転職に有利になる資格一覧|職種別のおすすめ資格と選ぶポイントを解説 PR

転職に有利になる資格一覧|職種別のおすすめ資格と選ぶポイントを解説

「転職に有利になる資格がわからない」「転職に資格の取得は有利って本当?」など、転職の際に資格の取得を検討するものの、どの資格を取ればいいのかわからないという方は多いでしょう。

今回は、転職の際に有利になる資格を紹介します。資格を取得するメリットや資格を選ぶポイント、資格取得に役立つ転職エージェントなども紹介するため、ぜひ読み進めてください。

転職するには資格が有利になる?

転職の際に資格を取得すると、必ず有利になるイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。

「資格取得=有利になる」ではなく、「資格=転職先のニーズと一致して有利になる」なのです。

たとえば、転職先が経理業務をおこなう場合は、「日商簿記検定」などを取得しておくと有利に働きますが、「食生活アドバイザー」では知識を使う機会がないため、評価ポイントになりません。

転職する際に資格を取得する場合、「転職先で求められている資格」であるかが大切です。

そこで、転職の際に必須な資格と、有利になる資格について解説します。

転職するのに必須の資格

転職に必須の資格とは、国家資格などその職業に就くには必要な「必須資格(業務独占資格)」です。

代表的な例としては、看護師や医師、薬剤師、弁護士などがあります。専門性が高く、取得するためには、大学や専門学校などで学ぶ必要がある資格が多いです。

資格を持っていないとその職業に就けないため、転職先として検討する場合は、資格の取得は必須です。

転職に有利になる資格

転職に有利に働く資格は、「必置資格」が多いです。

必置資格とは、企業が事業をおこなうにあたり、必ず資格保持者を置かなければならないと義務付けられている資格です。

たとえば「食品衛生管理者」は、食品を扱う施設ごとに資格保有者が必要であり、必置資格に該当します。

資格保有者が辞めてしまうと事業が行えないため、必置資格を取得すると就職に有利に働きます。

転職活動で資格を取得するメリット

転職活動のひとつとして、資格を取得しておくと以下のようなメリットがあります。

メリット
  • 転職の選択肢が広がる
  • 仕事のスキルをアピールできる
  • 資格を持っていると信頼される

あえて資格を取ることで得られるメリットについて解説します。

転職の選択肢が広がる

資格を取得することで、転職先の選択肢が広がるのは大きなメリットです。

また、求人欄に資格を取得していることを条件に挙げている企業もあります。資格がないと採用されないため、興味を持ったとしても挑戦できません。

資格条件付きの企業も選択できるなど資格を取得することで選択肢が増え、自身の希望にそった転職先を見つけられます。

仕事のスキルをアピールできる

スキルは、書類審査や面接などですべてを測ることはできません。

しかし資格は、第三者より「専門的知識がある」ことを証明されたものであり、採用担当者へアピールポイントになります。

また、「働きながら資格を取得する=計画性がある・努力ができる」など高評価につながる可能性も。

資格を取得してから転職すると、企業へスキルの証明だけではなく、人柄や取り組む姿勢の証明にもなるためおすすめです。

資格を持っていると信頼される

資格は、専門的知識やスキルの証明方法のひとつですが、採用担当者への「この業界で働きたい」という意思表示にもなります。

資格を取得してから転職活動を始めるということは、「仕事へのモチベーションが高い」「キャリアアップを目指している」など、積極的な姿勢が見えるため、企業から信頼されやすく有利に働く可能性があります。

転職で資格取得する時のポイント

転職へ向けて資格取得する際のポイントを紹介します。

資格取得には、勉強が必要です。しかし、勉強の量や必要とする時間は資格によって異なります。

結果、取得できなかったとならないためにも、資格は以下のポイントを参考に選びましょう。

転職先で必要になる資格を選ぶ

まずは、事務職やIT職、営業職など、転職先の業種を絞ることが大切です。

それぞれの業種によって必要な資格は異なります。転職先の業種を決めてから、その職業に必要な資格を選びましょう。

また、転職後もキャリアアップを目指すのであれば、就職先で推奨されている資格や手当の対象になる資格を取得しておくのもポイントです。

資格の難易度も考慮する

資格によって、難易度が大きく異なります。講習を受講するだけで取得できる資格もあれば、勉強をしなければ取得できない資格もあります。

行政書士など、社会的信用度の高い資格は、資格の難易度も高い傾向があります。できるだけ早く転職したい場合には向かない資格ともいえ、転職時期と受験時期を考慮する必要があります。

