看護師を辞めて違う仕事に転職!おすすめの職種18選や転職のコツも紹介
看護師の仕事はシフト制で、夜勤や残業も多いことから、看護師を辞めて違う仕事に転職したいと考える人も多いです。
しかし、いざ転職をするとしても「看護師以外の仕事に転職できるのだろうか?」と不安な人もいるでしょう。
そこで本記事では、看護師以外でおすすめの仕事について解説します。
合わせて、看護師を辞めて違う仕事に転職するメリットや、転職で成功するためのコツについても解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 看護師から違う仕事への転職は可能!
- 看護師が転職を考える最大の理由は「人間関係の悩み」
- 違う仕事に転職する際は看護師転職サイトを活用しよう
- 看護師が違う仕事に就きたいと考える理由
- 看護師の資格を活用したい人におすすめの仕事3選
- 看護師の責任がつらい人におすすめの仕事3選
- 看護師から転職して高収入を目指すのにおすすめの仕事2選
- ワークライフバランスを整えたい人におすすめの仕事2選
- 他の資格と組み合わせて就ける仕事3選
- 看護師辞めて全く違う仕事をしたい場合におすすめの仕事5選
- 看護師辞めて違う仕事に転職するメリット
- 看護師辞めて違う仕事に転職するデメリット
- 看護師辞めて違う仕事に転職する5つのコツ
- 看護師資格を活かして違う仕事に転職する時に役立つ転職サイト
- 看護師辞めて違う仕事に転職する際に役立つ転職サイト
- 看護師辞めて違う仕事に転職する時によくある質問
- まとめ
看護師が違う仕事に就きたいと考える理由
日本看護協会の「2021年 病院看護・外来看護実態調査」において、全国の正規雇用看護職員の離職率は10.6%と発表されました。
国家資格である看護職の離職率が約10%に達しているのは、以下の理由が考えられます。
- 人間関係の悩み
- 責任が重い
- 夜勤や残業による不規則な生活
- 給与が仕事内容に見合っていない
人間関係の悩み
看護師を辞める理由としてよく挙げられるのが、職場の人間関係です。
閉鎖的な労働環境により、上司や医師からパワハラやセクハラを受ける看護師が多く存在します。
なお、ハラスメントの具体的な例は、以下の通りです。
- 大声で怒鳴られたり無視されたりする
- 看護師を「おばさん」や「おまえ」と呼ぶ
- 独身だからといって時間外労働を多くさせられる
ベテラン看護師のなかには、口調や態度、性格がきつい方も存在します。
新人看護師に高圧的な態度をとったり、質問をしても無視をしたり、いじめに発展するケースも珍しくありません。
同僚や患者との関係性が良好でも、上司との関係悪化がきっかけで辞めたいと思う看護師もいます。
責任が重い
看護師は患者の命や健康に関わる業務をこなしており、ミスは許されない大変な重圧を抱えながら仕事をしています。
医療事故が発生する原因は、主に「慢性的な人手不足による医療現場の忙しさ」や「看護の知識や技術の未熟さ」などです。
慢性的な人手不足により、新人看護師を教育する時間を確保できなくなり、看護師と医師の連携が悪くなると考えられます。
結果的に、看護師一人あたりにかかる負担や責任が多くなり、重圧から逃げたいと思う方が多くなるのでしょう。
夜勤や残業による不規則な生活
看護師は夜勤や残業が多いため、昼夜逆転の生活になったり、睡眠不足になったりと不規則な生活を送る方もいます。
医労連が2017年に発表した「看護職員の労働実態調査結果報告」によると、自分の健康状態について不安のある看護師は、全体の約7割もいることがわかりました。
健康不安 | 割合 |
---|---|
健康である | 31.6% |
健康に不安 | 55.3% |
大変不安 | 9.7% |
病気がちで健康とはいえない | 2.6% |
未回答 | 0.9% |
時間外労働別に「健康不安」をみると、「5時間未満」は65.5%、「5〜10時間未満」は67.5%、「50〜60時間未満」は82.3%に到達します。
時間外労働 | 割合 |
---|---|
なし | 57.5% |
5時間未満 | 65.5% |
5〜10時間 | 67.5% |
10〜20時間 | 70.2% |
20〜30時 | 71.2% |
30〜40時 | 75.0% |
40〜50時 | 74.5% |
50〜60時 |
82.3% |
上記の通り、時間外労働が増えるほど健康不安が「ある」と答えた方が多くなりました。
看護師の時間外労働が増える理由として挙げられるのが、慢性的な人手不足です。大規模な病院の割に看護師の人数が少なく、一人あたりの仕事量が増えています。
