1000年を超えて受け継がれる夏の風物詩、岐阜県関市長良川の「小瀬鵜飼」を紹介 PR

1000年を超えて受け継がれる夏の風物詩、岐阜県関市長良川の「小瀬鵜飼」を紹介

岐阜県関市内の中心部を流れる川でありながら、その雄大な自然と良好な水質から日本三大清流の一つとして知られる長良川。そんな長良川で1300年に渡り続けられている伝統的な漁が「小瀬鵜飼」です。

毎年5月11日〜10月15日の約5ヶ月間だけ漁が解禁される幻想的な小瀬鵜飼を観覧するために全国からたくさんの人々が訪れます。

今回は岐阜県関市、長良川の夏の風物詩「小瀬鵜飼」をはじめとする、たくさんの魅力を紹介します。

雄大な自然と歴史ある産業が息づくまち「岐阜県関市」

岐阜市内から車で30分ほどの岐阜県中央部に位置する関市。山や川など豊かな自然に囲まれながら、多くの伝統産業を残すまちです。

なかでも日本三大清流の一つとして知られる長良川の流域では、古くから多くの人々が暮らし、さまざまな文化や産業が発展してきました。

世界三大刃物産地として知られる「関の刃物」

関刃物まつりの画像

刃物の産地としても広く知られる関市では、鎌倉時代から良質な土と水、炭を使った日本刀がつくられていました。職人による高い技術は伝統として受け継がれ、現在も包丁や鋏などの刃物製品を生み出しています。

毎年秋に開催される「関市刃物まつり」は、刃物大廉売市や古式日本刀鍛錬の実演など見どころ満載のイベントです。2023年は、10月7日(土)、8日(日)の両日に開催が予定されています。

生涯で多くの仏像を残した江戸初期の僧「円空上人」

円空仏の画像

美濃国(現在の岐阜県)で生まれた江戸時代初期の遊行僧、円空上人は修行のために北海道から近畿地方の諸国を旅し、生涯でおよそ12万体の仏像を彫ったことで知られています。現在は「円空仏」として親しまれています。全国各地を遊行しながら、人々の幸せを願い生涯仏像を彫り続けた円空ですが、晩年は関市池尻にある弥勒寺を拠点に過ごし生涯を終えました。

円空ゆかりの地である関市池尻には、円空が彫った仏像が展示される「関市円空館」があります。

自然が生み出す話題の絶景スポット通称「モネの池」

通称モネの池の画像

岐阜県関市板取にある、通称「モネの池」は度々SNSやTVでも取り上げられる話題のスポットです。透明度の高い湧水に浮かぶ睡蓮と悠々と泳ぐ鯉の姿が、まるで鮮やかな絵画のようだとSNSで話題になり、一躍有名な絶景スポットとなりました。

とくに6月中旬~7月中旬は睡蓮の花が見ごろを迎え、湧水の透明度と合わせて幻想的な風景を楽しむことができます。

1300年以上続く伝統の漁法「小瀬鵜飼」

見どころの多い関市ですが、夏の風物詩として1300年以上続く長良川の伝統の漁「小瀬鵜飼」も関市を代表する歴史的な文化です。鵜飼とは、水鳥の鵜を鵜匠があやつり、鮎を獲る伝統的な漁の方法です。日が暮れた暗い川に鵜船を出し、篝火で水面を照らすことで逃げる鮎を鵜に飲ませて捕獲します。

鵜飼の歴史は古く、奈良時代の文献にも「鵜飼」の記録が残っており、漁の風景が幻想的だったことから、戦国時代には織田信長や徳川家康などの名将も好んで見物したとされています。

また、明治時代には現在の宮内庁に属し、式部職鵜匠として伝統漁法を伝承しています。平成27年には国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。

小瀬鵜飼の観覧には無料バスも運行

小瀬鵜飼の観覧無料バス

現在も長良川の夏の風物詩として、5月11日から10月15日の約5ヶ月間のみ行われる小瀬鵜飼。漁が解禁されると小瀬鵜飼の観覧のために全国から多くの観光客が関市に訪れます。

観光客は、鵜船と並走して川を下る観覧船から鵜飼の様子をみることができます。鵜飼は日が暮れてから行うため、明るいうちは長良川を遊覧したり、船上で食事をしたりして過ごします。

鵜飼観覧後に市街地へ戻る交通機関がないため、市が無料巡回バスを運行しています。運航日が決まっているため事前に確認してから観覧の計画を立てると安心です。

●2023年の運行日
8月4日(金)、5日(土)、11日(金)、12日(土)、18日(金)、19日(土)、25日(金)、26日(土)、9月1日(金)、2日(土) 計10日間

●主な停留所
シティーホテルセキ、ホテルルートイン関、本町1丁目バス停、せきてらす、関市文化会館前(関シティターミナル周辺)、小瀬鵜飼乗り場、関観光ホテル

小瀬鵜飼の無料バスの詳細情報はこちら

小瀬鵜飼と関市円空館のスタンプラリーも同時開催

関連イベントの画像

小瀬鵜飼の開催時期に合わせて、関市ではさまざまなイベントが実施されています。小瀬鵜飼乗船前の受付でアンケートに答えると関市限定のノベルティグッズがもらえる期間限定イベントも開催。

また、小瀬鵜飼乗船場から歩いて10分ほどのところにあり、今年開館20周年を迎えた関市円空館では、2023年7月から9月までの間の金曜・土曜・日曜・祝日とお盆に開館時間が午後6時まで延長されています。

同年7月1日から9月30日まで、関市円空館入館と小瀬鵜飼観覧船乗船とのスタンプラリーを開催しているので、小瀬鵜飼の観覧に訪れる際は関市円空館にも立ち寄るのもおすすめです。

小瀬鵜飼の観覧船乗船と関市円空館入館、それぞれのスタンプを集めると、特典がもらえる期間限定イベントも行われています。

小瀬鵜飼と円空散策のスタンプラリーの詳細情報はこちら

まとめ

自然、歴史、文化と見どころ満載の岐阜県関市。とくに暗闇のなかに舞う篝火の灯りと川辺で鵜匠が巧みに操る鵜飼の様子は圧巻です。夏から秋にかけてさまざまな催しが予定されているので、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。

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