目指せオリンピック!子供にスケート教室で習わせるとしたらいくらかかるの?
2018年平昌オリンピック開催まで、あと360日
2020年東京オリンピック開催まで、あと1256日(2017年2月13日現在)
スポーツといえば色々ありますが、「スポーツの祭典といえばオリンピック」と言えるほど、開催時期になると国や街は活気づき経済にも影響が出てきますね。
日本は2020年に開催が決定しました。
とはいえ、色々と問題も浮上しましたが・・・
そんなオリンピックの中で、冬の人気スポーツといえばスケートでしょう。
安藤美紀選手、浅田真央選手など、女性フィギュア選手が活躍し目立った中、今は男性フィギュアが注目を浴びています。
甘いマスクで女性達を魅了している羽生結弦選手の登場で、フィギュアファンを男女とも獲得しました。彼らに憧れてスケートを始めた人もいるのでは?
筆者の息子は今年小学生になりますが、ちょうどTVをつけていたらフィギュアスケートがやっていて、選手の真似をしてくるくる回りだしました。転んで鼻をぶつけ鼻血を出してもなお、くるくると楽しそうにしていました。
そんなきっかけから、自分もスケートやりたいと、5歳から大須のスケート教室でレッスン(当時は5歳からしかスタートできませんでしたが、現在は4歳からOK)を受けています。
周りのお子さんも、オリンピックを見ていて子供が関心を持ったという方もいるでしょう。お正月の時期などにやっているイベントで、生のスケートを見たというのがきっかけの方もいるようです。
「選手と同じリンクで習わせているなんて、ちょっと楽しいんじゃない?」そんなノリの親もいます。
「スケートってお金がかかるスポーツ。お金持ちしかできない」というイメージが強かったので心配していたのですが、筆者同様、興味はあるけどお金の面で心配している方もいるのではないでしょうか?
そこで、ちょうど1年間スケートを習わせている筆者が、実際に子供に習わせるとすると、どれくらいかかるのかをお伝えしようと思います。
スケート教室ってどこでやれるだろう
スケートといえば、スキーやスノボーなど冬のスポーツの代名詞ともいえるもののひとつですね。
ですが冬のスポーツで人気なのは、やはりスケートよりもスキーなどの屋外スポーツです。
スケートはスキーやスノボーのように広い雪原地帯をのびのびと滑るのとは違い、限られたスペースの氷上で滑るため、スキーやスノボーにどうしても人気が集中しています。
また、スケートは屋内でやるスポーツで、旅行がてらに遊ぶといったものではないのも、スキーやスノボーに人気が負けてしまう要因かもしれません。
寒さが苦手な筆者にとって、冬のスポーツとは無縁でした。
中学校のスキー教室で一度いったきり、したことがありません。しかも、やりたくないばっかりに「体調が悪い」と仮病してほとんどやらず寝てました。
ですので、子供に「スケートがやりたい」と言われたときは心底困りました。
とりあえず、スケートといえばスケート場だろうと、ネットで検索をしてみました。
有名選手を数多く輩出している名古屋の大須スケートリンクをはじめ、明治神宮外苑アイススケート場、シチズンアイススケートリンク、邦和アイススケートリンクなど多くあります。
スケート教室と検索すれば、お近くのスケート教室が出てきますし、今は口コミなども多く記載されていますので参考にされるといいでしょう。
実際どんなところなのかイメージしにくいと思いますので、筆者が習わせている大須スケートリンクを例にご紹介しますので、比較検討の目安にしてみて下さい。
フィギュアスケートで綺麗な衣装を着たい
フィギュアをやらせたいと言っても、すぐにフィギュアスケートを習えるわけではありません。
お子さんや親御さんで、女の子のお子さんは特に、フィギュア特有のきらきらした衣装を着せたいと思って始める人も多いです。
しかし、いきなりフィギュアクラスでレッスンできるわけではありません。
大須スケートリンクの場合、基礎クラスからスタートします。基礎クラスは、まず氷になれて滑れるところからスタートし、徐々にステップアップしていきます。
各クラス、レベルによって色分けでクラスが分かれています。白、赤、緑、黄色、青の順でステップアップしていきます。