給与が仕事内容に見合っていない
厚生労働省が発表した「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、2021年の看護師の平均年収は498.6万円でした。
看護師の年収は日本の平均的な所得と比べて高いですが、年齢とともに給与が頭打ちになる傾向があります。
また、過酷な労働環境の割に給与が見合っていないことも問題点として挙げられます。
これからキャリアアップを考えている方にとっては、看護師の将来に不安を感じている方も少なくないでしょう。
看護師の資格を活用したい人におすすめの仕事3選
看護師を辞めて違う仕事に転職する際、看護師の資格を活かして働きたいと考える人も多いことでしょう。
そこで初めに、看護師の資格を活用したい方におすすめの仕事を紹介します。
- 訪問看護
- CRA・CRC
- 美容クリニック
訪問看護
訪問看護師とは、看護師が利用者の自宅に訪問して、病気や障がいに応じた看護をおこなう仕事です。
子どもから高齢者まで、病状や障がいが軽くても重くても訪問看護を必要としている方の看護をおこないます。
訪問看護は看護師の資格を活かせるので、医療関係の仕事を続けたい方にもおすすめです。
- 健康状態の観察
- 病状悪化の防止・回復
- 療養生活の相談とアドバイス
- リハビリテーション
- 緊急時の対応
- 主治医・ケアマネージャー・薬剤師・歯科医師との連携
訪問看護師は、基本的に業務を一人でこなすため、緊急を要する場合は正しい判断と対応が求められます。
看護師としての知識や技量が必要ですが、院内で働くよりも、さまざまなメリットを得られるのが特徴です。
- 利用者一人ひとりと向き合える
- 夜勤がないので規則正しい生活ができる
- 上司や医者からのパワハラやいじめがない
- 利用者に寄り添えるのでやりがいを感じられる
病棟看護の場合は、複雑な人間関係に悩まされたり人手不足により時間外労働を強いられたりします。
一方、訪問看護師は、人間関係の悩みが比較的少なく、ワークライフバランスを実現しやすいのが魅力です。
CRA・CRC
CRA(Clinical Research Associate)は臨床開発モニター、CRC(Clinical Research Coordinator)は治験コーディネーターです。
いずれも医療に関する専門的な知識とスキルが求められるので、看護師の経験を活かせます。
CRAは、新しい薬を製品化するために必要なテストが適切におこなわれているかモニタリングする仕事です。投薬データの収集やテストの進捗状況の管理を担当します。
一方で、CRCは医師の指示のもとに、医学的判断を伴わない業務や治験の事務的業務をサポートします。
CRAとCRCの違いは、勤務地と役割です。
CRAは、主に製薬メーカー側の代表者として治験担当医とコミュニケーションをとります。
一方、CRCは治験施設支援機関に勤務し、医者・被験者・製薬メーカーの間を取り持つのが仕事です。
CRAは被験者とコンタクトをとらないので、人とのやりとりよりも臨床知識を活かしたい方に選ばれています。
CRAとCRCそれぞれの勤務スタイルは、基本的に平日のみです。
土日祝日は休みたい方にも向いています。
美容クリニック
看護師の経験と知識を活かして、美容クリニックの看護師として働く選択肢もあります。
美容クリニックの看護師の仕事内容は、電話受付や予約管理、美容関連の施術などです。
外科手術の場合は医師のサポート役をおこないます。
美容クリニックは基本的に夜勤がないので、家族がいる方や規則正しい生活をしたい方にもおすすめです。
接客や営業を求められる場合もあるため、コミュニケーション能力に自信がある方にも向いています。
看護師の責任がつらい人におすすめの仕事3選
看護師の仕事は患者の生死に関わることから、責任が重いと感じる人も多いです。
基本的に責任のない仕事は存在しませんが、比較的重い責任を問われにくい仕事を紹介します。
- 産業看護師
- 衛生管理者
- イベントナース
看護師の責任がつらい人におすすめの仕事について、それぞれ紹介していきます。
産業看護師
産業看護師とは、医療や介護現場ではなく企業で働く看護師です。
企業内の診療所や医務室に勤務して、従業員の健康管理をメインとした業務をおこないます。
産業看護師として働くメリットには、以下のようなものがあります。
- 夜勤がなく土日祝日は休み
- 立ちっぱなしで働くことが少ない
- 体力的にも精神的にも負担が少ない
- PCスキルやビジネスマナーが身につく
