【2023年最新】看護師の年収ランキング|給料を都道府県や年齢別に解説 PR

【2023年最新】看護師の年収ランキング|給料を都道府県や年齢別に解説

看護師は、高収入のイメージを持たれることも多い職種のひとつです。「厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査(※1)」によると、看護師の平均年収は「509万円」という結果になっています。

また、国税庁の「民間給与実態調査(※2)」による日本人の平均年収は「443万円」であるため、看護師は全職種においても高収入であるといえるでしょう。

しかし、看護師のなかには、「自分の給料がほかの看護師と比べてどの程度なのか」という疑問を持つ人も少なくありません。同じ看護師でも住んでいる地域や年齢、病院規模の大きさなどによっても収入が大きく異なります。

そこでこの記事では、看護師の年収ランキングを項目別に図表を使って解説します。自分の年収と比較し、今後のキャリアプランの参考にしてみてください。

(※1)出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
(※2)出典:国税庁「民間給与実態調査」

看護roo!

看護roo!
業界トップクラスの求人数
アドバイザーの質が高い
職場の雰囲気を細かく教えてもらえる
【PR】

レバウェル看護

レバウェル看護
幅広い分野の求人がある
キャリアアドバイザーの対応が丁寧
ヒアリング力が高く寄り添った求人を提案
【PR】

マイナビ看護師

マイナビ看護師
看護師専門のキャリアアドバイザー在籍
地域の求人に詳しい全国20カ所の拠点
会って話せるキャリア面談実施
【PR】

【都道府県別】看護師の年収ランキング

ここからは、都道府県別の看護師の年収について解説します。この図表から分かるとおり、住んでいる地域によって平均年収額が大きく変わります。

地域の特性を踏まえて、自分の年収と比較してみましょう。

都道府県 決まって支給する現金給与額 年間賞与額 年収
全国平均 33.9万円 80.8万円 約488万円
北海道 33.5万円 81.9万円 約484万円
青森県 29.7万円 74.2万円 約430万円
岩手県 31.8万円 87.5万円 約470万円
宮城県 33万円 83.9万円 約480万円
秋田県 32万円 72.4万円 約457万円
山形県 31.1万円 91.2万円 約464万円
福島県 32.5万円 82.7万円 約473万円
茨城県 33.7万円 83.5万円 約488万円
栃木県 30.2万円 63.1万円 約426万円
群馬県 32.7万円 79.2万円 約472万円
埼玉県 36.1万円 82万円 約515万円
千葉県 34.1万円 76.3万円 約485万円
東京都 38.1万円 80万円 約537万円
神奈川県 36万円 76.2万円 約508万円
新潟県 34.5万円 87.9万円 約502万円
富山県 34.9万円 102.8万円 約521万円
石川県 31.5万円 84.5万円 約463万円
福井県 33.2万円 98.6万円 約497万円
山梨県 33.4万円 85.6万円 約487万円
長野県 34.3万円 61万円 約473万円
岐阜県 35万円 105.3万円 約525万円
静岡県 34.5万円 88.7万円 約503万円
愛知県 34万円 89.2万円 約498万円
三重県 33.2万円 71.2万円 約470万円
滋賀県 34.5万円 79.7万円 約494万円
京都府 34.9万円 69.2万円 約488万円
大阪府 35.4万円 80万円 約505万円
兵庫県 37万円 77.4万円 約520万円
奈良県 36.4万円 92.5万円 約529万円
和歌山県 34.7万円 90.6万円 約506万円
鳥取県 29.6万円 60.9万円 約416万円
島根県 31.9万円 84.1万円 約466万円
岡山県 32.1万円 88.8万円 約475万円
広島県 32.7万円 90.3万円 約482万円
山口県 33.6万円 99.1万円 約502万円
徳島県 34.4万円 68.3万円 約480万円
香川県 32.5万円 88.6万円 約479万円
愛媛県 29.2万円 64.9万円 約415万円
高知県 30.6万円 83.4万円 約451万円
福岡県 33.2万円 84.8万円 約484万円
佐賀県 31.5万円 88.4万円 約466万円
長崎県 31.7万円 82.9万円 約463万円
熊本県 29.7万円 75.7万円 約432万円
大分県 29万円 68.1万円 約416万円
宮崎県 29.1万円 70.3万円 約420万円
鹿児島県 27.1万円 56.8万円 約382万円
沖縄県 32.8万円 80.3万円 約473万円
(※)出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

