空きスペースを駐車場として貸し出せる、駐車場予約アプリ「アキッパ」が便利!ご担当者様にインタビュー
車を使ったお出かけには駐車場が欠かせません。しかし、「お出かけ先で駐車場が見つからない」と困ったことはありませんか?イベントなど、多くの方が訪れる場所に行くときは駐車場を事前に予約できるアキッパのサービスがおすすめです。
今回は、駐車場を探しているドライバーさんと、空いている駐車場を貸したい方を繋ぐプラットフォームアキッパを運営している、akippa株式会社の森村様にお話を伺いました。
駐車場予約アプリ「アキッパ」
ー本日はよろしくお願いします。まずは御社の沿革や主な事業内容を教えください。
弊社は2009年に設立し、大阪に本社を置く会社です。家の駐車場や空きスペースを貸し借りできる駐車場予約アプリ「アキッパ」という事業を運営しています。
アキッパは、車を駐車したいドライバーさんと使っていない駐車場を持っているオーナーさんを繋ぐプラットフォームのような役割をしており、登録料がかからないサービスです。
必要不可欠なサービスを作りたい
ーありがとうございます。アキッパを開始される経緯やきっかけはどういったことだったのでしょうか?
実はアキッパ事業を開始する前は営業会社でした。しかし、数字を追いかけることに注力するあまり、お客様からのクレームをいただいたことから、「自分たちの仕事は世の中のためになっていないのではないか?」と代表が考えるようになったようです。このことが新しく事業を行うきっかけとなりました。
その経験から「人々にとって必要不可欠なサービスを作りたい」という思いが生まれ、弊社のミッションを「“なくてはならぬ”をつくる」(当時)と定めたことから誕生したサービスがアキッパです。
従業員の困りごとがきっかけとなった
―駐車場予約アプリというサービスの構想はどのように生まれたのですか?
“なくてはならぬ”をつくるとは、“世の中の困りごとを解決すること”。そこで、当時の従業員で「生活していて困ること」を200個書き出しました。
そのとき、ある従業員が「駐車場は現地に行ってから満車だと知るから困る」という困りごとを書いていました。それを見たほかの従業員からは「駐車場は空いていないときでも、自分たちのガレージは空いていたり、月極駐車場は契約が決まらずに空いていたりする場所もあるよね」という話が出ました。
こうした意見から着想を得て、駐車場の市場調査を行ったところ、流通している車の台数に対してコインパーキングが足りていないことや、都市部では路上駐車の台数が多いということがわかった一方で、全国には多くの遊休地があることを知り未契約の月極駐車場や個人宅のガレージといった空いたスペースを活用することで「駐車場不足を解決できるのではないか?」と考えました。
ー2つの困りごとを解決しているサービスですね。
おっしゃる通りです。駐車場を探しているドライバーさんと、空いているスペースを活用したい駐車場のオーナーさんをプラットフォームで繋いでいるサービスです。
需給に合わせた料金体系を実現した
ー駐車料金は時期によって変動したり、場所によって異なったりすると思いますが、アキッパの料金はどういった形式なのでしょうか?
アキッパの料金設定には、需給に合わせて価格を変えるダイナミックプライシングを導入しています。例えば、東京ドームまで徒歩5分の駐車場と徒歩20分の駐車場では距離の差があるので料金設定は異なります。そういった様々な条件を考慮して値段設定が変わるようなシステムです。
ー料金を事前に確認して予約できるのも良いですね。
料金は事前決済になるので、駐車料金がとんでもない値段になることもないため安心してご利用いただけると思っています。
駐車時間を気にせず楽しめた
ー実際に利用された方の声や反響はいかがでしょうか。
「事前予約できてよかった」という声をいただけています。混雑する場所では現地で駐車場が見つけられないこともあるので、そういった心配なくお出かけを楽しんでいただけます。
弊社は全国のプロスポーツクラブと連携しており、スタジアム周辺の駐車場を増やす取り組みも行っています。そういったことからスポーツ観戦を楽しまれる方々に、「試合前に駐車場を探す時間が削減できて、試合開始に間に合うことができた」という声もいただきました。
また、アキッパは15分から1日単位で期間を指定して予約して使っていただけるため、「駐車時間を気にせずに過ごせた」というレビューをいただけています。
ー全国にはどのくらいの駐車場を確保されているのでしょうか。
現在は、利用できる駐車場が常時4万件以上あります。展開エリアは47都道府県すべてのエリアです。登録しているドライバーの会員さんは、全国に累計400万人(2024年8月時点)ほどと多くの方に活用していただいています。
誰でも移動しやすい世界を作りたい
ー今後のご計画や注力される取り組みを教えてください。
将来的には、アキッパに掲載している駐車スペースにEV充電器を設置していきたいと考えています。尚且つ、駐車場を利用される方々でEV充電器をシェアできるようなサービスを提供していきたいです。
もっと先の未来の展望としては、自動運転車をシェアできるようにしたいと考えています。自動運転車が利用者を目的の場所で下ろして、そのまま充電スポット兼駐車場に戻ってくるようなシステムにして、誰でも移動しやすい世界を実現していきたいと思います。
ー読者の方に向けて、メッセージをお願いします。
アキッパでは、使っていない空きスペースをお持ちの方であれば、法人・個人を問わず駐車場として貸し出すことが可能です。1日単位で貸し出すことができるため、常に空いていなくても大丈夫です。バイク1台分のスペースから貸し出しが可能なので、手間をかけずに収益の獲得に繋げられると思います。
駐車場を探している方は、日常的にはもちろんですが、週末のお出かけやイベントに参加するときに活用していただけたら嬉しいです。
―本日はお話いただき、ありがとうございます。
akippa株式会社 広報ご担当
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。