産業看護師は、基本的に夜勤や残業がありません。
病棟勤務と比べて過酷な業務も少なく、ワークライフバランスを実現できます。
病院やクリニック以外の世界を知ってみたい方や、プライベートを充実させたい方にもおすすめです。
衛生管理者
衛生管理者とは、労働安全衛生法により定められた国家資格です。
衛生管理者は、就労中の労働災害や労働者の健康障がいを防止する役割があります。
事業場の環境や設備を観察して、問題点が見つかった時は改善に努めるのも業務です。
看護師は3年以上の実務経験で「衛生管理者免許」の受験資格を得られます。
衛生管理者の資格は有効期限がなく、定年後の再雇用を目指している方にもおすすめです。
- 性別や年齢に関係なくできる
- キャリアアップができる
- 資格手当がもらえることもある
50人以上の労働者が在籍している事業所では、衛生管理者が必要です。
そのため、物流倉庫・工場・病院・宿泊施設など、さまざまな業務で需要があります。
イベントナース
イベントナースとは、イベントの医務室や救護所で働く仕事です。ライブ・スポーツ大会・お祭りなどのイベントで活躍します。
たくさんの方が来場するイベントでは急病人や怪我人が発生するため、必要に応じた対応が求められます。その場で応急処置をするのか、救急搬送をするのか迅速に判断するので、アセスメント能力や判断力が重要です。
- 自分の都合に合わせて仕事ができる
- 精神的なストレスが少ない
- 視野や人脈を広げられる
イベントナースの仕事は、基本的に単発の契約です。
イベントは常に開催しているわけではなく、働きたいと思ったときに求人を探す必要があります。
継続的な人間関係が少なく、精神的な負担を軽減したい方にもおすすめです。
看護師から転職して高収入を目指すのにおすすめの仕事2選
看護師を辞めて高収入な仕事に転職したいと考える人もいるかと思います。
高収入を目指したい人におすすめの仕事は、次の2つです。
- 看護学校等の教員や講師
- フィールドナース
どちらの仕事も、看護師の臨床経験を活かして働くことができるため、転職しても活躍できることでしょう。
それでは、看護師を辞めて高収入を目指すのにおすすめな仕事をそれぞれ紹介していきます。
看護学校等の教員や講師
看護教員とは、准看護師学校養成所・看護師学校養成所・看護大学・看護系短大・看護課程専門学校において、看護師を目指す学生に学科や実践を教える仕事です。
看護教員になるには、看護師養成施設を卒業後、5年間の臨床看護経験が必要です。
その後、厚生労働省・文部科学省・日本看護協会が主催する研修や講習を1年間程度受けます。
看護教員の募集は少なく、看護師としてのキャリアも重視されるので採用の難易度は高いです。
フィールドナース
フィールドナースとは、医療機器や医療製品のプレゼンテーション、医療機器のデモンストレーションなどをおこない、医療関係者に医療機器等を販売する仕事です。
クリニカルコーディネーターやクリニカルスペシャリストとも呼びます。
フィールドナースに求められるスキルは、看護師資格と看護師としての臨床経験です。
営業スタッフとともに病院やクリニックを訪問して、医者や看護師目線で製品をプレゼンテーションするため、専門的な知識が求められます。
フィールドナースは一般企業で働くので、夜勤はありません。また、自分の仕事が売上に直結するため、目に見える評価を得られます。
ワークライフバランスを整えたい人におすすめの仕事2選
ワークライフバランスを整えたい方におすすめの仕事は、以下の通りです。
- コールセンター(医療関係)
- 医療事務
ここで紹介するのは、どちらも基本的に日勤の仕事で、残業も発生しづらいため、看護師を辞めた後でも働きやすいことでしょう。
それでは、ワークライフバランスを整えたい方におすすめの仕事をそれぞれ紹介していきます。
コールセンター(医療関係)
医療関係のコールセンターとは、契約者の健康相談対応やEAP、医療関係などへの問い合わせに対応する仕事です。
- 健康に関する相談窓口
- 自宅療養者の健康観察
- ワクチン接種後の相談窓口
- 医療機器メーカーの問い合わせ窓口
- 保険会社のメディカルサービス
コールセンターは、デスクワークがメインなので病棟勤務と比べて体力の消耗が少なく、性別や年齢問わず働けます。
また、コールセンターは受付時間が決まっているので、残業が発生せず、仕事とプライベートを分けられるのもメリットです。
医療事務
医療事務とは、病院やクリニックなどの医療機関で患者の対応をしたり医療費の計算をしたり、幅広い業務を担う仕事です。
