辞めたいと思う新人看護師は多い!辞めたい10の理由や対処法も紹介 PR

辞めたいと思う新人看護師は多い!辞めたい10の理由や対処法も紹介

どのような業界も新人時代の苦労はつきものですが、新人看護師の場合はさらに特殊です。看護師の仕事はやりがいも多く貢献度が高い反面、肉体的・精神的に負担が大きい仕事でもあります。

知識・経験が少ない新人看護師は特に負担が大きく、辞めたいと考える人は少なくありません。では実際にどのような理由から、新人看護師は辞めたいと感じるのでしょうか。

そこで今回は、新人看護師が辞めたいと思う主な理由や対処法について解説します。辞めたいと思っている新人看護師の方は、きっかけを整理して自分の状況を見つめ直してみましょう。

辞めたいと思う新人看護師は多い

もし「辞めたい」と考える新人看護師がいても、それは決して珍しいことではありません。毎日の仕事が辛くて辞めたいと思い、実際に退職・転職を決断する新人看護師は多いです。

ここからは調査結果に基づいて、どのくらいの新人看護師が実際に仕事を辞めているのかを見てみましょう。

新人看護師の離職率は10.3%

日本看護協会の調査によると、入職から1年以内の新卒採用者の離職率は10.3%(※)です。これまでの統計から、2021年度に初めて新卒看護師の離職率が10%を超えました。

つまり、新卒採用された看護師の10人に1人が入職から1年以内に辞めていることになります。これは2005年以降、同様の調査方法で把握してきた新卒離職率のなかで最も高い数値です。

看護職員全体で見ても前年度より増加傾向にありますが、そのなかでも新卒看護師の離職率の増加は著しいといえるでしょう。

(※)出典:日本看護協会「2022年 病院看護・外来看護実態調査 報告書」

新人看護師が辞めたいと思う10の理由

新人看護師の10人に1人が実際に辞める決断をしていますが、潜在的に「辞めたい」と考えている人も多いです。希望を持って看護師の仕事を始めたものの、さまざまな理由から続けられなくなってしまうのが実情です。

ここからは新人看護師が辞めたいと思う10の理由について紹介します。どの理由も新人看護師に多い悩みや苦労であるため、自身と照らし合わせてもう一度自分の気持ちと向き合ってみましょう。

仕事でミスが多い

当たり前ですが、経験が少なく仕事に慣れていない新人看護師は、経験豊富な看護師よりもミスが多くなってしまいます。しかし、看護師業務でのミスはときとして患者に直接影響することもあります。

些細なミスが患者の生命に関わることもあるため、ミスに対して先輩看護師からの指導も厳しくなります。自責の念や厳しい指摘に耐えられず、「辞めたい」と思う新人看護師もいます。

業務内容についていけない

看護師の仕事が大変なことは誰もが理解していますが、それでもハードな業務についていけずに苦労することもあります。

人員不足による負担の大きさや、重症度が高い患者が多いことなど、新人看護師でも過重な労働を余儀なくされることもあります。

慢性的に業務がハードで心身ともに疲弊してしまい、「ずっと続けるのは辛い」と辞めたくなる新人看護師もいます。

残業や夜勤が多い

医療の現場はいつ何が起きるか分かりません。勤務の終了間際に患者が急変したり、急患が運ばれてきたりと、残業が発生することも多いです。

また日常的に業務量が多く、当然のように残業をしなければならない環境の職場もあります。

日本看護協会の調査によると、看護師の平均夜勤回数は2交代制で4.9回、3交代制で7.6回(※)となっています。

常に看護師不足の病院では、残業・夜勤ともにますます深刻化している職場もあります。残業や夜勤が多いために、「辛くて辞めたい」と考える新人看護師もいます。

(※)出典:日本看護協会「2022年 病院看護・外来看護実態調査 報告書」

十分な教育をしてもらえない

教育不足により満足に仕事ができず、スキルアップが見込めない環境も、新人看護師が辞めたいと思う原因です。特に、人手不足が深刻化している病院では、新人看護師に対して十分な教育をおこなう余裕がないケースもあります。