1位と最下位の年収の差は「155万円」

平均年収上位の都道府県は、次のとおりです。

平均年収上位の都道府県
  • 1. 東京都:537万円
  • 2. 奈良県:529万円
  • 3. 岐阜県:525万円

一方で、平均年収下位の都道府県は次のとおりです。

平均年収下位の都道府県
  • 1. 鹿児島県:382万円
  • 2. 愛媛県:415万円
  • 3. 鳥取県 / 大分県:416万円

1位の東京都と最下位の鹿児島県を比較すると、平均年収に155万円の差があることがわかります。これは月額で計算すると、毎月約13万円の差があることになります。

全体的に、関東・関西・東海地方などの都市部は年収が高い傾向があります。その反面、四国・九州・沖縄などの地方では年収が低くなりやすいです。

また、岐阜県などでは慢性的な人手不足から給料が高く設定されていると考えられます。そのほかに、17の都道府県で平均以上の年収額がもらえる結果となっています。

生活水準の差も年収に影響している

都市部と地方を比べれば、物価や家賃といった生活水準が大きく異なります。アパートやマンションに住む場合にも、家賃だけでも5〜10万円ほどの金額差があります。

自動車の駐車場料金も、地方と都市部では数倍も変わることがあります。年収で数十万円の差があったとしても、東京などの都市部で働く看護師よりも、地方で働く看護師の方が裕福な暮らしができることも珍しくありません。

生活費がかかってしまう分、都市部の職場ではそれに見合うだけの給料の額が設定されているため、地方よりも高年収になると考えられます。

全職種の平均年収と比較することが重要

単純に地域の年収差だけでは、給料の良し悪しは判断できないケースがあります。実際に、平均年収が上位の地域に住んでいるからといって、裕福な生活ができるとは限りません。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、1位の東京都では会社員の平均年収が599万円であるため、看護師の平均年収は60万円ほど低い結果となっています。

一方で、看護師の年収では下位に位置する島根県では、会社員の平均年収が410万円で、看護師の年収の方が上回っています。他職種と比較した場合、東京都よりも島根県の方が看護師の年収が高い位置付けといえるでしょう。

また、先程のように都市部では家賃や物価などの生活コストが、地方に比べて余計にかかります。収入が上がれば税金などの控除額も増加するため、手取り額と支出額のバランスも考慮して比較する必要があります。

【年齢別】看護師の年収ランキング

ここでは、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」をもとに、看護師の平均年収を「年齢別」に比較します。

年齢 平均年齢 勤続年数 決まって支給する現金給与額 賞与 年収
全体 40.7歳 9.1年 35.2万円 86.2万円 約509万円
20〜24歳 23.2歳 1.6年 29.5万円 46.2万円 約400万円
25〜29歳 27.3歳 3.7年 33.4万円 76.7万円 約478万円
30〜34歳 32.4歳 5.5年 33.4万円 78.3万円 約480万円
35〜39歳 37.5歳 8.6年 34.6万円 90.6万円 約506万円
40〜44歳 42.5歳 10.6年 36.1万円 96.5万円 約530万円
45〜49歳 47.5歳 12年 38.5万円 103.6万円 約566万円
50〜54歳 52.4歳 13.8年 38.4万円 105.8万円 約567万円
55〜59歳 57.4歳 16.6年 39.1万円 109万円 約578万円
60〜64歳 62.3歳 16.1年 34.4万円 70.3万円 約483万円
70歳〜 73.3歳 9.5年 30.7万円 27.3万円 約396万円

平均年収が上位の年齢層は次のとおりです。

平均年収が上位の年齢層
  • 1. 50代後半:578万円
  • 2. 50代前半:567万円
  • 3. 40代後半:566万円

その一方で、平均年収が下位の年齢層は次のとおりです。

平均年収が下位の年齢層
  • 1. 70歳以上:396万円
  • 2. 20代前半:400万円
  • 3. 20代後半:478万円

一般的に、年齢が上がることで看護師としての経験や知識が身に付くため、収入は増加する傾向にあります。

また、定年後に低年収で再雇用をされている70歳以上や、経験の浅い20代は年収が低い傾向にあります。

新人の20代前半は最も年収が低い

20代前半は看護師としては新人であることがほとんどです。特に、1年目の看護師はまだ夜勤にも入らない時期もあるうえに、賞与も満額もらえないのが通常です。

しかし、看護師の場合は1年目でも年収400万円と、ほかよりも高年収でスタートできる職種であることが分かります。新卒の平均年収は200万円~250万円(※)といわれていることから、看護師の初任給は日本国内においてもかなり高水準であるといえます。

