地元の逸品を高岡商工会議所がセレクト!たかおかいっぴんセレクションをご紹介 PR

地元の逸品を高岡商工会議所がセレクト!たかおかいっぴんセレクションをご紹介

日本各地には、その土地に根付いた美味しい食べ物や、歴史・文化を感じられる工芸品など、たくさんの名産品があります。地域の魅力が詰まった名産品は、お土産に買い求めたり、お取り寄せして楽しんだりしたくなる存在です。

富山県高岡市の高岡商工会議所では、高岡ならではの優れた商品を「たかおかいっぴんセレクション」として認定し、市内外に向けて広くPRを行っています。

今回の記事では、高岡市の魅力的な逸品が集まる「たかおかいっぴんセレクション」を紹介します。

交通要所でありものづくりが盛んな富山県高岡市

岡大仏

富山県の北西部にある高岡市は、およそ16万人が暮らす街です。2005年11月に旧高岡市と旧福岡町が合併し、現在の高岡市が誕生しました。

北陸新幹線の開通や、東海北陸自動車道・能越自動車道などで広域交通網が発達しており、各市と三大都市圏とを結ぶ交通の要所です。

北東側が富山湾、東側は庄川・小矢部川によって形成され、深緑と清らかな水に包まれたとても自然豊かな地域です。

高岡の産業は加賀藩政時代が起源の「ものづくりのわざと心」が受け継がれた「高岡銅器」や「高岡漆器」などの伝統産業のほか、アルミ、化学工業、パルプ、金属等の近代工業がこの地に根付いています。

御車山祭りの画像

毎年5月に開催される高岡御車山祭は、重要有形および無形民俗文化財の指定を受けているお祭りです。

重要有形・無形民俗文化財の両方に指定されているお祭りは全国で5つしかなく、高岡御車山祭の御車山行事はユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

お祭りでは高岡の金工や漆工、染色などの優れた工芸技術が施された、豪華絢爛な7基の御車山が市街地を巡行する、華やかな様子が見られます。

高岡の魅力で地域経済を活性化させる高岡商工会議所

高岡商工会議所は、1896年2月(全国で46番目)に設立されました。

経営支援のため、各種経営相談の他、セミナーや講習会を開催。地域の魅力を活かした取り組みも行っています。

高岡市は、国民的作品を生み出した漫画家・藤子・F・不二雄先生の出身地です。毎年、ゆかりの地を巡るスタンプラリーを開催し、今年は約1500名の方が参加されました。

また、市内の事業者が製造する食品・菓子・工芸品を審査、認定する「たかおかいっぴんセレクション」にも取り組んでいます。一定基準を満たした物産品を認定し、商品の魅力PRに活用されています。

ほかにも、小規模事業者に向けた海外販路開拓に、「越境ECを活用したテストマーケティング」などを実施。さまざまな形で、高岡で頑張る事業者さんを支援しています。

「たかおかいっぴんセレクション」で地域を代表する逸品を認定

高岡商工会議所では、2007年から「越中高岡土産品100選」でお土産品を認定してきました。

そして、2020年には「たかおかいっぴんセレクション」へとリニューアル。「たかおかいっぴんセレクション」は、名称・原材料・意匠などに高岡市を連想させる要素があり、各種基準を満たした物産品を高岡商工会議所が認定します。

現在、食品・菓子・工芸品の分類で100点が認定されており、特に魅力的なものは「特別推奨品」と称されます。認定を受けた物産品には「たかおかいっぴんセレクション認定証」がおくられ、販売店や事業所での掲示が可能です。

また、認定された物産品を掲載したガイドブックも発行し、高岡らしい魅力的な商品を県内外にPRしています。ガイドブックは5,000部発刊され、デジタル版もインターネットから閲覧できます。

さらに、LINEの友だち登録で「いっぴん」をプレゼントする企画も実施しました。高岡の魅力ある物産品を広める取り組みに積極的です。

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マネ会 編集部

越中高岡土産品100選事業から、たかおかいっぴんセレクションに変更して、変化を感じることはありますか?

高岡商工会議所 ご担当者
高岡商工会議所 ご担当者

前回(2020年)はちょうどコロナ禍で観光客が激減し、土産品の売り上げも落ちている状況の頃でした。観光客だけではなく高岡市内の方にも「高岡のいっぴん」を認知していただく機会になったと思います。

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マネ会 編集部

認定された商品を扱う事業者からの反響はいかがでしたか?

高岡商工会議所 ご担当者
高岡商工会議所 ご担当者

「問い合わせが増えた」「売り上げが伸びた」というお声を多くいただいています。

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マネ会 編集部

2023年3月の審査で認定された100点の認定有効期限は2024年3月末までですが、2024年度も認定審査の予定はありますか?

