自衛隊からの転職は難しい?おすすめの転職先やメリットデメリットを解説 PR

自衛隊からの転職は難しい?おすすめの転職先やメリットデメリットを解説

自衛隊から転職は難しいというイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。自衛隊は専門的な知識や技術を習得するため、自衛隊以外の職種では活かせないと思われていますが、自衛隊で培ったスキルやキャリアを活かせる職種はあります。

今回は、自衛隊におすすめの転職先とスムーズに転職するコツを解説します。自衛隊から転職するメリットやデメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

自衛隊の仕事内容と給料の実態

自衛隊は陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊から成り立っており、それぞれさまざまな職域があります。陸上自衛隊は、普通科や機甲科など16種類の職域、海上自衛隊と航空自衛隊の職域は約50種類です。

陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊は、いずれも非常事態に備えて厳しい訓練をおこなっています。

肉体的にも精神的にも辛い職業といわれているので、どれほど給料をもらっているのか気になっている方も多いでしょう。

以下では、自衛隊の仕事内容と給料を紹介します。

自衛隊の仕事内容

自衛隊は「国の平和と独立を守る」使命のもと、領土・領空・領海を守る国防や、災害時の派遣・救助、海外での国際平和協力活動をおこなっています。

日本は周囲を海で囲われている島国であり、常に侵略の脅威にさらされています。防衛力は侵略を排除する国家の意志と能力を表す安全保障の担保です。そのため、自衛隊は本格的な侵略を防ぐために、過酷な訓練や任務をおこなっています。

自衛隊の訓練や任務は決してラクではありません。体力が求められたり、階級ごとの上下関係が存在したり、体力的にも精神的にも過酷な職業です。高収入や手厚い福利厚生があっても離職者が多いといわれています。

自衛隊の給料

自衛隊の給料は民間企業と比べて高いといわれています。

以下では、民間企業の全国平均年収と自衛隊の平均年収を年代別にまとめました。

民間企業の全国平均年収と自衛隊の平均年収
年代別年収 全国平均年収 自衛官平均年収(※)
20代前半
(20〜24歳)
258万円 310万円
20代後半
(25〜29歳)
351万円 469万円
30代前半
(30〜34歳)
403万円 516万円
30代後半
(35〜39歳)
433万円 534万円
40代前半
(40〜44歳)
460万円 598万円
40代後半
(45〜49歳)
493万円 677万円
50代以降
(50歳〜)
504万円 736万円
(※)自衛隊は階級・勤務年数・諸手当によって年収が異なるので概算として算出しています


民間企業と自衛隊の平均年収を比較すると、20代後半以降から約100万円ほど差が開くとわかりました。自衛隊の給料は、20代で約30万円以上、30代だと約40万円以上貰えます。

自衛隊のボーナス

自衛隊は給料だけでなく、年2回のボーナスがあります。以下では、入隊区分ごとのボーナス支給額をまとめました。

入隊区分ごとのボーナス支給額
入隊区分 夏(6月)のボーナス 冬(12月)のボーナス
自衛官候補生(2等陸士任官後) 約40万円 約41万円
一般曹候補生 約42万円 約43万円
幹部候補生・防大卒・一般大卒(※) 約55万円 約57万円
幹部候補生・大学院卒 約60万円 約62万円
(※)防大卒・一般大卒は幹部任官後(おおむね採用2年目)


ボーナス支給額は、俸給月額等4.5月分です。

俸給月額は年1回の昇給があるため、階級が上がるごとにボーナスのアップが期待できます。

自衛隊の福利厚生

自衛隊の処遇や福利厚生は主に給与・保険・住居に分かれており、隊員だけでなくその家族も含まれます。

給与
項目 内容
俸給月額 階級及び号俸に応じて支給(年1回昇給あり)
賞与(夏冬ボーナス) 俸給月額の4.5月分
各種手当 扶養手当、住居手当、通勤手当、自衛隊の任務に応じて手当を支給
退職手当 退職時の階級・俸給月額、金属年数、退職理由に応じて支給
若年定年退職者給付金 退職時の年齢から60歳までの一定収入を補償

上記以外にも「自衛官任用一時金」の手当がもらえます。「自衛官任用一時金」の支給金額は、221,000円です。自衛官候補生として入隊してから3ヶ月経過後、2等陸士に任官された翌月に支給されます。また、自衛官候補生として入隊した場合は任期満了ごとに「特例退職手当」が支給されます。

