まずは一口、この“食べる芸術品”を味わってほしい。1,000円台から楽しめるお取り寄せ「チョコレート」をマニアが紹介

まずは一口、この“食べる芸術品”を味わってほしい。1,000円台から楽しめるお取り寄せ「チョコレート」をマニアが紹介

こんにちは! 多趣味なオタク会社員、桜花です。

私は極度の甘党で、365日甘いものを食べていると言っても過言ではありません。

中でも好きなのがチョコレート「chocologue」というブログでは、コンビニのチョコパンから専門店のデザートまで、食べたチョコレートを日々記録しています。昨年は明治主催の「チョコレート検定」も取得しました。

1年に一度のチョコレートの催事では、チョコレートだけで数万円使ってしまうことも……。

この記事では、私がここまでチョコレートにハマった理由や、私が思うチョコレートの魅力をお話したいと思います。

そして、チョコレートをこれから楽しんでいきたい人に向けた「おすすめのお取り寄せチョコレート」を値段別に紹介します。自分へのご褒美にはもちろん、友人へのプレゼントにもぴったりです!

4粒2,000円の高級チョコレートにオタク心を刺激され、どんどん深堀りするように

チョコレートにハマったきっかけは、2012年の「サロン・デュ・ショコラ(以下、サロショ)」大阪会場。フランス・パリで1995年に始まったサロショは、世界最大級のチョコレートの祭典で、日本でも三越伊勢丹による主催で毎年開催されています。

実はサロショに行くまで、甘党ではあるものの、チョコレート単体が特別好きというわけではありませんでした。

バレンタイン催事でも箱のかわいさ重視で選んだ500〜1,000円くらいの友チョコをいくつか買う程度。それが偶然サロショ会場に足を踏み入れ、見たことのないブランド名と宝石のように美しい高級ショコラが並ぶ世界を目の当たりにして、びっくりしたのを覚えています。

その時ちょうどショコラティエ(チョコレート職人)ご本人がいらっしゃるブースがあり、試食の声を掛けていただいたのがきっかけで、ふらふらと引き寄せられて購入してみることに。これが運命の出会いでした。

遥々フランスから来たショコラティエ本人から買えるし、箱にサインも入れてくれるらしいし……という完全にミーハーな気持ちで初めて購入した高級チョコレート。それがクリスチャン・カンプリニでした。

私がそのとき購入したのは、4粒で2,000円という、これまで買ってきたチョコレートに比べるととても高価なもの。

4粒で2,000円!? ケーキ買えるやん! とびびりながら食べた一口目の感動は忘れられません。大袈裟でなく、「宇宙だ……!」と叫びました。滑らかな舌触り、口の中で溶けて変化していく味……チョコレートってこんなに複雑な味なの!?

箱に入っていた4粒全ての味が全然違うことにも驚き、ここで「もしかして、お店によっても違いがあるのでは……?」とオタク心が刺激されてしまったのです。

翌年にはカンプリニの大きめの箱を購入。そして少しずつ違うブランドを買っては食べ比べるようになりました。

最初はただ「おいしい!」だけだった感想が、カカオの産地や掛け合わせている素材、製造方法、ブランドの歴史などを知るたびに解像度が上がり、どんどん楽しくなっていきました。私は下戸なんですが、日本酒やワインにハマる人もこんな感じなのかなと想像します(笑)。

そして、気になる新店、必ず買いたいリピート店……とリストが増えて、気付けば毎年かなりの量を購入するように。

特にバレンタイン催事の時期は各百貨店が普段は日本で買えないブランドを誘致したり、ショコラティエ本人と話せる機会があったり、イベントとしてもとても楽しく、シーズン中は何度も通っています。気がつけば、1シーズンに5万円以上買うことも……。

最初は高いと思っていた値段も「本来ベルギーに行かないと買えないショコラが日本で買えるなんて、航空券代を考えたら実質無料では……?」という気分に(実質無料と言い出したら完全に沼ですね)。

催事が重なる時期はそれなりに出費も嵩みますが、1粒の満足度が高いので(一度に何粒もぱくぱく食べるのは勿体ないし……)一箱買うと長く楽しめて、意外とコスパは良いんですよね。

