簡単・安全に家計を可視化する「Moneytree」とは?マネーツリー株式会社に聞いた PR

簡単・安全に家計を可視化する「Moneytree」とは?マネーツリー株式会社に聞いた

マネーツリー株式会社は、2013年から資産管理サービス「Moneytree(マネーツリー)」を提供しています。無料版でも広告表示がなく、データが永年保存されるなど、利用者のメリットが満載のサービスです。

今回は同社の山口賢造さんに、Moneytreeアプリの特徴や強み、徹底したプライバシーポリシーなどについてお話を伺いました。

登場まもなくベストアプリを受賞した「Moneytree(マネーツリー)」

マネーツリー株式会社のアイコン「Chibi」が飾られているオフィス入口

―本日はよろしくお願いします。まず、貴社の事業内容と山口さんのお仕事について教えてください。

当社は2012年に創業した会社で、資産管理サービス「Moneytree®」および金融データプラットフォーム「Moneytree LINK®」の開発・運営を行っています。

オーストラリア出身のポール・チャップマンとアメリカ出身のマーク・マクダッド、ロス・シャロットの3人が起業したため、外資系企業だと思われることが多いのですが、日本発の日本企業です。

私はもともと外資系IT企業でのセールスコンサルタントで、アプリ制作会社でアプリ開発に携わるプロジェクトマネジャー、ソフトウェアデザイン会社の起業を経て、マネーツリーに創業時から参画しています。

現在はビジネスディベロップメントの責任者を務めており、市場動向やニーズの把握、金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」の市場浸透に従事しています。

ーありがとうございます。資産管理サービス「Moneytree」提供開始の経緯について教えてください。

当社がMoneytreeの提供を始めたのは、今から10年前の2013年です。当時はまだ、自動的に収支データを集めそれらの金融データを資産として管理できるサービスとアプリがない状況でした。

Moneytreeアプリが最初に評価されたのは、UI・UXに優れている点や広告表示をしない点です。Apple社から2013年にiPhone、2014年にiPadでその年のベストアプリを受賞しました。

その後、資産管理サービス事業に加え、会計会社などの企業に向けたサービスを始めました。これはさまざまな金融機関、金融サービスのデータをひとつに集約する技術を活用したサービスで、2015年開始の「Moneytree LINK」という金融データプラットフォーム事業につながっています。

収支の自動仕分けで、家計の可視化が簡単に

―Moneytreeアプリにはどのような機能があるのでしょうか?

Moneytreeアプリには特徴が大きく3つあります。まず1つ目は銀行、クレジットカード、電子マネー、ポイント・マイル、証券などの複数の金融サービスを一元管理して「家計の可視化」が簡単にできることです。

2つ目はAIが明細を学習して支出を自動でカテゴリ分けすること、そして3つ目が、大きな支出や有効期限切れ間近のポイントを通知することでお金の心配を減らすことです。

Moneytreeアプリは無料で利用できますが、サブスクリプション型の有料版も複数ご用意しています。後ほどご紹介しますが、無料版でも広告非表示、50社まで金融サービスを登録できる点、データが永年保存される点は変わりません。

―簡単かつ継続的に家計管理もできるようですね。どんな人におすすめのサービスでしょうか?

Moneytreeアプリは家計簿が続かない方の利用を想定したサービスです。よくあるのは「気合を入れて家計簿を始めたものの、細かく記録しようとしすぎて結果的に続かなかった」「家計を可視化したくて始めたのに、家計簿をつける行為自体が目標になってしまった」といった経験です。

こうした挫折の原因は家計管理の面倒臭さにあり、面倒臭いのは自動で記録できないからだと当社は考えました。10年前は海外と比べてまだまだキャッシュレス決済が進んでおらず現金払いが主流だったため、家計簿をつけること自体が手間だったのです。

一方で、デジタルの資産管理ツールに対してセキュリティ面の不安を覚える方もいることがわかっていましたので、セキュリティ対策をしっかりしたサービスを提供することで使いやすくなるのではないかと考えました。