(※)出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」

看護師は給料が上がりにくい

20代から高い年収が得られる看護師ですが、その反面、給料がなかなか上がらない特徴もあります。看護師として年収額がピークに達する50代後半と20代前半との年収の差は「178万円」です。

単純計算で、1年間で約5,000円ずつ上がっていく計算になります。日本経済団体連合会の「2022年春季労使交渉・大手企業業種別回答状況」によると、2022年における日本全体の定期昇給やベースアップを含む月例賃金の引き上げ率は2.27%(7,430円)です。

この結果から、看護師の昇給額は全職種に比べて低い傾向にあるといえます。

年収は50代後半がピーク

基本的には、年齢が上がるにつれて看護師の年収も上がっていく傾向があります。手取り額は、基本給に夜勤手当・残業手当などをプラスした総支給から税金や保険料が引かれるため、年収の8割程度となります。

経験を積むごとに少しずつ収入が上がり続けて、50代後半でピークを迎えたあとは減少していきます。50代後半になると、定期昇給以外にも師長や部長といった役職に就いていることも多く、役職手当などで年収が上がりやすくなります。

しかし、50代後半を境に昇給しにくくなるケースが多く、60歳以降は定年を迎えることで大幅に収入が減ります。減少しているとはいえ、60歳を過ぎても年収が高水準である理由としては、定年後も経験豊富な看護師としての需要が高いためであるといえます。

20代後半〜30代にかけては年収が上がりにくい

結果を見ると、20代後半から30代までは収入にほとんど変化がありません。年収が上がらない理由としては、妊娠や出産、子育てなどのライフステージの変化によって夜勤回数が減っているためであると考えられます。

看護師によっては、夜勤のないクリニックへ転職するなど、収入自体が減る働き方を選択する人も多く、この年代の年収が伸び悩む理由となっています。

夜勤手当は看護師の収入のなかでも大きな割合を占めており、夜勤の減少は年収に大きく影響します。30代を過ぎた頃から仕事に本格的に復帰する看護師も多くなるため、年収の伸び率が上がっていく傾向にあります。

【設置主体別】看護師の年収ランキング

ここからは、日本看護協会の「2019年 病院および有床診療所における看護実態調査」をもとに、設置主体別の看護師の月収について比較・解説します。

同じような施設や病院でも、設置主体によって看護師の収入に差があります。

以下の図表は、設置主体別・勤続10年・31〜32歳・非管理職の看護師をモデルとした月額給与です。

設置主体 平均基本給与額 平均税込給与総額(※1) 賞与を除いた年収額(※2)
全体 24.5万円 32万円 約384万円
国立 25.8万円 33.3万円 約400万円
公立 26.7万円 33.8万円 約406万円
日本赤十字社 27.5万円 34.5万円 約414万円
済生会 26.2万円 33.8万円 約406万円
厚生連 25.8万円 32万円 約384万円
その他公的医療機関 24.4万円 31.4万円 約377万円
社会保険関係団体 27.5万円 35万円 約420万円
公益法人 24.4万円 31.9万円 約383万円
私立学校法人 27.1万円 35.6万円 約427万円
医療法人 23.3万円 31万円 約372万円
社会福祉法人 24.7万円 32.7万円 約392万円
医療生協 24.7万円 31.4万円 約377万円
会社 27.6万円 34.5万円 約414万円
その他の法人 23.9万円 31.4万円 約377万円
個人 23.9万円 31万円 約372万円
(※1)税込給与総額には、通勤手当、住宅手当、家族手当、夜勤手当、当直手当等を含む。(時間外勤務の手当は除く)
(※2)夜勤をした場合には、当該の月に三交代で夜勤8回(二交代で夜勤4回)をしたものと想定。

1位と最下位は月に「4.6万円」の差がある

平均月給が上位の設置主体は次のとおりです。

平均月給が上位の設置主体
  • 1. 私立学校法人:35.6万円
  • 2. 社会保険関係団体:35万円
  • 3. 日本赤十字社 / 会社:34.5万円

一方で、平均月給が下位の設置主体は次の結果になりました。

平均月給が下位の設置主体
  • 1. 医療法人 / 個人:31万円
  • 2. 医療生協 / その他の法人 / その他公的医療機関:31.4万円
  • 3. 公益法人:31.9万円

