好待遇な求人が見つかる!看護師転職サイトに複数登録する際のポイント・注意点とは
看護師が転職するなら、看護師専用の転職サイトに登録するのが早道です。
看護師向けの求人案件が豊富に紹介されているだけでなく、担当者のサポートも受けられるため、スムーズに転職活動を進められます。
ただ、どこのサイトを使うべきか、複数サイトに登録するのはアリなのか、疑問に感じる方も多いでしょう。
そこで、本記事では、看護師転職サイトに複数登録するポイント・注意点についてお伝えしていきます。
看護師転職サイトに複数登録はアリ?
結論から先にお伝えすると、看護師転職サイトに複数登録することに関しては、何の問題もありません。
どのサイトでも複数登録できるので、気になるサイトすべてに登録することができます。
ただし、登録するときにはメールアドレスや電話番号の入力が求められ、求人案件は随時それらに送られてくるというのが一般的です。
そのため、あまり多くの転職サイトに登録すると、メールや電話の受信が増え、対応が難しくなってしまうでしょう。
無理なく対応するためにも、2つ、ないしは3つ程度に絞って登録することをおすすめします。
看護師転職サイトに複数登録するメリット
ひとつの看護師転職サイトに登録し、転職活動を進めていくこともできます。
しかし、特別な事情がないのであれば、複数のサイトに登録しておく方が、賢明な判断といえるでしょう。
なぜなら、複数の看護師転職サイトに登録することには、次のメリットがあるからです。
- 高待遇な求人が見つけやすくなる
- より多くの非公開求人にアクセスできる
- 質の高い担当者に恵まれやすくなる
それぞれのメリットについて、以下より詳しく解説していきます。
高待遇な求人が見つけやすくなる
転職サイトに複数登録するということは、その分情報のアンテナを持てるということです。
登録する看護師転職サイトをひとつのみに絞ってしまうと、限定公開の案件や、好待遇の案件を見逃すことが懸念されます。
特に、限定公開している求人案件は、高待遇や人気の職場などであることが多く、応募者多数になるのを回避するために、あえて公開先を絞っているケースが少なくありません。
転職とは、一種の情報戦です。より高待遇な案件を逃さないためにも、複数の看護師転職サイトに登録して、優位に進めていきましょう。
より多くの非公開求人にアクセスできる
看護師転職サイトのなかには、非公開求人を扱っているものも少なくありません。
非公開求人とは、登録しないと閲覧できない求人案件のことで、限定公開の案件と同じく、高待遇や人気の職場のものが多いです。
非公開にすることで応募者を減らし、選考しやすいようにしていると考えられます。
非公開求人にアクセスするためにも、サイトの登録が必須です。複数の看護師転職サイトに登録し、より多くの非公開求人を閲覧できるようにしておきましょう。
質の高い担当者に恵まれやすくなる
看護師転職サイトに登録すると、専属の担当者がつきます。
担当者とは、転職相談や求人案件探し、面接対策などのさまざまな転職サポートを提供してくれるサイトスタッフのことです。
つまり、質が高い担当者についてもらうことができれば、質の高い転職サポートを受けられるようになり、転職活動自体も成功しやすくなります。
複数の看護師転職サイトに登録すれば、その分だけ担当者の数も増え、質の高い担当者に巡り合う可能性が増えるでしょう。
なお、担当者の質に問題があるときや、相性がよくないときなどは、早めに転職サイト側に伝えて、担当者を変更してもらうのもひとつの方法です。
複数の看護師転職サイトに登録することで、自分にあう担当者を選択できる環境を作っておきましょう。
看護師転職サイトに複数登録するデメリット
複数の看護師転職サイトに登録することで、よい求人案件が見つかりやすくなるだけでなく、さまざまなサポートを受けることができます。
しかし、複数登録することにはメリットだけでなく、デメリットも潜んでいるため、次の点を許容できない方は複数登録を控えるべきでしょう。
- 担当者とのやりとりが増える
- 本命を絞りづらくなる
- 複数のアドバイスで混乱する
それぞれのデメリットについて、以下より詳しく解説していきます。
担当者とのやりとりが増える
看護師転職サイトに希望条件を登録すると、担当者が条件にあう求人案件を選んでLINEやメール、電話などで教えてくれるようになります。
自分で求人案件を探すよりも、はるかに効率的な転職活動を進められる反面、担当者とのやり取りも増えるため、面倒に感じる方もいるかもしれません。
たとえば、「いつかは転職したいと考えているけれども、急いではいない」という方であれば、自分で求人案件を探すというのも一案です。
担当者とのやり取りが気になる方は、看護師転職サイトに登録する際に「急いでいるわけではないため、週に2回以上の連絡は不要」といったように、希望するスタンスを担当者に伝えておくと良いでしょう。
本命を絞りづらくなる
複数の看護師転職サイトに登録すると、閲覧できる求人案件数が多くなり、豊富な選択肢から自分にあう案件を選びやすくなります。
