、不規則な生活が合わず心身ともに疲弊してしまう方もいます。
後者の場合、看護師となったことを後悔する可能性があるでしょう。
常に忙しい
夜勤への対応だけで看護師の大変さを説明することはできません。
患者の健康管理に気を配らないといけないのは、日中でも同じことです。また、日中の方が多くの患者がやってきます。状況に応じて臨機応変に必要処置や医療行為を実施しないといけません。
医師のする医療行為のサポートも必要です。緊急で対応を求められることもあり、休まる時間を確保するのが難しいです。
一般的な会社であれば、多くの場合9時～18時頃までの勤務で、休憩時間や退勤の時間などもきっちりときまっています。もちろん、残業が発生することなどは通常の会社勤めの方も同じです。
しかし、看護師の場合はより予測が難しく、しかも体力仕事としての側面も持っています。
さらに、患者の命にもかかわる仕事であるため、責任の重さから精神的なプレッシャーを感じ、そのストレスにより身体に悪影響が及ぶこともあるのです。
実際に看護師として働き始めてそのことを実感し、後悔するというケースもあります。
罵声や八つ当たりを受ける
看護師として働いていると、患者やその家族、あるいは上司などから罵倒や八つ当たりを受けることもあります。
病状や治療方針への不満、なかなか状態が良くならないことに対してイライラを感じてしまう患者もいます。その状態を見た家族も心に余裕がなくなり、つい、看護師に八つ当たりをしてしまうこともあります。
看護師としては、そのような患者の心理状態を理解していても、日々こうした罵倒などを受けていると、精神的に大きな負担がかかります。
落ち着いた対応ができなくなったり、仕事に行くのがつらくなってしまったりすることもあります。
職場の人間関係
患者との関係のみならず、同僚や上司など、同じ看護師との人間関係でトラブルが起こることもあります。
チームでする仕事ですので常に他者とのコミュニケーションが生まれます。患者との関係で罵倒されることもあれば、仕事に関して上司から叱責を受けたりすることもあります。
同僚との関係が上手くいかないとチームとしての仕事も上手くいかなくなる可能性があります。
仕事自体が忙しくても、職場の人間関係が良好で、互いに支え合う仲になっていれば頑張れることでしょう。
しかしながら、職場の人間関係が悪化していると、より仕事のつらさが増してしまいます。このような状況に追いつめられると、「看護師に転職しなければよかった」と後悔してしまいやすいです。
常に勉強が必要
看護師として働き始めるには、専門学校や大学などに通い、専門知識と専門技術を身につけないといけません。その上で、国家試験を受け、一定以上の知識が備わっていることを示す必要があります。
ただ、一度試験に合格すればそれ以降勉強が必要なくなるわけでもありません。
医療の技術や医学は日進月歩です。世界中で研究開発が常におこなわれており、革新的な研究、技術開発がおこなわれると、医療の現場にもその影響が出てくることもあります。
そうすると、現場で働く看護師も、最新の知識や技術に追いつく必要があります。新しい医療機器がやってくるかもしれませんし、新しい薬剤について調べる必要に迫られることもあるでしょう。
そのため、勉強を続けることが求められるのです。
ただ、上述のとおり看護師はとても忙しい職種です。落ち着いて勉強に取り組む時間が確保できないおそれがあります。
「勉強をしないといけないのに、毎日忙しくて帰宅後はすぐに寝てしまう」と焦りが出てくることもあるでしょう。
新たに学ぶこと、勉強自体を楽しいと思える方には良いかもしれませんが、そうでない方は苦痛に感じてしまいます。こちらも看護師への転職を後悔する1つの要因となり得ます。
社会人経験者という期待が大きすぎる
高校や中学を卒業後、看護系の学校に通い、ストレートに看護師となった場合、周囲の方も新卒であることを前提に接してくれます。
看護師以前に、社会人としての経験がないため、マナーであったり人との接し方であったり、ある程度大目に見てくれることが多いです。「分からないことがあっても当然」という認識の下、丁寧に初歩的なことから教えてくれる方も増えるでしょう。
しかしながら、社会人からの転職で看護師になった場合、看護師としての実績は新卒と変わりないものの、新卒とまったく同じ対応にはなりにくいです。
年齢もある程度重ねていますし、新卒よりも期待されているものが大きくなることもあります。
「まだ働き始めたばかりなのに多くを求められる」「指導の機会が少ない」といった悩みを抱え、転職したことを後悔するケースもあります。
社会人から看護師を目指して後悔しないためのポイント
社会人から看護師を目指したものの、様々な理由により、後悔することがあります。できるだけ後悔をしないようにするには、次のポイントを押さえておきましょう。
本当に看護師になりたいか再確認
看護師の仕事には、身体・精神ともに大きな負担を伴います。そのため、「なんとなく興味があったから転職してみた」「ほかの転職先に受からなかったから選んだ」といった動機だと後々後悔する可能性が高いです。