1位の私立学校法人と最下位の医療法人の月給差は4.6万円という結果になっています。年間では55.2万円もの差があり、たとえ同じような業務内容でも給料は大きく変わります。

公的機関で働く看護師は、公務員に準じた待遇を受けられることが多く、収入が高くなる傾向があります。

各設置主体の福利厚生や、自分に合った働きやすい環境が整っているかにもよりますが、私立大学病院への就職・転職によって看護師の平均年収以上の収入が期待できる可能性があります。

また国立や公的医療機関では、勤務先による収入の違いはほとんどないことが特徴です。特に、国立病院機構の病院は全国各地にありますが、どの病院もほぼ統一した待遇となっています。

その反面、民間病院や施設、個人のクリニックなどでは勤務先によって収入が大きく変わる点が特徴といえます。

【施設規模別】看護師の年収ランキング

ここでは、施設規模別での看護師の給料を比較します。

施設の規模として、「病床数」「職員数」の2つの側面からそれぞれの給与額のランキングを紹介します。

【病床数別】看護師の年収ランキング

日本看護協会の「2019年 病院および有床診療所における看護実態調査」をもとにすると、病床数別の看護師の年収は次のとおりです。

病床数 平均基本給与額 平均税込給与総額 賞与を除いた年収額
全体 24.5万円 32万円 約384万円
99床以下 23.7万円 31万円 約372万円
100〜199床 24万円 31.6万円 約379万円
200〜299床 24.3万円 32万円 約384万円
300〜399床 25.4万円 33.2万円 約398万円
400〜499床 26.1万円 33.7万円 約404万円
500床以上 26.7万円 34.4万円 約413万円

病床数が多いほど収入が上がる

病床数別の看護師の給料ランキングは次のとおりです。

病床数別の看護師の給料ランキング
  1. 500床以上:34.4万円
  2. 400〜499床:33.7万円
  3. 300〜399床:33.2万円
  4. 200〜299床:32万円
  5. 100〜199床:31.6万円
  6. 99床以下:31万円

この結果から、病床数が多ければ多いほど、看護師の給料が高くなるといえます。これは初任給においても同様の傾向が見られます。病床数99床以下の病院と500床以上の病院では、賞与を除いた年収額に約30万円の差があります。

その理由としては、規模が大きい病院では人事評価制度や昇給制度が充実しているためであると考えられます。また、福利厚生などの待遇も規模の大きさに比例する傾向があります。

しかし、病院の規模が大きいほど、救急対応の多さや様々な診療科の幅広い知識を要するため、大変な面が多い点に注意が必要です。

【職員数別】看護師の年収ランキング

次に、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」をもとに、職員数別の看護師の年収について比較します。

職員数から見た病院規模の違いからも、給料に大きく差が生まれています。

職員数 平均年齢 平均勤続年数 平均残業時間 決まって支給する現金給与額 年間賞与額 年収
全体 40.7歳 9.1年 6時間 35.2万円 86.2万円 508万円
10〜99人 47.2歳 8.1年 5時間 33万円 64.8万円 460万円
100〜999人 41.9歳 9年 5時間 33.8万円 79.4万円 485万円
1,000人以上 36.7歳 9.7年 9時間 37.7万円 103.1万円 556万円

職員数が多い病院ほど給料が高い

職員数別の看護師の給料ランキングは次のとおりです。

職員数別の看護師の給料ランキング
  1. 1,000人以上:556万円
  2. 100〜999人:485万円
  3. 10〜99人:460万円

この結果からもわかるとおり、病床数と同様で職員数が多くなるにつれて看護師の給料も上がる傾向が見られます。1位の1,000人以上の病院と、最下位の10〜99人の病院の給料には94万円の差があります。

年間賞与額だけでも40万円近くの差があり、病院の職員数によって大幅に年収格差が広がっています。理由は、病床数別と同じく、規模が大きい病院では人事評価制度や昇給制度が整っていることや待遇が手厚いことが考えられます。