しかし、選択肢が多くあることで、より理想的な求人を探すことばかりに時間を使うようになり、本命を絞りづらくなってしまうかもしれません。
とりわけ、優柔不断な性格を自覚している方にとっては、選択肢が多い状況は好ましいものではないと考えられます。
ご自身の性格にあわせて、登録する看護師転職サイトの数を決めるようにしてください。
複数のアドバイスで混乱する
看護師転職サイトの担当者は、いずれも転職サポートのプロです。
しかし、担当者ごとに考え方が異なるため、転職活動に対するアドバイスも異なります。
たとえば、「気になることがあるときは、面接の際に直接面接官に尋ねてみてください」とアドバイスする担当者もいれば、「面接の際には質問をなるべくしないでください。後でわたしが面接官に尋ねます」という担当者もいるでしょう。
アドバイスが多いと、実際にどうすればよいのかと混乱する可能性がありますので、不安な方は、ひとつの看護師転職サイトを厳選して活用すべきでしょう。
看護師転職サイトに複数登録する際のポイント
次のポイントに注意して看護師転職サイトに登録すると、複数登録のメリットを活かしつつ、デメリットを回避しやすくなります。
- 登録サイトを増やしすぎない
- 求人探しに時間をかけない
- スケジュールを小まめに共有
それぞれのポイントについて、以下より詳しく解説していきます。
登録サイトを増やしすぎない
登録サイトを増やすと、閲覧・応募できる求人案件が増えます。
しかし、その分担当者とのやりとりが増え、場合によっては煩わしさを感じるかもしれません。
複数登録するときは、多くても3つか4つにするほうがよいでしょう。電話でやりとりすることが多めの看護師転職サイトなら、2つか3つくらいが適正です。
ただし、登録数が少なくても、担当者によっては1日に何度も電話やメールで連絡をすることがあります。
連絡が多すぎると感じたときは、担当者に「連絡はメールかLINEにしてほしい」「電話は1日に1回以下」のように率直に希望を伝えてください。
求人探しに時間をかけない
閲覧できる求人案件数が多くなると、より理想的な案件を探すことばかりに時間を使うようになり、かえって転職活動が進まなくなってしまうことがあります。
高待遇の案件はすぐに採用が決まってしまうため、転職活動に時間をかけすぎると、条件のよい案件を逃すことにもなりかねません。
自分にあう案件を効率的に探すためにも、看護師転職サイトの検索機能や担当者を上手に活用してください。
スケジュールを小まめに共有
高待遇案件や人気施設の案件は、すぐに採用が決まってしまいます。
早めに担当者に応募する意思を伝えて、採用面接の約束を取り付けないと、転職の機会を失うことにもなりかねません。
スムーズに応募と面接を進めるためにも、小まめに担当者とスケジュールを共有することが必要です。
担当者が面接の日程を決めたときは、確認の電話やメールを送信し、変更があるときも早めに連絡をしてください。
看護師転職サイトに複数登録する際の注意点
基本的には、複数の看護師転職サイトに登録するほうが、ひとつのサイトで転職活動するよりもスムーズに転職先が見つかります。
しかし、複数のサイトに登録することで、トラブルが発生するケースも少なくありません。
トラブルを回避するためにも、次の3つの点に注意してください。
- 求人の重複応募
- 内定が決まり次第連絡する
- 担当者の意見に流されない
それぞれの注意点について、以下より詳しく解説していきます。
求人の重複応募
特定の転職サイトの独占案件を除き、多くの求人案件は複数のサイトで公開されています。
そのため、同じ条件で求人案件を探すと、異なるサイトでも同じ案件がヒットするようになります。
この場合は、どちらかのサイトでのみ応募してください。採用試験は抽選式ではないため、挑戦する回数が増えても、採用される可能性が増えるわけではありません。
それどころか、応募先に手間をかけさせることになり、よくない印象を与えてしまうことがあります。
応募する前に重複していないことを確認するのはもちろんのこと、もし手違いで、異なるサイト経由で同じ案件に応募してしまったときは、可能な限り早くどちらかの担当者に伝え、応募をキャンセルしてもらいましょう。
内定が決まり次第連絡する
看護師転職サイトに登録すると、担当者は転職先が決まるまで案件を紹介し続けてくれます。
そのため、内定が決まったときには、可能な限り早めに連絡し、案件紹介をストップしてもらうようにしましょう。
担当者にとっても転職先にとっても、また、自分にとっても手間が増えることになるからです。
複数のサイトに登録している場合も同様です。転職先が決まったときは、ほかのサイトの担当者にもすぐに伝え、案件の紹介が必要ない旨を伝えなければなりません。
担当者の意見に流されない
担当者は、基本的にはユーザー目線で案件を選んでくれますが、ときには希望に添わない案件を紹介したり、勧めたりすることもあります。
担当者の意見を採り入れることで、よい転職先に出会えることもありますが、理想からかけ離れた結果になる可能性もあるでしょう。
