ネット回線が弱い、ならば引っ越しだ。推しをきっかけに100万円以上使ってソシャゲで“英雄”になった話
はじめまして。「はげあたま」と申します。普段はサラリーマンとして製造業系の研究者をしつつ、自室でバーチャルYouTuber(以下「VTuber」)を観ながらゲーム等に勤しむ日々を送っています。
そして推しのVTuberの影響で『グランブルーファンタジー』(以下『グラブル』)というソーシャルゲーム(以下「ソシャゲ」)を始め、ゲーム内イベントで2,000位に入らないと得られない「英雄」の称号を獲得するまでになりました。
このイベントの参加者は50万人ほどなので、上位0.4%に入っていることになります。イベントの最上位報酬を得るだけなら8万位で十分ですので、『グラブル』をやりこんだ猛者たちが、損得を捨てて本気を出した暁の名誉称号が「英雄」なんです。
そんな「英雄」は生半可なことでは取得できないため、あらゆるリソースを注ぎました。強いインターネット回線を求めて、社宅を離れるところまでやってしまった結果、100万円以上のお金がかかっています。
そこで今回は、私が「英雄」を獲得するためにどのようにお金を使ってきたのかを紹介します。こんなお金の使い方があるんだと楽しんでいただけるとうれしいです。
好きなVTuberが配信していたゲーム実況で『グラブル』と出会い、上位プレイヤーだけがなれる「英雄」を目指すまで
ゲーム『グランブルーファンタジー』公式サイトより
「英雄」を獲得するまでの道のりを紹介する前に、まずは『グラブル』を始めるきっかけとなった出来事について語りたいと思います。
ソシャゲといえば課金要素の「ガチャ」というイメージが強いかもしれません。正直なところ、私も「ソシャゲって現金で殴り合うだけのゲームでしょ?」と考えて手を出していませんでした。
そこに転機が訪れたのは2018年。VTuberの流行が起き、私も配信を週に何十時間も観るようになりました。中でも「推し」になったのが獅堂リオさんです。
獅堂リオさんは大人びたトーンで「深夜ラジオのような」と評するのがピッタリの配信をほぼ毎日2時間以上こなす方です。すっかりハマってしまい、今もなお欠かさず観るようにしています。
そんな彼女がゲーム実況作品として始めたのが『グラブル』でした。そして、観ている私もゲーム内容が分かった方が楽しめる&似たペースで成長するのが面白そうという軽い気持ちで後を追うように『グラブル』をスタートします。
まさかそこから、獅堂リオさんは2年半で1,000時間以上も配信することになろうとは思わなかったでしょうし、ソシャゲの区別もつかない状態だった私も「英雄」を獲得するほどのめりこむとは思わなかったのです。
グラブルは無理に課金することなく、私の生活リズムに合わせてプレイできる“懐の深い”ゲームだった
どうしてそこまで『グラブル』にハマったのか。やはり戦闘の奥深さやキャラクターの魅力もさることながら、「ガチャへの課金で問題を解決しにくい」点があると思います。
『グラブル』のガチャは主に「宝晶石」というアイテムを消費して行います。ガチャ1回分の「宝晶石」を購入するのに300円、10連ガチャでは3,000円かかります。ガチャで強力なキャラクターを引いたり、武器を手に入れたりすることで自身を強化できるため、大金を投じてガチャをたくさん回した方が強くなると思うのですが、これが難しい。
というのも、運営から無料で配られる宝晶石が大量にあるのです。ユーザーが調査した非公式のデータでは、2020年だけで27万円分も配られたのだとか。さらに無料ガチャキャンペーンなどさまざまな施策により、無課金ユーザーでも年間40万円分ほどはガチャを回せます。
こうなると、ちょっとやそっとの課金では焼け石に水で、他のユーザーに差をつけることができません。もちろん100万円単位で課金するなら話は別ですが……。
ではどうしたら強くなれるのか。それはとにかく日頃の積み重ねです。戦闘をすると、一定の確率でドロップする武器を手に入れることでも強くなれるからです。
ただし、その敵と自分で戦うのは1日に1回など、回数制限があります。他のプレイヤーの戦闘に救援という形で参加することもできるのですが(こちらは回数制限はなし)、毎日ひたすら同じ敵を倒し続ける必要があるのです。