1期8回(週1回の場合)、8640円(年度により多少前後する)、スポーツ保険に加入した場合は9440円となっています(平成28年度現在)
1回あたり1000円代ですので、他の習うごとと比べてもお手頃といえるでしょう。
スケートはお金持ちのスポーツというイメージがどうしてもあり、何十万、何百万すると思っている方もいらっしゃるかもしれません。
そういったイメージがあるのは、トップスケーターを見ているからでしょう。
確かに、専科・プロ育成といったクラスに上がってくればお金も当然かかってきます。
例えばスピードスケート、フィギュアスケートに進む場合、スケート靴は異なります。
ウェアだったり、専属コーチをつけたりとなってくれば当然費用も上がってきます。
しかし、まだ小さなお子さんの習い事としてならば、スケートを楽しむことが最優先だと思いますので、この時点ではさほど考えなくてもいいでしょう。
子供は途中で飽きてしまったり、他の事に興味を示したりしますので、できるだけ色々な事にチャレンジさせ視野を広げてあげる方がいいのです。
また、基礎クラスが全てテスト合格してからしか専科に進めませんので、安心していいでしょう。
8回(約2ヶ月)に1回テストなので、1年くらいは様子を見れますので、その間にお子さんの本気度を見極めて計画するといいでしょう。
大須スケートリンクの場合は、1回休んだ場合、普段の滑走券に回せるので(期限規定有)風邪などで休んだ場合でも、お子さんにスケートに触れさせることは可能です。
遊びでスケート場に行き、入場料・靴代を払って滑ることを考えれば、安い方ではあるでしょう。
スケートはプロになりたいか習い事かで予算が異なる
こうしてみると、習い事としてはピアノやサッカーといった一般的な習い事と大差ないものです。
しかも、遊びの観点から軽い気持ちでスタートできるのでお子さんも喜ぶのではないでしょうか?
親としては寒いリンクの外で1時間ずっと待っているので寒い以外の何物でもありません。
しかし、ピアノやそろばん、塾と違って子供の成長をみながら応援できる習い事は限られています。
サッカーや野球だけでなく、スケートも一つ視野に入れてみてはどうでしょうか?
「もしかしたら・・・」と楽しみも増えますし、周囲にやっている人が少ない習い事なので、自慢したい年頃のお子さんにはうってつけでしょう。
スケートは基礎クラス・週1くらいだったらそれほどかからない習い事とわかりましたが、プロレベルに行かせようとしたらどれくらいかかるのでしょうか?
先輩ママのお話をまとめてみました。
・スケート靴は安いのだと2~3万、高いのだと30万くらいする
・スケート教室以外に自主練習する場合は、その都度リンク代がかかる
・クラブチームに入った場合、チームで練習するときリンクを貸し切るのでみんなでその料金を出し合う
・コーチをつける場合は(コーチによって料金は異なる)コーチ料が発生する
・スケート靴はレンタルでも可能だが、レンタル靴はすべり癖がついているので、自分専用靴を持った方が上達は早い
・子供は成長が早いので、足がすぐ大きくなるので、そのたびに靴を買い替えなくてはいけない
・遠征する場合はその費用もかかってくる
このように本格的になってくれば何十万、何百万とかかってきます。
「そんなにかかるならやっぱり・・・」と思うかもしれませんが、先にも述べたように子供は途中で興味の対象がころころ変わっていきます。まだ基礎クラスの頃は、そこまで考えないでいいでしょう。
やっていく中で、こういったことを少しづつ教えていき、他のジャンルにも触れさせて、子供の才能を見極め伸ばすといいでしょう。
子供は知らぬ間に、親のこういった心配を感じ取って、どうしようか自然と考えています。
スケートは自立心を育てるにはいいスポーツ
習い事で考えると、想像していたよりは入り込みやすいスケートの世界。
ただ、その中には本気でプロになりたい・プロにさせたいという熱の入ったお子さんや親御さんがいるのも確かです。
そんな人と同じリンクで滑るので、上達もはっきりしていきます。
筆者の息子の場合は、本気でメダルを取れる選手になりたいと泣くほど大好きです。やめてもいいと言っても嫌だというほど、自分の意見をはっきりと言います。