覚える内容は多いですが、看護師の経験があると即戦力として重宝される傾向があります。
医療事務は患者との接点も多く、看護師の知識やスキルを活かしやすいのも特徴です。一方、専門的な資格が必要ないので、看護師と比べて給料が低いといわれています。
医療事務は、24時間体制で患者を受け入れている総合病院や大学病院を除いて、一般的に日勤の仕事です。
定時で仕事が終わるため、プライベートの時間を確保できます。
他の資格と組み合わせて就ける仕事3選
看護師からのキャリアアップを目指して転職をしたい方は、看護師資格とほかの資格を組み合わせて働くのも選択肢の一つです。
- 保健師
- 助産師
- 介護福祉士
- ケアマネージャー
それでは、看護師資格と組み合わせて就けるおすすめの仕事について解説していきます。
保健師
保健師は、地域に住む住民の保健指導や健康管理、乳幼児検診などをおこなう仕事です。
勤務場所は、地域の保健所や市役所にある行政保健師、小中学校で働く学校保健師があります。
保健師になるためには、保健師国家資格と看護師国家資格が必須です。
看護師と保健師のダブル受験のほかに、看護師免許を取得後、1年制の保健師養成学校で保健師免許を目指す方法があります。
保健師の仕事内容は、主に病気や怪我を未然に防ぐ「予防医療」です。
目にみえる成果が出にくかったり、評価が難しかったりしますが、人々が何事もなく日常を過ごしていることにやりがいを感じられます。
助産師
助産師は、出産から育児に至るまで母子の健康を支える仕事です。出産のサポートだけでなく、妊娠期や出産後の健康管理や指導活動をおこないます。
助産師になるためには、看護師国家資格と助産師国家資格が必須です。すでに看護師の資格を取得している方は、短大・専門学校・大学院に通いながら助産師の資格を取得する方法があります。
助産師の勤務地は、大学病院・総合病院・産婦人科です。看護師と同様に二交替制と三交替制のシフトなので、準夜勤や深夜勤が苦手な方には適していません。
介護福祉士
介護福祉士とは、介護に係る一定の知識や技能を習得していることを示す国家資格です。介護を必要とする方の生活行為や動作をサポートします。
介護福祉士は、主にホームヘルパー・特別養護老人ホーム・身体障害者施設等の社会福祉施設で勤務します。
在宅介護の場合は、介護方法や介護の相談にも対応します。
医師や看護師と連携しながら利用者の介護をおこなうため、看護師の知識を活かせます。
すでに看護師の資格を取得している方は、新たに養成施設に通い、介護福祉士の国家試験を受験する方法が一般的です。
ケアマネージャー
ケアマネージャーは、介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプランの作成やサービス事業者との調節をおこなう仕事です。
ほかにも、生活困窮者に生活保護申請の補助をしたり、高齢者に地域活動の参加を促したり、仕事内容は多岐にわたります。
ケアマネージャーの勤務場所は、居宅介護支援事業所・特別養護老人施設・地域包括支援センターなどです。
自分のマネジメントによって利用者の生活が改善されたときに大きな喜びとやりがいを感じます。
ケアマネージャーになるためには、介護支援専門員実務研修を受講して修了する必要があります。
看護師辞めて全く違う仕事をしたい場合におすすめの仕事5選
看護師を辞めた後は、医療関係から遠い仕事に挑戦したいと思う人もいるかと思います。
そこで次に、看護師を辞めて全く違う仕事をしたい方におすすめの職業を紹介します。
- 飲食業界
- IT業界
- 不動産業界
- エステ業界
- 営業職
看護師を辞めて全く違う仕事をしたい場合におすすめの仕事について、詳しく解説していきます。
飲食業界
飲食に関わる仕事は、調理師・栄養士・管理栄養士・ホールスタッフ・飲食店社員などがあります。
ホールスタッフや飲食店社員は、特別な学歴や資格が必要ないので、転職しやすいのが特徴です。
飲食業界は、お客さんの反応がダイレクトにわかる仕事です。
「おいしい」や「ありがとう」などの言葉を伝えてくれることで、喜びとやりがいを感じられます。
飲食業界は勤務場所によって出勤日や休暇の取り方が異なります。
例えば、居酒屋は深夜まで営業していることが多く、夜勤の日数が多くなる傾向があります。
IT業界
IT業界とは、情報技術を活用したサービスを提供している仕事です。システムエンジニア・プログラマー・Webデザイナー・セールスエンジニア・テクニカルライティングなどの職種があります。
