看護師の単発バイト探しにおすすめのサイト3選!派遣の仕事内容やメリットも解説
「今よりも収入を上げたい」「空き時間を活用して働きたい」などの理由から、単発バイトを考える看護師の人は多いです。
しかし、単発バイトの探し方や、具体的な仕事内容がわからず悩むことも多いのではないでしょうか。
この記事では、看護師の単発バイト探しにおすすめのサイト3選を紹介します。
合わせて、単発バイトにおすすめの仕事内容や、単発バイトをするメリットについても解説します。
先に結論をお伝えすると、看護師の単発バイトを探す時には、転職サイトの「看護roo!」を使うのがおすすめです。
看護roo!では、時給の高い看護師の求人を数多く掲載しており、あなたの希望条件に合った単発バイトを紹介してもらえます。
丁寧なサポートを受けながら単発バイトを見つけたい看護師の人は、ぜひ看護roo!で求人を探してみてください。
また、この記事では、看護師が単発バイトで働くまでの一般的な流れや、気をつけるべきことも解説しています。ぜひ最後まで読んでみてください。
【タイプ別】看護師の単発バイトにおすすめの仕事
「今よりも収入を増やしたい」「時間に余裕があって働きたい」など、単発バイトを考える看護師の人は多いです。
しかし、単発バイトにも様々な求人があるため、自分に合った仕事を選ぶことが大切です。
それでは、看護師の単発バイトには具体的にどのような仕事があるのでしょうか。
ここでは、以下の3パターンに分けて、看護師の単発バイトにおすすめの仕事を紹介していきます。
- 収入を増やしたい人におすすめの単発バイト
- 空き時間に働きたい人におすすめの単発バイト
- ブランクがある人におすすめの単発バイト
看護師におすすめの単発バイトについて、詳しく解説していきます。
副収入を稼ぎたい人におすすめの単発バイト
看護師の単発バイトや派遣の仕事は、ほかの職種と比べて時給の高い求人が多いです。
具体的には、時給2,000円の求人や、場合によっては時給2,500円の求人もあり、ほかの単発バイトと比べて稼ぎやすいといえます。
なかでも、高い時給で副収入を稼ぎたい看護師の人には、以下のような単発バイトがおすすめです。
- 夜勤専従
- 健診センター
- 訪問入浴介護
- 献血センター
それぞれの単発バイトにおける看護師の働き方について、詳しく解説していきます。
夜勤専従
夜勤専従の単発バイトは、夜勤手当がつくため、ほかの仕事よりも稼ぎやすいのが特徴です。
1回の勤務で約2〜3万円の給料を得られる求人が多く、効率的に副収入を稼ぎたい人に向いている単発バイトです。
夜勤専従では、看護師は主に「患者さんの看護ケア」「病棟の見回り」「患者さんの入浴介助」などの業務を担います。
職場によっては、診察補助や医療器具の消毒など、看護助手の業務をすることもあります。
通常の夜勤と同様に、患者さんの急変があった際には忙しくなることもあり、看護師としてある程度のスキルが必要でしょう。
夜勤専従の単発バイトを探す時には「夜勤専従」の条件で求人を検索できるMCナースネットを使うのがおすすめです。
健診センター
健診センターにおける健康診断や人間ドックは、採血スキルに自信がある人におすすめの単発バイトです。
看護師の主な仕事内容は、問診や採血、視力・聴力検査や心電図検査などの介助です。
健康な人を対象に検査をするため、急変対応や応急処置などはほとんどありません。
健康診断や人間ドックは、一度に多くの人を検査する必要があるため、看護師は問診や採血などを効率良く進める必要があります。
そのため、ルーティンワークが得意な人や、素早い対応ができる人に向いている単発バイトといえます。
また、単発バイトの求人が多い時期については、健康診断は2月〜4月頃に出ることが多いです。人間ドックの求人は、時期を問わずに出ている場合が大半でしょう。
