住宅ローンは定期的に見直すべき!借換えについてセゾンの担当者に聞いてみた
写真の女性はセゾン担当者ではなく、イメージ写真です
政策金利の引き下げに合わせて、住宅ローンの変動金利は低金利を維持しています。低金利は魅力的ですが、変動金利はどのタイミングで金利が上がるのか誰にも予想がつきません。
そのため、現在の経済状況や将来のリスクを考えて、住宅ローンは定期的な見直しが必要といわれています。そこで今回は住宅ローンの見直しや借換えについて、株式会社クレディセゾンの担当者にお話を伺います。
住宅ローンは定期的な見直しが必要
ー本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、なぜ、住宅ローンは定期的な見直しが必要なのでしょうか?
セゾン担当者:多くのケースでは、住宅ローンの返済期間は25年~35年です。長期間にわたって返済するということは、収入や支出、貯蓄などが時間経過とともに変化していくことにもつながります。
例えば、住宅ローンを新規借入れした10年前と違い昇進して給与が上がった、あるいは転職をして給与が下がった。もしくは、子どもが生まれ成長して学費がかかるようになったなど、自分の経済状況が過去に比べて変化しているケースは十分に考えられます。
同時に、経済状況の変化とは別に住宅ローンの金利も変化しており、住宅ローンを新規借入れしたときに比べて金利が上昇、あるいは下降している可能性もあります。
ー支出が増えているときに金利が上昇していると、住宅ローンの返済が大変になりますね。
セゾン担当者:そのとおりです。ですから、自分の現在の経済状況に合っているか住宅ローンの見直しを定期的に検討すべきなのです。
住宅ローンの見直し方法には元金を多く返済する繰り上げ返済、返済方法や返済月額などを途中で変更する条件変更、そして低い金利の住宅ローンに契約し直す借換えの3つがあり、借換えは金利が安い時代に有効な手法になります。
変動金利が低い今だからこそリスクを理解して固定金利での借換えを検討しよう
ー住宅ローンの借換えとは、どのような手法なのでしょうか?
セゾン担当者:住宅ローンの借換えは、金利の高い住宅ローンから、金利の低い住宅ローンに変更することで、年間の返済額や将来的に支払う総返済額を軽減する手法です。
ーどうして借換えは金利が安い時代に有効な手法となるのでしょうか?
セゾン担当者:まず、住宅ローンには返済期間が終了するまで金利が変わらない固定金利型と、金利の情勢によって金利が変動する変動金利型の2つがあります。
変動金利型のメリットの1つに、市場金利が低下すると返済額が減少するというのがあります。確かに現在の住宅ローンは固定金利よりも変動金利の方が金利は低くなっています。
しかし、10年後、20年後も同じ金利とは限らず、上昇するリスクもあります。一方で固定金利は契約後に市場金利が上昇しても、変動しないというメリットがあります。
つまり、金利の低い時代に固定金利の住宅ローンに借換えることで、将来的に金利が上昇しても支出を抑えることができるというメリットが借換えにはあるのです。
また、現在の借入れている住宅ローンよりも金利が低い住宅ローンに借換えることで、支出を軽減することもできます。
ー借換えをおこなうことで、具体的にどれだけ支出を軽減できるのでしょうか?
セゾン担当者:例えば、固定金利2.5%で3,000万円30年払いの住宅ローンを、毎回の返済額が一定の元利均等で返済したとします。
この場合の返済額は融資手数料や保証料を除いて、年間約142万円、30年間で約4,267万円の支出になります。
一方、10年目で固定金利1.2%の住宅ローンに借換えした場合の返済額は、10年目以降は年間約125万円、30年間で支払う総額は約3,939万円になります。
金利が低い住宅ローンに借換えすることで年間返済額約17万円、総額約328万円もの支出を軽減できる計算になります。
このように、借換えは金利が低い住宅ローンに変更することで支出を軽減できる手法です。ただし、借換えをして支出が軽減できるのは条件を満たした場合に限ります。
ー借換えをして支出を軽減できる条件とは、どのような条件でしょうか?
セゾン担当者:一般的に、借換えをして支出を軽減できるのは「ローン残高が1,000万円以上」、「ローンの残年数10年以上」、「金利差1%以上」のいずれかを満たした場合です。
また、借換え時には住宅ローンの保証料・手数料や登記関係の諸経費がかかるため、諸経費を含めて総合的に判断するのも重要です。
住宅ローンの借換えでの注意点
ー借換えをして支出を軽減できるのは3つの条件のいずれかを満たした場合なんですね。それでは、諸経費以外に借換えでの注意点はあるのでしょうか?