デジタル化が進む現代において、IT人材のニーズは高いです。長期的に役立つスキルを身につけられるので、さまざまな業界で重宝されます。
プログラミングスクールやWebデザイナースクールなど、独学でも知識やスキルを習得できるため、看護師として働きながら転職の準備を進められます。
不動産業界
不動産業界とは、土地や建物に関わる仕事です。
商業施設やビルを開発するデベロッパーや、注文住宅や建売住宅を手がけるハウスメーカー、物件の売買や賃貸を仲介する不動産仲介業者など、さまざまな業種があります。
不動産業界は職種ごとに必要な資格が異なります。
- 宅建(宅地建物取引士)
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- 管理業務主任者
- マンション管理士
- インテリアコーディネーター
- 社労士(社会保険労務士)
- 行政書士
不動産関連の資格を取得しておくことで、転職が有利にはたらくだけでなく、独立開業にも役立ちます。
将来的に独立を目指している方は、資格取得も検討してみましょう。
エステ業界
エステ業界は、人を美しくするためにサポートする仕事です。エステやリラクゼーションなど、職種も多岐にわたります。
- エステティシャン
- ビューティーアドバイザー
- アロマセラピスト
- ネイリスト
- メイクアップアーティスト
- ヘアメイクアップアーティスト
エステ業界は、看護師のように資格取得が義務付けられているわけではありません。
美容業界が未経験の方でもチャレンジしやすいといわれています。
サロンに勤務しながら経験を積み、将来的にエステティシャンやネイリストとして独立することも可能です。
営業職
営業職とは、顧客が求めるものや課題解決に導く商品・サービスを提案する仕事です。
メーカー営業・商社営業・代理店営業など、さまざまな営業形態があります。
営業職に特別な資格は必要ありませんが、コミュニケーションスキル・ヒアリング能力・情報収集と分析能力が求められます。
また、衣料品メーカーの営業や福祉介護関連の営業は、看護師の経験を活かしやすいのが特徴です。
営業職は成績次第で昇格や昇給が期待できます。看護師よりも高収入を目指せるので、他業種でキャリアアップを求めている方にもおすすめです。
看護師辞めて違う仕事に転職するメリット
どうしても看護師の仕事が大変な場合には、看護師以外の仕事に転職するのも良いでしょう。
看護師を辞めて違う仕事に転職することには、以下のようなメリットがあります。
- 夜勤や残業が減り規則正しい生活が送れる
- 生死に関わるプレッシャーから解放される
- プライベートの時間を確保できる
看護師を辞めて違う仕事をするメリットについて、詳しく解説していきます。
夜勤や残業が減り規則正しい生活が送れる
看護師はシフト制で、夜勤や残業も多いことから、どうしても生活リズムが崩れがちなものです。
看護師以外の仕事では、日勤のみや土日祝休みであることも多く、夜勤や残業を減らしやすいでしょう。
また、規則正しい生活をすることで、精神的に余裕をもって仕事に取り組むことができます。
生死に関わるプレッシャーから解放される
看護師の仕事はその性質上、患者の生死に関わるプレッシャーを感じながら取り組む必要があります。
ミスができない緊張感のなかで仕事をしていると、どうしてもストレスがかかるものです。精神的に強くない看護師の場合は、仕事のストレスから看護師を辞めたいと思うこともあるでしょう。
看護師以外の仕事でも、もちろん責任のない仕事はありませんが、他人の生死に関わるほどの過度なプレッシャーがかかる機会は少ないでしょう。
看護師を辞めて違う仕事に転職することで、過度な責任から解放され、ストレスを減らせるかもしれません。
プライベートの時間を確保できる
看護師を辞めて違う仕事に転職することで、今まで以上にプライベートの時間を確保しやすくなるメリットもあります。
繰り返しになりますが、看護師の仕事は夜勤や残業も多いことから、生活リズムが不規則になりやすいです。
加えて、近年では看護師の人手不足が進んでいることから、休みを取りづらい看護師も多いことでしょう。
看護師を辞めて、土日祝休みや日勤の仕事に転職すれば、今よりも休みやすくなり、プライベートの時間も確保できるでしょう。
看護師辞めて違う仕事に転職するデメリット
看護師を辞めて違う仕事に転職するメリットは多いですが、一部デメリットも存在します。
具体的には、看護師を辞めて違う仕事に転職する場合、以下のデメリットがあります。
- 給料が下がる可能性がある
- 看護スキルが低下する場合がある
- やりがいを感じられない可能性がある