さらに、『グラブル』ではイベントが無い期間が年に数日しかないほどゲーム内イベントが組まれているため、こちらはこちらで常に周回が求められます。
これが私にとって生活リズムにうまくハマることになりました。周回作業が配信を観ながら遊ぶのにちょうどいいんですね。『グラブル』の日課(毎日同じ敵を倒すことをユーザーはこう呼んでいます)は時間がかかるものの複雑な思考は伴わないため、ながら作業にぴったりだったのです。
元々がゲーム内での単純作業は苦にならないタイプだったこともあり、もう2年以上もこの生活が続いています。
約50万人が参加するゲーム内イベント「古戦場」で、上位2,000人だけがなれる「英雄」になる
そうした日々の努力のお披露目になるのが、「決戦!星の古戦場」……通称「古戦場」です。ゲーム内唯一にして最大の対人・対団(最大30人のグループ)イベントで、2〜3カ月ごとに開催されます。
「古戦場」をプレイし続ける行為は「走る」と呼ばれますが、実生活を犠牲にしてでも走り続ける人は少なくありません。団vs団の戦いになるため、サボると団員にも迷惑がかかるということも、イベントを過酷にしている要因でしょう。その過酷さは『グラブル』をやらない人にも響き渡っており、「古戦場から逃げるな!」というフレーズを知っている人も多いと思います。
「古戦場」は参加者数十万人(最近は50万人ほどが多い)と多く、その中の上位2,000人だけに「英雄」という称号が贈られます。「英雄」はソシャゲやネットゲームでありがちな、強い武器やレアアイテムがもらえる!……ということはありません。ゲーム内のメリットは皆無の、完全に自己満足な名誉称号になります(一応、初回取得時のみガチャに使える宝晶石が50円分もらえます。幼稚園児のおこづかいかな?)。
しかし、だからこそ、『グラブル』プレイヤーが一度は目指してみたい憧れでもあり、「英雄」所持者はそれだけで尊敬と呆れが入り混じった扱いを受けるものです。
かくいう私もゲーマー魂に火をつけられて、ゲーム開始10カ月目に「英雄」狙いに挑戦。1週間丸々がんばっても分厚い壁で跳ね返されてしまいました。
その8カ月後に、2度目の挑戦でなんとか獲得。その時は心身ともにボロボロになって、二度と「英雄」なんか獲るものかと思ってたはずなのですが、喉元過ぎればと言いますか、気付いたらまた「英雄」を目指すことになったのでした。
ですから今回語る内容は、一度目の反省点を踏まえ、二度目の「英雄」を目指してあらゆる対策を講じたときのお話になります。
推しが「英雄」を獲ると言ったので、二度目の挑戦をすることに
『グラブル』では戦闘システム的に火・風・土・水・闇・光の6属性に分かれており、古戦場開催ごとに有利な属性が切り替わります。そして、次はどの属性が有利なのかが事前に告知されるのです。
私は2020年11月の闇属性有利古戦場で、リオさんは2021年1月の光属性有利古戦場で「英雄」を取得済みでした。ゲームシステム的には二度目の「英雄」を狙うメリットはありません(50円分の石すら2回目はもらえません)。
ところが、2021年7月開催の土属性有利古戦場が、偶然にも「英雄」取得が確定する日とリオさん自身の誕生日が重なったため、リオさんは自身への誕生日プレゼントとして英雄を獲りに行くことを宣言。
一方の私にとっても、五輪開催による暦の変更によって、「英雄」のための活動が可能な日程です。……はぁ、これはもうやるしかないか、と。
古戦場は団対抗イベントです。リオさんはゲーム実況者として、毎回新規に団員を募集して古戦場に臨んでいました。団のメリットとしては、強敵を団のみんなで協力しながら倒せるというものですが、「英雄」を目指すぐらい強い人は1人で強敵を倒します。その方が獲得できるポイント(貢献度)が多く、イベント中の貢献度の総数で順位が決まるからです。
そうなると団内でそれぞれが勝手に突き進むだけのプレイスタイルにはなりがちなのですが、同じペースでイベントをこなす伴走者がいる方がペースを作りやすく、モチベーションを維持しやすいのです。
併せて、VTuberという特性上、リオさんが英雄を目指して走り続けている1週間は実況配信を続けているため、私もそれを観ながらだと飽きずに走りやすいというメリットも。