自分や友人へのギフトにぴったり! マニアがおすすめしたい「お取り寄せチョコレート」を値段別で紹介

チョコレートオタクを公表するようになってから、よく「おすすめのブランド・商品を教えて!」と質問されるようになりました。

専門店のチョコレートを買ってみたいけど、失敗したくない。お店があり過ぎてどれを試したらいいか分からない……という方のために、今回は自分へのご褒美や友人へのプレゼントといった「ギフト」におすすめのチョコレートを紹介します。

オンラインでも購入可能な商品を選んでみたので、気になったものはぜひお取り寄せしてみてください!

【1】1,000円前後で買える、手頃なのにおいしいプチギフト向けチョコレート

ちょっとした手土産におすすめのチョコレートを、相手に気を使わせない価格帯で選びました。

30種類の中から選ぶのが楽しい! ベルアメールの「パレショコラ」(5枚入り 1,728円)

ベルアメール 公式サイトより


かわいいビジュアルの商品が多いベルアメール。特にギフトにおすすめなのが「パレショコラ」です。

直径約6cmの板チョコレートは1枚1枚のテーマに合わせて素材やベースのチョコレートを変えていて、その味なんと30種類! シンプルなチョコ×ナッツから期間限定の変わり種まで、1枚300円ほどなので何枚か組み合わせて買うのもおすすめ。私は「Thank you」と描かれたものをお礼の際に添えることが多いです。

オンラインサイトでは、1,728円の5枚セットから販売されています。

商品ページ:https://www.belamer.jp/item/palet-chocolat/

おすすめのベルギーチョコレートがセットになった、レオニダスの「バロタンアソート」(6粒入り 1,080円)

レオニダス 公式サイト


「バロタン」とはベルギー発祥のチョコレート専用の箱のこと。レオニダスではリボンのついたバロタンのサイズに合わせてチョコレートを量り売りしています。

私は店頭でたくさんのチョコレートの中から詰め合わせる商品を選ぶ瞬間が大好きです!! 相手の好きそうな味を敷き詰めて渡すと特別なギフト感がありますよね。

オンラインサイトでは中身は選べませんが、おすすめのプラリネ(ナッツと加熱された砂糖が含まれているチョコレート)が詰め合わせになった「バロタンアソート」が販売されています。

商品ページ:https://www.leonidas-alex.jp/category/item/ballotin

思わず指名買いするほどおいしい、フルーツや香辛料を使ったパスカル・ル・ガックの「ボンボンショコラ」(4個入り 1,890円)

サロン・デュ・ショコラにハマった頃にリピートしていたブランドのひとつ、パスカル・ル・ガックが東京に進出し、オンラインサイトでも購入できるようになりました。

ル・ガックはフルーツや香辛料を使った「ボンボンショコラ」が特徴的。胡椒を使ったボンボンは初めて名前を見たときは味の想像がつきませんでしたが、今は指名買いするほど好きな味。ボックスをギフトにするときっと喜ばれます。

商品ページ:http://pascallegac2.shop8.makeshop.jp/view/item/000000000036?category_page_id=chocolats

【2】3,000円前後で買える、お祝いなどで喜ばれるプレゼント向けチョコレート

普段自分では買わないものこそ、人にもらうとうれしいですよね。私は布教の意味も込めて(笑)誕生日や転職、引越しのお祝いにもチョコレートを贈っています。

製造にこだわった、見た目が華やかなル・ショコラ・アランデュカスのタブレット「マンディアン」(2,592円)

厳選されたカカオ豆の粉砕からボンボンの製造までショコラティエが行っているル・ショコラ・アラン・デュカス。

私がよくギフトに利用しているのはタブレット(板チョコ)。個人的に、カカオにこだわるお店こそタブレットを試してみていただきたい! 私はチョコレートにハマるまで板チョコ=製菓用のものだと思っていたので、初めて食べた時はそのイメージを裏切る味の奥深さに衝撃を受けました。

シンプルなものもとってもおいしいですが、特におすすめしたいのは「マンディアン」。カカオ75%のノワールの上にキャラメリゼされたアーモンドやピスタチオ、イチジクやオレンジのドライフルーツが乗った見た目にも華やかな一品です。