そのため、レバウェル看護などのサイトでこまめに求人チェックをしておくと、健診センターの単発バイトも見つけやすいでしょう。
訪問入浴介護
訪問入浴介護は、要介護者の自宅に訪問し、入浴の介護をおこなう仕事です。
訪問入浴介護も、1日に約10,000〜15,000円の給料をもらえる求人が多く、比較的時給の高い単発バイトです。
介護職員と連携しながら、要介護者のバイタルチェックや入浴介助、衣服の着脱介助などをするのが、看護師の主な業務内容です。
医療行為をする機会はないため、精神的なプレッシャーを感じる機会も少なく、安心して働きやすい単発バイトといえるでしょう。
また、要介護者とのコミュニケーションを通して、やりがいを感じられる看護師の人も多いです。
訪問入浴介護の単発バイトは「巡回入浴」で検索できる「MCナースネット」を使うのがおすすめです。
献血センター
献血センターの単発バイトでは、看護師は主に「検査」「採血」の2つに関わります。
まず「検査」の過程では、少量の採血をし、血液型の事前判定と採血基準のチェックをします。その後の「採血」では、機械操作や穿刺などをおこないます。
献血で使用する針は、16〜18Gと一般的な予防接種などで使われるものよりも太く、痛みも感じやすいことから、献血看護師には正確な技術が要求されるでしょう。
また、看護師の重要な仕事として「緊急時の救護対応」もあります。献血後に気分が悪くなったり、貧血を起こしたりする人に看護をおこない、病院に繋ぐといった重要な役割を受け持ちます。
とはいえ、献血看護師は健康な人を相手にするので、病棟勤務と比較すると負担はかかりにくいでしょう。
空き時間に働きたい人におすすめの単発バイト
単発バイトは、自分の働きたい時に柔軟に働くことができ、空き時間を有効活用できます。
勤務時間の自由度が高く、ダブルワークをしたい看護師の人にも適しているでしょう。
そのなかでも、特に空き時間に働きたい看護師の人向けの単発バイトは、次の3つです。
- 有料老人ホーム
- クリニック
- ワクチン接種会場
単発バイトは求人に応募しなければ発生しないため、育児や介護をしながらでも働きやすいのがメリットです。
ここでは、空き時間に働きたい人向けの単発バイトについて、詳しく紹介していきます。
有料老人ホーム
有料老人ホームでは「入居者の健康管理」「日常生活の援助」が看護師の主な役割です。
入居者の健康管理では、バイタルチェックによる体調確認をはじめとして、入浴介助や軟膏塗布などをおこないます。通院が必要な入居者には、病院へ付き添うこともあります。
また、施設内で転倒などによるケガをした場合の応急処置、医師への報告や受診の判断も、看護師の大切な仕事です。
日常生活の援助においては、爪切りや食事の介助、口腔ケアや服薬の管理と与薬などが主な仕事です。
また、急病の場合は、必要に応じて救急要請をおこないます。体調の変化があった時には、適切かつ迅速に対応する必要があるため、介護職員や協力医とのコミュニケーションが重要です。
有料老人ホームの単発バイトは、求人数の多いレバウェル看護で探すと見つけやすいでしょう。
クリニック
クリニックは、医療機関で働きたい人や、看護スキルを鈍らせたくない看護師の人におすすめの単発バイトです。
繁忙期や休日の診療日に合わせて単発バイトを募集するケースが多く、忙しい分だけ時給は高い傾向にあります。
クリニックにおける看護師の仕事内容は、問診・診察介助・採血や点滴の処置などです。診療科によっては、予防接種や感染症検査などを看護師がおこなうこともあります。
病院やクリニックでの経験を活かして働けるため、単発バイトをしたことがない看護師の人でも始めやすい仕事です。
クリニックの単発バイトは「クリニック・病院外来」で検索できるMCナースネットで探すのがおすすめです。
ワクチン接種会場
感染症の流行以降、ワクチン接種会場での求人が増えています。