また、病院によっては教育システム自体が充実しておらず、普段の業務のなかで仕事を覚えなければならないこともあります。

将来的にスキルアップができないと感じ、教育体制が整っている病院へ転職したいと考える新人看護師も多いです。

業務の責任が重く耐えられない

看護師の仕事は患者の命を預かるものであり、とても責任重大です。小さなミスが患者の生命に関わるというプレッシャーのなかで、日々の業務をこなさなければなりません。

ある程度覚悟はしていたとしても、実際に現場で働くことで想像以上の責任の重さに耐えられなくなる新人看護師もいますリアルな現場で目の当たりにする緊張感に、「やっていける自信がない」と、辞めたいと思うこともあります。

先輩からのいじめや嫌がらせが多い

新人や若手看護師に多くみられるのが、先輩や上司からのいじめや嫌がらせです。もちろん優しい先輩看護師も多いですが、新人や後輩に対して必要以上に強く当たる看護師も、なかには存在します。

看護師の仕事はハードなうえに、ストレスが溜まることもしばしばあります。普段は優しい先輩看護師も、仕事中はどうしても精神的に余裕もなくなってしまうものです。

「先輩看護師から無視をされる」「仕事を教えてもらえない」などの嫌がらせを受け、辛い経験をする看護師もいます。そして、嫌がらせが日常化すると「辞めたい」と思ってしまう人も多いでしょう。

また、看護師の仕事はハードなうえにストレスが溜まることもあります。普段は優しい性格でも、仕事中は精神的に余裕もなくなり新人看護師に強く当たってしまう人もいます。

担当した患者が亡くなることが辛い

看護師の仕事をしていると、患者の死に直面する場面もあります。誰しも人の死と向き合うのは辛いことでしょう。

それが自分が担当した患者であれば、悲しみや辛さはさらに大きいです。頭では理解していても、実際に現場で患者が亡くなる場面を経験することで辛さに耐えられず、辞めたいと考える新人看護師も少なくありません。

職場でのセクハラに耐えられない

職場内でセクハラを受けることも、新人看護師が辞めたいと思う理由のひとつです。医師や同僚の看護師からセクハラを受けることもありますが、患者から受けることもゼロではありません。

特に、年齢的にも若い新人看護師はターゲットになりやすい傾向があります。新人看護師の場合、怖くて誰にもいえなかったり、どう対処していいのか分からずに一人で抱え込んでしまう人も多いです。

性的な被害は新人看護師にとって精神的ストレスも大きく、辞めたいという気持ちにつながりやすいです。

業務内容に対して給料が見合わない

業務量の多さや背負う責任に対して給料が見合ってないと感じることも、新人看護師が辞めたいと思う原因になります。

給料への不満は中堅やベテラン看護師でも同様ですが、特に新人看護師は初任給からのスタートになるため、より感じやすいといえるでしょう。給料に対する不満は、仕事へのモチベーション低下に大きく関わるため、新人看護師の退職につながりやすいです。