もちろん、きっかけが何であっても学んでいく過程で本気になれることはあります。働き始めて患者と接することで本気度が増してくることもあるでしょう。
しかし、できるだけ後悔のない転職をするためには、看護師になる前に気持ちを整理しておくことが大事です。
本当に看護師になりたいのか、「なぜ自分は看護師になりたいのだろうか」と振り返り、再確認してみましょう。
必要な費用と時間に後悔しないか
看護師は大変な仕事で、勤務時間も長い職種ですが、平均年収は低くなく生活費に困るというリスクが避けやすいのはメリットといえます。
しかしながら、その看護師として働き始めるまでの費用や時間がネックとなります。看護師になることの覚悟を持てていたとしても、法令上、国家資格を取得しておくこと、そしてその試験を受けるために学校に通っておくなどの条件を満たさないといけません。
そのため、すぐに働き始めることができないのです。事前に看護師になるルートをよく確認し、後悔のないよう、人生のスケジュールを立てておくことが求められます。
費用に関しては、特に学校に通うための授業料が大きな負担となるでしょう。その間、働く時間も確保できませんので、収入がないにもかかわらず一方的な支出を負担し続けることになります。
奨学金を借りることで対応できても、その後返済をしないといけません。後悔のないよう、返済計画なども綿密に立てることが大事です。
年下の先輩看護師に敬意を払えるか
看護師以外の職種で働いていた期間があるため、看護師への転職後、「年齢は下だが、看護師としては先輩」という人物とも接することになるでしょう。
そうすると、年下の先輩看護師から指導を受けることもあるでしょうし、ミスをしてしまったときに叱責を受けることもあるかもしれません。
人によっては、年下からこうした対応をされることを不快と感じる方もいます。しかし、転職で看護師となる方は年下の先輩看護師が存在することも想定して働くべきです。
年下であっても敬意を払い、年齢問わず丁寧に接すること、注意などを受けても年齢は気にせず、先輩からの意見として受け入れることが大事です。
看護助手を検討する
「看護師に転職したいけど、本当にうまくやっていけるのか、とても不安」という方は、看護助手を経験しておくこともおすすめします。
看護助手とは、病院などの施設で、看護師の補助業務をおこなう職種のことです。
看護師の国家資格を取得する必要がありません。学歴なども必要とされませんので、働き始めるまでのハードルの低いという特徴を持ちます。
基本的には看護師から指示を受けて働くことになるのですが、実際に看護師として働き始めてからおこなう仕事と同じことが体験できることもあります。
そのため、「事前に看護師としての仕事を体感し、良いところも悪いところも、理解しておきたい」という方にはおすすめできます。
社会人から看護師に転職して後悔した時の対処法
後悔しないための取り組みをしても、絶対に後悔を防ぐことができるわけではありません。働いてみないと分からないことはあります。
また、看護師としての仕事自体は合っていても、職場となる病院の雰囲気、同僚や上司などとの関係が上手くいかないこともあります。これは事前に把握することは困難です。
そこで「社会人から看護師に転職をしたものの、後悔をしてしまった」というときに備えて、さらに次のアクションを想定しておきましょう。
資格を活かして看護師以外の仕事をする
「看護師の仕事自体が合わなかった」「もう看護師として働きたくない」という場合は、別の仕事を探してみましょう。
まったくの異業種にチャレンジしても良いですが、看護師の資格を活かすことの検討をおすすめします。例えば、そのまま看護師資格を流用できるわけではありませんが、助産師として働くこと、保健師として働くことも候補に入れてみましょう。
助産師になるには助産師国家試験を受けて合格しないといけません。そして助産師国家試験を受けるには、看護師国家試験同様、看護系の大学や専門学校、短期大学にて少なくとも1年以上の教育を受けている必要があります。
その上で、看護師国家試験にも合格していないといけません。
すでに看護師として働いた経験があれば、これらの条件の多くは満たしています。まったくの未経験者に比べると、スムーズに助産師国家試験を受けることができるのです。
助産師の平均年収は看護師よりも100万円ほど高いですし、検討してみる価値はあるでしょう。
保健師についても看護師国家試験への合格が必要で、看護大学や短期大学、専門学校等での教育実績が必要です。後は保健師国家試験に合格すれば良いのです。看護師として働いていたことが、アドバンテージとなるでしょう。
異動を申請する
複数の診療科があるなど、規模の大きな病院で勤めている場合、異動を申し出ることで問題を解決できることがあります。
「看護師として働き続けたいが、現在の職場では続けられない」といった方におすすめです。
いきなり退職をするのではなく、まずは上司などに相談し、異動をしたい旨伝えましょう。異動により現状の不満が解消されれば、転職活動にかかる手間や期間を気にする必要がなくなります。