ワクチン接種会場では、看護師は問診票の確認やワクチンの充填、ワクチン接種や経過観察などの業務を担います。
誘導や受付などの業務は、看護師資格をもたない派遣スタッフが担当します。そのため、看護師の仕事はほとんどがワクチン接種に関する仕事と考えて良いでしょう。
単発バイトもあれば、数ヶ月単位で運営される求人もあるため、都合に合わせて働く期間を選びやすいでしょう。
また、ワクチン接種の開始時期は、自治体によってバラつきがあります。どこかの自治体で看護師として接種業務に携わった経験があると、別の現場での単発バイトでもプラスに働くかもしれません。
ブランクがある人におすすめの単発バイト
看護師の人のなかには、出産や育児などをきっかけに仕事を退職し、ブランクのある人もいます。
ブランクの期間が長いほど、看護知識や技術に不安があり、復職できるだろうかと悩むものです。
ブランクがある人には、ここで紹介する3つの単発バイトを復職前に経験しておくのがおすすめです。
- デイサービス
- ツアーナース
- イベントナース
これらの単発バイトを経験しておくことで、看護師として働く勘を取り戻し、復職に向けた準備もしやすいでしょう。
ブランクがある人におすすめの単発バイトについて、それぞれ紹介していきます。
デイサービス
デイサービスは、時間に余裕をもって働きたい人や、病院以外で働きたい人に向いている単発バイトです。
医療処置を必要としない利用者さんにケアをおこなうため、精神的・身体的負担が少ない職場といえます。
看護師の主な仕事内容は、バイタルサイン測定、健康状態の観察、食事準備やレクリエーションのサポートなどです。
医療行為は少なく、利用者さんとじっくり関われる仕事であり、経験の浅い方やブランクのある方でも安心して始められるでしょう。
デイサービスの単発バイトは、掲載求人数の多いレバウェル看護で見つけるのがおすすめです。
ツアーナース
ツアーナースは、学校の修学旅行や、企業の社員旅行などに同行し、参加者の健康管理をする仕事です。
旅行中は、普段とは異なる環境から、怪我や体調不良が起きやすいものです。
怪我人や体調を崩した人が出た場合には、応急処置をしたり、一緒に医療機関を受診したりするのが看護師の主な役割です。
医師が同席することはなく、1人〜2人程度の看護師だけで対応を判断する必要があるため、冷静に判断する力が求められます。
しかし、病棟勤務とは異なり、医療行為をする機会はないため、ブランクのある看護師の人でも働きやすい単発バイトです。
また、宿泊を伴う求人が多く、日帰りのものはほとんど存在しないため、旅行好きな看護師の人にも向いています。
イベントナース
イベント会場における看護師を、イベントナースといいます。
イベントナースは、ライブ会場や講演会などの救護係として、体調不良者のケアや応急処置、病院受診への付き添いを担います。
突発的な体調不良者のケアがメインであり、配置される看護師の人数は最小限です。場合によっては、医療従事者が自分1人だけというケースも珍しくないでしょう。
そのため、ある程度の経験年数や、状況判断力・対応力・臨機応変さなどに長けた看護師の人に向いている単発バイトです。
イベントナースの単発バイトは、派遣求人に強いMCナースネットで探すのがおすすめです。
看護師の単発バイト探しにおすすめのサイト3選
単発バイトの経験がなければ、仕事の探し方がわからない看護師の人も多いはずです。
友人からの紹介などで見つかることもありますが、単発バイトの最も簡単な探し方は、なんといってもサイトや派遣会社から紹介を受ける方法です。
そこで、看護師の単発バイトにおすすめのサイトをご紹介します。
- 看護roo!
- レバウェル看護
- MCナースネット
それぞれのサイトの特徴も解説するため、自分に合ったサイトで単発バイトを見つけてみてください。
それでは、看護師の単発バイト探しにおすすめのサイトを紹介していきます。
看護roo!