患者やその家族とうまくコミュニケーションがとれない

看護師は患者や家族と円滑にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くのも大切な業務です。

まだ十分な接遇マナーが身に付いていない新人看護師は、患者とのコミュニケーションに苦労するシーンも多いです。

うまく信頼関係が築けず、ときには患者やその家族を怒らせてしまうこともあり、自信を失うことで辞めたいと感じる新人看護師もいます。

新人看護師が仕事を辞めるかどうかの判断基準

さまざまな理由により辞めたいと思う反面、本当に辞めるべきかどうか判断に悩まされる新人看護師も多いです。

辞めるべきかどうかの判断基準として「現状を改善できる余地があるか」「切迫性があるか」などを考慮して考えることが大切です。

もし「辞めたい」という気持ちが固まっている場合にも、これから紹介する判断基準を参考にし、もう一度退職の必要性を考え直してみましょう。

今すぐ看護師を辞めた方が良い場合

まずは、すぐに看護師を辞めた方が良いケースを紹介します。看護師を辞めるべきケースには、自分の努力では変えられない状況切迫性がある状況が特徴的です。

そのようなときには、退職して問題を解決できるような職場へ転職することをおすすめします。

業務改善が見込めない場合

辞めたいと思う原因が業務内容による場合において、先輩や上司など職場の人に相談しても業務改善が見込めないときは、転職を考えても良いといえるでしょう。

根本的な解決ができないうえに、業務改善に対して職場が非協力的な姿勢では、今後のことを考えてもデメリットが大きいです。より働きやすい職場への転職を視野に入れ、行動してみましょう。

体調を崩している場合

精神的・肉体的に不調が現れている場合に転職先を探すことは有効です。辞めたいと考えている状況で、無理に頑張ろうとすることは逆効果になる可能性があります。

最悪の場合はうつ病などの発症によって療養を余儀なくされ、仕事すらできない状態になってしまいます。体調が悪くなったときは病気のサインと考え、早い段階で転職活動を進めるのが良いでしょう。

ほかに挑戦したいことがある場合

興味や関心がほかのことに向いている場合にも転職を考えても良いといえます。

看護師の仕事は病院以外にもさまざまな活躍の場があります。やりたい仕事や挑戦したいことが明確になっているのであれば、早い段階でチャレンジしてみるのも良いでしょう。

ポジティブな理由での転職活動であれば、応募先へのアピールにもつながります。

看護師を辞めない方が良い場合

ここからは、「看護師を辞めたい」という思いがあってもすぐに決断すべきではないケースを紹介します。辞めるべきではないケースでは自分の努力や工夫次第で解決できることや、状況を変えられることが特徴的です。

その場合には転職を考えるのではなく、まずは自分が出来ることを実践してみることが先決です。

自分のスキル不足に悩んでいる場合

自分のスキル不足に対して自信をなくしたり、悩んでいたりするときには看護師を続けてみることをおすすめします。

新人看護師にスキルがないのは当然のことです。どのようなスペシャリストでも、新人の頃は何もできない状態からスタートしています。スキルや知識は働いていくうちに身に付くものであるため、継続して努力することが大事です。

また、スキルがないうちに転職をしても、同じ悩みを繰り返してしまう可能性が高いです。看護師としてのスキルが身に付くことで少しずつ自信につながり、仕事の楽しさややりがいが見えてくるでしょう。

とりあえず休みたい気持ちが強い場合

「とにかく休みたい」「看護師の仕事から離れる時間が欲しい」と考えている場合も、辞める以外の方法で行動してみるべきです。

「休みたい」という気持ちが強いことで、仕事を辞める決断をしようとしている可能性もあります。その場合には有給休暇などを取得し、リフレッシュすることで仕事と向き合えるようになることがあります。

すぐに辞める決断はせずに、まずは体と心を休める時間を確保することを優先的に考えてみましょう。

新人看護師が辞めたいと思ったときの対処法

辞めたいと思ってすぐに辞めてしまう前に、まずは自分でできる限りの対処をしてみることが大切です。対処してみることで意外とすぐに解決できることもあったり、考えが変わったりすることもあります。

ここからは、新人看護師が辞めたいと思った時に有効な対処法について紹介します。今の職場を辞める前に、ぜひこれから紹介する対処法を実践して、自己解決への働きかけをしてみましょう。

仲の良い同期や先輩に相談する

仕事で辛いことや悩みがある場合には、気を許せる同僚や先輩看護師に相談するのが有効です。家族や友人に相談するのも良いですが、職場での悩みは同じ職場で働く看護師に相談する方がより共感してもらえます。

また、同じ職場にいるからこそ的確なアドバイスや解決への手助けをしてくれることもあります。ときには誰かに相談を聞いてもらうだけで、気持ちがスッキリすることも少なくありません。