信頼を得るための行動をする
患者や同僚、上司との関係が上手くいかず後悔しているときは、一度自分自身の行動も見直してみましょう。
周囲の人物が一方的に理不尽なことをいってきているのか、それとも自分が間違った行動をしていないか、考えてみましょう。
双方に問題がありトラブルになっていることもあるかもしれません。しかし自分にも直すべきところがあるなら、これからの行動を変える努力に取り組みます。
周囲の方から信頼を得られるようになれば、コミュニケーションも上手くいくようになり、仕事でのストレスが軽減されるかもしれません。
信頼を得る上では、仕事でのミスを減らすことが重要です。組織のチームや患者・その家族に不快感を与えるような言動をしないことも大事ですし、嫌なことがあったからといってすぐに顔に出したりイライラを出したりするのは避けましょう。
自分が一つひとつの行動を改善していくことで、周りの人たちの行動も変わるかもしれません。結果、みんなが過ごしやすい職場環境へ、少しずつ変わっていくことが期待できます。
偏った意見を持たない
患者への対応、看護師仲間とのやり取りにおいて、偏った意見を持たないようにしましょう。個人的な主観、固定観念にとらわれて行動をしていると、周囲の方との衝突が生まれ、孤立してしまうおそれがあります。
そうすると、チームとしての最適な仕事が実現しづらくなりますし、自身としても居心地が悪くなってきます。
この問題を解決するには、自分の考え方を変えようと努力することが大事です。自分の考え方に固執することなく、客観的な視点を持つことを意識すれば、対応も変わってきます。
看護師として転職して職場を変える
看護師は転職先も多いです。もし異動などでは問題を解決できないとき、異動に対応してくれなかったときは、別の病院などに転職することも検討しましょう。
仕事内容に大きな違いがなくても、職場を変えることで、自分に合った仲間と出会えるかもしれません。
また、職場を変えて診療科も変われば、具体的な仕事内容も変わります。そこで自分のやりたいことが見つかるかもしれません。
すぐに「看護師が合わなかった」と判断せず、別の職場で新たな看護師としてのキャリアを積んでみましょう。
民間企業へ転職する
「頑張って看護師資格を取ったのだから、看護師を続けないと損だ」と無理をする必要はありません。
看護師がつらいのなら、再度、民間企業への転職も検討しましょう。
転職も簡単ではありませんし、転職活動が難航することもあります。そのため、民間企業への転職を検討する場合でもすぐに退職をするのではなく、まずは転職サイトに登録し、希望の転職先があるかどうか、探してみましょう。
看護師として働きつつ転職活動も進めていくことができれば、無職の期間を短くし、収入面の不安を取り除くことも可能です。
社会人から看護師に転職して後悔した時におすすめの転職先
社会人から転職し、看護師として病院に勤めてみたものの、「後悔をしている」という時は、次の職場への転職も検討してみましょう。
クリニック
病院もクリニックも医療施設の一種ですが、クリニックは比較的規模が小さく、病院での勤務とは働き方も異なります。
一般に「病院」と呼ばれる施設で働く場合、入院している患者がいたりして24時間体制を維持するため、夜勤が発生します。
一方でクリニックでは夜勤が発生しない施設も多く、規則正しい生活を維持しやすいです。
特に人気は美容系のクリニックです。怪我や病気の患者をメインに相手するわけではありませんので、精神的な負担も少ないです。また、年収が高いケースも多いです。
訪問看護ステーション
訪問看護ステーションとは、訪問看護を提供する事業所のことです。
病院やクリニックのような、患者がそこにやってきてサービスを受けるというスタンスではありません。看護師側が患者の自宅に訪問して、必要な看護をおこないます。
機器や人員が充実している病院とは異なり、1人で多くのことに対応しないといけませんが、病院勤務での人間関係が上手くいかないときは転職先候補として検討してみましょう。
働き方が訪問看護の方が合っていることもあります。また、独立開業をすること可能ですので、そのための修業期間として勤めてみるのもありです。
老人ホーム、デイサービス
老人ホーム、あるいはデイサービスへの転職も看護師であればやりやすいです。
老人ホームやデイサービスで、看護師免許が必須とされてはいませんが、経験者であることが転職活動でアピールに使えます。
また、重症患者などがいるわけではありませんので、命の危機と隣り合わせで仕事をしなくて済みます。
ただ、介護の性質が強まるため、身体的な負担が増す可能性は覚悟しておく必要があります。
社会人から看護師に転職して職場を変えるための転職サイト
社会人から看護師に転職したものの、勤め先が自分には合わなかったという場合など別の職場に変えたいというときは、転職サイトを利用しましょう。
「看護師に転職することを決意している」「絞ってはいないが、看護師の求人情報をチェックしたい」という方には以下の転職サイトの利用をおすすめします。
看護roo!
