買い取りを依頼する時のポイントとは?BEENOS株式会社にインタビュー!
引越しや断捨離を行う時に、自宅から使わないアイテムが出てくることがあるのではないでしょうか?
BEENOS株式会社は、「お酒」「ブランド品」を専門に買い取り事業を展開する会社です。専門に取り扱っている企業だからこそ、幅広い銘柄・アイテムを適正価格で買い取ることができます。
今回はBEENOSグループのジョイラボで代表取締役社長を務める太田さん、同グループのブランディアで取締役を務める植松さん、同グループ広報ご担当の友寄さんに買い取りを依頼するときのポイントや買い取り事業のポイントについてお伺いしました。
越境EC事業を展開するBEENOS株式会社
ー本日はよろしくお願いします。まずは御社の沿革や事業内容を教えてください。
太田さん:BEENOS株式会社は1999年に創業し、携帯電話のEコマース事業から始まりました。その後、ガラパゴス携帯からスマートフォンへ移行されていくなかで、越境EC事業に軸足を移し、現在は主力事業となっております。
それ以外にも、お酒・ブランド品の買い取り事業、エンタメ事業など幅広く展開し、推進している状況です。
お酒の買い取りに特化したジョイラボ
ーお酒の買い取りをしているジョイラボはどのようなサービスなのでしょうか。
太田さん:ジョイラボはお酒の買い取りに特化しているサービスです。「お客様を不安にさせない、透明性のある取引」を行うことを重視しているので、2019年5月から業界で初めてホームページ上にお酒の買い取り価格を表示しています。
総合買い取り事業者がお酒の買い取りを行っている場合もありますが、お酒の買い取りに特化しているわけではないので、知名度の低いお酒は適正価格での取引ができない場合もあるそうですね。
当社ではどのような銘柄であっても適正価格で取引することができ、1本から承ることが可能です。
また当社は上場企業グループです。買い取り事業はお客様の個人情報を取り扱うサービスのため、セキュリティの面においても安心してご利用いただける一つの要素であると思います。
高額のお取引をすることもありますので、このように安心してご利用いただける環境を整えております。
ーどのような理由でお酒を売りに来られる方が多いのでしょうか?
太田さん:「昔いただいたお酒をコレクションしていたけど、飲むタイミングがなかったので売りにきました」という方が多いかもしれません。
コロナ禍に断捨離をする方も多かったようで、「断捨離をしていたらお酒を見つけたので持ってきました」という方もいらっしゃいました。
1本単位から買い取りすることができるので、皆さんもお家でお酒を見つけた際には持ってきてみていただきたいですね。
買い取り前に確認しておきたいポイント
ーお酒を売るのに適した時期はあるのでしょうか?
太田さん:秋・冬はワインの相場価格が上がることが多いです。反対に、暖かくなってきた春・夏にはパーティ需要が高まるためシャンパンの相場価格が上がる傾向があります。
またウィスキーや日本酒は新しい銘柄が出るタイミングには相場価格が上がる傾向にありますね。有名な銘柄は7月・12月に樽詰めの新作が出ることが多いので、その時期が狙い目かと思います。
ー買い取り価格はお酒の状態によって変動するのでしょうか?
太田さん:基本的にはあまりないですが、アルコールは蒸発してしまうことがあります。その場合には液面が下がってしまうので、減額となる可能性はありますね。
またワインの場合は、温度の高い状態で保管していると澱(おり)という製造時にできるカスのようなものが出てくる場合があります。
そうなると、完全な状態と比べると劣っているという扱いになってしまうので、注意が必要です。
ーお酒の相場が変動することはありますか?