Moneytreeアプリはコンビニでの買い物履歴を「コンビニ」カテゴリに入れるなど自動で仕分けされますので、「ちょっとした買い物で毎月こんなにお金を遣っているんだな」「食費が5万円を超えている」というような家計の気づきを得られます。まずはこの可視化による気づきが大切で、その後に節約をしたり、節約したお金で貯蓄や投資をしたりといった選択肢が生まれるでしょう。

自動仕分けと可視化だけでなく、ポイントサービスとの連携による保有ポイントの可視化も好評を博しました。

Pontaポイントやdポイントなど主な共通ポイントの保有状況が可視化できることで、銀行の口座情報を登録することに抵抗がある方も利用を始めやすく、便利さを理解した後に電子マネーやクレジットカード情報、そして最終的に銀行口座情報を登録された方も多かったです。

広告の非表示とデータの永年保存が大きな特徴

―Moneytreeアプリの特徴・こだわりを教えてください。

当社は強いプライバシーポリシーを持っており、お客様の金融データを基に広告を出すということを一切していません。無料の資産管理ツールは広告が出てくることが多いと思いますが、ユーザーが安心してデータを預けられるよう、ローンチ当初から今まで徹底しています。

また、データが永年保存できることも他のサービスと異なる点です。ローンチ当初からお使いいただいている方は、10年分の金融データが無料で残っています。

当社では「お客さまのデータはお客さまのもの」というポリシーに基づき、サービスを設計しています。利用者の明確な同意のもと、Moneytreeアプリの金融データを他のサービスに連携することも可能です。

ニーズに応じた3種類の有料版も用意

Moneytreeアプリの各サービス紹介画像

―Moneytreeのサブスクリプションタイプについても教えてください。

有料版は「Moneytree Grow(マネーツリー・グロー)」(iOSのみ)、「MoneytreeWork(マネーツリー・ワーク)」、「Moneytree Corporate(マネーツリー・コーポレート)」の3種類があります。

まず「Moneytree Grow」はデータ更新の制限がなく、月末には収支状況を記載した月次レポートが送られてくるタイプです。また、過去1年分の支出の明細もダウンロードできます。

カテゴリ別の予算管理もできますので、月次レポートと併せて活用し、着実に家計を改善したい方におすすめです。例えば外食費を予算3万円に設定すると、予算をクリアしたかオーバーしてしまったかが月次レポートに反映されて届きます。

―「Moneytree Work」と「Moneytree Corporate」はどのようなサービスでしょうか。

「Moneytree Work」は、仕事の経費をスマートに管理できるので、フリーランスや個人事業主の方におすすめしています。

フリーランスの方や個人事業主の方は、個人の口座と仕事用の口座を分けていない場合が多いのではないでしょうか。「Moneytree Work」を使うと、例えばタクシーを利用した際などに経費ボタンをタップすれば経費として計上されます。

その後のタクシー利用時も、AIが覚えて自動的に経費のタグ付けをしてくれるので、経費の見落としを防ぐことができるのです。もちろんプライベートの利用であれば変更できます。

「Moneytree Work」のもう一つの特徴は、レシートと明細の自動照合です。レシートを撮影すると、合計金額と日付を読み取り、カードや電子マネー決済の明細とクラウド上で自動的に紐付けをしてくれます。経費精算書があっという間に完成する機能です。

「Moneytree Corporate」は、「Moneytree Work」の機能にプラスして法人口座の閲覧ができるタイプです。モバイル上で法人口座を確認できるので、いつでも手元で会社のキャッシュフローを把握できます。

安全性も、利便性も。日本では数少ないセキュリティ対策を実施

Moneytreeアプリにおけるグローバルスタンダードのセキュリティを示す資料画像

―御社が実施されているセキュリティ対策についてもお聞かせください。

一般的に、セキュリティを厳重にすればするほど利便性は下がります。例えば、アプリを使うのに4桁のパスワードを3回入力する必要があったら面倒ですよね。

でも、「Face ID」のような利便性の高いサービスを使うと、セキュリティは守られかつ便利です。当社ではこのような、プライバシー保護を第一に考えたサービス設計を遵守しています。

具体的には、第三者機関の日本プライバシー認証機構による「TRUSTe(トラスティ)」の認証をサービスローンチ当初から受け、プラットフォームごとに毎年更新しています。