とはいえ、難易度が高い資格を取得できた際には、自分の自信につながります。自信を持った様子が、転職の際に企業からの信頼を勝ち取ることも期待できます。

効率よく勉強する

資格を取得するためには、勉強時間の確保が必要です。

「急な残業になった」「仕事の付き合いが入った」など、社会人になると予定通りにいかないことは多いです。

そのため、計画的に勉強を進めていく必要があります。

計画的な勉強の情報
  • 試験までの日数
  • 1日に取れる最低限の勉強時間
  • 予定通りいかなかった場合の予備日
  • 学ぶ項目の量

試験までの日数を踏まえ、1日に取れる最短の勉強時間を基準に、勉強量を把握し資格を取得できるか検討しましょう。

予備日はあくまで予備であるため、勉強時間に組み込まず考えることが大切です。

転職で有利になる取得しやすい資格7選

転職する際に有利になりやすく、取得しやすい資格を7つ紹介します。

転職で有利な資格
  • 日商簿記検定
  • マイクロオフィススペシャリスト(MOS)
  • ファイナンシャルプランナー(FP技能士)
  • 宅地建物取引士
  • 社会保険労務士
  • 行政書士
  • 中小企業診断士

それぞれの資格について詳しく見ていきましょう。

日商簿記検定

資格 日商簿記検定
資格の種類 公的資格
特徴 ・1~3級まで
・2級以上の取得で就職に有利になりやすい
・1級取得で税理士の受験資格を得られる
実施機関 日本商工会議所
試験合格率(※) 3級:30.2%
2級:20.9%
1級:10.4%
試験実施時期 6月・11月・翌2月
有利になりやすい職業 経理・財務事務
会計事務所
など
(※)合格率参考:日商簿記検定 受験者データ

日商簿記検定は、日本商工会議所と各地の商工会議所が実施する、簿記能力を測る資格です。

2級は、商工企業の経理担当に必要な知識を得られ、1級は、商業簿記や原価計算など大企業の経営管理などのスキルが身につきます。

周囲との差をつけて有利に働くためには、2級以上の取得がおすすめです。

さらに、1級は税理士の受験資格を得られるため、将来的なキャリアアップにも役立ちます。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

資格 マイクロオフィススペシャリスト(MOS)
資格の種類 民間資格
特徴 ・一般レベル、上級レベル
・Word、Excel、PowerPointのスキルを証明する
実施機関 Microsoft
試験合格率
試験実施時期 全国一斉試験:毎月1~2回
随時試験:ほぼ毎日
有利になりやすい職業 ・事務全般
・営業職
・法律事務所
など
参考:Microsoft Office Specialist

MOSは、WordやExcel、PowerPointなど仕事で利用するMicrosoftのスキルを表す資格です。

資格で学んだスキルが仕事で使えるため、新人教育の一環として取得義務を設ける企業もあります。

試験はほぼ毎日実施され、取得しやすいのも魅力の一つです。合否判定もすぐに出るため、急いで就職活動をしたい方にもおすすめ。

受験資格もとくに制限はなく、年齢を問わず資格を取得できます。

ファイナンシャルプランナー(FP)

資格 ファイナンシャルプランナー(FP技能士)
資格の種類 国家資格
特徴 ・1~3級まで
・認定資格+2級合格でAFP資格取得
・AFPを持っているとCFPへ挑戦できる
実施機関 日本ファイナンシャルプランナーズ協会
金融財政事情研究会
試験合格率(※) 3級:84.44%
2級:56.55%
1級:99.00%
試験実施時間 1月・5月・9月
有利になりやすい職業 ・金融、保険業界
・不動産業界
・税理士、公認会計士事務所
など
(※)合格率参考:日本ファイナンシャルプランナー協会