ここまで恵まれた日程も、推しと一緒に走れる機会も年に一度あるかどうかなので、「英雄」を目指すしかない。かくして、リオさんの団で土属性有利古戦場の「英雄」を狙うことが決まりました。
二度目の英雄を獲るために、100万円以上かけて何に投資したのか
古戦場はスケジュールが毎回固定されているのですが、期間中の1週間で“たった121時間しか”使えないのです。その中でできるだけ多くのポイントを稼がなければなりません。
そこでイベント前からGoogle スプレッドシートに記録しながらターンごとのダメージ推移、秒単位での討伐速度、獲得できるポイント(貢献度)の時速の計測などをもとに、過去の傾向と照らし合わせつつ、毎日の必要稼働時間などを算出しました。
しかし、どんなにキャラや武器を育成しても、手持ちで出せる戦力には限界があります。そうなると、体力、知識、計画性、そして財力と、あらゆるリソースを駆使して「敵の討伐速度を上げる」もしくは「戦う時間を増やす」必要が出てくるのです。
これが初回の「英雄」獲得時には分かっていなかったため、がむしゃらにプレイをして心身ともに疲労することになってしまいました。そのため今回は、ゲーム外でのリソースを計画的に配分、投資することにしたのです。
- 時間を確保するために有給休暇をとる
- より快適な通信環境を得るために引っ越す
- 通信速度を向上させるべく業務用ルーターを導入する
- 肉体への負荷を軽減させるアイテムを導入する
- より有利に戦うためのガチャ
- ゲームを有利にするアイテムが付録の本やBlu-rayを迷わず購入
- 推しをサポートするアイテムを贈る
【1】時間を確保するために有給休暇をとる
古戦場は戦える時間が限られている以上、いかに日常生活(労働を含む)を排して、プレイ時間を確保するかが鍵となります。
「英雄」を目指すのであれば食事の時間すら惜しいので、社会人なら有給休暇を取るのは当たり前。もちろん、希望した日に休めないとか、1日しか休めないという場合も多く、そういう制約も含めてやりくりして走るわけです。
今回の私は、幸いにも五輪による祝日の移動でイベント中を夏休みにしやすかったため、古戦場後のダメージ回復も考慮して10連休を確保できました。海外旅行にでも行くような体制で、その実は自室に引きこもってソシャゲをやってるんですから、コロナ禍でもなお、何やってるんだと本人が一番頭抱えています。
【2】より快適な通信環境を得るために引っ越す
『グラブル』は一般にイメージされるオーソドックスなソシャゲですが、動作環境としては、スマホアプリゲームではなく、ブラウザゲームです。つまり、もちろんスマホでも遊べますが、ゲーミングPCでも遊べます。
そして、『グラブル』ではボタンを押した瞬間に結果が確定します。これが何を意味するかというと、ブラウザをリロードすることであらゆる演出を飛ばせるんです。上級者が遊んでいるところを見ると、ボタンを押して即リロードをして、何をやっているか分からないような速度で遊んでいます。
ということは、極めてくると回線速度(正確には応答速度)が討伐速度に直結してくるんですね。
通常のWebサイト閲覧でも、通信環境によっては読み込みが遅くなるのはご存じのことでしょう。今回の「英雄」狙いですと、期間中に1万体以上の敵を倒したため、1戦するごとに1秒短縮できたなら、それだけで3時間弱もの差が出る計算です。すごい人になると、戦闘を録画して「この技はリロードしない方が早い」とコマ送りで確認して0.1秒を稼いでいます。
しかしながら、私がそれまで住んでいた社宅のインターネット回線は、可も不可も無い速度ながら、時間帯によってはリロードで10秒以上固まることも……。普段は我慢していましたが、1日中走り続ける「古戦場」では致命傷になりかねません。しかし、規約的に新規の回線工事も難しく、抜本的な改善のためには引っ越すしかない状況でした。
ちょうど回線に悩んでいたタイミングで「古戦場」開催の告知が出て、リオさんが英雄狙いを目指し始めたため、私も本気を出すべく急いで物件探しをスタートさせたのです。
ここで重要になるのが“回線ガチャ”です。オンラインゲーマーの間では通説なレベルで、快適なインターネット回線かどうかは入居してみないと確定しないんですね。不動産業界には、インターネット環境はエアコン以上に重要なインフラだと理解されていないところもあるようで、スマートフォンのモバイル通話より遅い回線でも「高速ネット環境完備!」を謳われていることも。
