返礼品はCDや演奏会!ふるさと納税を利用した新日本フィルのクラウドファンディング PR

返礼品はCDや演奏会!ふるさと納税を利用した新日本フィルのクラウドファンディング

公益財団法人 新日本フィルハーモニー交響楽団は、東京都墨田区にある「すみだトリフォニーホール」を拠点に活動する楽団です。ホールでの演奏会を開催し、墨田区内の学校や各種施設でも演奏を披露するなど、地域に根ざした音楽活動をしています。

また、ふるさと納税を利用したクラウドファンディングでは、目標以上の寄付金を集めており、注目される存在です。

今回は新日本フィルハーモニー交響楽団の活動と、ふるさと納税を利用したクラウドファンディングを紹介します。

音楽の街「すみだ」は新日本フィルハーモニー交響楽団の活動拠点

東京都墨田区は東京スカイツリーや国技館など、有名なランドマークがある場所です。隅田川堤の通称「墨堤」と、隅田川にちなんでこの地名が名付けられました。

墨田区は1988年3月に「音楽都市構想」を発表し、音楽活動の拠点となる「すみだトリフォニーホール」があるなど、音楽の街としての一面も持っています。

2022年に創立50周年を迎えた新日本フィルハーモニー交響楽団は、「すみだトリフォニーホール」を拠点に活動する楽団です。同施設を利用した演奏会の開催や、区民が音楽に触れる機会作りをしてきました。

また、「すみだ音楽大使」には新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督を務める佐渡裕氏が就任しており、墨田区の音楽振興をけん引しています。

新日本フィルハーモニー交響楽団の活動

集合写真の画像

新日本フィルハーモニー交響楽団のはじまりは、1972年に遡ります。指揮者・小澤征爾氏、山本直純氏の声かけで、自主運営のオーケストラとして設立されました。

その後、1997年に墨田区へと拠点を移し、すみだトリフォニーホールを本拠地として今日まで活動しています。同施設とは契約を結び、日常の練習と公演を行う本格的なフランチャイズを日本で初めて導入しました。

墨田区民が音楽と触れあえる取り組み

新日本フィルハーモニー交響楽団は、すみだトリフォニーホールとサントリーホールで定期演奏会や特別演奏会を開催しています。さらに、学校の体育館や音楽の授業、施設を訪問しての演奏など、地域に根ざした活動も展開しています。

おもな取り組み内容
・ 直伝!ワクワク/トコトン音楽道
・ ふれあいコンサート
・ コミュニティ・コンサート
・ はじめての音楽会音楽作りワークショップ
・ 小中学生への音楽鑑賞教室
・ トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラの演奏指導
・ 成人式での演奏
・ 演奏会チケットの区民割引
・ 区民を公開リハーサルへ招待
・ 職場体験の受け入れ

墨田区民には、演奏会チケットの区民割引や公開リハーサルへの招待も用意し、音楽と身近に触れあえる取り組みに積極的です。

ふるさと納税を利用した「すみだの夢応援助成事業」

新日本フィルハーモニー交響楽団は、ガバメントクラウドファンディング(GCF)を利用した助成金で「音楽の力で人とまちを元気に」という事業を行っています。

ガバメントクラウドファンディングは、自治体のふるさと納税制度を利用して寄付金を募るクラウドファンディングです。プロジェクトに共感する人からの寄付金が主催者へ交付されるため、PR次第で得られる金額が変化します。

ふるさと納税は任意の自治体へ使い道を指定した寄付ができ、自治体からの返礼品を受け取れます。さらに寄付金額は所得税、住民税から控除されるため、実質2,000円の負担で返礼品を受け取れる制度です。

墨田区では「すみだの夢応援助成事業」として、地域活性に繋がるプロジェクトを募集し、助成対象となったプロジェクトでクラウドファンディングを実施しています。

新日本フィルハーモニー交響楽団の場合、楽団の活動や音楽に関連した1万円からの様々な返礼品を用意しています。

音楽との出会いの場を生み出すプロジェクトで寄付を募る

新日本フィルハーモニー交響楽団では、ふるさと納税を使ったすみだの夢応援助成事業へ毎年挑戦し、「音楽との出会いの場を生み出す」ための支援を募っています。

2022年は「音楽の力で人とまちを元気に」と掲げ、目標金額3,500万円を上回る金額が集まりました。

集まった寄付金は、音楽に触れる機会のない人への演奏会チケット配布に使うほか、まちかどコンサートやまちかど配信の活動費用に充てるなどしており、音楽と出会う場作りに活かされています。

返礼品には非売品の特製CDや演奏会チケットなどを用意

CDジャケットの画像

新日本フィルハーモニー交響楽団への寄付は1000円から、返礼品は1万円からとなっており、音楽にまつわるものを取りそろえています。

特製CDは選りすぐりの演奏を収録した非売品であり、音楽ファンには替えがたい価値のある1枚です。ほかにも、好きな公演を選んで定期演奏会を観賞できるギフトチケットや、コンサート後に出演者交流できるチケットなども用意しています。

クラウドファンディングは2017年より毎年実施

クラウドファンディングは2017年より毎年実施しており、2022年の募集期間は2022年8月1日~2022年12月31日までの153日間でした。「音楽の力で人とまちを元気に」と掲げ、目標金額3,500万円を上回る金額が集まっています。

毎年実施しているので、興味を持たれた方は、今年の募集をチェックしてみましょう。

まとめ

音楽の街「すみだ」に拠点を置く新日本フィルハーモニー交響楽団は、区民が音楽に触れる機会を積極的に提供しています。

また、ふるさと納税を利用したクラウドファンディングも人気で、特製CDや演奏会のチケットなどが返礼品として用意しています。

クラウドファンディングは2023年も実施が決定しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

暮らしに関わるお金の知識を強化するため、FP技能検定に挑戦し、2021年に独学で2級FP技能検定に合格。学んだ知識を活かし、暮らしやお金に関する記事を執筆しています。

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