何をデメリットに感じるかは人によって異なるため、あなたの現状を踏まえた上で、看護師から違う仕事に転職するかどうかを決めるのが良いでしょう。
それでは、看護師を辞めて違う仕事に転職するデメリットについて、それぞれ解説していきます。
給料が下がる可能性がある
看護師を辞めて違う仕事に転職する時の代表的なデメリットは、給料が下がる可能性があることです。
看護師の仕事は、夜勤や休日出勤等で不規則になりがちですが、その分夜勤手当や残業手当がつくため、給料が高い傾向にあります。
夜勤や休日出勤のない仕事に転職した場合には、その分給料が減る可能性があるでしょう。
そのため、看護師を辞めて違う仕事に転職する際には、想定年収や福利厚生等について事前に確認しておくことが大切です。
看護スキルが低下する場合がある
当然ですが、看護師以外の仕事に転職した場合には、看護師としてのキャリアが途絶えてしまいます。
臨床現場に携わる機会も少ないため、看護スキルが低下することは覚悟しておきましょう。
数年後に看護師としての復職を考えている場合には、看護スキルを維持できるよう、処置の練習や医療に関する情報収集をしておく必要があるでしょう。
また、看護師以外の仕事に就いている期間が長いほど、復職時には苦労する可能性が高くなります。ナースセンターの復職支援制度を活用したり、派遣等で実際に働いてみたりすることで、看護師として復職しやすくなるかもしれません。
やりがいを感じられない可能性がある
看護師を辞めたい気持ちばかりが先行し、違う仕事に勢いで転職した場合には、やりがいを感じられない可能性もあります。
看護師の仕事はプレッシャーがかかり、患者のケアやサポートが大変に感じる場面も多いでしょう。しかし、そんな患者とのコミュニケーションを通して、やりがいを感じられる仕事でもあります。
看護師を辞めて違う仕事に転職した際には、看護師の頃のようなやりがいを感じられず、かえって仕事が退屈に感じてしまう場合があります。
看護師以外の仕事に転職する際には「その仕事に就いて何を達成したいのか」と目的を考えてから転職をすることで、やりがいを持って働けることでしょう。
看護師辞めて違う仕事に転職する5つのコツ
ここまで、看護師を辞めて違う仕事に転職するメリットやデメリットを解説してきました。
看護師を辞めて違う仕事に転職するなら、やはり自分が納得のいく環境に転職したいものですよね。
そこで次に、看護師を辞めて違う仕事に転職するためのコツを紹介します。
- 今までの経歴やスキルを整理する
- 転職を通して実現したいことを明確にする
- 転職したい業界・職場の情報収集をする
- 自己分析で自分の強みを洗い出す
- 複数の転職サイトを活用する
看護師を辞めて違う仕事に転職する際には、ここで紹介する5つのコツを実践してみてください。きっと納得のいく転職先を見つけられるはずです。
それでは、看護師を辞めて違う仕事に転職する5つのコツを紹介していきます。
今までの経歴やスキルを整理する
看護師を辞めて違う仕事に転職する際は、まずは今までの経歴やスキルを整理しましょう。
今までどんな仕事をしてきて、何ができるのかを整理しておくことで、転職先にあなたの魅力をうまく伝えられるようになります。
特に、看護師以外の仕事に転職をする際には、仕事で看護師としての経験をどのように活かせるかをわかりやすく伝える必要があります。
そのため、あなたの経歴やスキルを他人に伝えられるよう、事前に棚卸ししておくことが大切です。
転職を通して実現したいことを明確にする
看護師以外の仕事に転職をする時は、転職を通して実現したいことを明確にしましょう。
転職の目的を決めておくことで、転職先に求める条件が決まり、転職先を絞りやすくなります。
例えば「夜勤がない」「土日休み」「今よりも給料が高いこと」などの目的を設定することで、転職先に求める条件が決まるでしょう。
転職したい業界・職場の情報収集をする
看護師を辞めて違う仕事に転職する場合は、転職先の業界について詳しく調べることも重要です。
転職先の業界について予め理解しておくことで、入社後のギャップを減らせ、短期離職をしづらくなります。実際にその業界で働いている友人や知人がいる際には、話を聞いてみるとイメージしやすいでしょう。
もし志望する企業まで決まっている場合は、その企業についても情報収集をしておきましょう。社風や実際の業務内容まで調べておくことで、面接時に好印象を与えやすくなるのでおすすめです。
自己分析で自分の強みを洗い出す
看護師を辞めて違う仕事に転職する前には、必ず自己分析しておきましょう。