「看護roo!(カンゴルー)」では、看護師の転職をサポートするサービスに加え、国家試験合格に向けての勉強に役立つ知識なども共有されています。
また、看護師が給与明細の内容を公開しており、看護師としての仕事の実情や相場を把握するためにも効果的なWebサービスとなっています。
「掲示板」を使ってほかの看護師や看護師志望の方とコミュニケーションを取ることもできます。
社会人からの転職には大きな不安も伴います。なかなか同じ境遇の人も近くにはいないかもしれませんが、ネットを通じて似た仲間を見つけることができるかもしれません。
レバウェル看護(旧：看護のお仕事)
「レバウェル看護」は、その名のとおり看護師に特化したサイトです。
以前「看護のお仕事」という名称で転職サービスを提供していたのですが、看護師系のメディアと一体になったことをきっかけに現在の「レバウェル看護」が誕生しました。
現役の看護師の方でも役に立つ情報を掲載していますし、看護師から看護師への転職、異業種から看護師への転職をしたいと考える方にも役立つ情報が取り扱われています。
もちろん、一般的な転職サイトのような機能も備わっており、サイトに登録をすることでアドバイザーにいろいろと指南してもらうこともできます。
「社会人経験はあるものの、看護師への転職をする人が近くにいないから不安」という場合でも、アドバイザーの存在が支えとなるでしょう。
社会人から看護師に転職して民間企業に戻るための転職サイト
社会人から看護師に転職したものの、「やっぱり民間企業でほかの仕事をやりたい」と考えたときは、次の転職サイトや転職エージェントの利用を検討しましょう。
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、転職を希望する多くの方に利用がおすすめできます。
ただ求人情報を掲載するだけではありません。転職エージェントでは、それぞれのサービスで異なる名称がついていることはありますが、アドバイザーやコンサルタントなどによる手厚いサポートが受けられます。
「自分だけで転職活動を進めていくのは難しい」「2回目の転職で、年齢的にも不安が大きい」といった方でも、エージェントサービスであれば次の就職先を見つけやすいです。
看護師ではなくても、看護師としての経験が活かせる仕事もあります。幅広く全国の求人情報を取り扱っているリクルートエージェントだからこそ、職種を絞った転職活動でも成功させやすいです。
doda
「doda」は、求人情報を求職者自ら探し出し、自分で応募をするという一般的な転職サイトとしての性質を持つとともに転職エージェントとしての性質も備えています。
そのためまずは自分のペースでのんびり進めてみたい、という方にも利用がおすすめできます。
「本格的に転職する意向が固まったからアドバイザーに支援して欲しい」と転職活動の方針を切り替えることも可能です。
dodaも多ジャンル、全国での転職に適しています。近年注目を集めているエンジニア関連の求人情報の取り扱いも多く、新たにIT業界にチャレンジしたい場合にもおすすめできます。
まとめ
一度民間企業で勤め、社会人を経験したのちに看護師に転職することも可能です。
新卒で看護師になる場合と同じく、看護系の大学や専門学校での学習期間を経て、看護師国家試験に合格することができれば看護師になれます。ニーズもある職種ですので、転職活動も比較的成功させやすいといえます。
ただし、多忙な仕事ですし夜勤も発生します。患者や同僚とのコミュニケーションも重要な職種です。
体力的にも精神的にも負担が大きく、転職してから後悔するケースも珍しくありません。
そこで、事前に看護師の仕事内容などをよく理解し、覚悟を持って転職に臨むことが求められます。とはいえ、職場でどのような人に出会うのかは予測できませんし、想定以上につらく感じ、後悔してしまうこともあるでしょう。
そのときは再度転職を検討したり、異動の申出や別の職場に移るなどの道を探ったりして問題を解決することは可能です。
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。