保険制度
項目 内容
団体保険制度 防衛省の独自保険制度。割安な保険料で生活・医療・傷害・介護・三大疾病等を幅広く補償
防衛省生活協同組合 生活医療共済、火災災害共済制度により、現役および退職後の死亡・医療補償などを安い掛金で補償
団体扱い保険 ガン・自動車・女性保険等、特定の保険についても団体割引が適用される

自衛隊の保険制度は団体扱いになるので、安い掛金で保険に加入できます。また、保険制度だけでなく、貯金制度や年金制度などの処遇や福利厚生が充実しているのも特徴です。

住居やワークライフバランス
項目 内容
食事・住居・医療・被服 水道光熱費が無料。基地や駐屯地内の医務室を無料で受けられるなど
住居 駐屯地・基地外で生活する隊員が居住する官舎を近隣に整備。住居手当を支給
休日・休暇 有給休暇、特別休暇あり。フレックスタイム制や早出遅出勤務を実施

隊員の多くは駐屯地や基地などで生活するため、家賃・水道光熱費・食費・仕事用衣類などの生活費がかかりません。

毎月の固定費がかからず、将来のためにお金を貯められます。また、駐屯地・基地外に住む場合も手厚い住居手当が支給されます。

育児などの家族支援として、庁内託児所、緊急登庁支援、連絡態勢の確保などを実施。自衛官やその家族が安心して過ごせる環境を整備しています。

自衛隊から転職するメリット

自衛隊から転職するメリットは以下の通りです。

メリット
  • 毎日の疲労から回復できる
  • 自分の自由な時間が増える
  • 年齢を重ねても働ける
  • モチベーションが高まる

毎日の疲労から回復できる

自衛隊の勤務時間は、基本的には時間外勤務はほとんどありません。勤務時間は民間企業とあまり変わりませんが、毎日のように過酷な訓練を実施しています。

部隊等でおこなう訓練は、大きく分けて「隊員個々の訓練」と「部隊の訓練」の2種類です。隊員個々の訓練では、射撃訓練・雪上車両操縦訓練・予備自衛官招集訓練などを実施しており、部隊の訓練では、ゲリラや特殊部隊による攻撃への対処訓練、総合防災演習などをおこなっています。

また、部隊による演習の訓練をおこなうこともあるので、体力に自信がない方には苦痛に感じるでしょう。

過酷な訓練は心身ともに疲弊するため、毎日の疲労やストレスは民間企業よりも過酷といえます。自衛隊から転職することで、練による疲労から解放されて、身体をいたわりながら仕事ができます。

毎日の自由な時間が増える

自衛隊の離職理由として挙げられるのが、集団生活に対するストレスです。自衛隊は常に集団行動を強いられるため、プライベートの時間を確保できません。入隊後は6〜10人が1部屋の寮生活となり、職務中でなくても常に周りに気遣う必要があります。

民間企業に転職することで、自衛隊特有の上下関係や集団生活を送ることなく、自由な時間のなかで生活ができます。

仕事が終わって自宅に帰ると、全てプライベートな時間です。休み時間を見つけて趣味を楽しんだり、好きなお店で食事をとったり充実した生活を送れます。

外出や外泊するときも特別な申請は必要なく、すべてプライベートな時間を過ごせます。家族や恋人、友人とも好きなときに会えるのもメリットです。

年齢を重ねても働ける

自衛隊は精強さを保つために若年定年制および任期制の制度を採用しており、自衛官の多くが50歳代半ばで退職します。一方、民間企業の定年は60〜65歳が一般的です。

自衛隊の場合は、まだまだ働ける若い年齢で定年を迎えてしまうため、収入源を失ってしまうことにもつながります。定年時に退職金を受け取れたとしても、この先も働かずに生活できる保証はありません。また、年金支給開始年齢の引き上げもあり、年金生活を送るまでにも期間が発生します。

そのため、若くして定年を迎えるよりも民間企業へ転職した方が長く安定して収入を得られます。

モチベーションが高まる

自衛隊は国や国民を守る使命のもと、毎日のように過酷な訓練を実施しています。いつどこで起こるかわからない厳しい訓練を繰り返しながら、上官に叱られたり厳しい罰を科せられたりすることで、何のために訓練をしているか目標を見失ってしまう方も少なくありません。