太田さん:国内のウィスキーは割と変動がありますね。日本のウィスキーは海外でも賞を取っているため注目度が高く、ここ1.2年は中国からも需要があり、ウィスキーの在庫が枯渇していくなかで相場が上がっている状況でした。
しかし、昨年の11月頃には物流の事情から価格が一気に下がり、市場相場が崩れることもありましたね。現在の相場は回復傾向にあります。
比較的、相場が安定しているのはワインだと思います。ワインの2次流通市場は、ほかのお酒に比べると歴史も長く、生産量の変動も少ないので市場が安定しています。
ヴィンテージのワインはどんどん飲まれて市場からなくなっていくので、昔のものは価値が高くなっていきます。
ブランド品の買い取りに特化したブランディア
ージョイラボのほかに運営されている、ブランディアとはどのようなサービスでしょうか。
植松さん:ブランディアは、宅配でのブランド品買い取りサービスです。オンラインで申し込みいただくと、段ボールと着払い伝票をお届けするので、売りたいものを入れていただき当社にお送りください。
査定結果はスマートフォンなどの画面上で一つずつの価格を表示しているので、買い取りを希望するかどうかを選択していただき、売りたくないと思った商品は無料でお返しすることができます。
買い取り方法はオンラインだけでなく、3年前からは店舗にお持ちいただくことも可能になり、さまざまなニーズにお応えできるようにサービスを展開していますね。
また買い取り対象ブランドは4,000点と幅広いブランドの買い取りが可能で、査定件数は1日約8,000点、累計利用者は400万人を超えており、サービスが浸透してきていることを実感しています。
ーブランディアではなぜ高値の買い取りができるのでしょうか?
植松さん:高値で買い取りできる理由として、国内だけでなく海外の販路を確保していることが挙げられます。
例えば、日本では5万円で販売できるバッグでも、海外では7万円で販売できるケースもありますので、その分の金額をお客様に還元できるという仕組みです。
ー現在、買い取り需要の高いアイテムの特徴はありますか?
植松さん:平成レトロ・Y2Kファッションの流れが大きいため、1990年代〜2000年代の人気アイテムの需要が上昇している傾向があります。その頃のアイテムが斬新に映っているようで、CtoCのフリマアプリでも価格が高騰しています。
また貴金属のアクセサリーやバッグは流行の影響も受けにくいので、値崩れが起きづらく、相場の価格が一定のことが多いですね。
洋服のように、洗濯によるダメージの蓄積などもないため、比較的いい状態で販売でき、高値になるケースが多くあります。
販売する前に確認しておきたいポイント
ーブランド品の買い取りを依頼する前に確認したほうがいいことはありますか?
植松さん:当社を含めて、「このくらいの価格で買い取りできます」という実績を載せているサイトもあり、相場を把握しやすくなっているので、買い取りを依頼する前に確認しておくのがいいかもしれません。
また汚れや匂いのある商品は減額する可能性があるので、ホームケア・クリーニング等でケアしてから販売することをお勧めします。
時計や貴金属を正規店以外で修理した場合には、不正品と見なされ買い取りができない場合もありますので注意していただきたいですね。
あなたの家にも高値のアイテムが眠っているかも?
ー読者の方へのメッセージをお願いします。
植松さん:現在はブランド品の販売価格が上昇していますが、その影響は中古販売の買い取り価格にまで及んでいます。そのため、過去に買ったものが買った時よりも高く売れるという現象は非常に多く見られるようになりました。
気づいていないだけで現金化できるアイテムをお持ちの方は、結構いらっしゃると思います。
ご自身だけではなく、ご家族が使われていたアイテムで今使っていないアイテムがあれば、当社にお持ちいただければ高値がつく可能性がありますので、一度お持ちいただけるとうれしいです。
太田さん:お酒は飲む目的で購入される方が多いため、お酒の買い取りサービスをご存知ない方は多いと思います。
しかし、「自宅や実家の荷物を整理していたら古いお酒が出てきた」とお持ちいただいたお客様に、「意外と高い価格がついた!」と喜んでいただけることも少なくありません。
「いつか飲もう」と置いているお酒は、飲まないことが多いと思いますので、機会があれば当社にお持ちいただけるとうれしいです。
友寄さん:「ウィスキーが高騰するなかで、投資対象としてはどうなのか?」とご質問いただくことがありますが、先ほどお話ししたように、価格が暴落する可能性もあるので、その点は注意していただきたいです。
現実的な投資というよりは、宝くじのような感覚で1,000円〜2,000円ほどの日本のウィスキーを買っておいて、棚に寝かせてみるというくらいの楽しみ方でもいいかもしれません。
もしかしたら、15年後には価格が上昇しているかもしれないですからね。
―本日はお話しいただきありがとうございました。
ジョイラボ(BEENOSグループ) 代表取締役社長
ブランディア(BEENOSグループ) 取締役
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。