そのため、担当者の意見は意見として聞きつつ、流されないようにすることが大切です。
自分の意思を明確に主張するためにも、看護師転職サイトに登録する前に、転職先に求める条件や優先順位を書き出しておきましょう。
賢い看護師転職サイトの選び方
看護師求人サイトのなかには、登録が時間の無駄になってしまうようなサイトもあるため、よいサイトを見極めることが必要です。
どのサイトに登録するか迷ったときは、次の3つのポイントに注目して選んでください。
- 良質な求人情報を載せているか
- 担当者の手腕
- 転職先とのつながり
それぞれの項目について、以下より詳しく解説していきます。
良質な求人情報を載せているか
まずは、求人情報の質に注目してみましょう。
求人情報の質は、好待遇案件を掲載していることと、求人案件を適時管理していることで判断できます。
魅力的な案件が少ないサイトや、募集を終了している案件をいつまでも載せているサイトは、本当に登録すべきか今一度考えてください。
担当者の手腕
転職活動が成功するかどうかは、担当者の手腕にも左右されます。
交渉力や案件提案力など、担当者の総合的な手腕を口コミからチェックしておきましょう。
とはいえ、同じ看護師求人サイト内でも、担当者のスキルに差があります。
担当者の交渉力や案件提案力などに問題があるときは、サイトのサポートセンターに連絡して別の担当者に変えてもらうか、別のサイトで転職活動を続けるのもひとつの方法です。
転職先とのつながり
応募するかどうかを決める前に、候補となる施設の実情を把握しておくことも大切です。
有給休暇の消化率や職場の雰囲気、看護師長などの上役のお人柄なども知っておくと、より安心して応募できるようになるでしょう。
担当者のなかには、募集先と強い信頼関係を構築し、通常では知り得ないほどの深い情報を得ている方もいます。
また、採用面接で尋ねられることについても熟知し、応募先にあわせた面接対策を実施してくれる担当者も少なくありません。
気になる求人案件が見つかったときは、担当者に応募先の内情について尋ねてみましょう。
担当者自身の足で稼いだ情報を持っているならば、応募先とのつながりも良好だと考えられ、信頼するに足ると判断できるかもしれません。
複数登録したいおすすめ看護師転職サイト3選
担当者の質や求人情報の良質さに定評のある、看護師転職サイトを厳選してご紹介します。
いずれも無料登録が可能なだけでなく、専任の担当者から手厚い転職サポートを受けられるサイトです。
複数登録にも適しているので、ぜひまとめてご利用ください。
看護roo!
看護roo!は、看護師目線の転職サポートサービスを提供する看護師転職サイトです。
応募手続きや条件交渉の代行だけでなく、履歴書添削や面接練習にも対応しているため、安心して転職活動を進めていけます。
また、看護roo!では応募先の情報収集にも注力しており、一般的には公開されていない詳細な情報まで教えてもらえるため、大いに参考にできるでしょう。
応募先の人間関係が気になる方も、まずは担当者に尋ねてみてください。
レバウェル看護
レバウェル看護は、公開・非公開ともに保有案件数が多く、幅広い選択肢から希望にあう応募先を見つけることができます。
また、職場環境の情報提供だけでなく、過去の面接をもとに履歴書を添削してくれるのも心強いサービスです。
模擬面接や面接の日程調整、転職相談だけでなく、入職後のサポート体制まで整っているため、看護師が転職時に抱えがちな悩みは、ほとんど解決できるでしょう。
マイナビ看護師
マイナビ看護師に登録すると、専属のキャリアアドバイザーが担当者となり、転職活動のサポートを実施してくれます。
転職するかどうか迷っているときでも、まずはマイナビ看護師に登録してみましょう。専属キャリアアドバイザーによる、対面もしくはWEBによる面談を受けられます。
また、マイナビ看護師では、希望条件にあう求人案件を単に紹介してくれるだけでなく、案件の特徴や施設内情なども丁寧に教えてくれます。
転職するかどうか慎重に決めたい方や、応募先を慎重に絞り込みたい方にも、おすすめのサイトです。
まとめ
理想の職場を見つけるためにも、複数の看護師転職サイトに登録することがおすすめです。
閲覧・応募できる案件数が増えるだけでなく、優れた担当者と出会える可能性が高まります。
ただし、応募が重複したり、内定後にも案件紹介が続いたりしないように、看護師自身が適切に管理することが必要です。
無理なく扱える数に絞って、看護師転職サイトに登録するよう心がけておきましょう。
投資信託・株式の運用歴20年以上。相続問題が発生したことを機に、ファイナンシャルプランナー2級とAFPの資格を取得。 大学や省庁で研究活動をおこないながら、2014年度からはマネーやファイナンス、医学関係の執筆活動を開始。 ライフマネープランニングやIPO投資、金融詐欺の見分け方、ローン・クレジットカードの使い方などを得意テーマとしている。 現在メインで利用しているカードはアメリカンエクスプレスのプラチナ。招待制から申込制に変わって、ちょっと残念に思う毎日。