デジタル送金サービス「WalletCho(ウォレッチョ)」とは?株式会社スコープに聞いた PR

デジタル送金サービス「WalletCho(ウォレッチョ)」とは?株式会社スコープに聞いた

東京都千代田区に本社を構える株式会社スコープは、企業の販促・集客に使える送金サービス「WalletCho(ウォレッチョ)」を開発・提供しています。

ウォレッチョの強みは、企業がキャンペーンなどで消費者に送金をする際に「消費者がキャッシュバックの受取り方法を選べる」こと。従来の送金方法では企業・消費者の双方に手間や制約が生まれることを課題と捉え、コンビニATM受取・銀行口座振込・電子マネー残高チャージから選べるようにして、ユーザーフレンドリーな送金を実現しています。

同社デジタルテクノロジー事業本部の草刈直弘さんに、サービス開始の経緯や導入事例、今後の展望などをお伺いしました。

「財布」が多様化する時代はユーザーフレンドリーな送金を

ウォレッチョのサービスロゴ

―本日はよろしくお願いします。まずは御社の沿革や事業内容について教えてください。

当社は「価値を創造して、実現しつづける、企画集団」として総合企画事業等を展開する会社です。「ダイナミックな未来発想とデータ&テクノロジーで、カイモノを楽しくする。お客様を元気にする。社会を明るくする。」をスローガン(2023年取材時点)としており、今期で35期となります。

前身はクリエイティブ系のエージェンシーと印刷に強い会社で、2社が合併して1989年に設立されたのが現在の株式会社スコープです。チラシ制作や売場づくりなどのセールスプロモーションが事業の礎になっており、大手流通チェーン様をはじめ、大手メーカー様や商業施設様との取引を多く展開しています。

―ありがとうございます。本日はデジタル送金サービス「WalletCho(以下、ウォレッチョ)」についてご紹介いただけるそうですが、まずサービス名がかわいいですね。

親しみやすいサービス名を社内でいろいろ検討しましたのでうれしいです。ウォレッチョは「wallet(財布)」と「choose(選択する)」を掛け合わせた造語で、このサービスは企業が消費者に送金をする際、消費者側がお受取りの財布を選べる(受取り方を選べる)サービスなので、そのコンセプトを名前に込めました。

昨今はお財布と一言で言っても、その持ち方は人それぞれだと思います。現金をメインで使う方もいれば、スマートフォンでQR決済をする方もいますよね。「財布」の種類が多様化していて、今後はますますそのような時代になっていくと考えています。

企業はURLを送るだけで送金完了。ユーザーもすぐに受け取れる

―ウォレッチョについて、サービス内容を詳しくお聞かせいただけますか?

企業から消費者の方に送金するシーンで、エンドユーザーがセブン銀行ATM受取、銀行口座振込、電子マネー残高チャージからお好きな方法を選んで受取れます。電子マネー残高チャージの提携先はLINE Pay、au PAY、PayPay、Amazonギフトカードです。

エンドユーザーそれぞれの生活動線に合った形で受取方法を選べることをメリットとして訴求しています。

―実際に、どのような手順で送金を受取れるのでしょうか。

まず、受取に際してエンドユーザー側での会員登録は不要で、Webブラウザから利用できるので、アプリのダウンロードなどの手間がありません。

企業から受取りURLを受信したら、希望の受取り方法を選択し、受取り方法に応じて簡単な必要情報を入力・最終確認していただきます。ATM受取りの場合はATMまで行っていただく必要がありますが、基本的に受取りから着金にタイムラグがなく、スムーズです。

―企業側にとってはどのようなメリットがありますか?

企業側は送金の対象となるエンドユーザーにURLを通知するだけで送金が完結するのがウォレッチョの特長です。販売促進・集客を目的とした様々なシーンで、送金を活用したキャッシュバックなどの施策を手軽に始めることができます。

これまでは、企業側からキャッシュバックキャンペーンや返金対応等でエンドユーザーに送金をする際、郵便為替や商品券を郵送するといったアナログな手法が使われていました。

しかしこれらは事務局での封入の手間や郵送費用がかかりますし、エンドユーザー側も自宅で対面受取りをしなくてはいけないなど、手間や時間の制約がかかってしまいます。もちろん郵便為替や商品券で受取りたいというエンドユーザーもいらっしゃると思いますが、受取方法に複数の選択肢があることが重要です。