商品ページ:https://lechocolat-alainducasse.jp/shopdetail/000000000077/

チョコレートの深い世界をのぞきたい人へ。エスコヤマの「ボンボンショコラ」(6個入り 2,430円)

日本人でありながらフランスのチョコレートコンクールで受賞するなど、世界的に評価されているエスコヤマの「ボンボンショコラ」

私はこちらのお店のお菓子が大好きで、焼き菓子なども定期的に取り寄せているんですが(どれもめちゃくちゃおいしいです!)その世界観が炸裂しているボンボンショコラは、チョコレートの深い世界をのぞいてみたい……という方にぜひ一度食べていただきたいです。

チョコレートと組み合わせられた素材は、フルーツやお茶といった定番はもちろん、味噌やシソ、しょう油、燻製した花……などなど意外なものも。一粒一粒が芸術的で、サプライズに満ちています。

解説冊子も付属しているので読みながら食べれば「チョコレートでこんな表現ができるんだ」と感動すること間違いなし。

写真に写っているチョコレートは年に一度発表される新作を含めた商品ですが、オンラインサイトではいろんな種類のボックスが購入できます。それぞれエスコヤマの世界を楽しめる個性的なボンボンの詰め合わせになっておりおすすめです。

商品ページ:https://www.es-koyama.com/rozilla/bonbon_assort/index.html

取っておきたくなるかわいい缶にも注目! テオブロマの「ミニキャビア」(5缶セット 3,140 円)

キャビアに見立てた丸い粒のチョコレートが詰まった「キャビア」はテオブロマの代表商品のひとつ。

そして5種類の味をミニサイズで楽しめるこの「ミニキャビア」は、ボックスがとにかくかわいい! チョウザメの家族が描かれた缶のイラストもキュートで、食べ終わった後に何に使うかワクワクします。

もちろん中のチョコレートもあっという間になくなってしまうおいしさ。一箱プレゼントしても良いですし、ホームパーティーなど何人かで集まる際に配っても盛り上がります。

商品ページ:https://www.theobroma.co.jp/shopdetail/000000000033/caviar/page1/recommend/

【3】5,000円前後で買える、おうち時間を楽しむための特別なギフト

在宅時間が長くなり、自宅で楽しめるプチ贅沢に目覚めた方も多いのでは? 夜眠る前に一粒食べるだけで幸せになれる、5,000円ほどで購入できる自分用ギフト候補を紹介します。

珍しい“インドカレー”のチョコレートも。エドワート ショコラティエ・パリのボンボンショコラ(16個入り 6,480円)

ここ数年私がハマっているブランド、エドワート ショコラティエ・パリ。「世界を旅する」をテーマに各国の素材を取り入れたボンボンを作っていて、台湾の烏龍茶のガナッシュやシリアのアニスなど食べながら世界旅行をしている気分になれるチョコレートです。

個人的におすすめは「タージマハール」というインドカレーのプラリネ。食べてその味にびっくりしてみてください。16個入りのアソートセットに入っていて、Amazonでも購入可能です。

ボンボンの表面の柄もかわいいので、箱を開けたときにテンションが上がるはず。

公式サイト:https://bongout-chocolat.com/bon-bon-chocolat/

味はもちろん、見た目の美しさも楽しめるのがチョコレートの魅力

たった一口で食べられるお菓子でありながら、素材や製造方法によって本当に多彩な味や食感があり、見た目も含めて芸術品のように美しいのがチョコレートの魅力だと思います。

食べれば食べるほど世界の深さを理解できるのも楽しいですが、もちろんそんなことは何も知らなくてもおいしいものはおいしい! 最近はコンビニとコラボする専門店もあったり、オンラインストアなどあらゆるところで手に入りやすく、誰でも入門しやすい世界だと思います。

気になったらぜひ、いつもと違うチョコレートも手に取ってみてください。

※2021年6月29日午後14時ごろ、記事の一部を修正いたしました

世界のミュージカルと旅とチョコレートが好き。すぐ遠征する多趣味なオタク。

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編集:はてな編集部