また、情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格である「ISO/IEC 27001:2013」の認証を取得し、クレジットカード情報のセキュリティ規格「PCI DSS」と会社のデータ資産全体に関するセキュリティ規格「ISMS」認定済みのインフラを採用しています。

さらに、技術的にレベルの高い国内外のセキュリティ専門家や第三者機関による侵入テストを定期的に実施することで、セキュリティを堅牢に保っています。これは日本企業だとあまり多くない取り組みですが、実はシリコンバレーでは当然のように行われている対策です。

他社サービスとの連携も簡単。プロとの相談をスムーズに

―Moneytreeアプリユーザーの声をお聞かせください。

コロナ禍で現金を触らずに済むキャッシュレス決済の浸透が進み、その利便性が広く理解されたように思います。

当社のMoneytreeアプリをお使いいただくには、最初にMoneytree IDを作っていただく必要があります。それから、銀行口座やクレジットカード情報を一度登録していただければ、あとはシステムが定期的にデータを読み込むシンプルなサービスです。それも好評いただいているポイントの一つかと思います。

―他社サービスとの連携もできるそうですね。具体例を教えてください。

例えば、Moneytreeアプリで資産管理をしてきた方が生命保険の加入を検討するとします。その際、当社のクライアントであるソニー生命さんであれば、利用者の同意のもとMoneytree IDのデータをそのままライフプランシミュレーションシステムに連携できます。

保険の相談をする際、通常は1時間から90分程度かけて、年収や支出状況などをヒアリングされます。Moneytreeで連携ができていれば、これが一瞬で完了しますので、ファイナンシャルプランナーと資産形成についてすぐに相談できるのです。

特に、比較的ライフステージの変化が大きい若い世代からは、結婚や子育てを考慮したお金の相談をしたいという要望を多くいただきます。そうしたサービスとMoneytreeのデータを連携できる点は、当社の強みです。

保険会社だけでなく、証券会社や会計会社とも連携しています。新NISAによる非課税投資枠の大幅な拡大を受けて新たに投資を検討される方や、確定申告の際にMoneytreeのデータと会計サービスと連携したいという方にもおすすめしていきたいですね。

ちなみに、他社サービスとの連携は解除も簡単にできます。連携の開始も解除も、Moneytreeでは利用者の同意に基づいてわかりやすく設定できるようにしています。

今後は利用者に合わせたアドバイスや資産形成の情報発信も

―今後のご計画や目標がありましたらお聞かせください。

今後は3つの改善を考えています。まず1つは、Moneytreeアプリ全体におけるUI・UXの改善です。現在のUIはシンプルで分かりやすい反面、表示される情報の追加要望もいただいていますので、シンプルさと利用者の役に立つ情報量のバランスを検討しながら改善していきたいと思います。

2つ目は、資産形成に関する機能の改善です。新NISAの開始も踏まえ、今後は投資に関心を持つ方が増えていくかと思います。Moneytreeサービスとして、より便利に、資産管理や投資に関する情報をまとめていくことが目標です。

3つ目は、AIと機械学習のさらなる活用です。AIの活用により、個別の利用者向けにカスタマイズした情報発信ができればと考えています。

例えば、お金の節約につながる生活習慣や資産管理のアドバイスをするイメージです。利用者が知りたい情報をアプリ内でいつでも見られるようにすることは変わらず必要ですが、それに加えて、Moneytreeアプリからも利用者に情報提供することで、アドバイザーのようになれたらと考えています。

―最後に、マネ会読者へメッセージをお願いします。

2013年にApple社から優れたアプリとして表彰されて以来、Apple StoreやiPhoneを取り扱うお店の全てのiPhoneに、Moneytreeアプリがプリインストールされています。

お金の可視化の利便性は体験していただくのが一番ですので、「銀行口座やクレジットカード情報を登録するのは面倒だな」という方も、ぜひ全国のApple Storeやモバイルショップなどのデモ機でお試しいただければ幸いです。Andorido版アプリも提供していますので、ご安心ください。

―本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!


マネーツリー株式会社
ビジネスディベロップメント ディレクター

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気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。

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