思い出を輝かせてくれるアプリ「Dearliy」とは?Dearliy株式会社に取材 PR

思い出を輝かせてくれるアプリ「Dearliy」とは?Dearliy株式会社に取材

Dearliy株式会社が提供するライフログアプリ「Dearliy(ディアリー)」は、単に思い出を残すだけでなく、「思い出と再会する」ことや、大切な方と共有できるのが特徴です。SNSとは異なるクローズドな使用感も、ユーザーから好評を得ています。

今回はDearliy株式会社 代表取締役の進藤貴史さんに、「Dearliy」の機能やユーザーの声、今後の計画について伺いました。

思い描いたサービスの実現に向け、起業を決意

Dearliy株式会社のイメージロゴ

ー本日はよろしくお願いします。まずは創業の経緯について教えてください。

私は昔から人を喜ばせることが好きで、「音楽をやりたい」「テーマパークを作りたい」といった夢を抱いていました。

しかし、当時取り組んでいた仕事では思い描いているものを作ることがなかなか難しく、どこか違和感があったんです。自分が心から大切にする価値観を突き詰めて考えたとき、「自らサービスを作りたい」と感じました。

当社は、「予定」には可能性が溢れていると感じています。私自身も未来の予定に救われた経験があり、カレンダーには創業以前から着目していました。

また、私たちは、たくさんの思い出を日々つくっています。子どもの頃、旅行の後やイベントの後などは、家族や友人と一緒にアルバムに写真を貼ったり、見返したりしていました。その時間が、思い出を振り返り、また次の予定に想いを馳せる大切な時間になっていたことを今でも覚えています。

現在では、思い出はデジタルで手軽に残せるようになり、日々たくさんの写真や動画を撮っています。でも、それらを振り返ることは意外と少なくなっているのでは無いでしょうか?そして、誰かに見せることを意識した写真が増えてしまったのではないか。スマートフォンで写真を撮る度にそう感じていたことが、「Dearliy」のはじまりです。

ーありがとうございます。どのようにサービス立ち上げに至りましたか?

以前勤めていた会社で新規事業を立ち上げる機会があり、その際にカレンダーサービスを企画して業界トップ企業の代表にお会いしました。

そのときは結果的に立ち上げには至らなかったのですが、「このまま何も行動を起こさずに終わってしまうと後悔する」という思いが強くあり、当時の上長からも背中を押され、起業することを決めました。

現在、当社はライフログアプリ「Dearliy(ディアリー)」の運営と、キャラクターコンテンツ、ストーリーコンテンツを扱うIPビジネス、この2本柱で事業展開しています。

思い出の記録・共有・再会ができるアプリ「Dearliy」

ライフログアプリ「Dearliy」の機能イメージ画像

ーライフログアプリ「Dearliy」とは、どのようなサービスでしょうか?

まず、カレンダーサービスの開発について調べていくなかで、人は予定を立てることよりも「過ごした日々を1日1日残していく」機会のほうが多いのではないかと考えました。

そこで、当社が掲げるビジョン「世界中の人々が『1日1日』人生を謳歌する社会の実現」、ミッション「人生の宝物(好奇心・創造力・思い出・つながり)をいつまでも輝かせる機会と手段の創造」に合致したサービスになるように意識しました。

―思い出に焦点を当てたサービスなのですね。具体的な機能をご紹介ください。

「Dearliy」には、「Album(アルバム)」機能、「Remember(リメンバー)」機能、「Address(アドレス)」機能、「Plan(プラン)」機能の4つがあります。

まず「Album(アルバム)」は、文章と写真で思い出を残せる機能です。「未来でまたこの楽しい瞬間に会える日が来る」ことをモチベーションに、1日ずつの思い出を残し、それを繰り返すことで「今日はどんな1日にしようか」と前向きに日々を過ごしていただけると嬉しいです。

一緒に過ごした大切な人と思い出を共有することもできるので「こういうことがあったよね」と話すきっかけも生まれます。

「Remember(リメンバー)」は過去のアルバムをランダムで表示してくれる機能です。昔の思い出と再会することで、コミュニケーションのフックにもなるでしょう。

例えば学生時代の友人や両親、前の職場の同僚など、以前は密にコミュニケーションを取っていた誰かと、ライフスタイルの変化に伴い疎遠になってしまうことがあると思います。そんな方と一緒に過ごした日々も「Dearliy」で再会し、大切にしていただけたらと考えました。

「Address(アドレス)」は、大切な友人や恋人、家族と「Dearliy」内のアドレス帳でつながることができる機能です。将来的には、この「Address」経由で手紙のようなデジタルポストカードを送ったりできる機能も作れたらと考えています。

4つ目の「Plan(プラン)」は予定を立てる機能です。立てた予定がカウントダウン形式で表示されるようになっており、「あと何日だ!」とワクワクしながら当日を迎えることができます。

ー思い出をただ残すのではなく、大切な方と共有したり、思い出したりできることが特徴なのですね。予定のカウントダウンもユニークだと感じました。

そうですね。Dearliyとしては、大切な人と一緒にご利用いただくことが重要な部分です。

SNSのように、つながっている人の投稿がフィードに流れてくる状態をイメージする方がいらっしゃると思いますが、私たちが目指しているのは、「その日を一緒に過ごした人々」と思い出を共有する、いわばクローズドのInstagramのようなイメージです。そのため、思い出の共有は宛先を指定するようにしています。

もちろん、1人で使ってはいけないということではなく、共有せずに自分だけの思い出として残しておくこともできます。大切にしているのは、あくまでも使い手自身が主体となって、その人の人生を詰め込んでいくサービスという性質です。

「一緒に思い出を作る」体験にフォーカスしてサービスを開発

ー「Dearliy」の開発において、苦労されたことはありますか?

