ちょっとした非日常を楽しめる!鹿島臨海鉄道の「工場夜景ナイトツアー」について聞いた PR

ちょっとした非日常を楽しめる!鹿島臨海鉄道の「工場夜景ナイトツアー」について聞いた

鹿島臨海鉄道は、貨物線の鹿島臨港線や旅客線の大洗鹿島線の運行を行っている会社です。

2023年より特別企画として始まった工場夜景ナイトツアーでは、鹿島臨海工業地帯の幻想的な夜景を楽しむことができ、普段はなかなか乗ることのできない貨物鉄道に乗車することができます。

今回は工場ナイトツアーの魅力や開始の経緯について、鹿島臨海鉄道の総務企画部次長 山浦さんにお話を伺いました。

1970年から貨物線の運行を行う、鹿島臨海鉄道

――本日はよろしくお願いします。まず御社の沿革や主な事業内容を教えてください。

弊社は1970年11月より貨物線の鹿島臨港線、1985年3月から旅客線である大洗鹿島線の運行を行ってきました。

鹿島臨港線は鹿島サッカースタジアム駅から奥野谷浜駅までの19.2kmの区間、大洗鹿島線は水戸駅から鹿島サッカースタジアム駅の53.0kmと、鹿島神宮駅まで3.2kmのJR鹿島線直通運転の乗り入れをあわせて56.2㎞の区間を運行しています。

また、地域の資源を生かして観光者の増加を目的とし、2023年より工場夜景を鑑賞できる列車の運行を開始しました。鹿島臨港線の神栖駅から奥野谷浜駅の区間において、鹿島臨海工業地帯の工場夜景を鑑賞していただけます。

茨城デスティネーションキャンペーンをきっかけに、特別企画を提案

特別企画で運行した「大洗エメラルド号」の画像

――工場夜景ナイトツアーについてお伺いしたいのですが、このツアーを始められたきっかけや経緯はどういったことだったのでしょうか?

2023年10月から12月にかけて、JRグループ6社と茨城県をはじめとする地域が一体となって行う観光キャンペーン「茨城デスティネーションキャンペーン(DC)」が開催されました。

その中で、弊社はDCに関連する特別企画として鹿島臨港線内の特別列車運行を行ったのですが、その際に工場の夜景を鑑賞できるツアーとして実施したものです。

DCの特別企画では、工場夜景ナイトツアーのほかにもかつての海水浴列車をイメージした「大洗エメラルド号」を大洗駅から神栖駅間の日中時間帯に運行し、ご好評いただきました。

「貨物線に乗る」という珍しい体験ができる

貨物線の車内から見る夜景の画像

――工場夜景ナイトツアーの反響はいかがでしたでしょうか?

2023年12月24日に実施した特別企画列車は、チケットの販売開始後、即時完売となるほどの好評をいただきました。「貨物線から工場の夜景を見る」という体験は珍しく、この企画を喜んでいただけたようです。

チケットの追加販売を希望されている方からの問い合わせも多くいただき、翌年の2024年1月から2月にかけて計7回追加実施いたしました。

また、「昼間にも奥野谷浜駅まで列車を運行してほしい」との声をいただき、2024年4月には日中の時間帯に、通常は貨物列車専用の神栖駅の特別公開を含め、大洗駅から奥野谷浜駅間の特別企画列車を運行。多くのお客様に喜んでいただきました。

日中時間帯の奥野谷浜駅行き特別列車については、6月及び10月にも追加で実施いたしましたほか、12月には、今年度のナイトツアーを実施いたしました。

――どのような方におすすめのツアーでしょうか?

工場地帯を半周する貨物路線となっており、通常は乗車することができない区間を楽しんでいただけるツアーとなっています。「ちょっとした非日常の体験がしてみたい」「貨物鉄道に乗ってみたい」といった方におすすめのツアーとなっていますので、興味のある方にはチェックしていただきたいです。

沿線巡りもあわせて、茨城県の観光を楽しんでほしい

鹿島臨海鉄道8000形気動車の画像

――今後のご計画や注力される取り組みなどございましたら教えてください。

これまでご紹介いたしましたツアー以外にも、企業・団体様と連携したサッカー観戦のための応援列車の運行などを行っており、今後も鹿島臨港線を活用した取り組みを行って参りたいと考えております。

――読者の方に向けて、メッセージをお願いします。

大洗鹿島線は、茨城県内の水戸市、大洗町、鉾田市、鹿嶋市を運行しております。各市町には、観光で訪れた方に楽しんでいただけるスポットや、おいしい食べ物などがございますので、茨城にお越しの際には、大洗鹿島線に乗って沿線巡りを楽しんでいただきたく存じます。

皆様のお越しをお待ちしております。

――本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。

鹿島臨海鉄道株式会社
総務企画部次長

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気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。

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