自分ひとりで抱え込まずに、まずは同僚や先輩看護師に悩みを打ち明けてみましょう。

看護師を志したきっかけを思い返す

やりがいや仕事の楽しさを見出せなくなったときは、自分が看護師を志したきっかけを思い返すことも大切です。

看護師として働き始めると、辛い部分や嫌な部分が見えてくることでモチベーションも下がり、辞めたい気持ちが強くなることもあります。

そのような時は初心にかえり、看護師を志していた当時の思いや希望を振り返ることで、仕事に対するモチベーションが上がることもあります。

やりがいを感じられなくなってしまったときには、そもそも自分はどんな看護師になりたかったのかを思い出し、目指す道をはっきりさせましょう。

新人はミスをしても仕方ないと割り切る

仕事でミスをしてしまったら「新人看護師だから仕方ない」と割り切ることも、精神衛生の観点で大切です。

仕事に不慣れな新人看護師がミスをするのは当然のことです。むしろ、ある程度ミスが許されるのも新人時代の特権といえるでしょう。

失敗をして落ち込むのではなく、新人看護師のうちは失敗の経験を成長へと 繋げるためにも気持ちを切り替えてみましょう。

有給休暇を取得してリフレッシュする

看護師を辞めたいと悩んでいる場合、職場や上司に事情を説明し、有給休暇を取得してリフレッシュするのも良いでしょう。

精神的・肉体的に疲弊している状態では正常な判断ができません。ネガティブな考え方に囚われる可能性もあるため、心と体を休ませることが大切です。

一度看護師の仕事から距離を置き、心身を休養させるとともに仕事とゆっくり向き合う時間も確保できます。もし長期の休暇が取れない状況であれば、1日だけでも良いので休むことをおすすめします。

病棟異動の相談をする

業務内容や職場環境に不満がある場合は、病院を変えるのではなく病棟異動をするだけで解決することもあります。

同じ病院内でも、病棟によって雰囲気や業務も異なるため、新しい環境で再スタートすることができます。もしかしたら移動先の病棟は自分に合った場所かもしれません。

転職を決意する前に、まずは職場に病棟異動の相談をしてみましょう。

どうしても辞めたい新人看護師向けの転職サイト3選

新人看護師が辞めたいと思ったときの対処法について紹介してきましたが、それでも「辞めたい」と強く思う人もいるでしょう。

経験年数が豊富な看護師に比べて、新人看護師の転職はハードルが高いのが現状です。入職して間もなく転職をすることで「忍耐力がない」「継続力がない」という印象を与えてしまうからです。

しかし、病院や施設によっては、第二新卒でも積極的に募集している所もあります。新人看護師が効率的に転職活動を進めるためには、転職サイトの利用がおすすめです。

転職サイトでは、担当のアドバイザーによる転職相談や求人紹介、応募書類の添削、面接対策まで幅広いサポートを無料で受けられます。そのなかでも新人看護師におすすめの転職サイトを3つ紹介します。

看護roo!

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面接への同行もしてくれるため、新人看護師で初めての転職で不安な人や第二新卒の看護師も安心できるサポート体制です。

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)

レバウェル看護
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また、面接対策の専門アドバイザーによる手厚いサポートが受けられ、新人看護師というマイナスポイントをカバーできる志望動機や、自己アピールの方法をアドバイスしてもらえるのも大きなメリットです。

まとめ

この記事では、新人看護師が辞めたいと思う主な理由や対処法について解説しました。看護師に限らず、新人時代はたくさんの苦労があります。特に人の命に関わる業務が多い新人看護師では、辛さを味わう機会も多く、辞めたいと思うことは珍しくありません。

自分の行動や考え方次第で解決できるものもあれば、環境を変えなければ解決できないものもあります。理由だけでなく対処法を押さえ、理想的なキャリアプランを描いてみてください。

気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。

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