移動でポイントが貯まる「トリマ」なら簡単にポイ活!ジオテクノロジーズ株式会社に取材
ポイ活サービスの選択肢が増えている一方で、複数のサービスを同時に使ったり、より多くのポイントを得ようとしたりしてがんばるあまり、「ポイ活疲れ」してしまう人もいるかもしれません。
今回お話を伺ったのは、「移動するだけ」でポイントが貯まるアプリ「トリマ」を開発しているジオテクノロジーズ株式会社。企画担当者の大川勉(おおかわつとむ)さんに、同社が「トリマ」の提供を始めた経緯とサービスの特徴、ポイントの貯め方などを教えていただきました。
データと技術を駆使して社会課題を解決するジオテクノロジーズ株式会社
―本日はよろしくお願いします。まず御社の事業内容について教えてください。
当社は「地球を喜びで満たそう」というミッションと「予測可能な世界を創る」というビジョンを掲げ、デジタル地図を制作・提供している会社です。
設立は1994年5月で、本社は文京区本駒込にあります。創業当時からデジタル地図事業を展開し、MapFan(マップファン)というブランド名で、一般の方向けにもサービスを提供しています。
もともとはカーナビ・カーAVで知られるパイオニア株式会社の子会社として設立され、国内外にカーナビ向けデジタル地図を広く提供してきましたが、2021年に独立しました。現在、スマートフォンにおいてジオテクノロジーズの地図データベースの採用率は100%となっています。
また、行政機関や民間企業でも当社の地図を使ったシステムが利用されています。行政機関では例えば災害対策や道路整備、消防・警察といった分野です。民間企業ではタクシー・トラックの配車計画や、マーケティング・商圏分析などにも活用されています。
デジタル地図と、本日ご紹介するポイ活アプリ「トリマ」から得た位置情報を活用して未来予測することにより、様々な社会課題の解決を目指しているのがジオテクノロジーズ株式会社です。
移動するだけでポイントが貯まる!ポイ活アプリ「トリマ」
ー「トリマ」はいつ頃に開始したサービスでしょうか?
「トリマ」は2020年10月にリリースしたポイ活アプリです。2024年4月時点で1,800万ダウンロードを突破しました。
海外にも「GeoSmile(ジオスマイル)」という名称で展開しており、世界7カ国で50万ダウンロード(2024年5月時点)を突破しています。
「トリマ」の特徴は、移動するだけでポイントが貯まるという点です。徒歩、自転車、車、電車、どのような手段でも、位置情報サービスをオンにした状態で移動していればポイントが貯まっていきます。
―移動するだけでポイントが貯まるのはなぜですか?
「トリマ」提供開始の背景として、当社は道路開通情報やスポット開店・閉店情報を、行政の道路設計資料や新聞媒体、インターネット等から情報収集し、地図を約30年間整備しています。
しかし、日々情報収集をしていても、より詳細な地図整備やリアルタイム更新、新たなロケーションビジネスを目指すには、動的なデータ、つまりどこを人が移動しているのかが分かる人流データが必要でした。
そこで「人流データを得ると同時に、移動量をポイントにしてユーザーへ還元する」という発想が生まれ、ポイ活アプリ「トリマ」開発につながったのです。
「トリマ」を通じて収集させていただいたデータは、個人が特定できないよう匿名化処理した上で活用しています。
―「トリマ」の始め方や特徴もお聞かせください。
「トリマ」はiOS 16.0以上、またはAndroid OS 9.0以上を搭載したGPS搭載スマートフォンでお使いいただけます。月額費用は一切かからず、無料でご利用できるアプリです。
位置情報サービスをオンにしておくと、移動するたびにタンクが貯まっていきます。一定量までタンクが貯まると「マイル」が獲得できるので、マイルをAmazonギフトカードやPayPayマネーライト等の様々な他社ポイントや現金に交換できる仕組みです。
移動しない日もポイントを稼げる!アンケートやゲームが充実
―たくさん移動をしない人にとっては、「トリマ」のポイントはなかなか貯まらないのでしょうか。
もちろん移動すればするほどポイントが貯まりますが、あまり移動しない方もポイントを貯めやすいように、アプリ上でアンケートやゲーム・クイズ、ガチャなどのミッションを活用することで、ポイントが貯められるようにしています。
移動以外にもポイントを貯める手段があることで、「トリマ」は他のサービスと比べてポイント還元率が高く、換金までの時間も短いのではないかと思います。
ーポイントを換金するまでにかかる時間は、どのくらいでしょうか。
アンケートなどのミッションにたくさん取り組み、数日で換金しているユーザーがいらっしゃいます。移動によるポイント獲得のみで、あまり移動しない方なら、3週間~1ヶ月ほどかかるかもしれません。でも1ヶ月前後で換金できる方が多いですね。
ヘビーユーザーはドライバー
ー「トリマ」のユーザーについて教えてください。どのような方が利用されていますか?
リリース当初は主婦の方や学生など、ポイ活のアーリーアダプター層が多かったと思いますが、1,800万ダウンロードを突破している現在は、20代~40代の女性をボリュームゾーンとしつつも、老若男女問わずご利用いただいています。
―特によく移動をされるユーザー例がありましたら教えてください。
「トリマ」を使うと、今まで歩いた道や距離、歩数が残せるので、趣味でよく散歩をされる方にもお使いいただいています。お仕事で1日に数百kmの移動をするトラック運転手さんや、宅配やフードデリバリーの仕事をされている方々の中にも、ヘビーユーザーがいらっしゃいますね。
―ユーザーの皆さんからは「トリマ」について、どのような感想が寄せられていますか?
「使い方が簡単」「他のポイ活アプリよりもポイント還元率が高い」というお声をよくいただきます。ポイ活は一つのサービスしか利用できないわけではないので、多くの方は複数のサービスを利用されているようです。
―「トリマ」を通じて、人流についての発見はありましたか?
例えば、日常的に人がよく通る道だけでなく、お祭りなどのイベントが開催されるときに最寄り駅までのどこが混むのかといった情報も人流データから得られるのが面白いですね。そうしたデータはあくまでも匿名化処理した上で、法人向けのサービスで提供しています。
「トリマ」に関する内容ではありませんが、人流データの活用という点では、他にも様々な取り組みをしています。
例えば、栃木県に新たな鉄道である次世代型路面電車システム(LRT)が開通した際には、開通前と開通後で人流にどのような違いが生まれているかを分析し、発表しました。
今後はウォーキングなど健康増進も意識
ー今後「トリマ」の利用を広めたいユーザーイメージはありますか?
アンケートへの回答で、「トリマ」を使う理由には「歩くきっかけになるから」「健康増進のため」と答える方が多くなっています。
そのため、ご高齢の方をはじめ、健康に気を遣いたい方、運動習慣をつけたい方がよく使っていらっしゃることを踏まえ、カロリー計算機能や歩数の履歴が確認できる機能、目標設定ができる機能を追加しました。
今後は、もともとスマホやアプリの使用に詳しくない方でも、歩数計アプリとしてより多くの方に使っていただけたらと思います。歩くとポイントも貯まる、そんな風に思っていただけるといいですね。
「トリマ」自体については、ポイント還元率をなるべく上げていきたいと考えていますので、今後も注目していただけると嬉しいです。
―本日はご紹介いただき、ありがとうございました!
ジオテクノロジーズ株式会社
メタバースBU アプリケーション トリマ
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