看護roo!は、株式会社クイックが運営する看護師転職サイトです。
単発バイトなどの派遣求人のなかでも、時給の高い求人を数多く保有しているのが特徴です。
また、求人を掲載している医療機関の内部情報を詳しく把握しているため、人間関係などの職場の雰囲気を知ったうえで働くかどうかを決められます。
自分に合った単発バイトを見つけたい看護師の人は、看護roo!で求人を探すのがおすすめです。
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の運営会社、レバレジーズメディカルケア株式会社は「医療・介護を支える人に寄り添う姿勢」を大切にしている企業です。
過去には看護師に関するメディアと統合した背景もあり、求人情報だけでなく、看護師に関する様々な情報もレバウェル看護からチェックすることができるようになっています。
もちろん単発バイトの求人も多いので、自由度の高い働き方を希望している方にもおすすめです。
求人の種類としては、非公開求人も多く、なかには実際に働いているスタッフや入院患者さんからの口コミが掲載されていることもあるので、施設についてじっくりと調べたい看護師の方におすすめできます。
MCナースネット
MCナースネットは、株式会社メディカル・コンシェルジュが運営する看護師転職サイトです。
夜勤専従や日勤のみなどの勤務形態や、訪問入浴介護や検診センターなどの業務内容など、様々な単発バイトの求人を扱っています。
全国25箇所に拠点を設けており、地方在住の看護師の人でもサポートを受けやすいのが特徴です。
専任のコンサルタントに無料で求人を紹介してもらえるため、希望条件に合った単発バイトも見つけやすいことでしょう。
また、MCナースネットでは「ツアーナース」「イベントナース」などの珍しい単発バイトの求人も取り扱っています。
多くの求人から自分に合った単発バイトを見つけたい場合には、MCナースネットを使うのがおすすめです。
看護師の単発バイトを見つけるサイトの選び方
看護師の単発バイトを見つける際には、派遣の求人が掲載されているサイトで探すのがおすすめです。
そこで、ここでは看護師の単発バイトを見つけるサイトの選び方を3つ紹介します。
- 看護師に特化したサイトを選ぶ
- 求人数の多さで選ぶ
- サポートの充実度で選ぶ
強みとする領域はサイトによって異なるため、自分の希望に合ったサイトを活用することが大切です。
看護師の単発バイトを見つけるサイトの選び方について、詳しく解説していきます。
看護師に特化したサイトを選ぶ
看護師向けの単発バイトを探す際、看護師に特化したサイトを選ぶことが大切です。
看護師に特化している分、その働き方についても熟知しており、手厚いサポートを受けられることが多いです。
また、看護師業界における単発バイトの選び方や、職場選びの相談にも乗ってもらいやすく、納得のいく単発バイトを探しやすくなります。
求人数の多さで選ぶ
看護師の単発バイトを探す時のサイトは、求人数の多さで選ぶのもおすすめです。
当然ですが、求人数が多いと、その分選択肢が増えるため、様々な単発バイトから希望条件に近いものを探せます。
また、より多くの求人をもとに単発バイトを探したい場合には、複数のサイトに同時登録するのも良いです。
複数のサイトを活用することで、多くの求人を見つけられるため、条件の良い単発バイトも探しやすくなることでしょう。
サポートの充実度で選ぶ
最後に、単発バイトを探すサイト選びに悩んだ際には、サポートの充実度で選ぶのも良いでしょう。