自己分析をすることで、自分の強みや弱みを把握でき、履歴書や職務経歴書であなたの魅力をアピールできます。
あなたの強みを踏まえて看護師時代の経験を説明することで、面接官もあなたの人柄をイメージしやすくなります。
また、あなたの強みを転職先の企業でどう発揮できるかまで考えておけると、面接でも採用されやすくなることでしょう。
複数の転職サイトを活用する
看護師以外の仕事に転職する際には、複数の看護師転職サイトを同時に利用するのがおすすめです。
看護師転職サイトでは、希望条件に沿った求人の紹介に加え、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策など、手厚い転職サポートを受けられます。
また、転職サイトによっては面接への同席や、面接後のアフターフォローまで実施している場合もあります。
転職サイトが保有している求人はサイトによって異なるため、複数のサイトを同時に活用することで、より条件に近い求人を見つけやすくなるでしょう。
看護師資格を活かして違う仕事に転職する時に役立つ転職サイト
看護師を辞めて違う仕事に転職する時は、看護師に特化した転職サイトを活用するのがおすすめです。
看護師転職サイトでは、看護師の求人紹介に加え、応募書類の添削や面接対策など、手厚い転職サポートを無料で受けられます。
そこで次は、看護師資格を活かして違う仕事に転職する時におすすめの転職サイトを3つ紹介します。
- 看護roo!
- レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
- マイナビ看護師
看護roo!
看護roo!は、看護師の転職に特化した転職サイトです。
看護師の求人情報をチェックしたり、転職活動に役立つ情報を公開したり、さまざまなコンテンツが揃っています。
「看護roo!」は看護師だけでなく、准看護師・保健師・助産師などの求人情報が掲載されています。
雇用形態や施設形態、給与などを絞り込み検索できるため、自分が求めている条件で転職ができます。
看護師としてキャリアアップを目指している方や、他の資格と組み合わせて収入をアップしたい方にもおすすめです。
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
レバウェル看護は、転職支援や看護師が抱える課題解決をサポートするサービスです。
転職支援では、アドバイザーの対応・求人紹介の質・施設や病院との交渉力に力を入れています。
公開求人は約14万件と非常に多く、こだわりの条件で転職できます。
転職を支援する担当アドバイザーと電話をしながら、希望の条件や価値観を伝えられるのも特徴です。
電話の時間帯は指定できるため、看護師として仕事をしながらでもスムーズに転職活動を進められます。
面接の日程調節や給与等の条件面の交渉は、担当アドバイザーに任せられます。
また、入職してからのアフターフォローも受けられるので、前向きに転職できるのが魅力です。
マイナビ看護師
マイナビ看護師は、看護師のための無料転職サイトです。専属のキャリアアドバイザーが一人ひとりに合った転職をサポートします。
全国20ヶ所に面談会場を設けており、看護師転職市場に詳しいキャリアアドバイザーと面談が可能です。
求人サイトでは、看護師・助産師・ケアマネージャーなどの資格だけでなく、診療科目や担当業務、住宅補助など細かく絞って条件検索ができます。
キャリアアドバイザーが履歴書の書き方・面接対策・退職交渉も徹底的にサポートするため、転職活動が初めての看護師でも安心して転職ができます。
看護師辞めて違う仕事に転職する際に役立つ転職サイト
転職を考えている人のなかには、看護師を辞めて全く違う仕事に就きたいと思っている人もいるはずです。
看護師を辞めて全く違う仕事に転職する際には、以下の転職サイトが役立ちます。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
看護師を辞めて、一般企業や高収入の仕事に転職したい場合には、ここで紹介する転職サイトを試してみてください。
きっとあなたの条件に合うような転職先が見つかることでしょう。
それでは、看護師を辞めて全く違う仕事に転職する際に役立つ転職サイトを紹介していきます。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェントです。
非公開求人も多数掲載されているため、ほかでは見ることができない求人もチェックすることができます。