モチベーション低下は集中力の欠如にもつながり、訓練中に怪我をするリスクが高くなります。

怪我をして訓練を休む期間が増えると、厳しい訓練から逃げ出せる環境に身を置きたくなるでしょう。

自衛隊から転職して環境を変えることで、モチベーションの維持と向上が期待できます。働く意欲を取り戻し、肉体的にも精神的にも安定するはずです。

自衛隊から転職するデメリット

自衛隊から転職するデメリットは以下の通りです。

デメリット
  • 社会的な信用が下がる
  • キャリアやスキルが活かしにくい
  • 給料が下がる場合がある
  • 転職活動が大変

社会的な信用が下がる

国家公務員の自衛隊から民間企業に転職することで、社会的な信用が下がる場合があります。

国家公務員は特別職と一般職の2種類。自衛官は内閣総理大臣や国務大臣と同じく「特別職国家公務員」に該当するため、社会的な信用が得られます。

民間企業に転職すると「特別職国家公務員」としての信用が得られなくなるため、自動車ローンや住宅ローンが組めなくなる可能性もあります。

キャリアやスキルを活かしにくい

自衛隊は国防や災害派遣・救助などに関する特殊な訓練をおこなっているので、これまで培ったスキルやキャリアを他業種で活かしにくいこともデメリットです。

自衛隊の過酷な訓練から逃げ出したいと思う気持ちから焦って転職をすると、転職先の職種とのミスマッチが発生する場合があります。転職を検討している方は、自分の強みを活かせる職種を選びましょう。

自衛官は厳しい訓練をおこなってきた忍耐力や屈強な身体、状況を瞬時に判断する能力が優れていると考えられます。職種は絞られるものの、これまでのキャリヤやスキルが活かせる職種はゼロではありません。

給料が下がる場合がある

自衛隊は公務員のなかでも「特別職国家公務員」に該当するため、給与や福利厚生が充実しています。

自衛隊は給料のほかにも年2回のボーナスや各種手当があります。万が一、怪我や病気をしたときも駐屯地や基地内には自衛隊病院があるので、ほとんど費用はかかりません。また、格安の保険や共済組合が運営している貯金事業を利用できるなど、ライフサポートが充実しています。

民間企業ごとにボーナスの有無や金額、福利厚生の内容が異なるので一概に断定はできませんが、自衛隊から民間企業に転職することで、給料が下がったり福利厚生が得られなくなったりする場合があるので注意しましょう。

転職活動が大変

自衛隊は、プライベート時間がほとんど持てない状況で生活をしているので、転職するまでに時間がかかる場合があります。

自衛隊を辞めるまでの流れは以下の通りです。

自衛隊を辞めるまでの流れ
  • 上司に相談と報告
  • 書類を作成
  • 支給品の返却など退職の準備を進める
  • 身分証を返納

自衛隊を辞めるためには、直属の上司に退職の意思を明確に伝える必要があります。面談をおこなうときに、あいまいな理由を述べてしまうと「みんな辛いけど頑張っている」や「一緒に支え合って国を守ろう」など、引き止める口実を与えてしまいます。

円滑に退職するために「キャリアチェンジして自分の可能性を広げたい」など、ポジティブな理由を伝えましょう。

ネガティブな理由を告げると、解決するための工夫を述べられたりするため、辞める前提で伝えることが大切です。

自衛隊転職におすすめの転職先9選

自衛隊で培ったスキルを活かせる職業は以下の通りです。

自衛隊におすすめの転職先9選
  • 警備員
  • 営業職
  • トラック運転手
  • スポーツインストラクター
  • 清掃員
  • 事務職
  • 建築関係
  • 公務員
  • IT業界

自衛隊で取得した資格を活かせる職業もあるので、今後のキャリアを広げられます。

警備員

警備員とは、警備に従事する職業です。警備の仕事は「警備業法」によって分類されており、施設警備・機械警備・雑踏警備・交通誘導・貴重品運搬・身辺警備など、さまざまな分野があります。

警備員の分類と業務内容
分類 業務内容
施設警備 オフィスビルや商業施設などの警備。入隊管理・巡回・受付・案内・防災センターでの監視や対応をおこないます。日勤や夜勤など、勤務地ごとにシフトはさまざまです。
機械警備 各施設のセキュリティシステムに異常が発生したときに緊急出勤する機械警備業務。オフィスビルだけでなく、個人邸の防犯や災害の監視などもおこないます。
雑踏警備 スポーツ大会やイベント会場などの警備業務。人が集まる場所で事故が起こらないように監視します。
交通誘導 ドライバーや歩行者とコミュニケーションをとりながら事故やトラブルを防ぐために誘導する業務。工事現場周辺や高速道路の安全確保をおこないます。
貴重品運搬 現金・貴重品・美術品など盗難等の事故を未然に防ぐ業務。ATMへの現金補填作業や店舗の売上金の回収などもおこないます。
身辺警備 警備対象者の直近で警備をおこなう業務。一般的にはボディーガードとも呼ばれています。