単発バイトを探す際のサポートは、希望条件のヒアリングや求人の紹介に加え、給料の前払い制度があったり、就業後のフォローをしてもらえたりと、サイトによって異なります。
手厚いサポートを実施しているサイトを選ぶか、複数のサイトを活用して同時にサポートを受けることで、自分に合った単発バイトを見つけやすくなるでしょう。
看護師が単発バイトをする5つのメリット
看護師は常勤で働くイメージが強いかもしれませんが、実は単発バイトをするメリットも多く存在します。
看護師が単発バイトをするメリットは、次の5つです。
- 高時給で働きやすい
- 都合に合わせた働き方ができる
- 様々な職場を経験できる
- ブランクがあっても働ける
- 人間関係で悩みづらい
どれも単発バイトならではのメリットなため、常勤看護師との働き方と比較して考えるのがおすすめです。
それでは、看護師が単発バイトをするメリットをそれぞれ紹介していきます。
高時給で働きやすい
看護師の単発バイトは、時給の高い求人が多いのが特徴です。
時給が2,000円以上の求人もあり、ほかの単発バイトと比べて稼ぎやすいといえます。
給料を日払いしてもらえる単発バイトもあり、副収入をすぐに手にしたい看護師の人や、給料を生活費に充てたい人も働きやすいことでしょう。
具体的な時給や日給は、働く地域や求人によって異なりますが、それでも時給が高い傾向にあるのは、看護師の単発バイトならではのメリットです。
都合に合わせた働き方ができる
自分の都合に合わせた働き方ができるのも、看護師が単発バイトをするメリットです。
単発バイトは、都合の空いている日時を選んで応募できるため「週に3日だけ働く」「午前中のみ勤務する」など、ほかのスケジュールに合わせて働けます。
育児中で常勤が難しい看護師の人や、空き時間を有効活用したい人も、単発バイトであれば働きやすいことでしょう。
様々な職場を経験できる
単発バイトは基本的に1日限りの勤務なため、複数の単発バイトをすることで、様々な職場を経験できます。
未経験でも応募できる診療科であれば、転職をせずとも、その診療科での働き方がイメージできるでしょう。
また、複数の職場を経験することで、自分に合った働き方や診療科が見つかることもあります。
空いた時間で様々な職場を経験したい看護師の人にも、単発バイトはおすすめできます。
ブランクがあっても働ける
看護師としてブランクがある場合、復職に自信を持てない人も多いです。
しかし、単発バイトであれば、ブランクのある人や、経験年数が短い人でも、比較的採用されやすい傾向にあります。
単発バイトや派遣の仕事を経て、看護師として働く勘を取り戻してから、常勤の求人に応募するのも良いでしょう。
人間関係で悩みづらい
看護師同士の人間関係に悩みづらいのも、看護師が単発バイトで働くメリットです。
職場において、先輩看護師や同僚との人間関係に悩む人は多いです。我慢をし続けた結果、人間関係に気疲れしてしまう人もいます。
しかし、単発バイトであれば、基本的には毎回職場が異なるため、人間関係に悩むことも少なくなります。
また、様々な職場を経験することで、看護師同士の繋がりも構築できることでしょう。
看護師が単発バイトをするデメリット
メリットの多い単発バイトですが、一方でデメリットもいくつか存在します。
具体的に、看護師が単発バイトをするデメリットは、次の2つです。
- スキルアップしづらい
- 同じ職場で長期間働けない
ここで紹介するデメリットを踏まえ、単発バイトをする際の参考にしてみてください。