つまり、職員数が多い病院ほど稼げる環境であるといえるでしょう。

職員数が多い病院ほど定着率も高い

平均勤続年数の項目では、職員数が多くなるにつれて平均勤続年数が長くなっていることが分かります

また、職員の平均年齢においても、1,000人以上の病院では平均年齢36.7歳と、10〜99人の病院よりも10歳以上若いという結果になります。

平均残業時間は1,000人以上の施設がトップ

残業時間については、10〜99人の施設で5時間程度であるのに対し、1,000人以上の施設は9時間程度で、その差は4時間もあります。

規模が大きい病院ほど、救急対応や院内研修などで拘束時間が伸びる可能性があるといえます。

【診療科別】看護師の年収ランキング

ここでは、診療科別の看護師の給料について比較します。

今回は、診療科別で平均年収のデータがないため、バイトルPRO(※)で掲載されている求人のなかで、それぞれの給与帯の求人割合を算出しています。

また、比較的高給与である診療科についても理由を含めて解説します。

診療科 求人数 15万円未満の求人 21万円以上の求人 25万円以上の求人 30万円以上の求人
一般内科 1,677件 11件
(0.7%)
967件
(58%)
437件
(26%)
138件
(8%)
消化器科 207件 1件
(0.5%)
155件
(75%)
108件
(52%)
59件
(77%)
循環器科 205件 1件
(0.5%)
147件
(72%)
99件
(48%)
61件
(30%)
呼吸器科 273件 0件 143件
(52%)
117件
(43%)
88件
(32%)
血液内科 60件 0件 57件
(95%)
51件
(85%)
49件
(82%)
一般外科 172件 1件
(0.6%)
120件
(70%)
56件
(33%)
10件
(6%)
心臓血管外科 15件 0件 12件
(80%)
2件
(13%)
1件
(7%)
脳神経外科 112件 0件 87件
(78%)
65件
(58%)
46件
(41%)
整形外科 313件 3件
(1%)
224件
(72%)
129件
(41%)
55件
(18%)
精神科・心療内科 201件 2件
(1%)
147件
(73%)
126件
(63%)
23件
(11%)
産婦人科 56件 0件 44件
(79%)
17件
(30%)
8件
(14%)
美容外科・美容皮膚科 105件 0件 103件
(98%)
103件
(98%)
97件
(92%)
(※)2023年4月現在のバイトルPROに掲載されている看護師(正社員)の求人数を元に抽出

診療科別で月給30万円以上の求人の割合が多いのは次のとおりです。

月給30万円以上の求人が多い科
  1. 美容外科・美容皮膚科:105件中97件(92%)
  2. 血液内科:60件中49件(82%)
  3. 消化器科:207件中59件(77%)

実際に、美容クリニックの求人では高給与での募集が多い傾向ですが、美しい容姿を求められることや、ノルマを課せられることがあります。

ただし、求人広告で掲出される月給はあくまでも一例であり、実際は経験などに基づいて協議により決定されます。求人広告よりも若干低い条件になることもあり得るため、注意が必要です。

次に、比較的高収入になる傾向がある診療科の特徴について解説します。一概にその診療科が、すべて高収入が期待できるというわけではありませんが、診療科によっては特徴や傾向を踏まえて年収が高くなりやすい要素が多いです。

年収が上がりやすくなる理由とともに、その診療科で働くデメリットについても解説します。収入面・デメリットの両方を考慮したうえで職場探しの参考にしてください。

高年収になりやすい診療科
  • 整形外科
  • 循環器科
  • 手術を要する科
  • 高いスキルを必要とする科
  • 自由診療の科
  • 緊急性が高く負担が大きい科
  • 患者数が増加している科

整形外科

患者からの評判が良かったり、アスリートなどのチームドクターを担ったりするような整形外科では、患者数も多く安定した収益を上げています。経営の安定は、そこで働く看護師の待遇や給料にプラスに影響するため、高収入を得られる可能性があります。

しかし、整形外科は専門的な知識を要するうえに多忙な業務であることも多いため、転職を考える際には理解しておきましょう。

循環器科

循環器科の診療費は、ほかの診療科に比べて高いことが特徴です。手術が必要な疾患も多く、その分診療科としての収益も高い傾向があります。

収益性の高さは看護師の給料にも反映されやすいため、収入面で期待できることも多いです。しかし、循環器科では救急搬送される患者の緊急度が高く、大きなプレッシャーと多忙な業務であるケースが多いです。

生死に関わる状態において、迅速で的確な対応力が必要とされる点にも注意しましょう。多忙さに加えて、大きなプレッシャーや高い技術を必要とすることから、循環器科では高い給料設定をしている側面もあります。