金融や保険業界に転職を検討している場合は、「ファイナンシャルプラニング(FP)技能士」の国家資格を取得しておくのがおすすめです。

FP技能士の資格を持っていると、顧客に対しファイナンシャルプランナー(FP)として、主に個人に対し資産運用や相続、保険、ライフプランの設計などのアドバイスが可能です。

とくに、2級以上の資格を取得しておくと、転職時も有利に働きます。

宅地建物取引士

資格 宅地建物取引士
資格の種類 国家資格
特徴 ・試験難易度が高め
・不動産売買に関する重要事項の説明を顧客にできる資格
実施機関 一般財団法人 不動産適正取引推進機構
試験合格率(※) 17.0%
試験実施時期 10月
有利になりやすい職業 ・不動産、建設業
・金融業
など
(※)合格率参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構

宅地建物取引士は「必置資格」であり、宅地建物取引業を行う際に、その事業所ごとに宅地建物取引士を置かなければいけません。

資格試験合格後は、実務講習を経て宅地建物取引士の登録を都道府県より受け、宅地建物取引士証の交付を受けてはじめて資格を取得できます。

合格率は毎年15~17%程度と低く、簡単な資格ではありません。しかし、不動産売買に関する顧客への説明は、宅地建物取引士にしかできない仕事であるため、取得すると転職に有利に働きます。

社会保険労務士

資格 社会保険労務士
資格の種類 国家資格
特徴 ・社労士になるには2年以上の実務経験が必要
・難易度が高い
実施機関 全国社会保険労務士会連合会試験センター
試験合格率(※1) 5.3%
試験実施時期 8月
有利になりやすい職業 ・社会保険労務士事務所
・会計事務所
・一般企業の人事
など
(※)合格率参考:第54回社会保険労務士試験の合格者発表

社会保険労務士は「社労士」とも呼ばれ、労働や社会保険、労務管理や人事など、就労者に関する権利や義務などを法律に沿って管理する業務を担います。

試験合格率は例年10%未満と低く、難易度が高いです。

とはいえ、2022年8月31日時点で全国に社会保険労務士は44,504人(※2)と少ない分、必要とされる就職先が多いため、転職の際も役立つでしょう。

行政書士

資格 行政書士
資格の種類 国家資格
特徴 ・国など官公署に提出する書類を扱う
・法律関係の資格では比較的取得しやすい
実施機関 一般財団法人 行政書士試験研究センター
試験合格率(※) 12.13%
試験実施時期 11月
有利になりやすい職業 ・法務事務所
・弁護士事務所
・企業の法務部
・独立
など
(※)合格率参考:令和4年度行政書士試験実施結果の概要

行政書士は、官公署などに提出する「申請書類の作成・提出」や「遺言書や証明書、契約書の作成や代理手続き」をおこなえる資格です。

資格を取得すると、法的な書類の作成・手続きを専門とし、弁護士とは異なるものの法律の専門家として、転職や独立もできます。

合格率は決して高くはありませんが、司法試験など法律関係の中では比較的挑戦しやすい資格です。

中小企業診断士

資格 中小企業診断士
資格の種類 国家資格
特徴 ・一次試験:筆記試験
・二次試験:筆記試験合格後口述試験
二次試験に合格すると実務補習と実務があり、資格取得まで時間がかかる
実施機関 一般社団法人 中小企業診断協会
試験合格率(※) 一次試験:36.4%
二次試験:18.3%
試験実施時期 一次試験:8月の2日間
二次試験:筆記10月 口述1月
有利になりやすい職業 ・コンサルティング業界
・商工会議所など公的な中小企業支援機関
・一般企業
など
(※)合格率参考:中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移