それでは、看護師が単発バイトをするデメリットを解説していきます。
スキルアップしづらい
看護師の単発バイトは基本的に1日限りのため、スキルアップには向いていません。
すでに経験したことのある業務が大半で、新たな知識やスキルは身につけづらいでしょう。
もしスキルアップを目的としている場合には「未経験の診療科に応募する」「単発バイトではなく数ヶ月〜半年程度の求人に応募する」などの方法も考えておくと良いでしょう。
同じ職場で長期間働けない
繰り返しになりますが、看護師の単発バイトは1日限定のような短期間での求人が多いです。
もし働きやすい職場があったとしても、長期間は働けないのが単発バイトのデメリットです。
職場環境を安定させたい看護師の人には、単発バイトの働き方は向いていないでしょう。
しかし、いい換えると、自分の好きな時間に、様々な職場での経験を積める働き方ともいえます。
この特徴を活かして、空いた時間に働いたり、未経験の診療科を経験したりすると、単発バイトでもうまく働けることでしょう。
看護師が単発バイトで働くまでの一般的な流れ
ここでは、看護師が単発バイトで働くまでの一般的な流れについて解説します。
- サイトや派遣会社に会員登録する
- 面談で希望条件を伝える
- 単発バイトを紹介してもらう
- 単発バイトに応募する
- バイト先が決定・就業する
どの派遣会社やサイトに登録しても、基本的な流れは変わりません。
自分に合ったものを選び、希望条件に合う単発バイトの求人を探してみましょう。
それでは、看護師が単発バイトで働くまでの一般的な流れを解説していきます。
サイトや派遣会社に会員登録する
まずは、単発バイトを紹介してもらうために、サイトや派遣会社に会員登録します。
どのサイトや派遣会社でも、基本的にオンラインで完結するため、気軽に会員登録できます。
会員登録後は、担当のキャリアアドバイザーから、電話やメールなどで連絡がきます。
単発バイトの具体的な希望条件を伝えるために、面談の日程調整をしましょう。
面談で希望条件を伝える
面談では、単発バイトで希望する条件をキャリアアドバイザーに伝えます。
勤務地や勤務日、施設形態や業務内容など、希望する条件はなるべく詳細に伝えましょう。
条件を正確に伝えることで、より希望に近い看護師の単発バイトを見つけやすくなります。
単発バイトを紹介してもらう
面談後は、希望条件や今までの経験をもとに、自分に合った単発バイトを5〜15件ほど紹介してもらえます。
勤務地や給与条件などは求人によって異なるため、紹介された単発バイトのなかでも理想に近いものを選びましょう。
もし希望条件に合う単発バイトがない場合には、キャリアアドバイザーに正直に伝えることが大切です。
再度面談をし、改めて単発バイトを紹介してもらいましょう。
単発バイトに応募する
希望する単発バイトが見つかれば、担当のキャリアアドバイザーに伝えて応募し、書類選考を受けましょう。
書類選考に通過した後には、面談が必要な施設もあります。
面談の際も、担当のキャリアアドバイザーが同席してくれるため、安心して臨めるでしょう。
バイト先が決定・就業する
バイト先が決定した後は、具体的な勤務日や業務内容などを確認し、実際に働きます。
サイトや派遣会社によっては、担当のキャリアアドバイザーがバイト先に同席してくれる場合があります。
もしバイト先でトラブルがあった場合にも、キャリアアドバイザーからのサポートを受けることで、安心して働けるでしょう。
看護師が単発バイトをする時に気を付けることは?