手術を要する科

手術件数が多い診療科は、病院のなかでも比較的収益性が高いです。収益が高い分、働く看護師の給料や待遇に還元されているケースは多いでしょう。主に整形外科・呼吸器外科・脳神経外科・循環器科・オペ室などが挙げられます。

希望する病院や診療科がある場合、可能であれば待遇や給与面だけでなく手術件数などの情報も調べておくと良いでしょう。しかし、周術期の看護には専門的な知識が求められることも多く、患者の救急性が高くなるなど、大変な面も多いことは理解しておく必要があります。

高いスキルを必要とする科

手術以外にも、高いスキルが求められる診療科も給料が高くなる傾向があります。例えば、透析室が該当します。透析室で働く看護師は、複雑な機械操作やプライミングをはじめ、シャントへの穿刺・抜針、止血といった特殊かつ高いスキルが必要です。

また、医師や臨床工学技士、栄養士などの他職種との連携も多く、コミュニケーション能力が求められることもあります。特殊なスキルを必要とすることから「特殊業務手当」を支給する病院も多いです。

透析室では基本的に夜勤業務はなく、日々の業務もほぼルーティンワークであることが特徴です。また、治療時間が固定されているため、残業や急変が発生する頻度も低い点で、働きやすいといえるでしょう。

夜勤や残業がなくても病棟看護師と同等の収入が得られるケースも多いです。

自由診療の科

美容外科・美容皮膚科では、保険適用外の自由診療や治療を多くおこなっています。自由診療は収益性が非常に高い傾向にあり、その分看護師の給料に還元されやすいです。

売上が好調な美容クリニックでは、給与や賞与に加えて報奨金として、数万円〜10万円前後の報奨金が支給される職場もあります。しかし、クリニックによっては美容系商品などの営業ノルマを与えることで年収を高く設定しているところもあります。

その場合、ノルマ達成時のインセンティブが給料内訳の大半を占めていることもあるため、転職の際には注意が必要です。

緊急性が高く負担が大きい科

救急性を伴い、夜勤や残業が多いハードな診療科では年収が高くなる傾向があります。例えば、救急救命病棟(ER)集中治療室(ICU)などが該当します。

不規則な生活になりやすいため肉体的な負担も大きく、患者の死に直面する場面が多いことから精神的にもハードな仕事といえるでしょう。そのため、給料も高く設定されていることがほとんどです。

ハードな業務内容である反面、幅広い知識や迅速かつ的確な対応力が身に付くため、その経験が将来的なキャリア形成に大きく活かせるメリットがあります。

患者数が増加している科

糖尿病内科や乳がんを扱う乳腺外科など、罹患率が高く長期療養が必要な診療科では、患者数が増加傾向にあります。需要の高まりとともに看護師のニーズが高まることから、高給与を提示する病院も多いです。

「乳がん看護認定看護師」「糖尿病認定看護師」といった、診療科に応じた専門資格を取得していることで手当が支給される場合もあります。

年収を上げたい看護師向け転職サイトおすすめ3選

ここまで、看護師の年収についてランキング形式で解説しました。

この結果から分かることは、同じ仕事をしていても「働く地域や環境によって年収が大きく変わる」ということです。つまり、より高収入が得られる職場へ転職することが、短期間で年収を上げられる方法といえるでしょう。

年収を上げるためのおすすめな転職方法は、転職サイトの利用です。転職サイトとは、転職希望者一人ひとりに担当のアドバイザーが付き、転職活動におけるあらゆる面でのサポートを受けられます。

ここからは、年収を上げたい看護師におすすめの転職サイトを3社を紹介します。

おすすめの転職サイト
  • 看護roo!
  • レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
  • マイナビ看護師

ここで紹介する転職サイトでは、転職相談から求人紹介、履歴書の添削、面接対策、条件交渉の代理まで一貫した転職サポートを無料でおこなっています。

それでは、年収を上げたい看護師向け転職サイト3選を紹介していきます。

看護roo!

