島根県の江津商工会議所が取り組む創業者支援をご紹介!
島根県江津市で創業を検討している方は、江津商工会議所に頼ってみてはいかがでしょうか。江津商工会議所ではさまざまな形で創業者を支援しており、相談することで創業に関する不明点や不安を解消できます。
この記事では江津市の魅力や江津商工会議所の概要、江津商工会議所が取り組む創業者支援の内容をご紹介します。
江津市はレトロな街並みを楽しめるまち
江津市は島根県の西部、中国地方最大の大河「江の川(ごうのかわ)」が日本海に注ぐ河口部に位置する人口約23,000人のまちです。
古くから江の川の河口の港として発展を続け、江戸時代には商品を売買しながら日本海を航行する「北前船」の寄港地として栄えました。江戸時代の建築物は現在も多く残されており、市内では昔ながらのレトロな街並みを楽しめます。
また、江津市は日本三大瓦の一つ「石州瓦」の産地としても有名です。石州瓦は優れた耐久性と寒さへの強さが特徴で、見た目は赤みがかった独特の色合いをしています。その品質は多くの方から高い評価を受けており、全国各地で利用されています。
江津市で毎年開催される一大イベント「江の川祭」
各季節に開催されるイベントの数々も江津市の魅力の一つです。伝統的な行事や地域の特産品の魅力に触れられるお祭りなど、さまざまなジャンルのイベントを楽しめます。
どれも魅力的なイベントばかりですが、とくに人気を集めているのが江の川の河口を中心に開催される夏祭り「江の川祭」です。開催日当日は、花火大会をはじめとしたさまざまな催しがおこなわれます。
江の川祭の由来を教えてください。
江の川祭の由来は、大正時代の終わり頃、先祖を供養するためにおこなわれていた「灯ろう流し」だったといわれています。昭和20年代の半ばには灯ろう流しの日に合わせて花火大会が始まり、その後名称や形を変えて現在の江の川祭となりました。
江の川祭ではどのような催しがおこなわれるのでしょうか。
江の川祭では、川の向こう岸が打ち上げ場所となります。至近距離から約5,000発の花火をご観覧いただける花火大会、江津市音頭を流して歩行者天国を練り歩く「江津市音頭パレード」など、さまざまな催しがおこなわれます。
なかにはその年にしか見られない企画もあり、毎年新鮮な気持ちで楽しめるよう工夫しています。
開催日は毎年お盆休みの最終日ということもあり、帰省したご家族でのお出かけや、夏の終わりの風物詩として花火を楽しみにお出かけになる方が多い印象です。
また、江津商工会議所では、実行委員会の事務局としてイベントの統括や各種申請手続きなどをおこなっています。
江津市民の皆さんと江津市内事業所の皆さんからのご協賛とご協力・ご理解を得て実施しているイベントです。
10名程度の職員で来場者数万人規模のイベントを事務局としてサポートするのにはさまざまな苦労がありますが、来場者の方々が楽しんでいらっしゃる姿を見ると嬉しく思います。
江津市の商工業発展に取り組む江津商工会議所
江津商工会議所は、令和4年度末時点で会員数662名の地域総合経済団体です。
昭和31年5月に設立してから、さまざまな事業をとおして江津市の商工業発展に貢献してきました。現在は主に下記の事業に取り組んでおり、幅広い形で市内の事業者の方々をサポートしています。
- 中小企業の経営相談
- 税務支援
- 融資や各種補助金・助成金の相談
- 創業者支援など
江津商工会議所は創業者支援にも積極的
江津商工会議所は既存の事業者だけでなく、創業を目指す方に対する支援も積極的におこなっています。ここからは、江津商工会議所が取り組む創業者支援の内容をご紹介します。
個別相談
「創業したいけれど何からするべきか分からない」という方は、江津商工会議所に個別相談をするのがおすすめです。
江津商工会議所では個別で創業に関する相談ができる窓口を設けており、新規開業する際の手続き方法や資金繰り計画作成のアドバイス、各種専門家への取次などをおこなってくれます。
個別相談をはじめとした創業支援の内容を教えてください。
商工会議所では、創業のご相談から廃業のご相談まで、中小企業の経営に関する幅広いご相談を承っております。
とくに徹底した伴走型支援は江津市の売りの一つです。「創業しやすいまち」を合言葉に、江津市・江津商工会議所・桜江町商工会・NPO法人 てごねっと石見・日本海信用金庫の5団体が連携した創業支援事務局が、創業までの準備をお手伝いしています。
当所では近隣の商工会との共催で毎年創業塾を開催しており、創業への熱意を事業計画に落とし込むお手伝いや各種制度のご紹介、専門家派遣などをおこなっています。
事業者の方々、創業者の方々とのお話のなかでの気づきが今後の経営アドバイスになることもあるので、ぜひ個別相談をご利用いただければと思います。個別相談は無料、秘密厳守です。
Go-Con(江津市ビジネスプランコンテスト)
Go-Con(江津市ビジネスプランコンテスト)は、産業振興を目的として平成22年に始まった取り組みです。ビジネスプランコンテストをとおして、勉強会という形で各団体からプランのブラッシュアップを受けられるのが本取り組みの特徴です。
支援体制は江津市・江津商工会議所・桜江町商工会・NPO法人 てごねっと石見・日本海信用金庫が連携・構築しており、それぞれの強みや得意分野を活かしたサポートをアドバイザーから受けられます。
Go-Con(江津市ビジネスプランコンテスト)が誕生した背景や詳細をお聞かせください。
Go-Con(江津市ビジネスプランコンテスト)は、江津市が創業者をサポートするための取り組みの一つです。
急速な人口減少や伝統産業の衰退、若者の流出といった地域課題を抱えるなか、「定住対策には産業振興が欠かせない」という考え方からこの取り組みが生まれました。
江津市の課題を解決するためのビジネスプランを競うコンテストですが、得られるのは優勝賞金だけではありません。
公開最終審査会に向けて各分野のプロフェッショナルであるアドバイザーから助言を受けられるほか、プランの事業継続性や収支計画作成に関するサポートを受けられます。
また、創業前にさまざまな支援機関との繋がりを得られる点も出場するメリットの一つです。
当所では、コンテスト出場者に限った話ではありませんが、収支計画書や事業計画書の作成支援、創業に必要な各種申請書の記入のお手伝いなど、幅広いご相談を承っております。
まとめ
創業には何かと不安がつきものですが、商工会議所のサポートを活用すれば、不安な点を解消したうえで創業に挑戦できます。無料で相談できるので、江津市での創業を考えている方はまず江津商工会議所に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
作曲・編曲などの仕事を経て、専業ライターに。音楽系の記事が得意と思われがちですが、金融・ビジネスに関するテーマが一番得意です。自身が経済的に苦労した経験を活かし、誰よりも分かりやすくお金の知識をお届けします。他にもプログラミング、webデザイン、VODなど様々なジャンルの記事を執筆しています。趣味はプログラミング・アニメ・旅行・ギターの演奏・ミルクティーの飲み比べ。投資にも興味があり、お金の上手な使い方を勉強中です。