警備員は分類ごとに仕事内容は異なりますが、人や財産を守る点は共通しています。いつ起こるかわからないトラブルに備えて準備をするのは、自衛隊として培ってきた忍耐力や使命感が発揮されます。

営業職

営業職とは、自社の商品やサービスを顧客にアピールして、問題解決や購入に繋げる仕事です。

営業職は、顧客との信頼関係を構築することで成り立ちます。

顧客との時間や納期を守れなければ、信頼関係を結ぶのは困難です。そのため、営業職は誠実な人が向いているといわれています。

自衛隊のように徹底した時間管理のなかで過ごしてきた人や、厳しい上下関係で過ごしてきた人は、取引先や目上の人に対するコミュニケーションも上手にとれるはずです。

トラック運転手

トラック運転手は、トラックやトレーラーなどの貨物自動車を運転して貨物を輸送する仕事です。車両の積載量や輸送距距離に応じて仕事内容が異なり、主に以下の3つに分類されます。

トラックの分類
分類(※) 輸送距離 積載量
小型トラック 近距離向け 2トン以下
中型トラック 中・近距離向け 4トン以下
大型トラック 長距離の大型輸送向け 10トン以下
(※)トラックの分類は法律で決まっているわけではなく、一般的に利用されている名称と分類です。


車両法では、普通自動車、小型自動車、軽自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車の区分となり、トラックは普通自動車に分類されます。

自衛隊では普通自動車免許だけでなく、中型自動車免許を取得できます。駐屯地によって大型自動車免許の取得も可能ですが、「大型車は自衛隊用自動車に限る」ため、民間企業が使用する大型トラックは運転できません。大型トラックのドライバーになるためには、教習所で限定解除が必要です。

中型自動車免許を取得している方は、運送会社だけでなく、製造業や建築業でも重宝されています。

また、トラックドライバーは荷物を積んだり下ろしたりする作業をおこなうため、自衛隊で培った体力を活かせるのもメリットです。

スポーツインストラクター

スポーツインストラクターとは、スポーツジムでマシンの使い方を指導したり、顧客の目標に適した運動メニューを作成したりする仕事です。

スポーツインストラクターの就職先は、スポーツジム、フィットネスクラブ、エアロビスタジオ、障がい者福祉施設などが挙げられます。

技術的な指導をするときは顧客と一緒にトレーニングを実践するため、実際に運動をおこなえる体力や技術が必要です。また、顧客一人ひとりに合わせたトレーニングメニューを作成するためには、技術だけでなくトレーニングや食事管理の知識が求められるため、自衛隊として培ってきたスキルを活かせます。

実際に人の役に立って感謝されると仕事のモチベーションにもつながります。

また、目にみえる成果にやりがいを感じるため、主体的に動いて働ける喜びを得られるのも魅力です。

清掃員

清掃員とは、オフィスビルや商業施設、個人宅などの掃除をする職業です。清掃員の主な種類は、ビル清掃、ホテル清掃員、病院清掃員、列車清掃員、特殊清掃員、ゴミ回収業者などが挙げられます。

清掃員は未経験からでも働けますが、決してラクな仕事ではありません。

清掃員は、頑固な汚れを根気強く落とす忍耐力や、重い清掃用具を運搬する力が必要です。また、限られた時間で清掃を終わらせる集中力も問われるため、自衛官としてのスキルを活かせます。

事務職

事務職とは、書類作成やデータ入力、来客対応などの業務全般をおこなう仕事です。

一般事務、営業事務、経理事務、人事事務、法務事務、医療事務など、さまざまな職種があります。

事務職は、これから起こる事態を先読みして社員をコントロールしたり、スケジュールを管理したりなど、企業の活動を円滑に進めるために必要不可欠な存在です。

決まった仕事を正確にこなすことが好きな方や、他人のために働くことに喜びを感じる方にも適しています。

建築関係

建築業とは、家やマンションなどの建物を造る仕事です。資材を使って家を建てるだけでなく、インテリアデザインなどの業種も含まれています。そのため、大工、建築士、インテリアデザイナーなども建築業の一種です。

建築業の業種は、土木一式工事業、建築一式工事業、左官工事業、電気工事業など、全29種類あります。いずれも重たい資材を運搬する力と、図面やスケジュール通りに作業を進める正確さが求められるため、経験者がおすすめです。道路の舗装作業や建物の改修工事をおこなう業種は、衛官のなかでも土木建築員として勤務していた方に適しています。