さらに、昨今のテレワーク需要で回線工事が2カ月以上待たされることも珍しくないため、物件選びという名の回線選びには高度な専門知識と入念な調査を強いられましたが、何とか引っ越し即日の光回線開通に成功しました。
その結果、1Mbps以下という混雑時のモバイル回線並だった通信速度が、常時500Mbpsまでになりました。通信の応答速度も5ms以下で、リロードで固まることはありません。もちろん、配信を見ながらでも快適に古戦場を走ることができました。
それにしても、社宅を出る理由がこれというのは自分でもどうかと思います。
今まで駐車場代含めて月3万円程度だった固定費が、軽く10万円を超えましたし、敷金礼金や引越し業者代、新たに購入した家具などで60万円ほどが吹き飛びました。ドライブ好きな私が、車を手放すか一瞬悩みましたからね……。
【3】通信速度を向上させるべく業務用ルーターを導入する
光回線で理想的な設定を突き詰めると、高効率かつ繋いでる人の少ない経路・方式で繋ぐ必要があり、それに合わせて無線・有線ともにルーターを新調しました。
特に重要な有線ルーターは業務用で定価10万円という、数十人規模のオフィスを想定した機種をヤフーオークションで2万5000円で購入。家庭用の接続が簡単なタイプとは違うため、1日がかりで350ページのマニュアルと格闘する羽目になりましたが、どんなイレギュラーな通信も安定して捌いてくれる安心感があります。
私の場合、古戦場を走りながら、古戦場を走っているリオさんの配信も観ないといけないので、どんなに速くても速過ぎるということはありませんからね。
同時に無線ルーターも1万2000円の本体と合わせて、寝室用に8,000円の中継機も入れました。こちらは、疲れた時にベッドで横になってもスマホで走ろうと思っての導入でしたが、試したら一瞬で睡魔に襲われたので実用的ではありませんでしたが……。
そんなこんなで、回線開通とは別に、LANケーブル買い直したりルーター用にラックを作ったりと、ネットワーク環境構築にも6万円ほどかけています。
【4】肉体への負荷を軽減させるアイテムを導入する
初回の「英雄」を獲った時に思い知らされたのが、これは文字通りの「eスポーツ」だということ。本戦だと1日17時間、眠い目を擦りながら精緻なマウス捌きをし続ける必要があるため、腕・肩・腰・目、そして精神が壊れます。
そこで今回は肉体的負荷を軽減するための、さまざまな準備を整えました。
- フットスイッチや左手デバイスなどの入力機器
前回英雄獲った際の導入分も含めると、1年弱で買った入力機器だけで5万円以上。
内訳は、キーボード2万2000円、ゲーミングマウス5,000円、マウスパッド4,000円、左手デバイス1万6000円、フットスイッチ4,000円……。直接触れる部分には投資を惜しんではなりません。
この中で特筆すべきは、フットスイッチでしょうか。リロードボタンなどを足に割り当てることで、右に集中する負担を可能な限り軽減できます。フットスイッチといえば、先日、評論家の勝間和代さんが2台並べて文字入力を最適化するというブログ記事を書かれていました。使いこなすと新しい世界が拓けるデバイスなのではないかと思います。 - 手首や膝のサポーター、リストレスト、腰痛ベルトなどの負担軽減アイテム
関節という関節は可能な限り固定して、ダメージを逃しました。
サポーター系は最初に英雄を獲得した闇属性有利古戦場の時から試してはいたんですが、単に伸縮性のある布を使ってるだけでは効果が薄かったんですよね。そこで今回買い直したバンテリンブランドの手首サポーターは、伸縮性のあるバンドをテーピングのように巻く形状になっており、通常の3倍の3,000円しましたが、十分な働きを見せてくれました。 - 湿布や塗り薬、目薬などの疲れをとるアイテム
常にサポーターの下には湿布を敷き詰め、いよいよひどくなったら鎮痛剤を飲む覚悟でいました。
さらに1,500円という高級品の目薬、疲れたときには目元を温める「あずきの力」、2週間前からカフェイン断ちをして効き目を底上げしたところへのエナジードリンク、眠気を誘発しやすい炭水化物は避けてのプロテインバーなどなど。