看護roo!
看護roo!
おすすめポイント
  • 業界トップクラスの求人数
  • アドバイザーの質が高い
  • 職場の雰囲気を細かく教えてもらえる
公開求人数 約42,000
非公開求人数 非公開
対応地域 全国
対象年齢 全年齢
業界、職種 正看護師、准看護師、保健師、助産師

\ 看護roo!の /

無料登録はこちら

\ 看護roo!の /

公式サイトを見る
【PR】

看護roo!は、株式会社クイックが運営する、看護師の転職に特化した看護師専用の転職サイトです。数十年以上の看護師転職サポート実績があります。

キャリアアドバイザーは、施設や病院の良い点・悪い点を含めた内部情報を詳細に教えてくれるため、転職後ミスマッチを防ぐことができます。

求人数は5万件以上と豊富に取り扱っています。全国の病院やクリニック、看護施設、健診センターなど、幅広く対応しており、高時給の求人も多数扱っています。

サイトに掲載されていない好条件・好待遇の非公開求人も多数あるため、より好条件での転職を希望する人にとっては大きなメリットです。

また、月収40万円以上の絞り込みができるため、スキルアップや給料アップをしたい人に非常に魅力的であるといえます。都市部の求人数が豊富なことも特徴のひとつであるため、都市部に住んでいる方や年収アップのために都市部への転職を考えている人にもおすすめです。

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)

レバウェル看護
レバウェル看護
おすすめポイント
  • 幅広い分野の求人がある
  • キャリアアドバイザーの対応が丁寧
  • ヒアリング力が高く寄り添った求人を提案
公開求人数 約140,000
非公開求人数 非公開
対応地域 全国
対象年齢 全年齢
業界、職種 看護師、准看護師、保健師、助産師

\ レバウェル看護の /

無料登録はこちら

\ レバウェル看護の /

公式サイトを見る
【PR】

レバウェル看護は、レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する、看護師の転職に特化した転職サービスです。累計利用者数は40万人を超えており、転職サイトの中でも最大級であるといえます。

レバウェル看護の大きな特徴は、約13万件を超える圧倒的な公開求人数の多さです。幅広い求人を取り扱っているため求人の選択肢も多く、高収入の職場も見つけやすくなります。

年4,000回を超える職場訪問により書く病院の医療方針や人間関係、働く看護師へのインタビューなどの情報をストックしており、求職者に情報を提供しています。

求人探しの段階で内部事情を把握できるため、転職後のミスマッチを防ぎたい際に便利な転職サイトです。アドバイザーとLINEでのやり取りも可能で、働きながらでも転職活動をスムーズに進めることができる点でもメリットは大きいです。

マイナビ看護師

マイナビ看護師
マイナビ看護師
おすすめポイント
  • 看護師専門のキャリアアドバイザー在籍
  • 地域の求人に詳しい全国20カ所の拠点
  • 会って話せるキャリア面談実施
公開求人数 約47,000
非公開求人数 非公開
対応地域 全国
対象年齢 全年齢
業界、職種 看護師、准看護師、保健師、助産師、ケアマネージャー

\ マイナビ看護師の /

無料登録はこちら

\ マイナビ看護師の /

公式サイトを見る
【PR】

マイナビ看護師は、人材・職業紹介の大手企業である株式会社マイナビが運営する看護師専門の転職サイトです。看護師の転職サービスとしては、不動の人気を誇っています。

株式会社マイナビでは、医師向けの転職サイトや薬剤師向けの転職サイトなど、各医療職の専門転職サイトを手がけています。医療転職全般に携わっており、医療機関との繋がりが強いです。

また、全国21ヵ所に相談会場があるため、地方在住の看護師やUターン・Iターンを検討している看護師も対面で転職相談が可能です。

求人としては珍しい管理職の仕事や、一般企業、治験関連企業、教育施設などの求人も豊富に扱っています。看護師としてキャリアアップしたい、違うフィールドで活躍し、年収を上げたいという人におすすめです。

まとめ

この記事では、看護師の年収を地域・年齢・設置主体・施設規模・診療科に分けてランキングで紹介しました。

看護師としてさらに年収を上げるための求人探しには、今回のランキングが参考になります。しかし、一概に平均年収が高いからといって、有利になるとは限らないケースもあるため注意してください。

一般的に「収入が多い」というイメージの看護師ですが、その実態はさまざまな背景によって大きな差が生まれます。失敗しない転職を実現させるためには、年収の高さだけで判断せず、その背景や環境にも目を向けたうえで検討することが大切です。

仕事である以上、収入面はとても大事な要素ですが、給料ばかりに気を取られると仕事の充実感ややりがいを感じられなくなってしまうこともあります。仕事としての充実感を大切にしながら年収を上げられるよう、さまざまな側面から希望条件を考えてみましょう。

気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。

…続きを読む