看護師を辞めて違う仕事に転職したい場合は、幅広く求人を見ていく必要があるため、リクルートエージェントの登録は必須といえるでしょう。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、各業界に精通した選任アドバイザーが常駐しており、転職活動の進め方や書類の作成方法、面接のコツなど、転職に必要なさまざまなアドバイスを受けることができます。
また、各業界の人事担当者との密な連携があり、求人票だけではわからない会社の雰囲気や仕事の実態などを教えてくれることもあります。
求人掲載数もトップクラスに多いため、こちらも登録しておいて損はないでしょう。
doda
dodaは、転職サイトとエージェント機能の両方が使える転職サイトです。
dodaでは、キャリアタイプ診断や無料年収査定で自分がどの仕事に適しているのか、市場からどのような評価を受けているのか知ることができます。
また、書類のテンプレートもダウンロード可能で、エージェント機能を使えば書類の作成方法やその後の進め方もアドバイスを受けることができます。
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看護師辞めて違う仕事に転職する時によくある質問
看護師を辞めて違う仕事に転職する際には、本当に大丈夫だろうかと不安や悩みも多いはずです。
そこでこの記事の最後に、看護師を辞めて違う仕事に転職する時によくある質問と回答を紹介します。
- 看護師から一般企業に転職できる?
- 看護師から高収入の仕事に転職できる?
- 40代や50代でも違う仕事に転職できる?
- 看護師が違う仕事へ転職すると不利になる?
それぞれわかりやすく解説しますので、看護師から違う仕事へ転職する際の参考にしてみてください。
それでは、看護師を辞めて違う仕事に転職する時によくある質問について紹介していきます。
看護師から一般企業に転職できる?
看護師から一般企業に転職することは、もちろん可能です。
多くの看護師転職サイトで「一般企業」「未経験歓迎」などの項目で求人を検索でき、実際に転職している人も多いです。
一般企業であれば、夜勤がなかったり土日休みだったりと、看護師と比べて休みもとりやすいでしょう。
看護師から高収入の仕事に転職できる?
看護師から高収入の仕事に転職することも可能です。
看護師の資格を活かす場合には、以下のような仕事がおすすめです。
- 看護学校の教員や講師
- フィールドナース
- 臨床開発モニター(CRA)
- 治験コーディネーター(CRC)
- 助産師
看護師を辞めて高収入の仕事に転職する際には、やはり看護師資格を活かした転職をするのが良いでしょう。
看護学校の教員や講師、治験コーディネーターやフィールドナース等の仕事であれば、看護師の資格や臨床経験を活かしながら働けます。
また、助産師の国家資格を取得した場合には、看護師よりも高収入が期待できるでしょう。
40代や50代でも違う仕事に転職できる?
40代や50代からでも、看護師を辞めて違う仕事に転職できます。
40代や50代であれば、看護師としての経験を活かして、訪問看護や医療系のコールセンター、医療事務等に転職する人が多いです。
看護師が違う仕事へ転職すると不利になる?
看護師が違う仕事へ転職したとしても、選考で不利になることはありません。
ただし「なぜ看護師以外の仕事へ転職するのか?」と転職理由について深掘りされる可能性が高いため、うまく答えられるように対策しておくことが大切です。
まとめ
今回は、看護師を辞めて違う仕事に転職したい方に向けて、おすすめの転職先を紹介しました。
看護師の経験やスキルをそのまま活かせる仕事や、他の資格と組み合わせてキャリアアップを狙える仕事など、さまざまな転職先があります。
転職が不安な方は、転職活動を支援してくれる看護師転職サイトを活用しましょう。
担当のキャリアアドバイザーが一人ひとりの条件や価値観に合った求人情報を紹介したり、面接対策や日程調整をおこなったりするので、はじめての方でも安心して利用できます。
看護師転職サイトは無料で利用できるため、ぜひチェックしてみてください。
健康運動実践指導者・サッカー指導者として活動後、「人生を変えられる情報を提供したい」という想いからライターに転職。クレジットカードやカードローンなどの金融系の記事はもちろんのこと、商品レビューや自らの経験を活かしたフィットネス関係の記事も執筆している。趣味は映像制作と温泉旅行。アメリカンエキスプレス・プラチナカードを保有しており、特典を使って高級ホテルに宿泊するのが大好き。最近はコストパフォーマンスを重視しており、楽天カードを愛用している。