これまで説明してきたように、看護師の単発バイトはおすすめできる部分が多いですが、一方で気を付けるべきポイントもあります。
具体的には、以下のようなポイントには注意が必要です。
- 現職で副業が可能か確認する
- 無理のないスケジュールで働く
- 単発バイトによる年間収入額を把握しておく
- スキルアップは難しいことを理解しておく
看護師が単発バイトで気をつけるべきポイントについて、それぞれ述べていきます。
現職で副業が可能か確認する
現在常勤として働いている看護師の人は、現職で副業が可能かどうかを確認しましょう。
単発バイトのような副業の可否は、職場によって異なり、基本的には就業規則に明記してあります。
昨今の情勢では、副業を解禁する職場も増えつつありますが、それでも禁止している職場が多いのが現状です。
副業が禁止されている職場で単発バイトをした場合、就業規則違反となり、処罰を受ける可能性もあるため注意が必要です。
なお、国立や公立の病院に勤務している看護師の場合、公務員として扱われるため、そもそも副業は禁止されています。
懲戒処分等の処罰を受ける可能性があるため、単発バイトは避けましょう。
無理のないスケジュールで働く
単発バイトで働く時には、自分でしっかりとスケジュール管理をおこなうことも重要です。
スケジュール管理を疎かにしてしまうと、本業以外で働いたために睡眠不足や体調不良などを起こしかねません。
複数の単発バイトを受ける際にも、ダブルブッキングにならないように注意が必要です。
さすがに本業と単発バイトを同じ時間帯に入れることはないかと思いますが、急なシフト変更にも対応できるように、スケジュールには余裕を持っておきましょう。
収入アップや様々な職場を経験できるなど、単発バイトのメリットだけに注目するのではなく、自分の時間や体力を考えてスケジュールを組むことも大切です。
単発バイトによる年間収入額を把握しておく
単発バイトを頻繁にする人は、確定申告が必要になる場合もあるため、年間収入額を把握しておきましょう。
具体的には、本業以外で年間20万円以上の収入があり、勤め先で確定申告がされない場合には、自身で確定申告をする必要があります。
また、単発バイト先が発行した源泉徴収票も必要になるため、大切に保管しておきましょう。
スキルアップは難しいことを理解しておく
単発バイトをたくさん経験しても、スキルアップには繋がりにくいことも頭に入れておきましょう。
看護師の単発バイトは、基本的に1日だけ働く求人が大半です。
単発バイトで任される仕事は、医療処置の少ない仕事が多く、場合によっては雑務や看護助手といった業務ばかりのこともあります。
高いスキルや経験が必要な仕事ではないので、看護師経験の少ない人や、退職してブランクがある人も安心して働くことができます。
一方で、高度な医療を学びたい、スキルアップをしていきたいという看護師の人には向いていないでしょう。
看護師の単発バイトに関するよくある質問
この記事では、看護師の単発バイトにおすすめの仕事や、その探し方について解説してきました。
しかし、単発バイトを経験したことがない人のなかには、本当に単発バイトをしても大丈夫なのかと不安や疑問のある人も多いはずです。
そこで最後に、看護師の単発バイトに関するよくある質問と回答を紹介します。
- 看護師の単発バイトは禁止されていない?
- 派遣会社やサイトは複数登録しても大丈夫?
- 看護師の単発バイトは未経験でも働ける?
- ブランクがある場合でも単発バイトで働ける?
- 単発バイトはサイトの登録なしでも働ける?
- 単発バイトが決まった後にキャンセルできる?
それぞれ簡単に紹介しますので、単発バイトをする際の参考にしてみてください。
それでは、看護師の単発バイトに関するよくある質問と回答を紹介していきます。
看護師の単発バイトは禁止されていない?
看護師の単発バイトは、2021年4月より条件付きで認められています(※1)。
具体的には、以下の条件に1つでも当てはまる場合は、週20時間未満の単発バイトをすることができます(※2)。
条件 | 確認書類 |
---|---|
60歳以上 | 年齢が確認できる公的書類など |
昼間学生 | 学生証など |
本業の年収が500万円以上 | 源泉徴収票など |
世帯年収が500万円以上 | 本人・配偶者等の所得証明書など |
大前提ですが、医師や薬剤師、看護師・准看護師や保健師などの医療関係業務は、労働者派遣法により派遣業務が禁止されています。
ここに看護師が含まれていることから「看護師も派遣の単発バイトができないのか」と思うかもしれません。しかし、以下のような条件下であれば、看護師の派遣業務は可能です。
まず、正社員としての雇用を前提とする「紹介予定派遣」では、看護師の派遣は例外的に許可されています。こちらは派遣として一定期間働き、職場のことを十分理解した上で正社員になるという働き方です。
また、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、身体障害者療護施設や、福祉施設内にある診療所への派遣も認められています。
具体的には、デイサービスや介護支援センターなどの社会福祉施設では、看護師の派遣業務が法律で認められています。実際に、これらの施設からの求人も多いです。
さらに、労働者派遣法では、産休・育休によって生じた欠員の代替労働力として、看護師の派遣が認められています。
看護師は、女性の占める割合が極めて高い職業の一つです。したがって、結婚・出産などのライフイベントで職場を離れる看護師もいるでしょう。
最近では、女性の社会進出や、産休・育休制度の拡充も進んでおり、出産後に元の職場に復帰する看護師も増えつつあります。それに伴い、間を埋めるために派遣の単発バイトをするケースも増えていくでしょう。
(※2)一般社団法人 日本人材派遣協会「しくみと法律」
派遣会社やサイトは複数登録しても大丈夫?