中小企業診断士は、中小企業の経営に関する問題点等へ、助言や診断をおこなう国家資格です。民間企業の立て直しを図る、経営コンサルタントの役目を持ちます。

中小企業の経営計画からその後の経営環境の変化も含めて支援を行うため、企業経営理論から法務、マネジメントなど経営に関するあらゆる知識を求められます。

試験自体は簡単ではありません。しかし、コンサルティング業界などで有利に働く資格です。

【職種別】転職で有利になる資格一覧

職業によって、有利になる資格は異なります。
そこで、以下の4種類の職業へ転職を検討した際に、有利になる8つの資格を紹介します。

営業職 ・ビジネス・キャリア検定
・販売し検定
事務・管理職 ・秘書検定
・TOEIC
技術職 ・危険物取扱者
・CADオペレーター
金融関連職 ・税理士
・DCプランナー

それぞれについて詳しく解説するため、希望する転職先に応じて取得を検討しましょう。

(営業職)ビジネス・キャリア検定

資格 ビジネス・キャリア検定
資格の種類 民間資格
特徴 ・1~3級、BASIC級
・必要な分野だけの受講が可能
・人事からマーケティング、経営戦略などさまざまな分野を学べる
実施機関 中央職業能力開発協会
試験合格率(※) 3級:51~81%
2級:27~73%
1級:10~50%
試験実施時期 10月・2月
(※)合格率参考:令和3年度前期ビジネス・キャリア検定試験実施結果

ビジネス・キャリア検定は、事務系を担当する場合に必要な知識やスキルを得られる資格です。

8つの分野に分かれ、自身の転職先に合った分野の資格を取得できます。

8つの分野
  1. 人事・人材開発・労務管理
  2. 営業・マーケティング
  3. 企業法務・総務
  4. 経理・財務管理
  5. 生産管理
  6. ロジスティクス
  7. 経営情報システム
  8. 経営戦略

業務の必要なスキルなど実務能力を測ることを目的とした資格であるため、転職の際にも、「スキルがある」と証明できます。

希望する転職先に合わせて分野を選びましょう。

(営業職)販売士検定

資格 販売士検定
資格の種類 公的資格
特徴 ・1~3級まで
・マーケティングの考え方や接客、売り場づくりなど販売として必要な知識
実施機関 商工会議所
試験合格率(※) 3級:71.4%
2級:73.4%
1級:25.0% 
試験実施時期 2月
(※)合格率参考:リテールマーケティング(販売士)検定試験の受験者・合格率等データ

販売士とは、リテールマーケティング検定試験であり、流通や小売業界では定番ともいえる資格です。

試験では、販売に必要な販売技術、仕入、マーケティングなど専門的な知識を必要とします。

3級は販売員レベル、2級は売場の管理者レベル、1級はトップマネジメントレベルなど級によってスキルが異なり、どのレベルからも受験できます。

営業職の中でも、製造やサービス業などの販売担当や、コスト管理が必要な管理者などに有利に働く資格です。

(事務・管理職)秘書検定

資格 秘書検定
資格の種類 民間資格
特徴 ・1~3級まで(準1級あり)
・ビジネスマナーのスキルが身につく
実施機関 公益財団法人 実務技能検定協会
試験合格率(※) 3級:62.6%
2級:57.6%
準1級:41.6%
1級:25.4%
試験実施時期
3級・2級:2月、6月、11月
準1級・1級:6月、11月
(※)合格率参考:秘書検定 受験者状況

秘書検定は、社会人としての常識や、表情や態度、振る舞い、言葉遣いなど相手に対し「良い印象」を与える人柄を学ぶ試験です。

3級では、一般常識を含め、上司が仕事を効率よく進めるために気を利かせるポイントを、1級では秘書として上司の一歩先を行くサポートを行うスキルが身につきます。

学生から社会人まで受験する方が幅広く、円滑に仕事をするためにも役立つ資格です。

(事務・管理職)TOEIC

資格 TOEIC
資格の種類
特徴 ・英語のコミュニケーション能力を測る
・世界160カ国で実施
・合否ではなくスコア評価
実施機関 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
試験合格率
試験実施時期 毎月場合によって実施回数が増える
参考:TOEIC