そこで、コンビニATM受取やデジタルウォレットという利便性が高いサービスの事業者と提携して、プラットフォーム化することで、BtoCの送金をよりユーザーフレンドリーにしようということで生まれたのがウォレッチョです。

当社はメーカー様の展開するキャッシュバックキャンペーンの事務局業務やコールセンター業務を10年以上運営しているのですが、エンドユーザー(応募者)の方から「キャッシュバックはまだですか?」というお問い合わせをよく受けていました。お問い合わせ全体における割合は、多くて7割に届くこともあります。

送金の文脈がポジティブであればまだしも、ネガティブな返金の施策の場合もありますので、送金をスピードアップしたり受取りの手間をなくしたりすることがユーザー満足度の向上とトータルコスト削減につながるのではないかと考えたのも、サービス開始の背景です。

コストパフォーマンスや操作性が好評

―ウォレッチョを導入された企業の事例やご感想をお聞かせください。

例えば家電ブランド様では、対象の商品を購入されたお客様に最大3,000円のキャッシュバックをされるキャンペーンでウォレッチョを利用いただきました。別の消費財メーカー様でも、ご購入者の中から抽選で1,000名様に5,000円プレゼントするというキャンペーンで利用いただいています。

また、返金保証キャンペーンでの導入事例もあります。「この製品を〇日間お試しいただいて満足できなかったら全額返金いたします」というようなキャンペーンです。

導入企業様からは「送金にかかるコストが下がった」というお声をよくいただきます。過去に採用されていた送金手段から約40%の送金コスト削減に成功した例もありました。また、「ウォレッチョは画面がすごくシンプルで迷わず操作できた」「操作性が良かった」というお声も利用企業様・エンドユーザー様ともにいただいています。

ちなみに、当社は送金システムとしてウォレッチョを提供するだけでなく、キャンペーンに関する業務自体を代行するサービスも提供しています。もとが広告代理店ですので、消費者とのコミュニケーションを設計するところから、包括的な業務をお任せいただけることが多いですね。

単なるシステムの提供ではなく、新たな価値を創造していきたい

―ウォレッチョに関しての今後の目標などがあればお聞かせください。

ウォレッチョを提供するにあたりエンドユーザーのお財布への送金到達率は意識しており、現在の到達率は自社調べで93%です。

提携事業者としてPayPay株式会社様とAmazonギフト券発行者のAmazon Gift Cards Japan株式会社様に加わっていただいたのは2023年12月ですので、今後はさらに使い勝手がよくなるのではないかと思います。

また、導入企業様からすでに好評をいただいている部分ではありますが、直感的に操作できる操作性(UI/UX)には今後も改善を重ねていきたいです。

今後は電子決済の利用率がさらに増え、ウォレッチョのようなサービス導入を検討される企業も増えていくでしょうから、手数料を安価にして訴求するサービス提供者も出てくるかもしれません。

その時に価格以外の理由でも当社のウォレッチョが選ばれるためにも、単にサービスを提供するというスタンスではなく、「価値を創造して、実現しつづける、企画集団」として事業展開することが重要です。

例えば将来的には、キャッシュバックや返金だけでなく、結婚式のご祝儀を集める際など、従来は多額の現金を扱っていた場面でもウォレッチョが活用できる可能性があるのではないかと考えています。送金システムを提供するだけでなく、コミュニケーションや文化・習慣のあり方自体から新たな提案ができたらと思います。

―最後に、マネ会読者へメッセージをお願いします。

数あるサービスの中から当社のスタンスに共感し、「エンドユーザーの満足度が高い送金サービスを使いたい」とウォレッチョに興味を持ってくださる企業様が多数いらっしゃいます。ウォレッチョからのお受取りをされる機会がございましたら、採用企業様に対して皆様からも「ユーザー目線を大事にされている会社だ」という目で見ていただけたらうれしいです。

当社も、ウォレッチョ導入企業様の満足を通じて、消費者の皆様のより良い買い物の体験に貢献できる機会が増やせるよう、注力してまいります。

―本日は貴重なご紹介いただき、ありがとうございました!

株式会社スコープ
デジタルテクノロジー事業本部

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気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。

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