前述のサポーター類も含めて、近所のドラッグストアで1万円以上の買い出しに。ワクチンの副作用対策の買い出しとあわせて、作ったばかりのポイントカードが一気に貯まってビックリでした。
【5】より有利に戦うためのガチャ
古戦場を有利に戦うために、強力なキャラクターを得られるガチャも必要です。9万円分回すと確実に欲しいキャラクターを1人手に入れられる仕組みがあるので、いざとなったらお金を注ぎ込んで獲得するつもりでした。
そんな折、イベント直前に、土属性有利古戦場で強力な唯一無二の性能を持ったキャラクターが実装されたのです。このときばかりはお金の力に頼らざるを得ないかと覚悟を決めましたが、幸いなことに手持ちの配布された分の宝晶石で手に入れられたため、ガチャにかけたお金は3,000円分だけで済んでいます。
【6】ゲームを有利にするアイテムが付録の本やBlu-rayを迷わず購入
『グラブル』ではキャラクターを仲間にするのはガチャで行うため、当然ながら大きく運に左右されます。また、極めて入手困難ながら武器などを一気に強化できる激レアアイテムが存在するのですが、この入手にもかなりの幸運が必要なのです。
ところが、そういった未所持キャラクターや貴重なアイテムを確実に入手できる方法があります。それが、公式の各種画集やBlu-rayに付随する「特典シリアルコード」です。
元々がキャラクターの造形に定評のある『グラブル』ですから、画集などは単体で値段以上の価値があるクオリティー。なのに、シリアルコードまでついてくる。これは実質無料と言えます。言えるんです。
だとしたら手に入れない理由はありません。Amazonの購入履歴を確認したところ、1日で2万5000円強のお金を使っていました。まとめて買うと結構な額ですね……。
【7】推しをサポートするアイテム
繰り返しますが、推しに併せて「英雄」を獲ることにした以上、自分よりも推しが「英雄」になれるかの方が重要です。
2021年1月にリオさんが光属性有利古戦場で英雄を目指した際には、本戦初日の朝から寝坊したことがありまして、Amazonの「ほしいものリスト」経由で翌日着にて爆音目覚まし時計を贈ったりしました。(ちゃんと意図をくみ取って大笑いしてくれました)。
また、最終日の祝勝会配信では、そのまま誕生日祝いも兼ねて、投げ銭で1万円入れています。私は好きでやっている娯楽ですが、リオさんは配信者としてのお仕事ですから、丸1週間楽しませていただいた対価としては安過ぎるくらいです。
100万円以上お金を使った結果、推しと一緒に「英雄」になれた
そうやって迎えた本番でしたが、ここまで万全を期したので、さすがに「英雄」になれました!
むしろやり過ぎなほど準備した結果、早々に「英雄」獲得安全圏にはなってはいたのですが、事前準備が功を奏して最終日にも余力を残していられたため、望外の315位という結果になりました。余裕で参加者全体の上位0.1%以内ですね。とはいえ、ここまで捧げてもまだ上に314人いるというんですから、世界は広いです。
また、団としては私やリオさんを含めて、団全体では16人中5人が英雄となり、みんなで楽しめた土属性有利古戦場でした。
古戦場中は自分との戦いなので、どうしても弱気になって、何故こんなことをやってるんだろうかと考えてしまうものですが、一緒になって馬鹿やっている戦友がいると、奇妙な連帯感が心地良いものです。
こんなご時世にこれだけ打ち込めるものがある喜び
お金、健康、仕事……などなど、自らのあらゆるリソースを管理して臨む1週間のお祭り「古戦場」。
終わった後も一人焼き肉でプチ祝勝会をしたり、整体に行って蓄積したダメージを抜いたりと、さらに支出が増えている上、ゲーム内のさまざまな「貴重品」(アイテムなど)も吐き出しきりました。英雄獲得に費やしたあれこれに対する見返りは自己満足のみです。
それでもコロナ禍の昨今、食事をする間も寝る間も惜しんで1つの事に熱中できるというのは案外幸せなのでは? と感じています。
終わった直後はボロボロだった初回と違って、今回は「楽しかった」と心から思えてしまったので、これに懲りずにどこかのタイミングで100位以内を目指して古戦場を駆け抜けている自分が見えるようです。
30代の研究者。ゲーム以外の趣味は、ドライブ、将棋、3Dモデリングなど。こんなIDで15年以上ネットに生息してますが、頭髪は薄くないです。
編集:はてな編集部