自衛隊の土木建築員は、建築関係の知識と技術を学べるだけでなく、大型自動車や大型特殊自動車操縦免許等の国家資格を取得している方が多いため、建築業との相性も抜群です。

公務員

公務員の定義は、国や地方自治体に勤務して社会の土台づくりを仕事とする人です。自衛官だけでなく、裁判官、教員、消防士、警察官など、さまざまな職種があります。自衛官から公務員に転職する場合は、公務員試験の受験が必須です。

地方公務員は、基本的に地域住民の生活に関わる仕事をするため、地域に貢献したい気持ちが強い方がおすすめです。住民の声に耳を傾け、要望を行政に反映するために力を尽くすため、正義感や使命感が問われます。厳しい訓練や任務に従事してきた自衛官に向いている職種といえるでしょう。

IT業界

情報科、通信科、サイバー防衛隊として勤務している方は、IT業界への転職がおすすめです。

IT業界は幅広くて専門性の高い職種なので、自衛隊のなかで身につけた特殊なスキルが役立ちます。

IT業界は、主に以下の5種類です。

IT業界の分類
  • インターネット・Web業界
  • 通信業界
  • ソフトウェア業界
  • ハードウェア業界
  • 情報処理サービス業界

IT業界は、情報システムや業務系ツールの開発をおこなうなかで、安全に関する知識や設計技術が求められます。今後、IoTが普及することを考えると、情報や通信に関する専門知識を持った人材が重宝されます。

自衛隊からスムーズに転職するコツ

自衛隊からスムーズに転職したい方は、在籍中に取得した資格を活かしましょう。

自衛隊で取得できる資格
  • 自動車免許
  • 救急救命士
  • クレーン運転免許
  • 危険物取扱者
  • 調理師
  • 潜水士
  • 陸上無線資格者
  • 准看護師

自車両関係や船舶関係、医療関係のほかにも情報処理や電気工事士などの資格を取得できます。基本的には業務に関係する資格を取得可能です。資格取得理由について問われたときは辞める前提で話を進めるのではなく、自分の可能性を広げたいなどポジティブな理由を伝えましょう。

自衛隊は、さまざまな資格を低予算で取得できるのもメリットです。自衛隊を辞めてから資格取得をすると時間や費用もかかります。今後のキャリアを広げたいと考えている方は、自衛隊として勤務しているときに資格取得するのがおすすめです。

例えば、IT業種の転職を希望している方なら「情報処理1級・2級」の資格を取得していると転職に有利になると考えられます。

ポテンシャル採用を狙う

ポテンシャル採用とは、業界や業種の未経験者でも今後の可能性を見込んで採用する方法です。

経験値よりも人柄や潜在能力を重視する採用方法であり、主に新卒や第二新卒をターゲットにしています。

新卒採用や中途採用では見逃してきた人材を獲得できるため、最近はポテンシャル採用を実施している企業が増えています。自衛隊として活動してきた忍耐力や統率力は企業側にとってもプラスの要素になるため、将来性を評価されやすく、ポテンシャル採用に通る可能性があります。

ポテンシャル採用を狙っている方は、企業が期待する人材を調査しておくことが大切です。

自衛隊におすすめの転職エージェント

自衛隊は特殊な職業なので転職が難しいといわれていますが、これまでのキャリアやスキルを活かせる職業がたくさんあります。

しかし、自衛隊として勤務中は転職活動の時間を確保できないのが現状です。そんな方には、転職を検討している方と採用を検討している企業の間に立ち、転職を支援するサービスを利用してみましょう。

転職サービスは求人動向やノウハウに長けているアドバイザーがサポートするため、自衛隊のようにプライベートな時間が少ない方でもスムーズに転職できます。

以下では、おすすめの転職サービスを紹介します。各サービスの特徴をピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください。

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まとめ

今回は、自衛隊におすすめの転職先とスムーズに転職するコツを紹介しました。

自衛隊は転職が難しいといわれていますが、在職期間中に取得できる資格を活かすことで、キャリアの幅を広げられます。また、自衛隊として培った統率力や忍耐力を活かし、キャリア採用を利用するのも選択肢の一つです。

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健康運動実践指導者・サッカー指導者として活動後、「人生を変えられる情報を提供したい」という想いからライターに転職。クレジットカードやカードローンなどの金融系の記事はもちろんのこと、商品レビューや自らの経験を活かしたフィットネス関係の記事も執筆している。趣味は映像制作と温泉旅行。アメリカンエキスプレス・プラチナカードを保有しており、特典を使って高級ホテルに宿泊するのが大好き。最近はコストパフォーマンスを重視しており、楽天カードを愛用している。

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