「ユーザーの要望を叶える」「世の中にないサービスを作る」「私たちが伝えたいメッセージを込める」という3つの観点のバランスをとりながらサービスを作るのは難しいと日々感じています。

ユーザーのニーズを反映することはもちろん大事ですが、ニーズを重視しすぎると、私たちが実現したいことと乖離してしまう場合もあるからです。ニーズを反映しながらも、「Dearliy」らしさを出していけるように、試行錯誤しながら開発に取り組んでいます。

―その「Dearliyらしさ」について、改めてお聞かせください。

当社が掲げるビジョン「世界中の人々が『1日1日』人生を謳歌する社会の実現」、ミッション「人生の宝物(好奇心・創造力・思い出・つながり)をいつまでも輝かせる機会と手段の創造」の実現を目指した体験を加速させることです。

例えば、「Dearliy」のサービス内にチャットを導入する予定はありません。先ほど「Address」の機能を紹介する際にもお話しましたが、デジタルポストカードを送る機能を作るなど、手紙のやりとりのような体験ができるようにしたいと考えています。

現在、世の中のオンラインコミュニケーションの中心となっているチャットは、やり取りがどんどん流れてしまい、手紙やEメールによるコミュニケーションにあったような「保存しておきたい」やり取りがなくなってきているのではないでしょうか。

「Dearliy」では会話のきっかけづくりや、「最近はこんなことしているよ」「たまには会わない?」というようなやり取りが、当時の思い出や近況報告をフックに体験できるサービスにしていきたいと考えています。

新技術を導入して便利なものを作るというよりは、ビジョンやミッションの実現を目指した体験にフォーカスしてUI・UXを設計しています。

大切な人とだけ思い出を共有できるクローズド感が好評

ー「Dearliy」はどのような方が利用されていますか?

幅広いユーザーにご利用いただいていますが、特にご家族やカップルでご利用いただくケースが多い印象です。

検索機能もあるので、例えば今まで観た映画を振り返るといった使い方もできます。音楽ライブ好きの方であればセットリストなどを残して楽しむなど、さまざまな活用の仕方があるので、趣味の記録のために利用される方もいらっしゃいます。

ーユーザーの方からの反響をお聞かせください。

「身内で思い出を振り返るために使っているので、子どもの顔映りや見映えを気にせず投稿できるのが良い」といったお声があるように、他人に見せるためではなくご自身や親しい方だけで楽しめる点を特に評価いただいています。

SNSで発信をする時は「有益な情報やキラキラした、充実感のある投稿でなければいけない」と考える方が多いようです。一方、日記アプリに関しては、愚痴やネガティブな感情を吐き出すツールとして捉えられているように感じます。

こうしたキラキラした投稿やネガティブな感情以外の残したいものを、SNSや他の日記アプリとは異なる形で思い出を残せる点が特に受け入れられているのだと思います。

テーマパーク創設に向け、サービス・コンテンツを強化していきたい

Dearliy株式会社で制作中の絵本に登場するキャラクター

ー今後の目標やご計画がありましたらお聞かせください。

私たちの夢は、ディズニーランドのようなテーマパークを作ることです。この夢に向かっていく過程を一緒に楽しんでもらえるように、取り組みを世の中に発信していくことで、私たちが掲げる「人生を謳歌しよう」というメッセージを伝えていきたいと考えています。

テーマパークを作るにはキャラクターや物語が必要になるので、まずは絵本を出版しようと準備を進めています。クラウドファンディングで資金を集め、「こぐまおのMorning」という作品を制作しており、2024年中には完成予定です。

また、テーマパークではエリアごとに世界観にあった飲食店も展開されていますよね。私たちも、「こぐまおのMorning」の中で出てくるコーヒーを販売しています。今後は、「Dearliy」の有料会員様向けの特典としてコーヒーをお手頃な価格で提供するなど、サービスを組み合わせながらコンテンツの展開を強化していきたいと考えています。

ーコーヒーのパッケージには、お日さまのイラストが印刷されていますね。

これはキャラクターの手形でもあるんです。色についても意識していて、当社のホームページは日中だとオレンジと黄色を基調にしたページが表示され、夜になると青を基調としたページが表示されるようになっています。テーマパークも昼と夜で様相が変わるように、細かいところにも遊び心を取り入れていきたいと考えています。

ーアプリに関しては、今後どのようなご計画がありますか?

お気に入りの思い出をブックマークできる機能の導入を考えています。スクラップアルバムのようなイメージで、真っ白なキャンバスに忘れられない瞬間を残していただき、写真をタップするとその日付のアルバムに飛ぶような形を検討中です。

例えば卒業式や結婚式、お子さまが生まれた日など、人生のターニングポイントになった日を写真と一緒に残し、思い出をより充実させていただけたら嬉しいです。「このキャンバスを大切な思い出で彩ってください」と言えるサービスを提供できるように準備を進めています。

―今後の展開も楽しみです。本日はご紹介いただきありがとうございました!

※2024年4月現在、DearliyはiOSアプリのみ利用可能です

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