派遣会社やサイトには、複数登録しても問題ありません。
むしろ、保有する看護師の求人は、派遣会社やサイトによって異なるため、複数のものに同時登録することで、より多くの求人から自分に合った単発バイトを探せるようになります。
看護師の単発バイトは未経験でも働ける?
未経験や経験の少ない場合でも、単発バイトは可能です。
「未経験可」「年齢不問」などの単発バイトに応募することで、未経験や経験年数が少ない看護師の人でも働くことができます。
具体的な仕事内容だと「看護助手」「訪問入浴介助」「血圧測定」などの求人が働きやすいでしょう。
ただし、実務経験が豊富な看護師の方が、より求人の選択肢は増える傾向にあります。
ブランクがある場合でも単発バイトで働ける?
ブランクがある看護師の人でも単発バイトで働くことができます。
「ブランクOK」のような条件で検索すると、ブランクのある人向けの単発バイトを探せます。
実際に、復職前に単発バイトをして、自信をつけてから常勤看護師として復帰する人もいます。
単発バイトはサイトの登録なしでも働ける?
会員登録なしで単発バイトができるサイトもあります。
しかし、好条件な非公開求人を紹介してもらえたり、応募書類のサポートを受けられたりと、サイトに会員登録をするメリットは数多く存在します。
上記のような手厚いサポートを受けられることから、看護師の単発バイトを探す際には、各サイトや派遣会社に会員登録しておくことをおすすめします。
単発バイトが決まった後にキャンセルできる?
単発バイトが決まった後は、基本的にキャンセルはできません。
勤務日はほかのスケジュールが入らないよう、予定を空けておきましょう。
体調不良などのやむを得ない事情でキャンセルをした場合にも、それ以降は単発バイトを紹介してもらえない可能性があるため、注意しましょう。
まとめ
看護師の単発バイトは、資格を活かして副収入を稼ぎたい人や、空き時間を活用して働きたい人におすすめできる働き方です。
検診センターや有料老人ホーム、クリニックなど、様々な職場での単発バイトが可能なので、自分に合った仕事を選びましょう。
看護師の単発バイトは時給が高い傾向にあり、ほかのアルバイトと比べて効率的に稼ぎやすい特徴があります。
また、自分の都合に合わせて働けたり、ブランクがあっても働きやすかったりするのも、単発バイトのメリットです。
ただし、看護師としてのスキルアップは難しく、同じ職場で長期間働きづらいなど、気を付けるべきポイントもあります。
単発バイトを探す時には、この記事で紹介したような派遣会社やサイトを使うのがおすすめです。希望条件に合うような単発バイトをスムーズに見つけやすくなるでしょう。
「お得」を愛するFPライターです。大手電機メーカーおよび施設運営会社勤務を経て、2018年よりフリーのライターに。会社勤務時に、ファイナンシャルプランナー(FP)資格取得に取り組み、CFPおよびFP1級を取得。現在は主にローンに関する記事を連載しています。また、英語にも興味があり、10年ほど前よりTOEICの勉強と受験を続けています。模試会などにも参加しており、おかげさまで最高975点まで取得しました。最近はお得な防寒着を販売している「ワークマン」にはまっており、セールのたびにレアな衣類を購入するのが楽しみです。