TOEICは、英語のコミュニケーション能力を測るものであり、正確には資格ではありません。英語を「聞く」「読む」力を測るため、結果はすべてスコアで表示され、合否判定がないのが特徴です。

昨今では、英語検定ではなくTOEICのスコアで英語力を判断する企業も増えています。とくに外資系では申し込み条件としてスコアの掲示を求められるケースが多いです。

また、試験は毎月実施されているため、すぐ取得できるスキルとしてもおすすめです。

(技術職)危険物取扱者

資格 危険物取扱者
資格の種類 国家資格
特徴 ・甲種、乙種、丙種の3種類
・保有する資格で管理できる危険物が異なる
実施機関 一般財団法人 消防試験研究センター
試験合格率(※) 甲種:37.3%
乙種:31.5~69.1%(種類による)
丙種:52.0%
試験実施時期 各都道府県によって異なる
(※)合格率参考:一般社団法人 消防試験研究センター

危険物取扱者を取得すると、ガソリンや灯油など消防法で決められている燃えやすい物質を取り扱えます。

危険物取扱者といっても、試験の種類は甲種・乙種・丙種の3種類あり、それぞれ扱える危険物の種類が異なります。転職先に必要な種類を選択しましょう。

危険物を扱うガソリンスタンドや工場、研究所では、必ず有資格者を置く必要があるため、「必置資格」のひとつです。

(技術職)CADオペレーター

資格 3次元CAD利用技術者 2次元CAD利用技術者
資格の種類 民間資格 民間資格
特徴 ・2級、準1級、1級
・CADを使った立体設計図の制作技術の向上
・筆記+実技あり
・基礎、2級、1級
・CADの基礎から学べる
実施機関 一般社団法人 コンピュータ教育振興協会 一般社団法人 コンピュータ教育振興協会
試験合格率(※) 2級:44.68%
準1級:61.46%
1級:25.25%
基礎:82.07%
2級:52.28%
1級:42.67~59.09%
試験実施時期 2級:随時
準1級、1級:7月・12月
基礎、2級:随時
1級:6月・11月
(※)合格率参考:一般社団法人 コンピュータ教育振興協会

CADオペレーターは、設計士やデザイナーの案を元に、CADソフトを使用し図面作成を行う仕事です。CADオペレーターになるためには資格が必要ないものの、「CAD利用技術者」などの資格を取得しておくのが一般的です。

CAD利用技術者は、「3次元CAD利用技術者」と「2次元CAD利用技術者」の2通りがあり、求められるスキルが異なります。

3次元と2次元の違い
  • 3次元CAD利用技術者・・・3Dデータを元に製図できる技能
  • 2次元CAD利用技術者・・・CADを利用し図面を正確に理解した上で作図できる技能

CAD利用技術者の資格を取得すると即戦力になるため、転職の際に優遇される可能性があります。 

(金融関連職)税理士

資格 税理士
資格の種類 国家資格
特徴 学歴や資格、職歴など受験資格に制限がある
実施機関 国税庁
試験合格率(※) 18.8%
試験実施時期 8月
(※)合格率参考:国税庁 税理士試験

税理士は税の専門家であり、確定申告などの「税務代理」や「税務書類の作成」「税相談」などをおこなえます。

とくに、確定申告の作成は本人もしくは税理士、税理士法人のみがおこなえる業務です。企業では、会計参与や記帳代行などの業務に就くことが多く、金融機関等の経理部門へ転職するケースも多いです。

受験資格がある上に試験合格率も高くはありませんが、税理士にしかできない「独占業務」もあるため、資格を取得すると転職で有利に働くでしょう。

(金融関連職)DCプランナー

資格 DCプランナー
資格の種類 認定資格
特徴 ・1~3級まで
・企業年金の総合プランナー
・合格後資格の登録が必要
実施機関 一般社団法人 金融財政事情研究会
日本商工会議所
試験合格率(※) 2級:34.3%
1級:40.5~44.6%
試験実施時期 2級:9月
1級:通年
(※)合格率参考:商工会議所の検定試験

