給与前払いサービスの今後の展開についてPayment technologyに聞いてみた! PR

給与前払いサービスの今後の展開についてPayment technologyに聞いてみた!

給与前払いサービスとは、給料日になる前に給与を早く受け取れるサービスのことで、採用強化や従業員の満足度の向上につながるため、近年注目を集めています。

しかし、30近い事業者が給与前払いサービスを展開しており、どのサービスを導入したらいいかわからないと感じている企業も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は給与前払いサービスを提供している株式会社PaymentTechnologyの上野 亨(うえの とおる)さんにお話を伺いました。

最短即日で中小企業でも導入できる前払いサービス

ー本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、まず「前払いできるくん」とはどのようなサービスなのでしょうか。

上野 亨さん(以下、上野):「前払いできるくん」は給与前払いサービスです。従業員の方がすでに働いた分の給与を必要に応じて給与支給日よりも早く給与を受取れるサービスとなっております。

給与前払いサービスは30近い事業者が参入していますが、デポジット型立替型の2つのモデルに分けることができ、我々のサービスは立替型になります。

デポジット型は16、7年前からあるモデルで、導入企業が事前に専用の銀行口座に入金しておき、そこから前払い申請があった給与分を支払うというサービスです。

一方で立替型は6、7年前に出てきたモデルで、前払い分の給与を前払い業者が立て替えて後日、導入企業にて精算をします。

立替型のほうが事前に銀行口座に入金しておく必要がなく、給与支払日に前払い業者と精算をするためキャッシュフローを変える必要がありません。資金繰りに余裕のない企業でも導入ができます。

実は、立替型のサービスは当初、貸金業に該当するのではないかと、リーガル的に問題視されることがありました。

しかし、我々はサービスを始めた当初から、弁護士とリーガル的な部分に関しては相当確認しており、サービスの安全性には自信があります。

そのため、立替型というのは導入まで2~3ヶ月程度かかる場合がありますが、「前払いできるくん」は最短1週間で導入が可能です。また、前払いサービスのノウハウが貯まっているため、導入は非常に簡単にできますし、使い勝手も一定の評価を得ています。


ーリーガル的にもしっかりしていて使い勝手もよいと、導入企業は安心して導入できますね。

上野:そうですね、ただ給与前払いサービスには大きな問題点があり、一番ニーズの高い中小企業の導入障壁が大きいことです。

デポジット型は事前に銀行口座に入金しておく必要があるため、資金繰りに余裕がないと導入できません。

立替型は前払い申請があった給与分を立て替えるため、導入する企業が潰れたり、キャッシュを持って逃げられたりするリスクがあります。そのため導入前の財務審査を徹底しておこないます。審査の結果、導入できないというのはよくあるケースです。

そこで我々は一番ニーズの高い中小企業でも前払いサービスを導入ができるように「前払いできるくんLITE」をリリースしました。

多くの会社でビジネス用のクレジットカードを利用していると思いますが、それさえあれば、カードの限度額の範囲内で前払いサービスを利用することができます。

また、カードの限度額の範囲内での前払いとなるので、財務審査が不要で、即日導入が可能です。

クレジットカードを利用した前払いサービスは、ビジネスモデル特許を出願しており、我々独自のサービスとなっています。

また「前払いできるくん」も「前払いできるくんLITE」もかかる費用は、従業員の方が前払いを利用する際にシステム手数料と振込手数料をご負担いただきますので、導入企業の負担は一切ありません。

給与の受取りをデザインする「エニペイ」

株式会社Payment Technology 代表取締役 上野さん

ーそうなんですね。今まで前払いサービスを導入したくても導入できなかった企業にとってはうれしいサービスですね。また2020年9月より新たに「エニペイ」というサービスをリリースしましたが、どのようなサービスなのでしょうか。

上野:エニペイは一言でいうと給与の受取りをデザインできるサービスです。

当社サービスを提供する中で、「月給制」が実は変わった制度なのだと知りました。

例えば10月1日に働いたとします。すると法律上は10月1日に働いた分を当日現金手渡ししなければいけません。しかし、非常に手間がかかるので、労働契約の中で月に1回渡すという月給制が日本では採用されています。

また、月給制は中国や韓国、日本など、東アジアのみで主流な給与制度で、他の国では週払いや隔週払いで給与が支払われます。給与前払いサービスはこのような月給という世界的に変わった制度を変えようと追求したものです。

エニペイはそこにさらにもう一つの概念を加えたサービスです。先ほど給与の受取りをデザインできると説明しましたが、エニペイでデザインできるポイントは3箇所あり、「受取日」「金額」「受取方法」をデザインすることができます。


ーデザインするとはどういうことなのでしょうか。

上野:例えば、毎月10日や、毎週金曜日、カードの引き落とし日などに受取日を設定することが可能で、受取る給与も毎週金曜日には3万円でそれ以外を通常の給料日に受取るなど、金額も自由に設定できます。

また、複数の銀行口座を持っている場合は、それぞれの銀行口座に振り込んでもらうことが可能です。

住んでいるアパートによっては大家さんの専用の口座に家賃を振り込まなければいけないという場合もありますが、エニペイなら給与を直接振り込むことができます。

また、給与の一部を証券口座に振り込んでもらって運用するということも可能です。さらに法改正がおこなわれれば、「◯◯Pay」に直接振り込むことも可能になります。

ベースの考え方は前払いの考え方ですが、一歩進んで従業員が自分で給料というものを設定できるようになったらおもしろいと思いませんか?

その考えを反映しているのがエニペイです。

前払いサービスの終着点

株式会社Payment Technology 代表取締役 上野さん

ーエニペイは非常におもしろいサービスですね。本日は貴重なお話ありがとうございました。最後に読者の方へなにかメッセージをお願いします。

上野:ありがとうございます。我々の給与前払いサービスは立替型を採用しており、企業のキャッシュフローを変えずに導入することができ、リーガル的にもかなり詰めてサービスを展開しているので、安心して採用強化や従業員の満足度を向上させることができます。

クレジットカードがあれば最短即日で中小企業の方も導入できるサービスもあるため、今まで導入したくてもできなかった企業も前払いサービスを導入して採用強化や従業員の満足度を向上につなげることができます。

また、先ほども紹介しましたが、給与の受取りをデザインできるエニペイという新しいサービスをリリースしました。時間はかかりますが、いつかこの考え方が広まっていってスタンダートになる日が来るのではないかと考えています。

従業員にとっては全くデメリットのないサービスですし、エニペイは前払いサービスの終着点ではないかと思います。

ぜひこの機会に導入を検討してみてください。

ー本日はお時間をいただきありがとうございました!

株式会社Payment Technology 代表取締役

1973年8月生まれ。1997年ソフトバンク株式会社に入社し、経理財務部にて資金調達やBPRプロジェクトに従事。1998年の分社にてSBIグループの創業メンバーとして転籍し、SBI証券の立上げ、IPO部門の立上げ、その後も責任者として従事。2016年8月より株式会社PaymentTechnology代表取締役に就任。2020年金融庁による「株式新規上場(IPO)に係る監査事務所の選任等に関する連絡協議会」メンバー。

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2019年に株式会社サイバーエージェントに入社。 クレジットカード、キャッシュレス、カードローンの記事作成を担当。 愛用クレジットカードは楽天ゴールドカードでネットショッピングでは楽天市場を利用するようにしている。楽天ペイ、楽天Edyも使っており、楽天のダイヤモンド会員を維持している。最近はスマホを楽天モバイルに変えるか悩んでいる。 ヤフーカードやPayPay、Kyashなども利用しており、お得にポイントを貯めることが趣味。

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