セゾン担当者:事務取扱手数料や保証料を新たに支払う以外の注意点は、借換えをする際に新しい住宅ローンの審査が再びおこなわれることです。そのため、住宅ローンに必要な書類をもう一度用意する必要があります。
また、見落としがちなのが借換えする際の健康状態によっては団体信用生命保険(団信)に加入できないということがあります。
セゾンの住宅ローンは業界最低水準で最長35年間の固定金利
ーセゾンの住宅ローンとは、どのような住宅ローンなのでしょうか?
セゾン担当者:セゾンのフラット35(買取型)は業界でも最低水準の金利で、最長35年間の固定金利の住宅ローンになります。
固定金利ということは、返済終了までの借入金利と返済額が契約する段階で確定するので、ボーナスが入ったときの繰り上げ返済などの返済計画を立てやすいです。
また、将来的に金利が上昇しても返済額は変わらないため、教育費などの急な支出が増えた場合でも安心です。
ー業界最低水準の固定金利というのは魅力的ですね。審査はどうなのでしょうか?
セゾン担当者:審査は最短3営業日で対応しています。セゾンではフラット35融資実行前までの「つなぎ融資」や「リフォームローン」などお客様の状況に合わせたローンを各種用意しており、フラット35と一緒に申込める柔軟でスピーディな審査対応を自負しております。
ほかにも、他社の住宅ローンだと3万円以上かかる保証料や繰り上げ返済手数料は無料となっており、病気や怪我で収入が減ったときは返済を補償する付帯保険などが付いています。
仮に、がんや脳卒中、急性心筋梗塞になった場合でも、住宅ローンが最大0円になります。なにが起きるか分からない時代だからこそ充実した保険で安心を、という考えのもと提供しております。
ーセゾンといえばクレジットカードというイメージでしたが、収入が減ったときに補償がある住宅ローンもあるとは知りませんでした。
セゾン担当者:セゾンはクレジットカード会社として60年以上の歴史があり、2,500万人の会員様から信用と信頼を得ています。そのセゾンブランドが持つ信頼感に加え、クレジットカード事業で積み上げたノウハウや営業力などを住宅ローンに活かしております。
また、クレジットカード会社ならではの優待サービスとして、さまざまなシーンで使える優待特典「SAISONライフサポート」を用意しております。
セゾンカード会員で「セゾンのフラット35」を利用しているお客様が対象の優待特典で、引越基本料金最大35%オフ、不用品買取サービス割引など、暮らしに役立つ割引特典を利用できます。
セゾンの住宅ローンにご興味がございましたら、ぜひ弊社のホームページをご覧ください。
正しい知識を身に着けて住宅ローンをお得に利用してほしい
ー最後に、住宅ローンで悩んでいる方にメッセージをお願いします。
セゾン担当者:住宅ローンの返済は、長期にわたっておこなわれるため、5年、10年と期間を決めて定期的な見直しが必要です。なぜなら、ライフイベントやライフスタイルの変化に合わせて、最適な住宅ローンというのも変化するからです。
現在の金利市場だと変動金利型の住宅ローンは低金利ですが、金利変動のリスクは常にあります。将来発生するリスクを考えると、固定金利の住宅ローンも検討してみましょう。
住宅ローンの借換えなら、セゾンのフラット35がおすすめです。セゾンのフラット35(買取型)は業界でも最低水準の最長35年間固定金利で、借換えする際にかかる保証料は無料です。
住宅ローンの新規借り入れや借換えを考えている方は、セゾンのフラット35をぜひ検討してみてください。
ー本日は住宅ローンの見直しや借換えについて説明して頂き、ありがとうございました!
大学卒業後、ライティング事務所に就職。2017年に独立し、フリーライターとして活動。ライティング業務に携わる中で、ジャンルを問わず多くの記事を執筆しましたが、最も得意なのは金融・経済系。特にアジア・欧州の経済や、新興スタートアップ企業に関する記事を投資webメディアにて連載中。猫が好きだけど、猫アレルギーのためモニター越しでしか眺められないのが悩み。ライティングを行う時には「分かりやすく・読みやすく・おもしろく」を心がけています。