DCプランナーは、確定拠出年金やそのほか年金の専門的な知識を得られる資格です。

1級を取得すると、個人に対し老後を見据えた資産形成や生活設計の提案ができます。

DCプランナーは、金融商品に関する知識も含まれるため、金融機関への転職を検討している方におすすめしたい資格のひとつです。

IT転職におすすめの資格

IT企業へ転職を検討している場合は、以下の3つの資格がおすすめです。

おすすめの資格
  • ITパスポート
  • 基本情報技術者
  • 情報セキュリティマネジメント

それぞれについて詳しく紹介していきます。

ITパスポート

資格 ITパスポート
資格の種類 国家資格
特徴 ・CBT試験
・3ヶ月先までの受験予約が可能
実施機関 ITパスポート試験
試験合格率(※) 52.6%
試験実施時期 通年
(※)合格率参考:ITパスポート試験 試験結果

ITパスポートは、AIやビッグデータ、IoTなどITに関する知識を身につけ、業務に活かせるスキルを身につけられます。

合格するためには、アジャイルなど新しい手法から経営戦略、マーケティングなど幅広い知識を必要とします。

社員の人材教育の一環としてITパスポートの取得を促す企業も増えました。さらに、ITパスポートの保有を条件とする企業もあります。

転職先としてIT業界を検討している場合は、ぜひ取得してほしい資格のひとつです。

基本情報技術者

資格 基本情報技術者
資格の種類 国家資格
特徴 ・CBT試験
実施機関 情報処理推進機構
試験合格率(※) 30.37%
試験実施時期 4月、10月
(※)参考:応募者・受験者・合格者の累計

ITエンジニアを目指すのであれば、基本情報技術者試験は、持っておくべき資格です。

基本情報技術者試験は、ITを利用したサービスやシステム、ソフトを作るために必要な基本的な知識やスキルを身につけられます。

IT業界の登竜門とも呼ばれ、これから転職先としてIT業界を検討している場合におすすめです。

情報セキュリティマネジメント

資格 情報セキュリティマネジメント
資格の種類 国家資格
特徴 CBT試験
実施機関 独立行政法人 情報処理推進機構
試験合格率(※) 52.4%
試験実施時期 通年
(※)合格率参考:情報処理推進機構 統計資料