しかし、5歳から始めていますが、小学生のお子さん達や真剣なお子さんと違って集中力が弱く、思うようにできないとふざけてしまうのもしょっちゅうです。
選手が来るから見に行こうかと言っても、遊びの方に夢中です。これでは、上達しませんし、プロなんてなれませんね。
子供は憧れはするものの、きっかけがない限り本気になるスイッチが入らないので、上手に誘導してあげればよいでしょう。
スポーツの世界、特に氷の上での競技は、鋭利な刃物がついたスケート靴と固いスケートリンクは避けられません。
いくらヘルメットを被っているとはいえ、一歩間違えば転倒・怪我をしてしまいます。
我が子はそれで転倒し、頭を打ったことは2回ほどあります(内1回はヘルメット無)。「先生の話を聞かないと危険」、「ふざけるのならば(遊びならば)やめなさい」ということをしっかりと教えていますが、なかなかできません。
こういった経験の中で、少しづつ子供は自立心を刺激されています。
プロを目指したり、大会に出て優勝したいなど目標が高いお子さんの中で過ごす習い事というのは、自立心を育てる教育としてはお勧めです。スケートは、そういった観点で言えば遊びとしても楽しく、教育としてもよいものです。
上達すればするほど、お金もかかってくる習い事。
子供が真剣でなければ、どんなにやりたいと言ってもやらせてあげられないものです。
また、やりたくても続けさせてあげられない可能性のある習い事でもあります。
そういった習い事なので、お金に対しての教育も自然と身についていきます。
どこで我慢するかもよくわかりるでしょう。
「スケート靴買うからおもちゃ我慢しよう」
そういった選択肢が、だんだんと出てきます。
まとめ:楽しむ習い事なら1回1000円代で出来る
子供にどんな習い事をさせますか?
「とりあえず水泳やサッカー、野球、ピアノあたりなら定番かな~」と思ってやらせるのもありですが、スケートだって気軽に始められる習い事です。
どんな習い事だってプロを目指したら年間何十万、百万とかかってきますが、まだそこまで目標が決まっていないのならば、チャレンジさせてみても面白い習い事の一つといえるでしょう。
オリンピックでフィギュアが注目を浴び、「スケート=フィギュア」というイメージが強いです。
しかし、スケートはフィギュア以外にも、スピードスケート、アイスホッケーがあり、オリンピックのフィギアではなく、アイスショーに出たいといった夢も立てられます。
その夢はスケートの先生でもいいですし、振付師でもいいでしょう。
広く見てみると、基礎を習っていればいろいろな夢が見えてくるので選択肢が豊富なのです。
息子もフィギュアがやりたいと基礎を習いだし、「ホッケーやりたい」、「スピードやりたい」、「やっぱりくるくる回りたい」など、ころころ憧れが変わってきました。
専科になりフィギアを選択しましたが、スピードもやってみたいと言っています。
「半期フィギュアをやって、半期スピードやるお子さんもいますよ」意外と選択の自由度が高いので、他の習い事と違うのもメリットと言えます。
同じ氷上の習い事で選択肢を変えられるので、寒さに強くスケートが好きになってくれれば、長く付き合える習い事でしょう。
未来あるお子さんの才能を親が「目先のお金」の固定観念で見えなくしている事もあるのです。
親御さんにとって、習わせたはいいけれど、途中でやる気をなくしてやめてしまうことが何より嫌な事ですよね。
「せっかくこれだけお金かけたのに・・・また違うことやらせても続くのかしら?」「入会金だったり月謝いくらかかるの?!」と心配になりますが、スケートならば飽きても変更できるので、無駄にはならないでしょう。
本当に目標が決まってからスケート靴を買うという約束を決めれば、お子さんも親御さんにやめたい・やりたいを言いやすいでしょう。
「本当に続けられるの?あんた、前もそういって始めたじゃないの!いったいいくらかかったと思ってるの?!」こう言われてしまった子供は、次にやりたいを素直に言えなくなってしまいます。
お子さんの習い事はある程度選択の自由がある習い事もさせてはいかがでしょうか?