高岡商工会議所 ご担当者
高岡商工会議所 ご担当者

ございます。新しい高岡の顔となる「いっぴん」を見つけたいですね。

郷土料理やなじみ深い食材にまつわる食品

ます寿司の画像

「たかおかいっぴんセレクション」は、食品・菓子・工芸品の3分野に分かれており、食品では、郷土料理やなじみの食材を使ったものが認定されています。

「肝醤油で食べるほたるいか刺身ギフト」は、ホタルイカの産地である富山県らしい食品です。ホタルイカの足や肝を取り除き、身と足は刺身用に、肝は濃厚な肝醤油にしてセットされています。

かぶらの切り込みに魚を挟んで作る「かぶら寿司」は、富山の郷土料理です。そんな「かぶら寿司」を幅広い世代が楽しめるようにと、「かぶら寿司 生ハムチーズ」は生ハムやチーズを使って商品化されました。商標登録もされ、高岡だけの「いっぴん」です。

富山の名産品には、塩漬けにしたますの切り身と酢飯を詰め、笹の葉で包んで重石をして作る「ますの寿司」もあります。「たかおかいっぴんセレクション」にも認定されている「ますの寿し 一段」は、食材本来の味が活きるよう、無添加で作られています。

また、富山県では昆布の消費量が多く、食文化に欠かせない存在です。「昆布あんぱん」や「こんぶコロッケ」といった、ユニークな食品も「たかおかいっぴんセレクション」にラインナップしています。

お土産として購入したり、お取り寄せしたりと、楽しみたくなる商品が多数揃っています。

地元食材や万葉歌人・観光名所にちなんだ菓子

観光名所にちなんだ菓子の画像

「たかおかいっぴんセレクション」に選ばれている菓子には、地元食材や万葉歌人・観光名所にちなんだものが並びます。

越中万葉「雪踏」は、富山の名物を練り込んだミニクッキーで、大伴家持が詠んだ雪の歌をイメージしたサクサク食感のお菓子です。富山のもち米や黒豆を使ったきな粉餅「越の家歌餅」や、羊羹をロールカステラで巻いた「銘菓 家持巻」など、万葉歌人・大伴家持にちなんだ銘菓も選ばれています。

このほか、観光名所にちなんだ菓子もあり、「高岡古城公園の落ち葉たち」は、高岡城の城跡が公園として開放されたスポット「高岡古城公園」にちなむリーフパイです。葉っぱの形をした生地に、昆布・ごま・グラニュー糖を振りかけて焼き上げています。

「国宝勝興寺せんべい」は、勝興寺本堂のオリジナル焼型がついた玉子せんべい。大判で食べ応えがあり手軽なお土産品にもおすすめです。

錫や銅、彫金、漆芸などの工芸品

ことりんの画像

工芸品には、錫鋳物や銅器、彫金、漆器などが認定され、どれも伝統文化や職人の技が感じられる「いっぴん」です。

錫鋳物には、ぐい呑みやビアグラスのほか、箸置きなどがラインナップ。銅器には純銅のカップや銅のペットボトルキャップカバー、マウスパッドなどもあり、日常のさまざまなシーンで使えます。仏具の産地らしくおりんもたくさんの種類が認定され、美しく、心やすらぐ音色で癒されることができます。

彫金では高岡市の花「かたかご」をあしらったお香立や、国宝勝興寺の風景をデザインした真鍮製しおりは、日常にちょっとした特別感を与えてくれそうです。漆器に螺鈿細工を施したコースターや皿、箸なども、職人の技が光ります。

また、「ジャポニカ学習帳 富山の本気百科シリーズ」は、ユニークな「いっぴん」です。富山県出身のフォトグラファーが撮影した高岡市の名所・雨晴の写真が使われているため、「たかおかいっぴんセレクション」に選ばれました。

お土産だけでなく、贈り物に選びたい品々も並んでおり、高岡市の魅力が詰まっています。

まとめ

製造業が盛んで歴史あるまち高岡市には、魅力的な名産品が多数存在します。高岡商工会議所では、そんな地元の逸品を集めた「たかおかいっぴんセレクション」を認定しています。

郷土料理や地元食材、観光名所にちなむ食べ物のほか、錫鋳物や彫金、銅器、漆器などの工芸品が集まる「たかおかいっぴんセレクション」

旅行で訪れた際のお土産やお取り寄せグルメ探しに役立つだけでなく、誰かに贈る伝統工芸品選びにも活用できます。高岡市の名産品に興味を持たれたら、チェックしてはいかがでしょうか。

高岡商工会議所 商工観光課

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暮らしに関わるお金の知識を強化するため、FP技能検定に挑戦し、2021年に独学で2級FP技能検定に合格。学んだ知識を活かし、暮らしやお金に関する記事を執筆しています。

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