情報セキュリティマネジメントは、組織の情報セキュリティの向上、サイバー攻撃や情報の流出などから企業を守るための、基本的な知識やスキルが身につく資格です。

企業の中でも、個人情報を扱う業務や情報管理を担う仕事へ就きたい場合に取得しておきたいスキルです。

先述したITパスポートも合わせて取得すると、さらに転職の際に有利に働くでしょう。

学生におすすめの資格

学生におすすめの資格は、以下の3つです。

学生におすすめの資格
  • 普通自動車免許
  • TOEIC
  • 医療事務

それぞれについて解説します。

普通自動車免許

普通自動車免許を取得すると、公共交通機関に頼らずに車で移動できるだけではなく、交付される運転免許証は身分証明書になります。

普通自動車免許を取得するためには、一定期間教習所に通う必要があり、社会人になると時間が取れないことも考えられます。

「運転免許証」の保有は当たり前としている企業も多いため、仕事の選択肢を広げるためにも学生のうちに取得しておきましょう。

TOEIC

TOEICは、英語のコミュニケーション能力を測るための指標です。

文法やリスニング力はもちろんですが、日常的なビジネス英語を身につけられるため、スキルの証明にも役立ちます。

昨今では、エントリーの時点でTOEICのスコアを示すよう求める企業も増えています。高スコアであれば就職に有利に働きやすいため、積極的に挑戦していきましょう。

医療事務

医療機関で働きたい場合には、医療事務の取得がおすすめです。

医療事務は、病院で受付・会計業務をおこなう仕事に就きたい場合に際に有利になる資格です。

保険業務から診療報酬請求業務など、病院の会計業務に関する知識やスキルを得られます。

医療事務は、受験資格に制限がないため学生のうちから取得できます。

女性の転職におすすめの資格

女性が転職する際におすすめの資格は、以下の4つです。

女性におすすめの資格
  • 秘書検定
  • 食生活アドバイザー
  • 薬膳コーディネーター
  • 介護事務

それぞれについて紹介します。

秘書検定

秘書検定は、ビジネスマナーから接客応対など社会人としての常識を身につけられます。

1級を取得すると、秘書として上司や役員の仕事のサポート役としても活躍できるほどの知識とスキルを得られます。

秘書や上司の補佐として転職を目指す場合は、秘書検定の取得をおすすめします。

食生活アドバイザー

食生活アドバイザーは、食事で健康的な生活を送るためにどうすればいいのか、アドバイザーとして活躍できる資格です。

心と身体の健康管理や栄養と健康など、食品がもたらす身体と心への影響を助言。

学校や教育現場での「食育」や、医療や福祉現場での「生活指導」など、活躍の場が広がっています。

薬膳コーディネーター

薬膳とは、冷えや肩こり、むくみなど病気とは別の体調の不調が改善できるとされる食材です。

薬膳といってもその種類は数えきれないほどあり、それらを組み合わせて食事に取り入れるスキルを持つ資格を、薬膳コーディネーターといいます。

健康志向が高まり注目を集める資格のひとつですが、取得している方が少ないこともあり、飲食店や薬膳料理、ヘルシー志向のお店で役立つ資格です。

介護事務

介護事務は、介護施設や事業所で受付業務のほかに介護報酬請求事務や介護に関する手続きをおこなう仕事です。 

ケアクラーク技能認定試験」を取得しておくと、介護保険に関する知識を得られるほか、コミュニケーション能力や社会福祉援助技術のスキルも取得できます。

介護事務は資格がなくてもなれますが、保有していると無資格の方とスタートラインが事なるため転職の際に有利に働くでしょう。

資格を活かせるおすすめの転職エージェント

転職する際には、取得した資格を活かせる転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントは、登録者がもつ経験やスキルに応じて、採用を検討している企業を紹介するサービスです。

人材と企業のマッチングサービスであり、これまでのスキルや新しく取得した資格を活かすこともできます。

そのなかでも、とくに資格を活かせるおすすめの転職エージェントを紹介します。

おすすめ転職エージェント
  • リクルートエージェント
  • マイナビエージェント
  • doda

それぞれの特徴など詳しく解説するため、自身にあった転職エージェントを見つけられるでしょう。

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エージェントサービスでは、サイトに掲載されていない非公開求人を含む約10万件の求人から、自身にあった求人を紹介しています。

また、スカウトサービスは、経歴に興味をもった企業から直接オファーが届くため、自身のスキルに合った企業が見つかりやすいでしょう。

dodaは、さまざまな方法で転職活動をしたい方におすすめの転職エージェントです。

まとめ

転職先のニーズに合った資格を取得すると有利に働き、転職先の選択肢が広がります。

スムーズに転職したい場合は、希望する業種に沿った資格の取得がオススメです。とくに、「必須資格」や「必置資格」など、その業務をおこなうために必要な資格を取得すると、転職しやすいでしょう。

資格取得後は、転職エージェントを利用するとこれまでのスキルと、新しく取得した資格を活かした最適の転職先が見つかります。

ぜひこの記事を参考に、新たな一歩を踏み出しましょう。

子供が大きくなったのを機に、2017年より本格的にWebライターとして始動。クレジットカードとカードローンを得意分野とし、恋愛・離婚・エンタメ系や商品紹介など、さまざまなメディアのライターを経験。誰もがわかりやすい記事を作成するのを信念に、自分の無知さや語彙力のなさに落胆しながらも、持ち前の探求心を武器に奮闘中。クレジットカードは、楽天カード・Yahooカード・地元のマイナーのカードを利用。キャッシュレスはPayPayとメルペイを利用し、家計を整理するのが目標。

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